mission 22:old enemy ~VS魔帝~ 後編
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「なんだ、簡単じゃねぇか。なんでオレはこの戦法を取らなかったのかねぇ?」
『ぐ、ぐぬウウウ……虫けらの分際で……。この程度で勝った気かァ!』
どうだ?と言わんばかりに魔帝をねめつけ煽ると、簡単に乗ってきた魔帝ムンドゥスが、またもカッターのような刃を地に走らせてきた。
「テメェの技はもう見切ったっての。
どんな技が来るのかわからない間はたしかに戦々恐々した。そりゃしたとも。……このオレでもな。
だが、もうンなこともねぇ。球体を量産されるのは正直いやだが、こんな攻撃ならかわしちまぇばこっちのモンだ」
ましてや激昂している魔帝なんか敵じゃない。
「……んあ?」
体を捻ってひらりとかわす中、不思議な感覚を感じる。
破壊した大量の球体が消えたあたりから、オレの体の中へと吸い込まれるように消えて行く何か。
これは……魔力……?
シュウシュウと吸い込まれるそれらによって、オレの魔力値が急速に回復していく。
それはまるで、ディーヴァに力を貸してもらった時と似ていて。
ああそうか。これは魔帝が吸い取ったディーヴァの血の力が魔力に変換されたもの。
魔帝の物となってしまったディーヴァの力も、オレの元へと帰りたがっている。魔帝の呪縛から逃れるように、オレの力になろうとしている。
形なきそれにすらディーヴァの想いが宿っている。そう感じた。
胸の内に温かいものが広がり満ちて行く。
「ディーヴァ、お前の力借りるぜ。あとでたっぷり色つけて返すからな。
うおおおおお!!」
『させるものか……!』
バチバチバチイッーー!
魔力をめいっぱいに込めた銃弾を魔帝目掛けて撃ち込み、魔剣スパーダを大きく振るう。
弾丸と斬撃とで、魔帝の体にヒビが入った。
魔剣にももっと魔力を込める事ができれば、魔帝を簡単に討ち滅ぼせるかもしれない。
魔力を込めるかわりに物理に振り、畳みかけるように魔剣スパーダで攻撃していれば、ほんの一瞬だが魔剣から意思のようなものが手を通して伝わってきた。
頭の中で声がする。
いいかい?魔力はこうやって伝達するんだ。
剣が持つ魔力に自分の魔力を乗せろ。自分に合わさせるのではない、自らが剣に合わせろ。
さすれば剣は応える。
これは幻聴か。
親父の……スパーダの声?
魔剣スパーダを握る手にさらに大きな手が重ねられているかのような感覚。
昔、剣の握り方を父に教わった時とよく似ている。自分が幼な子に戻ったかのようだ。
「ーーいや、頭の中の声が誰だろうといい。ようはサーフィンしろって事だろ」
オレは魔剣スパーダを上手く使いこなそうとばかりしてきた。自分の思い通りにしようとばかりした。それが間違っていた。
オレが波じゃない、剣が波なのだ。剣の魔力という波に乗るイメージでいくぜ。
色彩的に禍々しいほどの赤に輝く魔剣スパーダの魔力に、己の魔力を乗せていく。
剣に染みこみ、共鳴して新たな魔力が練られていくと同時、巨大な力が爆発的に広がった。
ブワッーーー!
イケる。今なら、魔人化もできる。
オレの姿が今度こそ魔剣士スパーダの姿と重なって見えたらしく、魔帝から恐怖の感情を感じ取れた。
『なっ……なんだこれは……!魔剣士、スパーダ…………!?』
「フッ……また魔人化できるようになったみたいだ」
きっとこの戦いが終われば、また魔剣スパーダでの魔人化はしばらくできないかもしれない。
ディーヴァの言う通り、鍛錬が必要なのかもしれない。
……いや、悪魔がそう年中襲ってこないような安全な生活が送れるならば、魔人化は必要ない。
必要のない力。それでいい。魔人化しなくてはいけなくなる状況ってのがそもそも問題なんだ。
オレは今一度魔人化する。
魔帝が怖がる、魔剣士スパーダその姿を取って、ここに降臨した。
握りしめた魔剣スパーダで攻撃を再開する。
もちろん、銃の代わりにと放つ火球放出も同時に忘れずに。
「ーーシィッーー!」
噛みしめた歯の間から空気の音が漏れる。
奥歯が砕けるほどの力強い振り払いだ。そこから発生した強烈な斬撃が魔帝の胴を捉え、痕を残す。
『ぐ、がぁぁぁっ!!』
「惜しい、胴か。核はあと少し上だったな」
『くっ、やはり貴様は今抹殺しておかねばなるまい……!オオオオオオ…………!!』
胴を裂かれ激昂した魔帝は宙を漂う黒い球体を呼吸するかのように呼び戻した。
そしてディーヴァの血からも作られたエネルギー体がたっぷりと詰まったそれを、自身の体に残さず吸収し取り込んだ。
取り込まれたエネルギーが魔帝の頭上を回転し、巨大な光弾となって向かってくる。
「へー。まーだそんな技持ってたのか。
バージルの言葉じゃねえが……」
オレはその光弾を魔剣スパーダで弾き返し、全て魔帝へと当てる。
追加で魔剣スパーダをブーメランのように投げつけ、魔帝の核を攻撃する。
「ぬ!」
続いて火炎弾を一球。
「る!」
二球。
「い!」
三球。
「んだよ!」
戻ってきた魔剣スパーダを鋭く横一閃。
魔帝の核が著しく傷ついた。
『ぐ、ぐぬウウウ……虫けらの分際で……。この程度で勝った気かァ!』
どうだ?と言わんばかりに魔帝をねめつけ煽ると、簡単に乗ってきた魔帝ムンドゥスが、またもカッターのような刃を地に走らせてきた。
「テメェの技はもう見切ったっての。
どんな技が来るのかわからない間はたしかに戦々恐々した。そりゃしたとも。……このオレでもな。
だが、もうンなこともねぇ。球体を量産されるのは正直いやだが、こんな攻撃ならかわしちまぇばこっちのモンだ」
ましてや激昂している魔帝なんか敵じゃない。
「……んあ?」
体を捻ってひらりとかわす中、不思議な感覚を感じる。
破壊した大量の球体が消えたあたりから、オレの体の中へと吸い込まれるように消えて行く何か。
これは……魔力……?
