mission end:result ~それから~
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あたしの後にシャワーを浴びたトリッシュが戻ってきた。
浴び方とかなんやかんやは簡単に教えただけだけど、特に問題はなかったよう。
魔界にもシャワー室くらいあるってことだよね。きっとそうだよね?
「んー、さっぱりしたわ。
海水のベタベタが無くなって、気持ちいいわね」
「トリッシュ、すごく髪が長いもんねえ。ベタベタして気持ち悪かったでしょ。
でも髪の毛キシキシは、どうしようもなかったんじゃない?」
あたしの髪がそうだ。今現在、シャンプーはおろかトリートメントのトの字もない。浴びたのはただのぬるいお湯。
何も浴びないよりはマシだけど、髪が傷んでいるのは直せない。
「おうち帰ったら、一緒にお風呂入ろ!トリッシュの綺麗な髪の毛のケアをいっぱいしたい!」
「ふうん?そこまで傷んでないみたいだけど……」
自身の髪を一房手に取り、指通りを確かめているトリッシュ。
ほんとだね、長時間潮水に浸かってたっていうのに、あまりキシキシしてなさそう。うるツヤ具合は変わらない。
悪魔だからかな?
「なんと羨ましい」
逆にあたしの髪は今やばい。すごくやばい。髪の毛伸びてくれないのに枝毛だらけになったらいやだ。切らざるを得ない。
切って困るのは、自分じゃない。恐ろしく怒るダンテに困る。あたしのせいじゃない!
「まあでも、ヘアケアを覚えるのも、女性は大事なことなのよね?ディーヴァ、一緒に入りましょ」
うんうん。あたしの髪のためにも、一刻も早くお願いしたい。
「オレも入ってやるよ。ディーヴァの大事なキューティクルのケアをしっかり、体の隅々までしっっっかりと!行わないとな?」
「体じゃなくて髪だからいいです女同士で入るからいいです」
ニヤニヤしたダンテが尾籠話してくる。
しっっっかりと、と力を入れるあたりがなんだかやらしい。
即断った。
「しっかし、拭く物がないからずぶ濡れなのは変わらねぇな。水も滴るいい男と女って感じだぜ」
「海水でもないのだから、この外気温と日光で時期に乾くだろう。あと貴様は濡れ鼠だ」
「なんでオレだけ鼠なんだよ……」
不公平だと不満げに鼻を鳴らすダンテは放っておくとして、たしかにそのままでいても乾くだろう。
……ダンテの言った通り、結構暑いし。
これが少しでも季節外れで北寄りだったなら、風邪ひきまっしぐらっだった。そういう意味では、暖かい季節と気候に感謝。
感謝ついでに、海鮮とかにも「美味し糧!」って感謝をするから、ご飯食べたい。お腹も何もかもげっそりしてる。
目の前ふらふら視界チカチカ。これはもしかして低血糖かな?
「ねー、ご飯。海の傍なんだから、海鮮とか食べようよ〜。お肉系のご飯もいいなあじゅるり」
「まあ待て。海から来たのだ。まずは不足した水分を補うべきだろう。
俺たち半分悪魔や悪魔のトリッシュは比較的軽い症状だが、ディーヴァ、お前は人間だ。ひどい脱水症状を起こしているように見えるぞ。自分の状態に気がついているか?」
「え」
顔色が悪い。そう言われて初めて、自分の体がどうなっているかに気がつく。
シャワールームの扉にある小さな鏡で確認してくると、バージルの言った通り顔色の悪い女が映り込んでいた。
うわ、服も相まって余計おばけみたい。
だるさはあったけど食欲はあるし、実際お腹は空いてるから血糖値が低くなった類のものかと思っていた。
人の体の70%は水。知らず知らずのうちに、多少とは言え海水を飲んでいた体は、塩分ばかりで脱水状態。
一番に水を欲している。
「そうだった。じゃあまずはお水!浴びるようにお水を飲みたい!」
「だから金は!?
