mission 8:bye until then, old castle ~VSファントム~
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抉れた土を四方八方に弾き飛ばしながら、ファントムが一直線に向かってくる。
「蜘蛛の戦車、いや、燃える闘牛って感じだな」
『いいから避けなよ!?』
「まあ見てろって」
爪攻撃を当たる直前で軽くジャンプして回避する。まさに闘牛士といった感じだ。
ファントムの真後ろに回ったダンテは、その背に何度も斬撃を振るった。
怒ったファントムの四肢に力が入った。
高く跳躍すると、その巨体でのしかかって踏みつぶそうとダンテの真上めがけ落下してきた。
パリン!ジャリン!
着地点がちょうどステンドグラスの上だったか、巨体の重さと落下の勢いでガラスにヒビが入ったらしい。
「はっ!このデケェ図体でよくこんなに飛べるぜ」
咄嗟に横に飛ばなかったら今頃はペシャンコだ。
再び避けられたファントムが腹を立てながら、のしのし歩いてくる。
その足元で、割れたガラスがバリバリと音を立てているのに気がついた。
立地的にガラスもそれが嵌る枠もそこそこ強いものなはずだ。しかし年季が入り古すぎる。
あれではファントムの体重には何度も耐えられない。
ステンドグラスの真下には何がある?
槍を構えた騎士の像だ。
割れて空いた隙間から、キラリと光る槍先が見えた。
このステンドグラスは使える。
ファントムが大きく息を吸い、口に魔力を込め出した。
炎が密集していく、と思った時には火炎弾がその口から発射されていた。
続けざまに放たれる業火の塊を、ダンテは跳躍して避けた。
「2回連続かよ。
好き勝手やってやるってのは本当らしいな」
自身の魔力量をかえりみぬ技の使い方に、感心する。あとのことなど何も考えない激しい力のぶつけ合い、ワクワクする。
『こんな火球、打ち返せばいいのに。マスターならラクショーでしょ』
「ああ、ラクショーだ。でももし隠れてるディーヴァに当たったらどうする」
打ち返すとちょうどディーヴァのいる方面に直撃しそうな場所だった。
当てるようなヘマはしないが、万が一ということもある。
何も考えない戦闘はダンテとてしたい。
けれどダンテにはこの先がある。守る相手がそばにいる。
悪魔の血を引く者として、ワクワクする戦闘には心惹かれるが、普段の悪魔狩りのように楽しむ暇はない。
どちらが強いかというと守るべき者がいるほうが強い。負けるわけにいかないからだ。
それこそがダンテにとって『マジな』遊びなのである。
とはいえ、相変わらず固い。
エボニー&アイボリーを仕舞い、代わりに威力の高いショットガンを使っているというのに、ファントムの体は破壊力ある銃弾をも弾いた。
「さすがに前方からの弾は弾くか…。
固い装甲だぜ」
飛び道具がほとんど効かない以上、ここは近距離攻撃に任せる他ない。
ダンテは迫る爪攻撃をかいくぐり、地面を滑って翔び、ファントムの弱点、体の上へ飛び乗った。
「喰らえ十文字斬!」
『だからそれちがうゲームの技でしょ』
「悪い悪い。使いたくなるんだよ。
……うお!?」
アラストルを構え、十文字に斬りつける。
効いてる効いてる。だが本刃には、不評だった。
そのダメージゆえ体を振ったファントムの勢いに、ダンテは振り落とされた。
ダンテにファントムの蠍のような鋭い尾が迫る。
