mission 2:lightning sword ~新たなるオトモ~
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「ひゅーーーなげぇ廊下だ…なっと!!」
ダンテが扉を開けると、そこは長ったらしい回廊。
それに感嘆の声をあげていると、うなじがナイフで削ぎ落とされそうになった。
扉の陰に隠れダンテの首を落とさんと狙っていたようだ。
オレは某巨人違うぞ?
それをフォースエッジで軽く防ぎ、まわりを見れば回廊いっぱいに悪魔人形の姿。
嬉しくない歓迎だ。
「セヤッ」
悪魔人形を滅多斬り、どこに流れているのか定かではない血しぶきとそれが変化していくレッドオーブを、剣舞を披露しながらまとうダンテ。
レッドオーブが舞い、剣舞でぐるりと回転させた視界の中、壁にかかる絵や左奥の部屋に気がつく。
悪魔の数を見ても、進行方向的には回廊の先だろうが、まずはそこを調べておこう。
悪魔を倒すのを片手間に、絵を眺めているのだがとりあえず絵がとてつもなく気味が悪い。
ディーヴァの絵のセンスもなかなかの気味の悪さだが(ディーヴァ「失礼ね!」)、突き当たりの絵は風景画に見えるくせ、この世ならざる雰囲気が漂っている。
その脇には戦争の絵。ろくな絵が掛かっていないなここ。
「まあ、今が戦争レベルに悪魔の軍勢大盛り特盛だけど。
倒しててもキリがねぇな」
倒しても倒しても赤い魔法陣が浮かび、際限なく悪魔を吐き出す。
飽きたダンテは、悪魔を蹴り飛ばしてボーリングの要領で、転がして他の悪魔へとぶつけた。
「ストライーーーークッ!」
扉に身を滑り込ませると、あら、ここは悪魔だらけの城にしては、少しだけ正常な空気。
ディーヴァという聖なる気配漂う空気とは違う種の、ダンテの休憩スポットである。
休憩なぞしている暇はないが。
部屋の内装を見るにここは小さな執務室のよう。
多くの本には領民の裁判内容、穀物の取れ高、領民の出生リストが詳しく記されてあった。
ダンテは興味なし!と面倒臭そうに棚に戻した。埃っぽい。ぺっぺっぺ。
執務机にはこの地で起きた事件についての記録が。
事件の陰には悪魔の臭いがぷんぷん。ちらと見ると、夜に起きたものは残虐で凄惨なものが多い。魔界に近い土地なうえ、実際に悪魔がでている以上。
「うむ。悪魔の仕業だな!」
うんうん頷いている場合ではない。
ここには特に何もないようなのだから、早く行かなくては、ディーヴァが悪魔に群がられる。
残虐で凄惨な状態になぞさせたくない。
ダンテが遅れれば遅れた分だけ、ディーヴァの命が危ないのだから。
また大量の雑魚悪魔に囲まれるのは、面倒くさいことこの上ないダンテは、悪魔の群れの中、回廊を走り抜けた。
レッドオーブ回収率が悪い?だからなんだ!!金なら拾う。
回廊途中にも扉があるのに気がつき、開けようとするも…。
「あっまたお使いゲームきやがったよチクショウめ」
鍵が必要。それも古びた鍵とな。
「古びた鍵?確かさっきの…って、ないんだった」
ムカついたダンテ、結局悪魔に八つ当たりの巻。悪魔を全て屠ると、さらなる回廊の先へと進んだ。
突き当たりには扉が2枚。
この先ボス注意!…とでも言いたげな大きな扉の方には、苦痛に悶える女性のレリーフ。
その胸に大剣が突き立てられていた。
「なかなかイイ剣だな。フォースエッジはまだきっちり使いこなせてねぇし、一本欲しいところだ」
眺めていると、頭の中に誰かの声が囁きかけてきた。
『我が名はアラストル。
力無き者はその心臓を贄とし、我に永遠の服従を誓え』
バチバチ!
青い稲光を帯びたかと思うと、聖母の胸より抜け出でた剣が、ダンテの胸…心臓を狙った。
「ッ!?」
大剣がダンテの心臓を貫く。
ダンテを中心に、鮮血が床を、全てを赤く染め上げる。
…まさかオレの心臓を贄に差し出せと、そういうことか。
一瞬だが気をやったダンテは、その意識下で声の主、アラストルの言葉の意味を理解した。
しかし、力無き者だと?
誰に言ってる。誰に力が無いと言っている?
永遠の服従を誓えだと?
