mission end:result ~それから~
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ダンテの手をぺいっと解放しながら唇をすぼめる。
「ダンテの手はトリッシュの言った通りまずいや。味がしない。水分だって補給できないね……」
「当たり前だアホか!
ディーヴァはいつから犬になったんだ?ケルベロスじゃないんだから噛むなよ」
地獄の番犬ではなく、テメンニグルの門番だったケルベロス。
ダンテが討ち負かして以来、三氷棍の魔具となって力を貸してくれている三つの頭を持つワンちゃんだ。
使役されている存在なものの、彼は時折りダンテに噛み付く。頭から。ガブリ、と。
きっと、ダンテにとって噛みついてくる生き物=ケルベロスだ。
「ぷっ!
お金はわからないけれど、金銀財宝はあるもの。水の調達も食事も、なんとかなるわよ」
「金銀財宝ゥ?」
あたし達のやり取りを見ていたトリッシュがとうとう吹き出し、笑いながらそう言ってあたしにウインクした。
ダンテは頭にクエスチョンマークを浮かばせていたが。
「うん、お金はこれから換金してくるから大丈夫だよ」
「どこに換金できるような物があ……」
「コレ」
言うが早いか、あたしは隠し持っていた物を足元に落とした。
ドサ、落ちた布袋からジャラジャラと硬いもの同士がぶつかり合う音が響く。
いきなり現れたそれや、石や金属がたくさん入っているような音を前に、ダンテの目が点になる。
「……なんだこれ……?」
「あたしが重かったのはこれが理由。
あたしが太ったわけじゃないし、そもそも太れないのダンテならよく知ってるよね」
「さては根に持ってるなお前」
重いなんて言われたら根に持つのは当たり前だよね?
にっこり。有無を言わさないようなあたしの笑みを居心地悪そうに見てから、ダンテは中を確認する。
うわ、と小さく声を漏らしたのが聞こえた。……持ってきすぎちゃったかな?
取り出したるは、大粒のダイヤモンドがはまったネックレス。カラフルな宝石がついた指輪。エトセトラ。まさに金銀財宝。
ダンテがそれらとあたしを交互に見る。
「無一文なのはわかってた。だから、これを換金して路銀にしようと思って、帰り際に上から落ちてきた宝物をぬす……んっんー!ちょっともらってきたの。
あ、トリッシュは知ってるよ。もらっていいか聞いたのはトリッシュにだもん」
「おま、いつのまに……」
色んな間に、としか言いようがない。
自分の命がかかったドシリアスな場面でも、画面外にちらつくお宝の山を見たあたしは頭の片隅で「あれももらおう」と言う考えをしてたわけだ。
がめつい?ちゃっかりしてると言って欲しい。
「ディーヴァはもらっていいかじゃなくて、もらったと最初から過去形で言ってきたけどね」
「あーん!それは言っちゃダメ〜」
トリッシュに暴露された。それを責めてくる輩はここにいないと信じたい。
「これは城主の部屋にあった物や、魔界の片隅に転がっていた装飾品だな。高価な品ばかりだ」
「あー、うん。だめ?」
「だめではない。ディーヴァに使われるなら本望だろうとも」
「よかった。ただ、魔界から拾ったものは変な魔力ついてないか気になる……どう?バージルは何か感じる?」
「いや、悪いものは感じない」
バージルが責めてくる側の人だった、そう感じたのは一言目まで。
あたしの行動は褒められたものじゃないのに、バージルはあたしを撫でてくれた。
「オレですらグレネードガン置いてきたのにお前ってやつは……は〜〜〜」
「ダンテはさすがに幻滅しちゃった?」
「いや、よくやった。地獄の沙汰も金次第だからな!」
「ああ、魔界の一角でもそうだ。金次第なところもある」
「だな。それにオレたちの今後を考えてしたことに幻滅はしないさ」
一通り確認してそっと中身を戻すと、ダンテは苦笑しながらあたしの頭をぐりぐりと、ちょっと強く撫でた。
わーい。バージルに続き、ダンテも褒めてくれた。
みんなあたしに甘い、甘すぎる。
あの島みたいに島ごとなくなっちゃった場所とかじゃなければ、絶対にやっちゃダメなことだけどもね!
