mission 2:lightning sword ~新たなるオトモ~
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ほかにこの部屋で行ける場所といえば、一段上がったその奥にある扉くらいだ。
普通の人間ならばよじ登らなくてはいけないような場所も半魔ならばなんのその。
軽く飛び上がって音もなく着地!
10点×10オール百点満点!!
ダンテ選手、見事な着地ポーズです。
…なんてアホなことやってないで、次に行こう。
ダンテは自分の運動能力を褒め称え、優勝カップを手にしたところまでを脳内で妄想し、その扉を開けた。
少し明るい回廊だ。
外は徐々に日が暮れて行くところだったが、ステンドグラスの影響か、白く光りが差し込む作りで、そこはダンテの目に眩しく映る。
光の回廊、といったところか。
眩しさで目がやられたその一瞬を悪魔は見逃さない。
入った瞬間から、湧き出ていた傀儡人形が、ダンテの命を執拗に狙っていた。
「こんな狭い回廊で待ち伏せしてご苦労なことで。うぜぇから一掃させてもらう、ぜっ…!」
脳天めがけて振り下ろされたそのナイフを、相手を凌ぐ速さで弾き飛ばす。
弾き飛ばす得物はアラストル…ではなく、またもショットガン。その銃身。
なかなかの固さの銃身と、鋭いナイフが火花を散らした。
よろめき後退する悪魔。
回廊の中密集する悪魔を、貫通してゆくほど威力の高い魔弾で滅するダンテ。
「ははっ!悪魔ども、向こう側までよく見えてるぜ。
ぱん、つー、まる、みえ!ってか?楽しいなおい」
『俺はぜんっぜん楽しくない』
背中のアラストルは使ってもらえなくてちょっぴり不服そうだった。
悪魔の気配はなくなった。ショットガンの軽いメンテナンスをしていたダンテだったが、硝煙の匂いも徐々に薄まってきた頃、突き当たりに台座があるのにようやく目を向けた。
穴が空いている。
また、穴が。
「穴空いたオブジェ多いなぁ。穴とか聞くとさ、変な気分にならないか?」
『全然ならない。下ネタを魔具に振らないでください』
「穴としか言ってないうちから下ネタだってわかるのかよ」
アラストルノーコメント、黙秘権を発動するため、お口チャックするぅん。
「穴…まさか今度こそアレを挿れ…!
いや、こう言う話はそろそろやめておくか」
そんな若気の至りはもう間に合っている。
お相手たるディーヴァもいないことだし。
挿れるなら、知らぬ穴より、知った穴。
575に上手くまとまった。
自分の俳句の絶妙具合に唸っていると、台座に文字が彫り込まれているのに気がついた。
永らくそのままだったのだろう、ところどころ風化しているが読めなくはない。
『えーと、導きの魂はここに集う、だって』
読もうとしたら先に読まれた。
背中にあるはずの、アラストルにである。
「お前さ、なんでオレの背中に吊ってあるのに見えんの?どこに目ついてんの??
こぇーわ」
『不可視の人型取れたりできるのはナーイショ』
「…言ってるじゃねぇか」
透明な精神体がその辺をうろうろしているということか。
便利そうだが、聞けば物には触れないという。
謎解きなどに利用できると思ったのに、残念だ。
『どんな姿なのかは、ビューティフルジョーシリーズ見よう!
どこかでかっこいい俺が見れるよ』
「宣伝か」
『やだなあマスター、俺のファンを増やしてるだけだって』
「あ、そ」
他ゲームの宣伝の上、自ファン増やしたぁ、やるなこいつ。
「まあいい。
魂がここに集う、の意味はわからんが、またあとで来ることになりそうだ。
覚えていられたら覚えておこう。
んで行き止まりなワケだが…」
この先は行き止まり。
調べてみたが隠された扉も何もない。相変わらず壁をぶっ叩いてみても、ヒビ一つ入らないわけで。
そうなると違和感のあるのは、行き止まり手前の祭壇。
「へんな祭壇から怪しい匂いがプンプンするぜ。
なになに『道を開きたくば汝が力で神を退けよ、神は汝の目の前にいる』とな」
彫り込まれた文字を読み上げる。
目の前にいる神に相当する何かを退ける、つまり倒すか何かするのだろう。悪魔と神は紙一重なことも多い。
なら、悪魔のことなのだろうか。
しかし悪魔は倒し終えてしまった。ならばいったい…?
「目の前の神、ね。
目の前にディーヴァがいる、だったらどんなにいいか…。
あいつ神じゃなくて天使だけど」
今は会えぬ愛する恋人に思い馳せる。
会えない時間が愛、育てる。なんて言葉のページは、とうの昔に自分の辞書から捨てた。
会えない時間、なんてものなくていい。ゼロ距離でずっと一緒にいるのが正解だ。
だというに、彼女は自分のもとにいない。
「はー…会いてぇなー。
るーるるるるー、るーるるるるー」
目が熱くなってきたのを感じる。涙が出てきそうだった。
『ディーヴァって?』
「天使で天使みたいにかわいいオレの大事な大事な大事な彼女の名前だ」
『天使で天使みたいにかわいいってよくわからんわー。あと大事なを何度も言い過ぎ』
「オレの剣になるならわかれよ!あと言い過ぎじゃないからな。まだまだ言いたいくらいだ」
『うわこの人無茶言うなぁ』
「無茶のひとつも言いたくなるさ。
ここのクソ悪魔のクソ親玉に連れ去られて、今もなおディーヴァは酷い目にあってるかもしれないんだ。
そうだ、お前なにか知ってるか?なんでもいい、何か知ってたら教えろください」
言葉のチョイスはともかく、悲痛なまでのダンテの懇願。
だが、アラストルの返事は非情!
