mission 1:mallet island ~美女とパペットと謎解きと~
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「血が足りなくなる。食え」
差し出される食事は、巡り巡って魔帝のため。
幽閉されし部屋とは違う場所、ダイニングルームのような場所にてディーヴァは、大理石のテーブルの上に並んだ料理の前に座らされていた。
なかなかの豪華なレパートリーだが、ディーヴァの格好はその場にあっていない。
血の滲む服はそのまま。血が乾いた箇所はカピカピに乾ききって黒ずみ、ごわごわしてしまっているし、髪も乱れて血で束になっている。
極め付けは、手足に枷のように巻きつき、傷口に食い込み続ける蔦の棘。
ぐるぐる巻かれたそれは締め付けてくるばかりで緩む気配は皆無。
それどころか、血を滴らせて吸収し、なおも成長している兆しがあった。
「魔界の食べ物なんて信用できない」
ぼそ、とディーヴァは目の前の黒い鎧を纏う魔剣士に呟く。
一見人間界でもお馴染みな料理がずらりと並んでいるが、それが本当に人間界で使われるような『肉』や『野菜』、『調味料』と同じものかどうか怪しいものである。
以前城に招待されて巻き込まれた依頼。間一髪食べなくて済んだが、出された食事に使われていたのは人肉。そんな経験をしているディーヴァは危惧していた。
ーーとくに『肉』。まさかのまさか。人間の肉ではないのか?と疑ってしまう。
ヒトは雑食の生き物だ。野菜も食べるが肉を食べる。
肉を食べる生き物の肉は、臭く酸っぱく、食べれたものではないという。人肉は特にその臭いのくささが顕著なのだ。
ふい、と顔を背け視線を料理から完全に外すディーヴァ。
目の前の皿の肉は、沢山の調味料で味をごまかすような料理だ。
もともと口になどする気ないが、ディーヴァが不審に思うのも頷けた。
「これ以上血が足りなくなって死んでもいいと?食え」
顎を掴まれ、無理やり上向かされる。
鎧に覆われた顔、その赤く光る瞳と目があった。
赤い瞳は悪魔のしるし。
怪我をしたり、満月で血を求めたり…そんな時のダンテも同じ目をしていた。
嗚呼、懐かしい。
まだそんなに日は経っていないというに、ダンテと過ごした年月が、もうずっと昔のことのよう。
赤い目のダンテも恐ろしい時はあった。けれど、ダンテは根の部分はとても優しい悪魔だった。
それはもう、ディーヴァが赤い瞳を愛しく感じるほどに。
そのダンテの瞳と、目の前の悪魔の瞳は同じ赤に見えた。
「それでもいや…食べたくない……!」
そんなダンテと同じ瞳の悪魔の手を、ディーヴァは思い切り振り払った。
衝撃で体に棘が食い込み血を流すのも構わず、ガタンと椅子から立ち上がり叫ぶ。
「どうせ…どうせ最後は死ぬんでしょう!利用価値がなくなったその瞬間に殺されるんだわ!!」
血を抜かれ続けボロ雑巾にされ…絞れなくなれば肉を削がれる。
天使の力は血肉と一緒に奪われ、魂も捕らわれ食われ、殺される。
食べるところのほとんどない残ったカスは、低級悪魔の玩具と食事。
ゴミ捨て場の周辺に散らばり、カラスに突かれる生ゴミのほうがマシな状態にされるのがオチだ。
だったら、はやくに餓死してしまったほうがどれほどいいか。
ディーヴァは部屋の外に駆け出した。
「待て!」
まさか満身創痍のその体で走るとは思っていなかったようだ。焦り、それを追う魔剣士。
この部屋の外には低級悪魔がうようよと徘徊している。
魔剣士がともにいればその力を恐れて襲ってはこないそれも、ディーヴァ一人ならばそうもいかない。
知能を持たぬ悪魔が唯一持つ本能、それは『EAT』だ。
まるで生者の脳や肉を求めるバタリアン…アンデッドである。
だが、幸か不幸か、回廊を走るディーヴァを最初に見つけたのは、低級悪魔ではなく、より強大な悪魔だった。
「なンだ、こいつは?」
「ぴいっ!?」
ロクに前も見ず走っていたら、通り抜けざまに首根っこを掴まれた。
首が…しまる゛…。
頭上から聞こえる野太い声にゆっくりと上を見れば、そこには大男。
姿かたちこそ人のそれだが、どこかの武将のような出で立ち、横にも縦にもただただ大きな体。燃えるように赤い髪。そして赤い瞳。
悪魔だとわかった。そもそもここは魔界だが。
「は、離して…!」
ジタバタともがくが、その手が離れることはなく、じっと見つめられる。