重い尾の攻撃を、ダンテはアラストルで鍔迫り合いに持ち込んだ。
「くっ…しつけぇな。……っ、ぐぁ!!」
振り回し突き出される尾の執拗な攻撃が、とうとうダンテに直撃する。
腹を鋭い尾で貫かれたダンテは、そのまま持ち上げられ、地面に叩きつけられた。
それだけでは終わらない。
壁に投げつけられ、ファントム尾の攻撃は完成した。
「ぐふっ…!これはちと痛いな…こりゃあとでディーヴァにキスしてもらうしかないぜ」
『こんな時に変な冗談言わないで!?』
「ディーヴァからのキスでオレは体力回復するんだぞ。見てて何も思わなかったか?」
ひとつも冗談ではない。
腹から血を垂らしながら、笑ってみせるダンテ。
『そんなこと言ってる間に!頭潜ったよ!』
ファントムが地面に頭を埋める。つまりはダンテの足元から、怨念によるマグマのような火柱が噴き上がるということだ。
尾の攻撃もなかなかの大ダメージだが、火柱による火傷もまた、直撃したら大ダメージは免れない。
「ちっ!少しくらい休ませろっての」
今のが回復しきっていない体に鞭打ち、ダンテはアラストルを掴んで走る。
ダンテの後を追うように、火柱が次々に上がった。
「って、おいおい。6本柱!?なんつー連続回数だ!そんなのありかよ」
『ありなんだからありなんじゃない?』
火柱を避け、走りながらダンテはファントムの背後に回り、その背を斬りつけた。
だが、背後に回ればファントムは踏みつぶそうと目論み、大きく飛び上がって斬りつけから逃げる。
ダンテは急いでサイドロールし、そこから……ステンドグラスの上から離れた。
ドスン!!!パリン!!!
大きな着地音とともに、ガラスがまた割れる音が響いた。
美しいステンドグラスがどんどんと隙間だらけになっていく。空いたところから、風が吹き込み、下の階がちらほらと見えていた。
ファントムが力を込める。今度は口ではなかった。
その体から、膨大な熱が火球となって上空へと打ち上がり、そして弾けてダンテめがけて落ちてくる。
「今度は隕石かよ」
『あの火球は本気で逃げた方が良くない?』
「そのようだ」
落下して燃え上がるそれは、衝撃といい威力といいまるで爆弾だ。
しかし、ディーヴァの近くにだけは寄らないようにしないとである。
少しでも余波が及んだら目も当てられない状態になるだろう。そう考えると気が気じゃなかった。
「蜘蛛の戦車、いや、燃える闘牛って感じだな」
『いいから避けなよ!?』
「まあ見てろって」
爪攻撃を当たる直前で軽くジャンプして回避する。まさに闘牛士といった感じだ。
ファントムの真後ろに回ったダンテは、その背に何度も斬撃を振るった。
怒ったファントムの四肢に力が入った。
高く跳躍すると、その巨体でのしかかって踏みつぶそうとダンテの真上めがけ落下してきた。
パリン!ジャリン!
着地点がちょうどステンドグラスの上だったか、巨体の重さと落下の勢いでガラスにヒビが入ったらしい。
「はっ!このデケェ図体でよくこんなに飛べるぜ」
咄嗟に横に飛ばなかったら今頃はペシャンコだ。
再び避けられたファントムが腹を立てながら、のしのし歩いてくる。
その足元で、割れたガラスがバリバリと音を立てているのに気がついた。
立地的にガラスもそれが嵌る枠もそこそこ強いものなはずだ。しかし年季が入り古すぎる。
あれではファントムの体重には何度も耐えられない。
ステンドグラスの真下には何がある?