え?宝探し系の映画ではよくあること?これは映画じゃないから、よいこのみんなはやっちゃダメだよ。
「しかし、勝手に持ってきちまって平気なんだろうか。
マレット島の王族が持ってたもんだろ?怒られねぇかな……祟りとか」
「た、祟り……!」
悪魔ならなんとかなるけども、おばけの祟りばかりはダンテたちでもどうにもならない。
背筋をなにやら冷たいものが駆け抜けた。
「はあ……今更だな。
マレット島は、普通の人間がそう簡単には辿り着けない魔の領域だ。あの場所に残されていた真新しいの骨などは、魔に呼ばれ迷い込んだ生贄のものなだけでな。
そして魔界の影響を受けて破壊され、海の底へと沈んだ。文句を言うものは誰もいない。
ただ沈んで日の目を見ず終わる予定が、俺たちが価値を見出してやるのだ。感謝して欲しいくらいだ」
「堂々としてんなバージル……」
「フン」
そのあとは、質屋にそれらを持ち込み、しっかりと換金してきた。
このメンバーこの服装の中、こんな金銀財宝の換金だ。大層怪訝な顔で対応されたし、それ相当の大金を持つことになりあたしは怖かったといえる。
なんでも、布袋に入れた大金をあわあわしながら抱え歩くあたしの行動はそれはもう挙動不審だったようで、近くに屯していた不成者に付けられていたらしい。
いち早く気がついたバージルとトリッシュが、ボッコボコに伸したようだ。ダンテの注意によって、死なない程度に。
……ダンテの注意がなかったら、とんでもないことになってたってことかあ。あたしは遠い目になった。
その時はそんなこと知らなかったけれど、あとでダンテがこっそり教えてくれた。
「ダンテの手はトリッシュの言った通りまずいや。味がしない。水分だって補給できないね……」
「当たり前だアホか!
ディーヴァはいつから犬になったんだ?ケルベロスじゃないんだから噛むなよ」
地獄の番犬ではなく、テメンニグルの門番だったケルベロス。
ダンテが討ち負かして以来、三氷棍の魔具となって力を貸してくれている三つの頭を持つワンちゃんだ。
使役されている存在なものの、彼は時折りダンテに噛み付く。頭から。ガブリ、と。
きっと、ダンテにとって噛みついてくる生き物=ケルベロスだ。
「ぷっ!
お金はわからないけれど、金銀財宝はあるもの。水の調達も食事も、なんとかなるわよ」
「金銀財宝ゥ?」
あたし達のやり取りを見ていたトリッシュがとうとう吹き出し、笑いながらそう言ってあたしにウインクした。
ダンテは頭にクエスチョンマークを浮かばせていたが。
「うん、お金はこれから換金してくるから大丈夫だよ」
「どこに換金できるような物があ……」
「コレ」
言うが早いか、あたしは隠し持っていた物を足元に落とした。
ドサ、落ちた布袋からジャラジャラと硬いもの同士がぶつかり合う音が響く。
いきなり現れたそれや、石や金属がたくさん入っているような音を前に、ダンテの目が点になる。
「……なんだこれ……?」
「あたしが重かったのはこれが理由。
あたしが太ったわけじゃないし、そもそも太れないのダンテならよく知ってるよね」
「さては根に持ってるなお前」
重いなんて言われたら根に持つのは当たり前だよね?
にっこり。有無を言わさないようなあたしの笑みを居心地悪そうに見てから、ダンテは中を確認する。
うわ、と小さく声を漏らしたのが聞こえた。……持ってきすぎちゃったかな?
