mission 3:stuffy blazing-spider ~巨大な蜘蛛との遭遇~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ダンテが大聖堂へ足を踏み入れると、入ってきた扉、そして他に続くであろう扉に悪魔の封印が施された。
どちらをも閉ざされてしまい、この部屋で何かをすればいいのか、と考えながら先を進む。
それにしても気持ちの悪い場所だ。
中に建つ柱はまるでそれそのものが生きているかのように脈を打っている。
室内に点在するオブジェやレリーフも、不気味としか言いようのないナリをしていた。
そして祭壇には。
「あれが中庭のヤツが言ってた獅子の誇りってモンか」
獅子…ライオンのレリーフが刻まれているものが浮いている。
いつも思うがこういう形してるモンって、銀紙に包まれてるコインチョコレートみたいに見えないか。
オレにはそう見える。いや、食べないけど。
手を伸ばして取ろうとしてみるも。
「いってぇ」
まだお預け!と、見えない何かに阻まれてしまった。
一体どうすれば?そう考えながら痛んだ手をフーフーしていると、頭の中に声が響いた。
試練の道を進まぬもの、獅子の誇りを得ること叶わず
言葉の意味を理解するのに反芻していると、獅子の誇りが光を放った。
眩しい光は、矢のように鋭く伸び、目の前の悪魔の封印をいともたやすく打ち破る。
「なるほど、この先に試練の道ってのがあるわけだ」
口角をあげたダンテは、ゆったりとした足取りでまだ見ぬ未開の扉へと向かった。
明け放つ先に広がるのは、橋。
この地は島だ。つまり周囲は海。
地平線広がる海の上、架けられた少々ボロい石造りの橋が、ダンテを迎え入れる。
「絶景と潮騒が心地いい。
こんな状況でなければ、ディーヴァとふたり、こういう場所への旅行もよかったかもな」
ただし、ここだと悪魔退治というオプショナルツアーつき。
ディーヴァは嫌がるだろう。それは想像に難くない。
そもそもディーヴァはレディとの女子旅のさなかで襲われて攫われている。
悪魔に攫われることがなかったなら、ダンテが旅行に誘ったところで「この間行ったばっかりだから時間もお金ももったいない!行かない!」などと却下してきそうだ。
レディとは行ってオレと行かないとはどういうことだ。オレは行ってないんだから付き合えよ!!
…と、軽く口喧嘩するまでがテンプレ。
ディーヴァがいなくては、そんな喧嘩すらできない。
喧嘩したい。いや、したくないけど、したいのだ。
ああ、ディーヴァ欠乏症が酷すぎる。
目の前へと話を戻らせよう。
「んで?この橋に何かあるのか?
試練に相当する何かがよ」
『これからあるんじゃない?ほら』
アラストルの指した場所。
橋の先には『道を戻り、汝が勇猛さで、奈落の底から帰りたまえ。さすれば獅子の誇りを授からん』と獅子のレリーフと共に刻まれていた。
「ファーーーーーー!
戻るだけ?まさかこのオレが高い橋の上が怖いとでも?
高所恐怖症じゃあるめぇし」
高所恐怖症だったらデビルハンターなぞやってられるものか。
我、半分悪魔ぞ?
ここより遥かに高いテメンニグルから紐なしバンジーで飛び降りるような半魔ぞ?
紐なしバンジーで降りた時の話をすると、アホかと言われるので言わないけども。
前にディーヴァに伝えたらボロクソ言われた。
多分、紐なしバンジーで降りたことよりも、そのときの「最高に!ハイってやつだ!!!」な状態だった事に対して呆れているのだろう。
自分でも思う。あれはアドレナリンが仕事しすぎて高揚感の赴くまま行動してしまい、イェア!気持ちイイぜ!!と、ぶっ飛んでいたのだ。
もうあんな真似しません。タブンネ。
それに比べてこの試練ときたら。
行って帰ってくるだけ?何が試練なのだか。
正直、残念でならない。
あほらしか試練ばい!
とゲラゲラと笑い飛ばしながら、元来た道を戻っていると、夕暮れの雲を切り裂き、いかずちがダンテを矢のように貫いた。
「いってぇな。素敵な一張羅が焦げたらどうする。高いんだぞ。
つか、オレじゃなきゃ死んでた。anotherなら死んでた」
せーの、anotherなら!!死んでた!!
凶夢伝染の音程高低差最高です好き。
『マスターそのネタそろそろ古い』
「管理人の好きなアニメじゃい」
『どひー!あんな残酷なのが好きとかやっぱりコレ悪魔が書いてるのかよ!』
「そうだぞこれ書いてるの変人変態最低最悪最恐だがしかし最弱の悪魔なんd」
コートが焦げてないか、破けたりしてないかを、立ち止まって軽く確認しつつ、アラストルと会話していれば。
ダンテが立っている場所を中心として、クッキーでも粉々にするかのごとく、石畳が割れた。
やいやい!管理人にひどいこと言うからだぞ!(関係ない)
「なにぃ!?」
『足場バッカルコーン!?おちおちおち落ちる!』
「他の足場に飛び移…!れない!!」
いかずちの影響ではあるものの、割れるそぶりはひとつもなかった。
一瞬気がつくのが遅かったダンテは、大きな足場へと飛び移るも、スカッ!
おっとダンテ選手一歩届きません!!