それどころか、暴れたことで棘がより一層肌を裂き激痛が走り、体力的に大人しくならざるを得なかった。
「それを離すなよ」
冷たい声が届く。
その巨体の背後にももう一人いたらしいが、目の前の男が大きすぎて見えなかった。
なかなかの高い身長、そしてすらりとした体躯に口元の金属マスク。細い。全体的に細い男だ。
その視線の威圧感は物凄い。
鋭い視線がナイフのようにディーヴァを刺してやまない。
「そいつはネロアンジェロがムンドゥス様の命で捕らえた大事な食糧源の天使だろ。気配でわかれ」
「ほー、これが天使というものか。こんなちっこい小娘がなぁ!」
貴方が大きすぎるんだと思う。
思ったけれど、この状況下でそんなツッコミはディーヴァに入れられなかった。相手がダンテならば悪状況でも言っていたかもしれないが。
「そうやって捕まえたなら捕らえている場所にでも戻しておけ」
「表に行く前に腹ごなしがしたい。味見してもいいのか?」
表がどういう意味かはわからない。が、1つわかることがある。
大男の腹の虫が鳴った。
「…だめだ」
言葉は冷たいが、細い男の方について行くほうが今は安心できそうだと、ディーヴァは思った。
細い男と別れ、首の根を掴まれたまま移動するさなか、大男がディーヴァに質問をぶつけてくる。
天使という存在…獲物であると同時、悪魔からすれば摩訶不思議な生き物なようだ。
「お前、どこに住んでた?天界か?家族も天使なンだろう??家族も天界に??」
「ひぃ…!かっ、家族はもういません!人間界で生活してました……!」
「人間界からはるばるなぁ…。
して、何故あのような場所を走っていた?塔の幽閉部屋にいたのだろう?」
逃げ出した、とは思っていないよう。
逃げ出しても、このままでは生き延びることは皆無だからだ。
「ご飯…食べろって言われて……でも、食事なんて取りたくなくて……それで…」
「それで飛び出したというわけか。人間や天使ってのは弱いな!
枕が変わった、それだけで眠れなくなる輩までいると聞くぞ。
食える時に食わんでどうする?」
「でも……」
「お前の肉と血には興味があるが、ムンドゥス様の食事には手を出さん」
ばふ、ディーヴァの顔に皮袋が当たる。中身はカサカサしたもののよう。
「これは?」
「お前にやる。魔界のものではないぞ。
食え。食ってムンドゥス様のため、血を作るのだ。強くなるのだ」
渡された袋の中身を確認する。それは。
「これ、日本のお菓子…なんでう●い棒……?」
日本に行った時に、お土産でたんまりと買い込んだ駄菓子。
その中の1つと同じものだ。
例によって味はディーヴァの好きなチーズ味。そして王道のめんたい味。
少しばかり塩辛いし水分が欲しくなる代物だが美味しい。
これなら食べても問題なかろうと(賞味期限も確認しつつ)開けて食べる。
だがパッサパサで、口の中の水分が持っていかれた。
そうだった、そういう菓子だった。
「ああ、そうだ。飲んで強くなる、でお馴染みのス●ロンも必要なら持ってくるぞ」
「ス●ロンは懐かしいけど、要らないなぁ…天使であって幼児じゃないし。
でもなんでこんな事…悪魔なのに……」
「俺にもたくさん餓鬼がいてな、つい餓鬼には甘くなっちまうんだよ。
魔界の片隅に置いてきた家内…マネアラにも会いたいもんだ!」
先程ディーヴァが出てきたダイニングルーム。
そこに辿り着くと、大男はディーヴァを残して去っていった。
そっと入れば、言葉にせずとも心配していたらしい魔剣士がいた。
「どこに行っていた?」
「どこって言われても…わからない。けど、大きい人と細長い人に会いました」
「大きい人に細長い人…?歩きづらいからとヒトの姿をとった奴等か」
「名前は知らない。けど多分そう…強そうな悪魔さん」
貰った菓子をテーブルに置き、料理の置いてあるテーブル上、冷たそうな水差しを見る。
手に取り、ディーヴァはグラスに注いで、一気に飲んだ。
「おみず、美味しい…」
う●い棒関係なく(実際関係ありまくりだが)冷たく冷えた水は、人間界のものと変らず美味しかった。
肉料理に手をつける気はあまりないが、他の料理なら。
続いて、歪な角切りにカットされたリンゴに、爆発したのかと思うくらい下手な焼き方のベーコンエッグらしき物体に手をつける。
主食は少しだけ焦げたクロワッサン。
ダンテが焼いたときよりは焦げてない。許容範囲だ、大丈夫。
「!