取り出したるは、大粒のダイヤモンドがはまったネックレス。カラフルな宝石がついた指輪。エトセトラ。まさに金銀財宝。
ダンテがそれらとあたしを交互に見る。
「無一文なのはわかってた。だから、これを換金して路銀にしようと思って、帰り際に上から落ちてきた宝物をぬす……んっんー!ちょっともらってきたの。
あ、トリッシュは知ってるよ。もらっていいか聞いたのはトリッシュにだもん」
「おま、いつのまに……」
色んな間に、としか言いようがない。
自分の命がかかったドシリアスな場面でも、画面外にちらつくお宝の山を見たあたしは頭の片隅で「あれももらおう」と言う考えをしてたわけだ。
がめつい?ちゃっかりしてると言って欲しい。
「ディーヴァはもらっていいかじゃなくて、もらったと最初から過去形で言ってきたけどね」
「あーん!それは言っちゃダメ〜」
トリッシュに暴露された。それを責めてくる輩はここにいないと信じたい。
「これは城主の部屋にあった物や、魔界の片隅に転がっていた装飾品だな。高価な品ばかりだ」
「あー、うん。だめ?」
「だめではない。ディーヴァに使われるなら本望だろうとも」
「よかった。ただ、魔界から拾ったものは変な魔力ついてないか気になる……どう?バージルは何か感じる?」
「いや、悪いものは感じない」
バージルが責めてくる側の人だった、そう感じたのは一言目まで。
あたしの行動は褒められたものじゃないのに、バージルはあたしを撫でてくれた。
「オレですらグレネードガン置いてきたのにお前ってやつは……は〜〜〜」
「ダンテはさすがに幻滅しちゃった?」
「いや、よくやった。地獄の沙汰も金次第だからな!」
「ああ、魔界の一角でもそうだ。金次第なところもある」
「だな。それにオレたちの今後を考えてしたことに幻滅はしないさ」
一通り確認してそっと中身を戻すと、ダンテは苦笑しながらあたしの頭をぐりぐりと、ちょっと強く撫でた。
わーい。バージルに続き、ダンテも褒めてくれた。
みんなあたしに甘い、甘すぎる。
あの島みたいに島ごとなくなっちゃった場所とかじゃなければ、絶対にやっちゃダメなことだけどもね!
え?宝探し系の映画ではよくあること?これは映画じゃないから、よいこのみんなはやっちゃダメだよ。
「しかし、勝手に持ってきちまって平気なんだろうか。
マレット島の王族が持ってたもんだろ?怒られねぇかな……祟りとか」
「た、祟り……!」
悪魔ならなんとかなるけども、おばけの祟りばかりはダンテたちでもどうにもならない。
背筋をなにやら冷たいものが駆け抜けた。
「はあ……今更だな。
マレット島は、普通の人間がそう簡単には辿り着けない魔の領域だ。あの場所に残されていた真新しいの骨などは、魔に呼ばれ迷い込んだ生贄のものなだけでな。
そして魔界の影響を受けて破壊され、海の底へと沈んだ。文句を言うものは誰もいない。
ただ沈んで日の目を見ず終わる予定が、俺たちが価値を見出してやるのだ。感謝して欲しいくらいだ」
「堂々としてんなバージル……」
「フン」
そのあとは、質屋にそれらを持ち込み、しっかりと換金してきた。
このメンバーこの服装の中、こんな金銀財宝の換金だ。大層怪訝な顔で対応されたし、それ相当の大金を持つことになりあたしは怖かったといえる。
なんでも、布袋に入れた大金をあわあわしながら抱え歩くあたしの行動はそれはもう挙動不審だったようで、近くに屯していた不成者に付けられていたらしい。
いち早く気がついたバージルとトリッシュが、ボッコボコに伸したようだ。ダンテの注意によって、死なない程度に。
……ダンテの注意がなかったら、とんでもないことになってたってことかあ。あたしは遠い目になった。
その時はそんなこと知らなかったけれど、あとでダンテがこっそり教えてくれた。