ホジホジペッ!という感じの間延びした答えだった。
『寝てたから知らんー。
マスターが来るまでずっとスヤァしてたもん。眠り邪魔されるの嫌だったから耳栓してたもん。
はいざんねん』
「はあ…役に立たねぇ…」
これではやはり謎解きを繰り返し、正規のルートを通ってのお姫様奪還、という選択肢しかなさそうだ。
先は長い。絶対長い。
だってほら、テメンニグルの時だってただ塔を登ればいいというわけではなかっただろう?
うんざり、そしてガックリと項垂れたダンテは、そばにあった祭壇に突っ伏し、体重をかけた。
ズズズ…。わずかに祭壇が横へズレた。
「うぉ?
こいつ…動くぞ」
ズレた下に何かある!
さすがはバイオ●ザードを作ろうとして出来上がったスタイリッシュアクションなだけはある。謎解きしかり、動かすものしかり。
つまり、神とはこの祭壇の上に鎮座する小さな像のことであり、その像が乗るこの祭壇を力づくで動かせ、ということだったもよう。
ただの仏壇かと思っていたが、よく考えたらそんなわけがなかった。
だいたい誰の仏壇だ。
ディーヴァのとか言ったらぶっ飛ばすぞおいこら。(誰も言ってない)
「…まず試せの応用編。まず斬ってみろいきまーす」
アラストルを祭壇に振り下ろす。
まさか悪魔を相手ではなく、このような使い方をされるとは思わなかったアラストルは、本体がシェイクされる衝撃の中、不服そうに叫んだ。
『えっ!悪魔じゃなくて俺のハジメテはこんなのに使われちゃうの!?
いいけどなんか納得いかない!』
「これからどんどん使ってやるんだから文句言うんじゃねぇよ。
…と、やっと次に進めるようだ」
二撃、三撃と剣技を繰り出せば、祭壇が後退し先の道を標す。
ぽっかり空いた空洞、その中にダンテは身を踊らせた。
普通の人間ならばよじ登らなくてはいけないような場所も半魔ならばなんのその。
軽く飛び上がって音もなく着地!
10点×10オール百点満点!!
ダンテ選手、見事な着地ポーズです。
…なんてアホなことやってないで、次に行こう。
ダンテは自分の運動能力を褒め称え、優勝カップを手にしたところまでを脳内で妄想し、その扉を開けた。
少し明るい回廊だ。
外は徐々に日が暮れて行くところだったが、ステンドグラスの影響か、白く光りが差し込む作りで、そこはダンテの目に眩しく映る。
光の回廊、といったところか。
眩しさで目がやられたその一瞬を悪魔は見逃さない。
入った瞬間から、湧き出ていた傀儡人形が、ダンテの命を執拗に狙っていた。
「こんな狭い回廊で待ち伏せしてご苦労なことで。うぜぇから一掃させてもらう、ぜっ…!」
脳天めがけて振り下ろされたそのナイフを、相手を凌ぐ速さで弾き飛ばす。
弾き飛ばす得物はアラストル…ではなく、またもショットガン。その銃身。
なかなかの固さの銃身と、鋭いナイフが火花を散らした。
よろめき後退する悪魔。
回廊の中密集する悪魔を、貫通してゆくほど威力の高い魔弾で滅するダンテ。
「ははっ!悪魔ども、向こう側までよく見えてるぜ。
ぱん、つー、まる、みえ!ってか?楽しいなおい」
『俺はぜんっぜん楽しくない』
背中のアラストルは使ってもらえなくてちょっぴり不服そうだった。
悪魔の気配はなくなった。ショットガンの軽いメンテナンスをしていたダンテだったが、硝煙の匂いも徐々に薄まってきた頃、突き当たりに台座があるのにようやく目を向けた。
穴が空いている。
また、穴が。
「穴空いたオブジェ多いなぁ。穴とか聞くとさ、変な気分にならないか?」
『全然ならない。下ネタを魔具に振らないでください』
「穴としか言ってないうちから下ネタだってわかるのかよ」
アラストルノーコメント、黙秘権を発動するため、お口チャックするぅん。
「穴…まさか今度こそアレを挿れ…!
