mission 22:old enemy ~VS魔帝~ 後編
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赤いレーザーをかわしながら、魔帝の胸の核目掛けて魔剣スパーダを振るう。
今までよりも剣のリーチが長く感じる。一振りするだけで衝撃波が発生したかのような力強さ。
「こん、の……っ!いてぇな!」
だがそれも奴が作る球によって防がれ、逆に魔帝が手から放つレーザーをその身に受けてしまった。
大量に放たれたそれが横なぐりの雨のように降り注ぎ、オレだけでなく地表をも抉り取る。
地表?いや、それにしてはオレに当たる数が少ない。狙いが微妙に外れている。
痛くないのだからいいだろうって?そう言う問題じゃない。
「く……っ!」
「っ!?」
背後から絞り出すように唸る声が聞こえて気がついた。
オレだけでなく、後ろに待機しているバージルとディーヴァの結界を破壊しようとしているのか執拗に狙っていた!
戦闘に参加していない者も狙うとはなんて奴だ!……と言ったところで相手はヒトデナシもクソもなく最低最悪の魔帝だ。卑怯な手の一つや二つや十つくらい使うだろう。
止めようと急ぐも、手からのレーザーが背中からも同時に放たれる。
それはオレの周囲に降り注ぎ、さすがにバージルへ近づくことができなくなった。
「ちっ……おいバージル大丈夫か!?」
「こちらの事はいい!お前は攻撃に集中しろ!!どうみても防戦一方ではないか!?」
「なかなか近づけないんだよ」
「たわけ!治るだろうが!手足や体が穴だらけになっても近づけ……!」
「いやさすがに足が穴だらけだと治るまで時間かかるだろ!?」
バージルもあまり余裕がないようだ。
結界を張るのに精一杯の状態で、自分だけでなくディーヴァを守っている。それだけならまだしも、魔帝からの攻撃まであるのだ。混乱するのも当たり前だった。
だがバージル……アンタの言う方法を取ると余計に時間がかかるぞ。
そんな会話をしながら魔帝からのレーザーや、浮いた球からの攻撃を防いでいれば、魔帝が両手を大きく振るってきた。
鋭い赤い刃が地を進み、カッターのように襲いかかる!
「あ……っぶね〜〜〜」
スパーダを振るってその衝撃で横に飛ばなければ、今頃穴どころじゃなくて胴体真っ二つだ。
「たく、全然休ませてくれないようだな。
テレビじゃあ口上シーンや変身シーンは待つのが普通だろ。なら、兄弟間の短い会話くらいの時間は待ってろよ」
『フハハハハ……ここで人間界の常識が通用するとでも?待つ道理はない。
貴様が一番の脅威。とすれば悪い芽は小さな内に積んでおかねばなるまい?」
まあ、通用するとは思っていなかったけどな。
「悪い芽ねぇ……テメェのほうがよほど悪い芽だろうがよ!」
『それは貴様から観た見解にすぎぬ……!』
魔帝が煮えたぎる溶岩の海に手を叩きつけた。
直後、炎の龍の時と同じようにオレの足元がオレンジ色に光る。
また龍か!そう思い、横に飛ぶがその横の足元にもオレンジ色の光と、熱源。
飛んだ先々の地面がオレンジから赤く染まり、連続して太い火柱が濛々と立ち上がる。
「これはまさか……!