「ォア゛ーーーーーーー!?」
『海水はイヤァーーーー!!』
間に合わず、周りの足場共々、ゴルフボールのごとく海の中へと池ポチャするのであった。
どちらをも閉ざされてしまい、この部屋で何かをすればいいのか、と考えながら先を進む。
それにしても気持ちの悪い場所だ。
中に建つ柱はまるでそれそのものが生きているかのように脈を打っている。
室内に点在するオブジェやレリーフも、不気味としか言いようのないナリをしていた。
そして祭壇には。
「あれが中庭のヤツが言ってた獅子の誇りってモンか」
獅子…ライオンのレリーフが刻まれているものが浮いている。
いつも思うがこういう形してるモンって、銀紙に包まれてるコインチョコレートみたいに見えないか。
オレにはそう見える。いや、食べないけど。
手を伸ばして取ろうとしてみるも。
「いってぇ」
まだお預け!と、見えない何かに阻まれてしまった。
一体どうすれば?そう考えながら痛んだ手をフーフーしていると、頭の中に声が響いた。
試練の道を進まぬもの、獅子の誇りを得ること叶わず
言葉の意味を理解するのに反芻していると、獅子の誇りが光を放った。
眩しい光は、矢のように鋭く伸び、目の前の悪魔の封印をいともたやすく打ち破る。
「なるほど、この先に試練の道ってのがあるわけだ」
口角をあげたダンテは、ゆったりとした足取りでまだ見ぬ未開の扉へと向かった。
明け放つ先に広がるのは、橋。
この地は島だ。つまり周囲は海。
地平線広がる海の上、架けられた少々ボロい石造りの橋が、ダンテを迎え入れる。
「絶景と潮騒が心地いい。
こんな状況でなければ、ディーヴァとふたり、こういう場所への旅行もよかったかもな」
ただし、ここだと悪魔退治というオプショナルツアーつき。
ディーヴァは嫌がるだろう。それは想像に難くない。
そもそもディーヴァはレディとの女子旅のさなかで襲われて攫われている。
悪魔に攫われることがなかったなら、ダンテが旅行に誘ったところで「この間行ったばっかりだから時間もお金ももったいない!行かない!」などと却下してきそうだ。
レディとは行ってオレと行かないとはどういうことだ。オレは行ってないんだから付き合えよ!!
…と、軽く口喧嘩するまでがテンプレ。
ディーヴァがいなくては、そんな喧嘩すらできない。
喧嘩したい。いや、したくないけど、したいのだ。
ああ、ディーヴァ欠乏症が酷すぎる。
目の前へと話を戻らせよう。
「んで?この橋に何かあるのか?
試練に相当する何かがよ」
『これからあるんじゃない?ほら』
アラストルの指した場所。
橋の先には『道を戻り、汝が勇猛さで、奈落の底から帰りたまえ。さすれば獅子の誇りを授からん』と獅子のレリーフと共に刻まれていた。
「ファーーーーーー!
戻るだけ?まさかこのオレが高い橋の上が怖いとでも?
高所恐怖症じゃあるめぇし」
高所恐怖症だったらデビルハンターなぞやってられるものか。
我、半分悪魔ぞ?
ここより遥かに高いテメンニグルから紐なしバンジーで飛び降りるような半魔ぞ?
紐なしバンジーで降りた時の話をすると、アホかと言われるので言わないけども。
前にディーヴァに伝えたらボロクソ言われた。
多分、紐なしバンジーで降りたことよりも、そのときの「最高に!ハイってやつだ!!!」な状態だった事に対して呆れているのだろう。
自分でも思う。あれはアドレナリンが仕事しすぎて高揚感の赴くまま行動してしまい、イェア!気持ちイイぜ!!と、ぶっ飛んでいたのだ。
もうあんな真似しません。タブンネ。
それに比べてこの試練ときたら。
行って帰ってくるだけ?何が試練なのだか。
正直、残念でならない。
あほらしか試練ばい!
とゲラゲラと笑い飛ばしながら、元来た道を戻っていると、夕暮れの雲を切り裂き、いかずちがダンテを矢のように貫いた。
「いってぇな。素敵な一張羅が焦げたらどうする。高いんだぞ。
つか、オレじゃなきゃ死んでた。anotherなら死んでた」
せーの、anotherなら!!死んでた!!
凶夢伝染の音程高低差最高です好き。
『マスターそのネタそろそろ古い』
「管理人の好きなアニメじゃい」
『どひー!あんな残酷なのが好きとかやっぱりコレ悪魔が書いてるのかよ!』
「そうだぞこれ書いてるの変人変態最低最悪最恐だがしかし最弱の悪魔なんd」
コートが焦げてないか、破けたりしてないかを、立ち止まって軽く確認しつつ、アラストルと会話していれば。
ダンテが立っている場所を中心として、クッキーでも粉々にするかのごとく、石畳が割れた。
やいやい!管理人にひどいこと言うからだぞ!(関係ない)
「なにぃ!?」
『足場バッカルコーン!?おちおちおち落ちる!』
「他の足場に飛び移…!れない!!」
いかずちの影響ではあるものの、割れるそぶりはひとつもなかった。
一瞬気がつくのが遅かったダンテは、大きな足場へと飛び移るも、スカッ!
おっとダンテ選手一歩届きません!!
「ォア゛ーーーーーーー!?」
『海水はイヤァーーーー!!』
間に合わず、周りの足場共々、ゴルフボールのごとく海の中へと池ポチャするのであった。