mission 2:lightning sword ~新たなるオトモ~
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ぷにっ。
「ひゃっ!」
それから二度目の食事。
一生懸命食事を摂っていたら伸びてきた指に、両頬を突かれた。
この細長い爪には既視感がある。
確か身体も視線も細く鋭い、あの悪魔だ。
ゆっくりと見上げた先にははたして、その悪魔が件の視線を携えてディーヴァを見下ろしていた。
「ぇ、ぁ……」
驚愕し、そして戦慄を覚えて固まるディーヴァの頬を、むにょ~~~ん…引っ張るその男。
「何をしているグリフォン」
そばで見ていた魔剣士がつぶやくに、グリフォンという名前らしい。
すでに貧血で血色は悪いが、もちもちとよく伸びるやわらかほっぺのディーヴァ。
その餅具合を堪能しているのか、右に左にとグリフォンは楽しそうに伸ばしている。
伸ばすだけならそこまで痛くない……って強く引っ張ったらやっぱり痛い痛いやめて!
「ふぃ~…!やめてくらはぃ~…!」
「よく伸びる…人間の体は面白いな。柔らかい…」
棘が食い込み傷をつけるのとは違う地味な痛みに、涙が出そうだ。
たてたて、よこよこ、まるかいて、ちょん!
ディーヴァの頬を好き勝手したグリフォンが、遊び終わりに限界まで引っ張り、そしてバチンと離した。
「ビャッ!あぅぅ、絶対赤くなってるよ~…」
ヒリヒリする頬を撫で、ディーヴァはグリフォンを見上げる。
機嫌を損ねぬ程度に、顔に不服さをまじえながら。
「うむ、この柔らかさ、魔界では出会ったことのない素晴らしいもちもち加減だったぞ」
「貴方たち悪魔さんだって、ほっぺたくらい柔らかいと思いますけど……?」
ディーヴァの顔を見てもさして気にした様子もなく、グリフォンは目を細めて笑みを浮かべた。
「悪魔の姿になったらそうでもない。外殻の固い者ばかりだ…愛でようとしてもつまらん。もちろん、撫でてもつまらない」
悪魔の姿ではなく今の状態の自分の頬でも触っててください。
男性の、しかも細おもてな肌はそこまで柔くないだろう。だが、肌は肌。少しは柔らかいはずだ。セルフもちもちしてください。
ディーヴァの場合、そろそろ餅からマシュマロ、マシュマロからお豆腐になってしまう。
今のディーヴァはお豆腐メンタルに近いのだ。
「その柔い肉を噛み千切り、骨の一片も残さず砕き食んだら面白かろう。飽きのこない食感だろうと思うんだが…」
「ッ!」
直後呟かれたその言葉に、サッと青ざめディーヴァの口から声にならない悲鳴が漏れる。
それに気がついたか、魔剣士がグリフォンの腕を掴んだ。
「……あまりいじめてやるな。もしや喰らう気とでも言うんじゃなかろうな」
「ファントムじゃあるまいし、そんな真似をするわけがなかろう。ムンドゥスさまの食事たる者を食いはしない。
それにしても、ネロアンジェロ…やけにこの娘に入れ込んでいるのではないか?」
「…そんなことはない」
未だグリフォンを掴んだままの魔剣士の腕に力がこもる。
だが、痛むほどではないのか、グリフォンは「いつまで触れている気だ悪魔のなり損ない」と一言漏らしただけだった。
悪魔の、なり損ない…その意味が少し引っかかるが、それよりも今は目の前のこと。
魔剣士が止めようとも、グリフォンのその手はまだディーヴァの頬。いつでもするどい爪で、首を跳ねることもできるほどに近い。
食われないとわかっていても、相手は悪魔。恐ろしいのだ。
「ただの餌に手をかけてやることはないぞ。貴様が悪魔、ならばな」
「………俺は悪魔だ」
吐き捨てるように言うと、魔剣士は手を離した。
「ならばいい」
鼻で笑うグリフォンが、再びディーヴァの頬をつまむ。
どれだけ人間の肌がめずらしいというのか。
つまんでいたその手は、いつしかプニプニチクチク、グサッ!鋭い爪で突つかれとうとうディーヴァの頬に強く食いこむ。
「いたっ!やっ、やめてください……!」
確かに、断続的に続く蔦棘の痛みと比べれば、そこまでではない。
それでも痛みは少ない方がいい。
ディーヴァはついにグリフォンの手を振り払った。
「ファントムに懐いたくせになぜ私に懐かん!」
「うぁっ!?」
悪魔の、それもなかなかの上級であろう悪魔の機嫌をあろう事か損ねてしまった。
怯えるディーヴァに、振り下ろされる爪。
頬に鋭い痛みが走り、次いで熱いものが流れ、ぽたぽたと下に垂れる感覚。
「痛い…」
押さえてみれば、やはり血が流れていた。
「ひゃっ!」
それから二度目の食事。
一生懸命食事を摂っていたら伸びてきた指に、両頬を突かれた。
この細長い爪には既視感がある。
確か身体も視線も細く鋭い、あの悪魔だ。
ゆっくりと見上げた先にははたして、その悪魔が件の視線を携えてディーヴァを見下ろしていた。
「ぇ、ぁ……」
驚愕し、そして戦慄を覚えて固まるディーヴァの頬を、むにょ~~~ん…引っ張るその男。
「何をしているグリフォン」
そばで見ていた魔剣士がつぶやくに、グリフォンという名前らしい。
すでに貧血で血色は悪いが、もちもちとよく伸びるやわらかほっぺのディーヴァ。
その餅具合を堪能しているのか、右に左にとグリフォンは楽しそうに伸ばしている。
伸ばすだけならそこまで痛くない……って強く引っ張ったらやっぱり痛い痛いやめて!