金がなけりゃ何も食えないしミネラルウォーターだって買えねぇだろ……お前の体を治すにもどうしようもない」
「金なぞどうとでも「ならねぇよ。バージル、そう簡単にいうなって」……ふん」
ダンテが真っ当なことを言っている。お金の心配してる。
このメンバーで人間の世界を歩くなら、あたしもしっかりしなくちゃいけなかったのに、自分のことでいっぱいいっぱいだからだ。
大人だ……。
でも、お金の心配はしなくていいんだよねぇ、これが!
「それに帰り方だって今から考えなくちゃいけないんだぞ?
とにかくだな、ディーヴァは慌てたり騒ぐのは禁止だ。余計体力を使うだろ。
水はオレがなんとかして調達してきてやるから」
うんまあ、帰り方は考えなくちゃだよね。頭がぼーっとしてうまく考えがまとまらないから後にして欲しいけど。
脱水した体にこの日差しはきつかろうと、おひさまから守るように自身の体であたしに覆い被さってきて、抱きしめるような姿勢になるダンテ。
……逆に暑ぅい。
あ、ダンテの匂いがする。
潮の香りじゃなくて、ダンテ自身の匂い。男らしくて頼りになるのに、悪魔の血のせいかちょっぴり怖くって鋭い刃物みたいで、だけど優しくてどこか甘くて……うーん、連想ゲームしちゃうね。
ダンテと言ったらストサンにピーザ!ピザ食べたいおなかすいた。
気がついたら噛み付いていた。
「いて!?」
「……ごめん。また噛んじゃった。ピザと間違えたの」
「はぁー!?ピザと間違えたァ!?」
噛み付いた腕には立派な歯形。
すぐ消えるだろうけど、我ながら思い切り噛みついたものだ。
ダンテは噛まれた自分の腕を見つめてフーフーしながら、こっちを文句たらたらに睨んだ。
「愚弟はピザと間違えるほど太っていないのにな……」
ピザとは時に悪口になる。
浴び方とかなんやかんやは簡単に教えただけだけど、特に問題はなかったよう。
魔界にもシャワー室くらいあるってことだよね。きっとそうだよね?
「んー、さっぱりしたわ。
海水のベタベタが無くなって、気持ちいいわね」
「トリッシュ、すごく髪が長いもんねえ。ベタベタして気持ち悪かったでしょ。
でも髪の毛キシキシは、どうしようもなかったんじゃない?」
あたしの髪がそうだ。今現在、シャンプーはおろかトリートメントのトの字もない。浴びたのはただのぬるいお湯。
何も浴びないよりはマシだけど、髪が傷んでいるのは直せない。
「おうち帰ったら、一緒にお風呂入ろ!トリッシュの綺麗な髪の毛のケアをいっぱいしたい!」
「ふうん?そこまで傷んでないみたいだけど……」
自身の髪を一房手に取り、指通りを確かめているトリッシュ。
ほんとだね、長時間潮水に浸かってたっていうのに、あまりキシキシしてなさそう。うるツヤ具合は変わらない。
悪魔だからかな?
「なんと羨ましい」
逆にあたしの髪は今やばい。すごくやばい。髪の毛伸びてくれないのに枝毛だらけになったらいやだ。切らざるを得ない。
切って困るのは、自分じゃない。恐ろしく怒るダンテに困る。あたしのせいじゃない!
