mission 2:lightning sword ~新たなるオトモ~
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新たな武器を手にいれたことでほくほく気分のダンテは、アラストルが刺さっていた大きな扉に手をかける。
よく見れば聖女のレリーフはどこへやら、今度のレリーフは正反対の、死を司る裁判官、といった感じだ。
「…開かない」
武器を手にいれた、イコール、ボス戦!
この扉が開くものと踏んだが、そうではなかった。
なぜだ!
と思い、レリーフを観察すれば、杖らしきものをはめる空洞が。
『その杖とやらを探す旅が今、はじまるーーー…』
「旅は始まらねーよ!あほか!!
ってお前、まだ喋れたのか」
『喋れるに決まってるだろ?だって意思をもつ魔具だぞ』
なんと。頭の中に声が響いてくる時だけかと思ったが、どこぞの青と赤の双剣と同じように言葉を発してきたではないか。
てっててー!
ディーヴァのかわりのツッコミ役を手にいれた!!
いや、ツッコミは大事だが、そこは激しくディーヴァを求む。
ほかのツッコミなぞ要らないのだ。
それに今ので行くとダンテがツッコミ役である。
剣のつぶやきにツッコむくらいならば、セルフで一人ボケツッコミのほうが楽でいい。
ダンテは無視して隣を見た。
「まあいい。
でけぇ扉がこんなんじゃ、こっちの扉にいくほかあるめぇよな。開いてるのはここだけのようだし」
アラストルを手に入れたこの空間。お隣…左を見れば、立派な扉。
ここは鍵穴もなにもない。開いている。
無遠慮に開け放ったそこには長年の埃とカビが詰まったような匂いが充満していた。
臭いの元は壁いっぱいに敷き詰められた蔵書の山。
「書庫か…カビくせェ本がいっぱい詰まってるぜ。くせぇくせぇ。
ディーヴァならわぁい古本屋さん〜とか言って喜ぶかもしれ…いや、変な本しかなさそうだ」
しかし彼女は、変な本も読む。
こちらが反応に困ってしまうような、そんな本を。
わが愛し人ながら、独特のセンスを持っていると思う。そういえば、描く絵も独特だった。
この書庫に詰まっているその、変な本。
それは、錬金術の専門書に、古今東西あらゆる妖術、儀式の類の書物…この城の建立に関するもの。
「なになに、12世紀に城塞としえ建設、改修すること多数…?ここずいぶん昔からあんのな。
親父の歳考えると大したことないけど」
ーーーなぜ、代々の城主が異常なほど改修を繰り返したのか
何か悪霊めいたものに憑かれていたのではないかとさえ思えるのだーーー
「……」
最後に加えられた文章。
悪霊なんて書き方して、なんと薄ら寒い一節か。
なんてことない、悪魔が出没していたからだろうが、昔の人間にそれを言ってもわからなかったろう。
お向かいの棚には代々の城主の行政が。
末期の頃には、ひどい税金を課し、残虐な処刑をしたと加えられている。
悪い王様もいたものだ。
その向こうの本には、領地でとれた作物のリスト…これにも作物の取れる量が一定せず不安定。冬の作物が夏にとれた…。
などとおかしなことが多数書かれていた。
「あれもこれも全部…、ようかいのせいなのね、そうなのね!ってやつだよな。
まあ、妖怪じゃなくてあk、」
『悪魔だよ!』
「アラストル残念つっこむタイミング遅い。
ツッコミ遅い奴はビー、クワイエット!必要以上にしゃべらねぇで静かにしとけ」
背中のアラストルがしょんぼりした空気を醸し出した。
斬れ味さえ鈍らなければよい。
「あっち側は…ここからじゃあ入れなさそうだな。木でふさがってやがる。
セイッ!!!」
水気はあるものの、内部は朽ちていそうな、そんな木。
だが、アラストルを叩きつけてみても、案の定、傷一つつかず、逆にアラストルがビイイイインと鈍い音を立てただけであった。
アラストルが痛い。
「やっぱり破壊できないみたいだし、入れないよな」
ズルはいけません。ズルは。
「しゃーねぇ。
あとこの部屋で調べられるところ、っつーと上か」
階段があるというに、ダンテはキックジャンプで軽く飛び上がり、上におりたつ。
その際。着地点にあった机を破壊してしまった。
「んぎゃっ!