「ふぃ~…!やめてくらはぃ~…!」
「よく伸びる…人間の体は面白いな。柔らかい…」
棘が食い込み傷をつけるのとは違う地味な痛みに、涙が出そうだ。
たてたて、よこよこ、まるかいて、ちょん!
ディーヴァの頬を好き勝手したグリフォンが、遊び終わりに限界まで引っ張り、そしてバチンと離した。
「ビャッ!あぅぅ、絶対赤くなってるよ~…」
ヒリヒリする頬を撫で、ディーヴァはグリフォンを見上げる。
機嫌を損ねぬ程度に、顔に不服さをまじえながら。
「うむ、この柔らかさ、魔界では出会ったことのない素晴らしいもちもち加減だったぞ」
「貴方たち悪魔さんだって、ほっぺたくらい柔らかいと思いますけど……?」
ディーヴァの顔を見てもさして気にした様子もなく、グリフォンは目を細めて笑みを浮かべた。
「悪魔の姿になったらそうでもない。外殻の固い者ばかりだ…愛でようとしてもつまらん。もちろん、撫でてもつまらない」
悪魔の姿ではなく今の状態の自分の頬でも触っててください。
男性の、しかも細おもてな肌はそこまで柔くないだろう。だが、肌は肌。少しは柔らかいはずだ。セルフもちもちしてください。
ディーヴァの場合、そろそろ餅からマシュマロ、マシュマロからお豆腐になってしまう。
今のディーヴァはお豆腐メンタルに近いのだ。
「その柔い肉を噛み千切り、骨の一片も残さず砕き食んだら面白かろう。飽きのこない食感だろうと思うんだが…」
「ッ!」
直後呟かれたその言葉に、サッと青ざめディーヴァの口から声にならない悲鳴が漏れる。
それに気がついたか、魔剣士がグリフォンの腕を掴んだ。
「……あまりいじめてやるな。もしや喰らう気とでも言うんじゃなかろうな」
「ファントムじゃあるまいし、そんな真似をするわけがなかろう。ムンドゥスさまの食事たる者を食いはしない。
それにしても、ネロアンジェロ…やけにこの娘に入れ込んでいるのではないか?」
「…そんなことはない」
未だグリフォンを掴んだままの魔剣士の腕に力がこもる。
だが、痛むほどではないのか、グリフォンは「いつまで触れている気だ悪魔のなり損ない」と一言漏らしただけだった。
悪魔の、なり損ない…その意味が少し引っかかるが、それよりも今は目の前のこと。
魔剣士が止めようとも、グリフォンのその手はまだディーヴァの頬。いつでもするどい爪で、首を跳ねることもできるほどに近い。
食われないとわかっていても、相手は悪魔。恐ろしいのだ。
「ただの餌に手をかけてやることはないぞ。貴様が悪魔、ならばな」
「………俺は悪魔だ」
吐き捨てるように言うと、魔剣士は手を離した。
「ならばいい」
鼻で笑うグリフォンが、再びディーヴァの頬をつまむ。
どれだけ人間の肌がめずらしいというのか。
つまんでいたその手は、いつしかプニプニチクチク、グサッ!鋭い爪で突つかれとうとうディーヴァの頬に強く食いこむ。
「いたっ!やっ、やめてください……!」
確かに、断続的に続く蔦棘の痛みと比べれば、そこまでではない。
それでも痛みは少ない方がいい。
ディーヴァはついにグリフォンの手を振り払った。
「ファントムに懐いたくせになぜ私に懐かん!」
「うぁっ!?」
悪魔の、それもなかなかの上級であろう悪魔の機嫌をあろう事か損ねてしまった。
怯えるディーヴァに、振り下ろされる爪。
頬に鋭い痛みが走り、次いで熱いものが流れ、ぽたぽたと下に垂れる感覚。
「痛い…」
押さえてみれば、やはり血が流れていた。