食う気になったか。
血が絞れなくなればお前は喰われるだけだ。魂の一片も残さずな…」
「わかって、ます。…だから、こうして食べてるんだもの……!」
死ぬのも怖いけれど、死んでしまったらダンテが助けに来てくれたとしてもなんの意味もなくなる。
…ダンテが悲しむ。
ディーヴァは胃に入るだけの食事を、無理やりにでも詰め込んだ。
●あとがき
ダンテのシーンは比較的楽に進みます。一番難産なのは夢主のことを話にブッ込んだり、夢主の置かれている状況についてです。
次はかの雷剣のあのシーン(痛い)
差し出される食事は、巡り巡って魔帝のため。
幽閉されし部屋とは違う場所、ダイニングルームのような場所にてディーヴァは、大理石のテーブルの上に並んだ料理の前に座らされていた。
なかなかの豪華なレパートリーだが、ディーヴァの格好はその場にあっていない。
血の滲む服はそのまま。血が乾いた箇所はカピカピに乾ききって黒ずみ、ごわごわしてしまっているし、髪も乱れて血で束になっている。
極め付けは、手足に枷のように巻きつき、傷口に食い込み続ける蔦の棘。
ぐるぐる巻かれたそれは締め付けてくるばかりで緩む気配は皆無。
それどころか、血を滴らせて吸収し、なおも成長している兆しがあった。
「魔界の食べ物なんて信用できない」
ぼそ、とディーヴァは目の前の黒い鎧を纏う魔剣士に呟く。
一見人間界でもお馴染みな料理がずらりと並んでいるが、それが本当に人間界で使われるような『肉』や『野菜』、『調味料』と同じものかどうか怪しいものである。
以前城に招待されて巻き込まれた依頼。間一髪食べなくて済んだが、出された食事に使われていたのは人肉。そんな経験をしているディーヴァは危惧していた。
ーーとくに『肉』。まさかのまさか。人間の肉ではないのか?と疑ってしまう。
ヒトは雑食の生き物だ。野菜も食べるが肉を食べる。
肉を食べる生き物の肉は、臭く酸っぱく、食べれたものではないという。人肉は特にその臭いのくささが顕著なのだ。
ふい、と顔を背け視線を料理から完全に外すディーヴァ。
目の前の皿の肉は、沢山の調味料で味をごまかすような料理だ。
もともと口になどする気ないが、ディーヴァが不審に思うのも頷けた。
「これ以上血が足りなくなって死んでもいいと?食え」
顎を掴まれ、無理やり上向かされる。
鎧に覆われた顔、その赤く光る瞳と目があった。
赤い瞳は悪魔のしるし。
怪我をしたり、満月で血を求めたり…そんな時のダンテも同じ目をしていた。
嗚呼、懐かしい。
まだそんなに日は経っていないというに、ダンテと過ごした年月が、もうずっと昔のことのよう。
赤い目のダンテも恐ろしい時はあった。けれど、ダンテは根の部分はとても優しい悪魔だった。
それはもう、ディーヴァが赤い瞳を愛しく感じるほどに。
そのダンテの瞳と、目の前の悪魔の瞳は同じ赤に見えた。
「それでもいや…食べたくない……!」
そんなダンテと同じ瞳の悪魔の手を、ディーヴァは思い切り振り払った。
衝撃で体に棘が食い込み血を流すのも構わず、ガタンと椅子から立ち上がり叫ぶ。
「どうせ…どうせ最後は死ぬんでしょう!利用価値がなくなったその瞬間に殺されるんだわ!!」
血を抜かれ続けボロ雑巾にされ…絞れなくなれば肉を削がれる。
天使の力は血肉と一緒に奪われ、魂も捕らわれ食われ、殺される。
食べるところのほとんどない残ったカスは、低級悪魔の玩具と食事。
ゴミ捨て場の周辺に散らばり、カラスに突かれる生ゴミのほうがマシな状態にされるのがオチだ。
だったら、はやくに餓死してしまったほうがどれほどいいか。
ディーヴァは部屋の外に駆け出した。
「待て!」
まさか満身創痍のその体で走るとは思っていなかったようだ。焦り、それを追う魔剣士。
この部屋の外には低級悪魔がうようよと徘徊している。
魔剣士がともにいればその力を恐れて襲ってはこないそれも、ディーヴァ一人ならばそうもいかない。