ってー…。一体なンだよ」
ドスンと大きな音を立てて机から落ちてきたものが、ダンテのつま先にクリーンヒット。
タンスの角に小指をぶつける然り、こういう地味なものが一番痛いのだ。
「んーー?なんでこんな城の、こんな図書館の、しかもテーブルに、ショットガンがあるんだよ…」
その黒い塊は、ショットガン。古臭い城には似合わぬ文明の機器。
なるほど!ロングバレルの先端、銃口部分が一点集中でダンテのつま先に落ちてきたようだ。
そら痛いわ。
『あるんだからあるんじゃん?』
「はいそこのキミおくちチャックね。
とりあえず、もらえるもんはもらっとくか」
うむ、なぜかメンテナンスも必要なく今すぐ使えそうだ。弾は自分の魔力で補填できるし。
ショットガンならば、あのマリオネット達も今まで以上に楽に仕留められよう。
悪魔を倒すのはもはや生き甲斐レベルだが、弱い悪魔ばかり相手にしたいわけではない。
来たれ強い悪魔!
…と、ショットガンとともに、机にあったらしい蔵書が開いていた。
「おっとあぶね」
ディーヴァがまだ高校生活を送っている頃、ダンテは依頼でディーヴァの高校への潜入をしたことがある。
その時は魔界の本が紛れていて、そこから際限なく悪魔が湧き出していたのが原因の依頼だった。
目の前の本もそうだとは思えないが、表紙が似ていた。
あわてて閉じようとするダンテ。
ーーー冥王は約束の日に現れ、大地と天空を引き裂くだろう
その者、裏切りの黒き翼もちて、冥王の前に立ちはだかるべしーーー
…の目に飛び込む一文。
なかなか著名な預言者の言葉らしい。
だが残念かな、ダンテは著名だろうが有名だろうが、そんな人物知らない。
他にも、城の大聖堂で起きたという異変についても載っている。
ーーー寝苦しい夜、それは起こった。柱はねじ曲がり、神の像が消えた。何かが飛び出てくる恐怖にかられ、我々は慌てるように封印を施した。正しき心と強き力を持つ者に全てを託す。救いたまえーーー
これらを読んでダンテが言える感想なんて、簡単だ。
「どう考えてもうちの親父のことにしか見えねぇな。裏切りの黒き翼だってよ。…厨二病チックぅ!
悪魔の血族だのなんだの言ってる時点で厨二病臭プンプンだろうけど」
自分のことを厨二病の塊と言っているようなものだぞダンテ。だがそこがいい。
…脱線した。
「色んな記述読んでみて、ここが心底魔界に近い…いや、魔界と隣り合わせだってのはわかった。まあ、お前みたいな魔具がある時点で、十分魔界に近いか」
『こっちはギリ人間界だけどねー』
間延びした声が背中からまた聞こえる。
アラストルを睨もうと背後に目を向けると、壁にかかる絵が煌めいているのが見えた。
よく見れば聖女のレリーフはどこへやら、今度のレリーフは正反対の、死を司る裁判官、といった感じだ。
「…開かない」
武器を手にいれた、イコール、ボス戦!
この扉が開くものと踏んだが、そうではなかった。
なぜだ!
と思い、レリーフを観察すれば、杖らしきものをはめる空洞が。
『その杖とやらを探す旅が今、はじまるーーー…』
「旅は始まらねーよ!あほか!!
ってお前、まだ喋れたのか」
『喋れるに決まってるだろ?だって意思をもつ魔具だぞ』
なんと。頭の中に声が響いてくる時だけかと思ったが、どこぞの青と赤の双剣と同じように言葉を発してきたではないか。
てっててー!
ディーヴァのかわりのツッコミ役を手にいれた!!
いや、ツッコミは大事だが、そこは激しくディーヴァを求む。
ほかのツッコミなぞ要らないのだ。
それに今ので行くとダンテがツッコミ役である。
剣のつぶやきにツッコむくらいならば、セルフで一人ボケツッコミのほうが楽でいい。
ダンテは無視して隣を見た。
「まあいい。
でけぇ扉がこんなんじゃ、こっちの扉にいくほかあるめぇよな。開いてるのはここだけのようだし」
アラストルを手に入れたこの空間。お隣…左を見れば、立派な扉。
ここは鍵穴もなにもない。開いている。
無遠慮に開け放ったそこには長年の埃とカビが詰まったような匂いが充満していた。
臭いの元は壁いっぱいに敷き詰められた蔵書の山。
「書庫か…カビくせェ本がいっぱい詰まってるぜ。くせぇくせぇ。
ディーヴァならわぁい古本屋さん〜とか言って喜ぶかもしれ…いや、変な本しかなさそうだ」
しかし彼女は、変な本も読む。
こちらが反応に困ってしまうような、そんな本を。
わが愛し人ながら、独特のセンスを持っていると思う。そういえば、描く絵も独特だった。
この書庫に詰まっているその、変な本。
それは、錬金術の専門書に、古今東西あらゆる妖術、儀式の類の書物…この城の建立に関するもの。