槍を構えた騎士の像だ。
割れて空いた隙間から、キラリと光る槍先が見えた。
このステンドグラスは使える。
ファントムが大きく息を吸い、口に魔力を込め出した。
炎が密集していく、と思った時には火炎弾がその口から発射されていた。
続けざまに放たれる業火の塊を、ダンテは跳躍して避けた。
「2回連続かよ。
好き勝手やってやるってのは本当らしいな」
自身の魔力量をかえりみぬ技の使い方に、感心する。あとのことなど何も考えない激しい力のぶつけ合い、ワクワクする。
『こんな火球、打ち返せばいいのに。マスターならラクショーでしょ』
「ああ、ラクショーだ。でももし隠れてるディーヴァに当たったらどうする」
打ち返すとちょうどディーヴァのいる方面に直撃しそうな場所だった。
当てるようなヘマはしないが、万が一ということもある。
何も考えない戦闘はダンテとてしたい。
けれどダンテにはこの先がある。守る相手がそばにいる。
悪魔の血を引く者として、ワクワクする戦闘には心惹かれるが、普段の悪魔狩りのように楽しむ暇はない。
どちらが強いかというと守るべき者がいるほうが強い。負けるわけにいかないからだ。
それこそがダンテにとって『マジな』遊びなのである。
とはいえ、相変わらず固い。
エボニー&アイボリーを仕舞い、代わりに威力の高いショットガンを使っているというのに、ファントムの体は破壊力ある銃弾をも弾いた。
「さすがに前方からの弾は弾くか…。
固い装甲だぜ」
飛び道具がほとんど効かない以上、ここは近距離攻撃に任せる他ない。
ダンテは迫る爪攻撃をかいくぐり、地面を滑って翔び、ファントムの弱点、体の上へ飛び乗った。
「喰らえ十文字斬!」
『だからそれちがうゲームの技でしょ』
「悪い悪い。使いたくなるんだよ。
……うお!?」
アラストルを構え、十文字に斬りつける。
効いてる効いてる。だが本刃には、不評だった。
そのダメージゆえ体を振ったファントムの勢いに、ダンテは振り落とされた。
ダンテにファントムの蠍のような鋭い尾が迫る。
重い尾の攻撃を、ダンテはアラストルで鍔迫り合いに持ち込んだ。
「くっ…しつけぇな。……っ、ぐぁ!!」
振り回し突き出される尾の執拗な攻撃が、とうとうダンテに直撃する。
腹を鋭い尾で貫かれたダンテは、そのまま持ち上げられ、地面に叩きつけられた。
それだけでは終わらない。
壁に投げつけられ、ファントム尾の攻撃は完成した。
「ぐふっ…!これはちと痛いな…こりゃあとでディーヴァにキスしてもらうしかないぜ」
『こんな時に変な冗談言わないで!?』
「ディーヴァからのキスでオレは体力回復するんだぞ。見てて何も思わなかったか?」
ひとつも冗談ではない。
腹から血を垂らしながら、笑ってみせるダンテ。
『そんなこと言ってる間に!頭潜ったよ!』
ファントムが地面に頭を埋める。つまりはダンテの足元から、怨念によるマグマのような火柱が噴き上がるということだ。
尾の攻撃もなかなかの大ダメージだが、火柱による火傷もまた、直撃したら大ダメージは免れない。
「ちっ!少しくらい休ませろっての」
今のが回復しきっていない体に鞭打ち、ダンテはアラストルを掴んで走る。
ダンテの後を追うように、火柱が次々に上がった。
「って、おいおい。6本柱!?なんつー連続回数だ!そんなのありかよ」
『ありなんだからありなんじゃない?』
火柱を避け、走りながらダンテはファントムの背後に回り、その背を斬りつけた。
だが、背後に回ればファントムは踏みつぶそうと目論み、大きく飛び上がって斬りつけから逃げる。
ダンテは急いでサイドロールし、そこから……ステンドグラスの上から離れた。
ドスン!!!パリン!!!
大きな着地音とともに、ガラスがまた割れる音が響いた。
美しいステンドグラスがどんどんと隙間だらけになっていく。空いたところから、風が吹き込み、下の階がちらほらと見えていた。
ファントムが力を込める。今度は口ではなかった。
その体から、膨大な熱が火球となって上空へと打ち上がり、そして弾けてダンテめがけて落ちてくる。
「今度は隕石かよ」
『あの火球は本気で逃げた方が良くない?』
「そのようだ」
落下して燃え上がるそれは、衝撃といい威力といいまるで爆弾だ。
しかし、ディーヴァの近くにだけは寄らないようにしないとである。
少しでも余波が及んだら目も当てられない状態になるだろう。そう考えると気が気じゃなかった。