ちっ、あの蜘蛛悪魔みたいなことしやがって」
ファントムといったか。あの蜘蛛にも散々してやられたが、それよりも火力が強いのは魔帝だからだろう。
炎がかすった一張羅がさらにボロボロになっていく。帰ったら買う予定だとはいえ気に入ってたモンをどんどんボロボロにされるってのはクるものがある……畜生め。
大したダメージはないもののバージルの言う通りこれでは防戦一方。ジリ貧だ。
魔帝を覆う白い球黒い球。アレらを破壊しつつ合間になんとかぶっ倒さねえと……。
体勢を立て直し、魔帝正面の足場へと飛ぶ。
魔剣スパーダの刃が魔帝の血肉求め、ギラリと光った。
「ってうおお!?球で挟み込むないてぇんだよコンニャロ!」
魔帝の周りを飛んでいた白い球体がプロ野球選手の豪速球もかくやのスピードで飛んできた。
オレをサンドイッチの具材のように挟んだまま、ゼロ距離でレーザーを撃つ作戦だったようだ。
蹴り飛ばし、斬りつけて破壊する。レーザーは当たらなかったから痛くなかったものの、挟まれた顔が痛かった……。
「馬鹿が!何を遊んでいるダンテ!」
「はぁ!?遊んでねぇよ!」
「タコ顔晒してる奴が言うなこのタコが!」
「なんだと!?じゃあアンタはイカか!アア゛!?」
キレながらも考える。
今ディーヴァが起きていたら、タコとイカにツッコミを入れてくれるだろうに。
「遊んでないと言うならば、奴が球体を生成するよりも早く片っ端から破壊すればいいだろうが!
今がその好機だ!」
バージルに罵詈雑言……いや、喝を入れられ魔帝の方へと向き直る。
「たわけだのバカだのいちいちうるさいバージルめ。んな、まとめて破壊するとか難しい事を……ん?
まとめて?」
ディーヴァが起きるためにも。
ディーヴァが安心して暮らせる世の中を作るためにも。
そしてオレたちの家族の仇を討つ、そのためにも。
この怒りは、バージルではない。魔帝にぶつけるべきだ。
思いついた戦法を試すべく、オレは魔力を込めた魔剣スパーダをブーメランのように飛ばした。
まとめて破壊しまくれ!!
「はっーーー!」
思った通りだ。ブーメランと化した魔剣スパーダが、自らの通り道に連なる球を次々に破壊していく。
オレはスパーダが取りこぼしたものを、ショットガンを撃ち込みつつ、蹴り付けて破壊していった。
今までよりも剣のリーチが長く感じる。一振りするだけで衝撃波が発生したかのような力強さ。
「こん、の……っ!いてぇな!」
だがそれも奴が作る球によって防がれ、逆に魔帝が手から放つレーザーをその身に受けてしまった。
大量に放たれたそれが横なぐりの雨のように降り注ぎ、オレだけでなく地表をも抉り取る。
地表?いや、それにしてはオレに当たる数が少ない。狙いが微妙に外れている。
痛くないのだからいいだろうって?そう言う問題じゃない。
「く……っ!」
「っ!?」
背後から絞り出すように唸る声が聞こえて気がついた。
オレだけでなく、後ろに待機しているバージルとディーヴァの結界を破壊しようとしているのか執拗に狙っていた!
戦闘に参加していない者も狙うとはなんて奴だ!……と言ったところで相手はヒトデナシもクソもなく最低最悪の魔帝だ。卑怯な手の一つや二つや十つくらい使うだろう。
止めようと急ぐも、手からのレーザーが背中からも同時に放たれる。
それはオレの周囲に降り注ぎ、さすがにバージルへ近づくことができなくなった。
「ちっ……おいバージル大丈夫か!?」
「こちらの事はいい!お前は攻撃に集中しろ!!どうみても防戦一方ではないか!?」
「なかなか近づけないんだよ」
「たわけ!治るだろうが!手足や体が穴だらけになっても近づけ……!」
「いやさすがに足が穴だらけだと治るまで時間かかるだろ!?」
バージルもあまり余裕がないようだ。
結界を張るのに精一杯の状態で、自分だけでなくディーヴァを守っている。それだけならまだしも、魔帝からの攻撃まであるのだ。混乱するのも当たり前だった。
だがバージル……アンタの言う方法を取ると余計に時間がかかるぞ。
そんな会話をしながら魔帝からのレーザーや、浮いた球からの攻撃を防いでいれば、魔帝が両手を大きく振るってきた。
鋭い赤い刃が地を進み、カッターのように襲いかかる!