いや、こう言う話はそろそろやめておくか」
そんな若気の至りはもう間に合っている。
お相手たるディーヴァもいないことだし。
挿れるなら、知らぬ穴より、知った穴。
575に上手くまとまった。
自分の俳句の絶妙具合に唸っていると、台座に文字が彫り込まれているのに気がついた。
永らくそのままだったのだろう、ところどころ風化しているが読めなくはない。
『えーと、導きの魂はここに集う、だって』
読もうとしたら先に読まれた。
背中にあるはずの、アラストルにである。
「お前さ、なんでオレの背中に吊ってあるのに見えんの?どこに目ついてんの??
こぇーわ」
『不可視の人型取れたりできるのはナーイショ』
「…言ってるじゃねぇか」
透明な精神体がその辺をうろうろしているということか。
便利そうだが、聞けば物には触れないという。
謎解きなどに利用できると思ったのに、残念だ。
『どんな姿なのかは、ビューティフルジョーシリーズ見よう!
どこかでかっこいい俺が見れるよ』
「宣伝か」
『やだなあマスター、俺のファンを増やしてるだけだって』
「あ、そ」
他ゲームの宣伝の上、自ファン増やしたぁ、やるなこいつ。
「まあいい。
魂がここに集う、の意味はわからんが、またあとで来ることになりそうだ。
覚えていられたら覚えておこう。
んで行き止まりなワケだが…」
この先は行き止まり。
調べてみたが隠された扉も何もない。相変わらず壁をぶっ叩いてみても、ヒビ一つ入らないわけで。
そうなると違和感のあるのは、行き止まり手前の祭壇。
「へんな祭壇から怪しい匂いがプンプンするぜ。
なになに『道を開きたくば汝が力で神を退けよ、神は汝の目の前にいる』とな」
彫り込まれた文字を読み上げる。
目の前にいる神に相当する何かを退ける、つまり倒すか何かするのだろう。悪魔と神は紙一重なことも多い。
なら、悪魔のことなのだろうか。
しかし悪魔は倒し終えてしまった。ならばいったい…?
「目の前の神、ね。
目の前にディーヴァがいる、だったらどんなにいいか…。
あいつ神じゃなくて天使だけど」
今は会えぬ愛する恋人に思い馳せる。
会えない時間が愛、育てる。なんて言葉のページは、とうの昔に自分の辞書から捨てた。
会えない時間、なんてものなくていい。ゼロ距離でずっと一緒にいるのが正解だ。
だというに、彼女は自分のもとにいない。
「はー…会いてぇなー。
るーるるるるー、るーるるるるー」
目が熱くなってきたのを感じる。涙が出てきそうだった。
『ディーヴァって?』
「天使で天使みたいにかわいいオレの大事な大事な大事な彼女の名前だ」
『天使で天使みたいにかわいいってよくわからんわー。あと大事なを何度も言い過ぎ』
「オレの剣になるならわかれよ!あと言い過ぎじゃないからな。まだまだ言いたいくらいだ」
『うわこの人無茶言うなぁ』
「無茶のひとつも言いたくなるさ。
ここのクソ悪魔のクソ親玉に連れ去られて、今もなおディーヴァは酷い目にあってるかもしれないんだ。
そうだ、お前なにか知ってるか?なんでもいい、何か知ってたら教えろください」
言葉のチョイスはともかく、悲痛なまでのダンテの懇願。
だが、アラストルの返事は非情!
ホジホジペッ!という感じの間延びした答えだった。
『寝てたから知らんー。
マスターが来るまでずっとスヤァしてたもん。眠り邪魔されるの嫌だったから耳栓してたもん。
はいざんねん』
「はあ…役に立たねぇ…」
これではやはり謎解きを繰り返し、正規のルートを通ってのお姫様奪還、という選択肢しかなさそうだ。
先は長い。絶対長い。
だってほら、テメンニグルの時だってただ塔を登ればいいというわけではなかっただろう?
うんざり、そしてガックリと項垂れたダンテは、そばにあった祭壇に突っ伏し、体重をかけた。
ズズズ…。わずかに祭壇が横へズレた。
「うぉ?
こいつ…動くぞ」
ズレた下に何かある!
さすがはバイオ●ザードを作ろうとして出来上がったスタイリッシュアクションなだけはある。謎解きしかり、動かすものしかり。
つまり、神とはこの祭壇の上に鎮座する小さな像のことであり、その像が乗るこの祭壇を力づくで動かせ、ということだったもよう。
ただの仏壇かと思っていたが、よく考えたらそんなわけがなかった。
だいたい誰の仏壇だ。
ディーヴァのとか言ったらぶっ飛ばすぞおいこら。(誰も言ってない)
「…まず試せの応用編。まず斬ってみろいきまーす」
アラストルを祭壇に振り下ろす。
まさか悪魔を相手ではなく、このような使い方をされるとは思わなかったアラストルは、本体がシェイクされる衝撃の中、不服そうに叫んだ。
『えっ!悪魔じゃなくて俺のハジメテはこんなのに使われちゃうの!?
いいけどなんか納得いかない!』
「これからどんどん使ってやるんだから文句言うんじゃねぇよ。
…と、やっと次に進めるようだ」
二撃、三撃と剣技を繰り出せば、祭壇が後退し先の道を標す。
ぽっかり空いた空洞、その中にダンテは身を踊らせた。