「なになに、12世紀に城塞としえ建設、改修すること多数…?ここずいぶん昔からあんのな。
親父の歳考えると大したことないけど」
ーーーなぜ、代々の城主が異常なほど改修を繰り返したのか
何か悪霊めいたものに憑かれていたのではないかとさえ思えるのだーーー
「……」
最後に加えられた文章。
悪霊なんて書き方して、なんと薄ら寒い一節か。
なんてことない、悪魔が出没していたからだろうが、昔の人間にそれを言ってもわからなかったろう。
お向かいの棚には代々の城主の行政が。
末期の頃には、ひどい税金を課し、残虐な処刑をしたと加えられている。
悪い王様もいたものだ。
その向こうの本には、領地でとれた作物のリスト…これにも作物の取れる量が一定せず不安定。冬の作物が夏にとれた…。
などとおかしなことが多数書かれていた。
「あれもこれも全部…、ようかいのせいなのね、そうなのね!ってやつだよな。
まあ、妖怪じゃなくてあk、」
『悪魔だよ!』
「アラストル残念つっこむタイミング遅い。
ツッコミ遅い奴はビー、クワイエット!必要以上にしゃべらねぇで静かにしとけ」
背中のアラストルがしょんぼりした空気を醸し出した。
斬れ味さえ鈍らなければよい。
「あっち側は…ここからじゃあ入れなさそうだな。木でふさがってやがる。
セイッ!!!」
水気はあるものの、内部は朽ちていそうな、そんな木。
だが、アラストルを叩きつけてみても、案の定、傷一つつかず、逆にアラストルがビイイイインと鈍い音を立てただけであった。
アラストルが痛い。
「やっぱり破壊できないみたいだし、入れないよな」
ズルはいけません。ズルは。
「しゃーねぇ。
あとこの部屋で調べられるところ、っつーと上か」
階段があるというに、ダンテはキックジャンプで軽く飛び上がり、上におりたつ。
その際。着地点にあった机を破壊してしまった。
「んぎゃっ!
ってー…。一体なンだよ」
ドスンと大きな音を立てて机から落ちてきたものが、ダンテのつま先にクリーンヒット。
タンスの角に小指をぶつける然り、こういう地味なものが一番痛いのだ。
「んーー?なんでこんな城の、こんな図書館の、しかもテーブルに、ショットガンがあるんだよ…」
その黒い塊は、ショットガン。古臭い城には似合わぬ文明の機器。
なるほど!ロングバレルの先端、銃口部分が一点集中でダンテのつま先に落ちてきたようだ。
そら痛いわ。
『あるんだからあるんじゃん?』
「はいそこのキミおくちチャックね。
とりあえず、もらえるもんはもらっとくか」
うむ、なぜかメンテナンスも必要なく今すぐ使えそうだ。弾は自分の魔力で補填できるし。
ショットガンならば、あのマリオネット達も今まで以上に楽に仕留められよう。
悪魔を倒すのはもはや生き甲斐レベルだが、弱い悪魔ばかり相手にしたいわけではない。
来たれ強い悪魔!
…と、ショットガンとともに、机にあったらしい蔵書が開いていた。
「おっとあぶね」
ディーヴァがまだ高校生活を送っている頃、ダンテは依頼でディーヴァの高校への潜入をしたことがある。
その時は魔界の本が紛れていて、そこから際限なく悪魔が湧き出していたのが原因の依頼だった。
目の前の本もそうだとは思えないが、表紙が似ていた。
あわてて閉じようとするダンテ。
ーーー冥王は約束の日に現れ、大地と天空を引き裂くだろう
その者、裏切りの黒き翼もちて、冥王の前に立ちはだかるべしーーー
…の目に飛び込む一文。
なかなか著名な預言者の言葉らしい。
だが残念かな、ダンテは著名だろうが有名だろうが、そんな人物知らない。
他にも、城の大聖堂で起きたという異変についても載っている。
ーーー寝苦しい夜、それは起こった。柱はねじ曲がり、神の像が消えた。何かが飛び出てくる恐怖にかられ、我々は慌てるように封印を施した。正しき心と強き力を持つ者に全てを託す。救いたまえーーー
これらを読んでダンテが言える感想なんて、簡単だ。
「どう考えてもうちの親父のことにしか見えねぇな。裏切りの黒き翼だってよ。…厨二病チックぅ!
悪魔の血族だのなんだの言ってる時点で厨二病臭プンプンだろうけど」
自分のことを厨二病の塊と言っているようなものだぞダンテ。だがそこがいい。
…脱線した。
「色んな記述読んでみて、ここが心底魔界に近い…いや、魔界と隣り合わせだってのはわかった。まあ、お前みたいな魔具がある時点で、十分魔界に近いか」
『こっちはギリ人間界だけどねー』
間延びした声が背中からまた聞こえる。
アラストルを睨もうと背後に目を向けると、壁にかかる絵が煌めいているのが見えた。