シュウシュウと吸い込まれるそれらによって、オレの魔力値が急速に回復していく。
それはまるで、ディーヴァに力を貸してもらった時と似ていて。
ああそうか。これは魔帝が吸い取ったディーヴァの血の力が魔力に変換されたもの。
魔帝の物となってしまったディーヴァの力も、オレの元へと帰りたがっている。魔帝の呪縛から逃れるように、オレの力になろうとしている。
形なきそれにすらディーヴァの想いが宿っている。そう感じた。
胸の内に温かいものが広がり満ちて行く。
「ディーヴァ、お前の力借りるぜ。あとでたっぷり色つけて返すからな。
うおおおおお!!」
『させるものか……!』
バチバチバチイッーー!
魔力をめいっぱいに込めた銃弾を魔帝目掛けて撃ち込み、魔剣スパーダを大きく振るう。
弾丸と斬撃とで、魔帝の体にヒビが入った。
魔剣にももっと魔力を込める事ができれば、魔帝を簡単に討ち滅ぼせるかもしれない。
魔力を込めるかわりに物理に振り、畳みかけるように魔剣スパーダで攻撃していれば、ほんの一瞬だが魔剣から意思のようなものが手を通して伝わってきた。
頭の中で声がする。
いいかい?魔力はこうやって伝達するんだ。
剣が持つ魔力に自分の魔力を乗せろ。自分に合わさせるのではない、自らが剣に合わせろ。
さすれば剣は応える。
これは幻聴か。
親父の……スパーダの声?
魔剣スパーダを握る手にさらに大きな手が重ねられているかのような感覚。
昔、剣の握り方を父に教わった時とよく似ている。自分が幼な子に戻ったかのようだ。
「ーーいや、頭の中の声が誰だろうといい。ようはサーフィンしろって事だろ」
オレは魔剣スパーダを上手く使いこなそうとばかりしてきた。自分の思い通りにしようとばかりした。それが間違っていた。
オレが波じゃない、剣が波なのだ。剣の魔力という波に乗るイメージでいくぜ。
色彩的に禍々しいほどの赤に輝く魔剣スパーダの魔力に、己の魔力を乗せていく。
剣に染みこみ、共鳴して新たな魔力が練られていくと同時、巨大な力が爆発的に広がった。
ブワッーーー!
イケる。今なら、魔人化もできる。
オレの姿が今度こそ魔剣士スパーダの姿と重なって見えたらしく、魔帝から恐怖の感情を感じ取れた。
『なっ……なんだこれは……!魔剣士、スパーダ…………!?』
「フッ……また魔人化できるようになったみたいだ」
きっとこの戦いが終われば、また魔剣スパーダでの魔人化はしばらくできないかもしれない。
ディーヴァの言う通り、鍛錬が必要なのかもしれない。
……いや、悪魔がそう年中襲ってこないような安全な生活が送れるならば、魔人化は必要ない。
必要のない力。それでいい。魔人化しなくてはいけなくなる状況ってのがそもそも問題なんだ。
オレは今一度魔人化する。
魔帝が怖がる、魔剣士スパーダその姿を取って、ここに降臨した。
握りしめた魔剣スパーダで攻撃を再開する。
もちろん、銃の代わりにと放つ火球放出も同時に忘れずに。
「ーーシィッーー!」
噛みしめた歯の間から空気の音が漏れる。
奥歯が砕けるほどの力強い振り払いだ。そこから発生した強烈な斬撃が魔帝の胴を捉え、痕を残す。
『ぐ、がぁぁぁっ!!』
「惜しい、胴か。核はあと少し上だったな」
『くっ、やはり貴様は今抹殺しておかねばなるまい……!オオオオオオ…………!!』
胴を裂かれ激昂した魔帝は宙を漂う黒い球体を呼吸するかのように呼び戻した。
そしてディーヴァの血からも作られたエネルギー体がたっぷりと詰まったそれを、自身の体に残さず吸収し取り込んだ。
取り込まれたエネルギーが魔帝の頭上を回転し、巨大な光弾となって向かってくる。
「へー。まーだそんな技持ってたのか。
バージルの言葉じゃねえが……」
オレはその光弾を魔剣スパーダで弾き返し、全て魔帝へと当てる。
追加で魔剣スパーダをブーメランのように投げつけ、魔帝の核を攻撃する。
「ぬ!」
続いて火炎弾を一球。
「る!」
二球。
「い!」
三球。
「んだよ!」
戻ってきた魔剣スパーダを鋭く横一閃。
魔帝の核が著しく傷ついた。