「まあでも、ヘアケアを覚えるのも、女性は大事なことなのよね?ディーヴァ、一緒に入りましょ」
うんうん。あたしの髪のためにも、一刻も早くお願いしたい。
「オレも入ってやるよ。ディーヴァの大事なキューティクルのケアをしっかり、体の隅々までしっっっかりと!行わないとな?」
「体じゃなくて髪だからいいです女同士で入るからいいです」
ニヤニヤしたダンテが尾籠話してくる。
しっっっかりと、と力を入れるあたりがなんだかやらしい。
即断った。
「しっかし、拭く物がないからずぶ濡れなのは変わらねぇな。水も滴るいい男と女って感じだぜ」
「海水でもないのだから、この外気温と日光で時期に乾くだろう。あと貴様は濡れ鼠だ」
「なんでオレだけ鼠なんだよ……」
不公平だと不満げに鼻を鳴らすダンテは放っておくとして、たしかにそのままでいても乾くだろう。
……ダンテの言った通り、結構暑いし。
これが少しでも季節外れで北寄りだったなら、風邪ひきまっしぐらっだった。そういう意味では、暖かい季節と気候に感謝。
感謝ついでに、海鮮とかにも「美味し糧!」って感謝をするから、ご飯食べたい。お腹も何もかもげっそりしてる。
目の前ふらふら視界チカチカ。これはもしかして低血糖かな?
「ねー、ご飯。海の傍なんだから、海鮮とか食べようよ〜。お肉系のご飯もいいなあじゅるり」
「まあ待て。海から来たのだ。まずは不足した水分を補うべきだろう。
俺たち半分悪魔や悪魔のトリッシュは比較的軽い症状だが、ディーヴァ、お前は人間だ。ひどい脱水症状を起こしているように見えるぞ。自分の状態に気がついているか?」
「え」
顔色が悪い。そう言われて初めて、自分の体がどうなっているかに気がつく。
シャワールームの扉にある小さな鏡で確認してくると、バージルの言った通り顔色の悪い女が映り込んでいた。
うわ、服も相まって余計おばけみたい。
だるさはあったけど食欲はあるし、実際お腹は空いてるから血糖値が低くなった類のものかと思っていた。
人の体の70%は水。知らず知らずのうちに、多少とは言え海水を飲んでいた体は、塩分ばかりで脱水状態。
一番に水を欲している。
「そうだった。じゃあまずはお水!浴びるようにお水を飲みたい!」
「だから金は!?
金がなけりゃ何も食えないしミネラルウォーターだって買えねぇだろ……お前の体を治すにもどうしようもない」
「金なぞどうとでも「ならねぇよ。バージル、そう簡単にいうなって」……ふん」
ダンテが真っ当なことを言っている。お金の心配してる。
このメンバーで人間の世界を歩くなら、あたしもしっかりしなくちゃいけなかったのに、自分のことでいっぱいいっぱいだからだ。
大人だ……。
でも、お金の心配はしなくていいんだよねぇ、これが!
「それに帰り方だって今から考えなくちゃいけないんだぞ?
とにかくだな、ディーヴァは慌てたり騒ぐのは禁止だ。余計体力を使うだろ。
水はオレがなんとかして調達してきてやるから」
うんまあ、帰り方は考えなくちゃだよね。頭がぼーっとしてうまく考えがまとまらないから後にして欲しいけど。
脱水した体にこの日差しはきつかろうと、おひさまから守るように自身の体であたしに覆い被さってきて、抱きしめるような姿勢になるダンテ。
……逆に暑ぅい。
あ、ダンテの匂いがする。
潮の香りじゃなくて、ダンテ自身の匂い。男らしくて頼りになるのに、悪魔の血のせいかちょっぴり怖くって鋭い刃物みたいで、だけど優しくてどこか甘くて……うーん、連想ゲームしちゃうね。
ダンテと言ったらストサンにピーザ!ピザ食べたいおなかすいた。
気がついたら噛み付いていた。
「いて!?」
「……ごめん。また噛んじゃった。ピザと間違えたの」
「はぁー!?ピザと間違えたァ!?」
噛み付いた腕には立派な歯形。
すぐ消えるだろうけど、我ながら思い切り噛みついたものだ。
ダンテは噛まれた自分の腕を見つめてフーフーしながら、こっちを文句たらたらに睨んだ。
「愚弟はピザと間違えるほど太っていないのにな……」
ピザとは時に悪口になる。