「あ……っぶね〜〜〜」
スパーダを振るってその衝撃で横に飛ばなければ、今頃穴どころじゃなくて胴体真っ二つだ。
「たく、全然休ませてくれないようだな。
テレビじゃあ口上シーンや変身シーンは待つのが普通だろ。なら、兄弟間の短い会話くらいの時間は待ってろよ」
『フハハハハ……ここで人間界の常識が通用するとでも?待つ道理はない。
貴様が一番の脅威。とすれば悪い芽は小さな内に積んでおかねばなるまい?」
まあ、通用するとは思っていなかったけどな。
「悪い芽ねぇ……テメェのほうがよほど悪い芽だろうがよ!」
『それは貴様から観た見解にすぎぬ……!』
魔帝が煮えたぎる溶岩の海に手を叩きつけた。
直後、炎の龍の時と同じようにオレの足元がオレンジ色に光る。
また龍か!そう思い、横に飛ぶがその横の足元にもオレンジ色の光と、熱源。
飛んだ先々の地面がオレンジから赤く染まり、連続して太い火柱が濛々と立ち上がる。
「これはまさか……!
ちっ、あの蜘蛛悪魔みたいなことしやがって」
ファントムといったか。あの蜘蛛にも散々してやられたが、それよりも火力が強いのは魔帝だからだろう。
炎がかすった一張羅がさらにボロボロになっていく。帰ったら買う予定だとはいえ気に入ってたモンをどんどんボロボロにされるってのはクるものがある……畜生め。
大したダメージはないもののバージルの言う通りこれでは防戦一方。ジリ貧だ。
魔帝を覆う白い球黒い球。アレらを破壊しつつ合間になんとかぶっ倒さねえと……。
体勢を立て直し、魔帝正面の足場へと飛ぶ。
魔剣スパーダの刃が魔帝の血肉求め、ギラリと光った。
「ってうおお!?球で挟み込むないてぇんだよコンニャロ!」
魔帝の周りを飛んでいた白い球体がプロ野球選手の豪速球もかくやのスピードで飛んできた。
オレをサンドイッチの具材のように挟んだまま、ゼロ距離でレーザーを撃つ作戦だったようだ。
蹴り飛ばし、斬りつけて破壊する。レーザーは当たらなかったから痛くなかったものの、挟まれた顔が痛かった……。
「馬鹿が!何を遊んでいるダンテ!」
「はぁ!?遊んでねぇよ!」
「タコ顔晒してる奴が言うなこのタコが!」
「なんだと!?じゃあアンタはイカか!アア゛!?」
キレながらも考える。
今ディーヴァが起きていたら、タコとイカにツッコミを入れてくれるだろうに。
「遊んでないと言うならば、奴が球体を生成するよりも早く片っ端から破壊すればいいだろうが!
今がその好機だ!」
バージルに罵詈雑言……いや、喝を入れられ魔帝の方へと向き直る。
「たわけだのバカだのいちいちうるさいバージルめ。んな、まとめて破壊するとか難しい事を……ん?
まとめて?」
ディーヴァが起きるためにも。
ディーヴァが安心して暮らせる世の中を作るためにも。
そしてオレたちの家族の仇を討つ、そのためにも。
この怒りは、バージルではない。魔帝にぶつけるべきだ。
思いついた戦法を試すべく、オレは魔力を込めた魔剣スパーダをブーメランのように飛ばした。
まとめて破壊しまくれ!!
「はっーーー!」
思った通りだ。ブーメランと化した魔剣スパーダが、自らの通り道に連なる球を次々に破壊していく。
オレはスパーダが取りこぼしたものを、ショットガンを撃ち込みつつ、蹴り付けて破壊していった。