お前が服従しろ、どっちが上か、魔力勝負だ。
ダンテが魔力を全身に巡らせる。
貫かれた心臓からの大量の出血は続くが、それ以上に魔力の溶け込んだ血液の作る量を増加させる。
食い殺さんとばかりに、竜レリーフの口を開けた柄と、目を見開いたダンテの目が合う。
今までの来訪者同様、ダンテの体が死んだか傀儡になったと思っていた大剣が、一瞬狼狽えたのをダンテは知らない。
足にも魔力を集中させ膝を立てたダンテ。
その体が、貫く大剣を床に残し、持ち上がっていく。
ズ、ズズズ。貫かれた時同様、いや、それ以上の鮮血を撒き散らしながら、ダンテが幽鬼のように立ち上がった。
ちなみに件の柄の竜のレリーフのところが一番痛かった、とダンテはのちに語る。
あったりまえじゃあ。だったらふつうに抜け。
剣の全てを胸から引き抜いた不死身のダンテが剣を振り返り、薄く笑う。
勝敗は決まった。
誇り高き魔剣士スパーダの意志を継ぐダンテ、その魂その魔力の前に、敗北したのは大剣アラストルの方だった。
「力無きモノはその刃を贄とし、オレへの服従を誓えよ?」
お返しにだろう、ダンテがアラストルにそっくりそのまま似たような言葉をかける。
敗北、そしてダンテを新たなる所有者と認めたのか、鋭い気配が消え失せ大人しくなったアラストルの柄を手にする。
ダンテの全身を蒼い電撃が走る。
だがもうこの蒼雷がダンテを傷つけることはない。
その雷のすべてを物にし、一体化したダンテが、構えたアラストルを上に掲げる。
剣先から放たれた雷砲。
天井の美しいステンドグラスが派手に割れ、ダンテへと色彩豊かな破片を降らせた。
「なかなかの電撃だ」
さて、新しい武器を手に入れたら?
「オレんちの家訓、まず試せ。これはしとくべきだな」
柄を握りしめたダンテは、試し斬りの相手抜きという残念な中、降り注ぐガラスの破片を吹き飛ばすかの如くアラストルを振るう。
空気を斬り裂く鋭い音や良し。
はやく悪魔を相手取りたいところだ。
いやしかし、こんなことならば、悪魔の残党を残しておけばよかった、と思う。
斬撃に纏う蒼雷を目で追いながら、ふとそんなことを考えた。
思う存分振るってみたダンテは、アラストルをおもむろに投げ、足先で軽く蹴った後、さらに激しく宙を舞い自身に落ちてきたそれを受け止める。
流れるようにそのまま背中に吊れば、『まず試せ』の時間は終わりだ。
一歩間違えば今度は脳天からグッサリ、とは考えない。
ディーヴァが見ていればツッコミと小うるさいお小言が入るだろうが、今はいないのだ。その辺に関してはよかったと思う。
ダンテが扉を開けると、そこは長ったらしい回廊。
それに感嘆の声をあげていると、うなじがナイフで削ぎ落とされそうになった。
扉の陰に隠れダンテの首を落とさんと狙っていたようだ。
オレは某巨人違うぞ?
それをフォースエッジで軽く防ぎ、まわりを見れば回廊いっぱいに悪魔人形の姿。
嬉しくない歓迎だ。
「セヤッ」
悪魔人形を滅多斬り、どこに流れているのか定かではない血しぶきとそれが変化していくレッドオーブを、剣舞を披露しながらまとうダンテ。
レッドオーブが舞い、剣舞でぐるりと回転させた視界の中、壁にかかる絵や左奥の部屋に気がつく。
悪魔の数を見ても、進行方向的には回廊の先だろうが、まずはそこを調べておこう。
悪魔を倒すのを片手間に、絵を眺めているのだがとりあえず絵がとてつもなく気味が悪い。
ディーヴァの絵のセンスもなかなかの気味の悪さだが(ディーヴァ「失礼ね!」)、突き当たりの絵は風景画に見えるくせ、この世ならざる雰囲気が漂っている。
その脇には戦争の絵。ろくな絵が掛かっていないなここ。
「まあ、今が戦争レベルに悪魔の軍勢大盛り特盛だけど。
倒しててもキリがねぇな」
倒しても倒しても赤い魔法陣が浮かび、際限なく悪魔を吐き出す。
飽きたダンテは、悪魔を蹴り飛ばしてボーリングの要領で、転がして他の悪魔へとぶつけた。
「ストライーーーークッ!」
扉に身を滑り込ませると、あら、ここは悪魔だらけの城にしては、少しだけ正常な空気。
ディーヴァという聖なる気配漂う空気とは違う種の、ダンテの休憩スポットである。
休憩なぞしている暇はないが。
部屋の内装を見るにここは小さな執務室のよう。
多くの本には領民の裁判内容、穀物の取れ高、領民の出生リストが詳しく記されてあった。
ダンテは興味なし!と面倒臭そうに棚に戻した。埃っぽい。ぺっぺっぺ。
執務机にはこの地で起きた事件についての記録が。
事件の陰には悪魔の臭いがぷんぷん。ちらと見ると、夜に起きたものは残虐で凄惨なものが多い。魔界に近い土地なうえ、実際に悪魔がでている以上。
「うむ。悪魔の仕業だな!」
うんうん頷いている場合ではない。
ここには特に何もないようなのだから、早く行かなくては、ディーヴァが悪魔に群がられる。
残虐で凄惨な状態になぞさせたくない。
ダンテが遅れれば遅れた分だけ、ディーヴァの命が危ないのだから。
また大量の雑魚悪魔に囲まれるのは、面倒くさいことこの上ないダンテは、悪魔の群れの中、回廊を走り抜けた。
レッドオーブ回収率が悪い?だからなんだ!!金なら拾う。
回廊途中にも扉があるのに気がつき、開けようとするも…。
「あっまたお使いゲームきやがったよチクショウめ」
鍵が必要。それも古びた鍵とな。
「古びた鍵?確かさっきの…って、ないんだった」
ムカついたダンテ、結局悪魔に八つ当たりの巻。悪魔を全て屠ると、さらなる回廊の先へと進んだ。
突き当たりには扉が2枚。
この先ボス注意!…とでも言いたげな大きな扉の方には、苦痛に悶える女性のレリーフ。
その胸に大剣が突き立てられていた。
「なかなかイイ剣だな。フォースエッジはまだきっちり使いこなせてねぇし、一本欲しいところだ」
眺めていると、頭の中に誰かの声が囁きかけてきた。
『我が名はアラストル。
力無き者はその心臓を贄とし、我に永遠の服従を誓え』
バチバチ!
青い稲光を帯びたかと思うと、聖母の胸より抜け出でた剣が、ダンテの胸…心臓を狙った。
「ッ!?」
大剣がダンテの心臓を貫く。
ダンテを中心に、鮮血が床を、全てを赤く染め上げる。
…まさかオレの心臓を贄に差し出せと、そういうことか。
一瞬だが気をやったダンテは、その意識下で声の主、アラストルの言葉の意味を理解した。
しかし、力無き者だと?
誰に言ってる。誰に力が無いと言っている?
永遠の服従を誓えだと?
お前が服従しろ、どっちが上か、魔力勝負だ。
ダンテが魔力を全身に巡らせる。
貫かれた心臓からの大量の出血は続くが、それ以上に魔力の溶け込んだ血液の作る量を増加させる。
食い殺さんとばかりに、竜レリーフの口を開けた柄と、目を見開いたダンテの目が合う。
今までの来訪者同様、ダンテの体が死んだか傀儡になったと思っていた大剣が、一瞬狼狽えたのをダンテは知らない。
足にも魔力を集中させ膝を立てたダンテ。
その体が、貫く大剣を床に残し、持ち上がっていく。
ズ、ズズズ。貫かれた時同様、いや、それ以上の鮮血を撒き散らしながら、ダンテが幽鬼のように立ち上がった。
ちなみに件の柄の竜のレリーフのところが一番痛かった、とダンテはのちに語る。
あったりまえじゃあ。だったらふつうに抜け。
剣の全てを胸から引き抜いた不死身のダンテが剣を振り返り、薄く笑う。
勝敗は決まった。
誇り高き魔剣士スパーダの意志を継ぐダンテ、その魂その魔力の前に、敗北したのは大剣アラストルの方だった。
「力無きモノはその刃を贄とし、オレへの服従を誓えよ?」
お返しにだろう、ダンテがアラストルにそっくりそのまま似たような言葉をかける。
敗北、そしてダンテを新たなる所有者と認めたのか、鋭い気配が消え失せ大人しくなったアラストルの柄を手にする。
ダンテの全身を蒼い電撃が走る。
だがもうこの蒼雷がダンテを傷つけることはない。
その雷のすべてを物にし、一体化したダンテが、構えたアラストルを上に掲げる。
剣先から放たれた雷砲。
天井の美しいステンドグラスが派手に割れ、ダンテへと色彩豊かな破片を降らせた。
「なかなかの電撃だ」
さて、新しい武器を手に入れたら?
「オレんちの家訓、まず試せ。これはしとくべきだな」
柄を握りしめたダンテは、試し斬りの相手抜きという残念な中、降り注ぐガラスの破片を吹き飛ばすかの如くアラストルを振るう。
空気を斬り裂く鋭い音や良し。
はやく悪魔を相手取りたいところだ。
いやしかし、こんなことならば、悪魔の残党を残しておけばよかった、と思う。
斬撃に纏う蒼雷を目で追いながら、ふとそんなことを考えた。
思う存分振るってみたダンテは、アラストルをおもむろに投げ、足先で軽く蹴った後、さらに激しく宙を舞い自身に落ちてきたそれを受け止める。
流れるようにそのまま背中に吊れば、『まず試せ』の時間は終わりだ。
一歩間違えば今度は脳天からグッサリ、とは考えない。
ディーヴァが見ていればツッコミと小うるさいお小言が入るだろうが、今はいないのだ。その辺に関してはよかったと思う。