知能を持たぬ悪魔が唯一持つ本能、それは『EAT』だ。
まるで生者の脳や肉を求めるバタリアン…アンデッドである。
だが、幸か不幸か、回廊を走るディーヴァを最初に見つけたのは、低級悪魔ではなく、より強大な悪魔だった。
「なンだ、こいつは?」
「ぴいっ!?」
ロクに前も見ず走っていたら、通り抜けざまに首根っこを掴まれた。
首が…しまる゛…。
頭上から聞こえる野太い声にゆっくりと上を見れば、そこには大男。
姿かたちこそ人のそれだが、どこかの武将のような出で立ち、横にも縦にもただただ大きな体。燃えるように赤い髪。そして赤い瞳。
悪魔だとわかった。そもそもここは魔界だが。
「は、離して…!」
ジタバタともがくが、その手が離れることはなく、じっと見つめられる。
それどころか、暴れたことで棘がより一層肌を裂き激痛が走り、体力的に大人しくならざるを得なかった。
「それを離すなよ」
冷たい声が届く。
その巨体の背後にももう一人いたらしいが、目の前の男が大きすぎて見えなかった。
なかなかの高い身長、そしてすらりとした体躯に口元の金属マスク。細い。全体的に細い男だ。
その視線の威圧感は物凄い。
鋭い視線がナイフのようにディーヴァを刺してやまない。
「そいつはネロアンジェロがムンドゥス様の命で捕らえた大事な食糧源の天使だろ。気配でわかれ」
「ほー、これが天使というものか。こんなちっこい小娘がなぁ!」
貴方が大きすぎるんだと思う。
思ったけれど、この状況下でそんなツッコミはディーヴァに入れられなかった。相手がダンテならば悪状況でも言っていたかもしれないが。
「そうやって捕まえたなら捕らえている場所にでも戻しておけ」
「表に行く前に腹ごなしがしたい。味見してもいいのか?」
表がどういう意味かはわからない。が、1つわかることがある。
大男の腹の虫が鳴った。
「…だめだ」
言葉は冷たいが、細い男の方について行くほうが今は安心できそうだと、ディーヴァは思った。
細い男と別れ、首の根を掴まれたまま移動するさなか、大男がディーヴァに質問をぶつけてくる。
天使という存在…獲物であると同時、悪魔からすれば摩訶不思議な生き物なようだ。
「お前、どこに住んでた?天界か?家族も天使なンだろう??家族も天界に??」
「ひぃ…!かっ、家族はもういません!人間界で生活してました……!」
「人間界からはるばるなぁ…。
して、何故あのような場所を走っていた?塔の幽閉部屋にいたのだろう?」
逃げ出した、とは思っていないよう。
逃げ出しても、このままでは生き延びることは皆無だからだ。
「ご飯…食べろって言われて……でも、食事なんて取りたくなくて……それで…」
「それで飛び出したというわけか。人間や天使ってのは弱いな!
枕が変わった、それだけで眠れなくなる輩までいると聞くぞ。
食える時に食わんでどうする?」
「でも……」
「お前の肉と血には興味があるが、ムンドゥス様の食事には手を出さん」
ばふ、ディーヴァの顔に皮袋が当たる。中身はカサカサしたもののよう。
「これは?」
「お前にやる。魔界のものではないぞ。
食え。食ってムンドゥス様のため、血を作るのだ。強くなるのだ」
渡された袋の中身を確認する。それは。
「これ、日本のお菓子…なんでう●い棒……?」
日本に行った時に、お土産でたんまりと買い込んだ駄菓子。
その中の1つと同じものだ。
例によって味はディーヴァの好きなチーズ味。そして王道のめんたい味。
少しばかり塩辛いし水分が欲しくなる代物だが美味しい。
これなら食べても問題なかろうと(賞味期限も確認しつつ)開けて食べる。
だがパッサパサで、口の中の水分が持っていかれた。
そうだった、そういう菓子だった。
「ああ、そうだ。飲んで強くなる、でお馴染みのス●ロンも必要なら持ってくるぞ」
「ス●ロンは懐かしいけど、要らないなぁ…天使であって幼児じゃないし。
でもなんでこんな事…悪魔なのに……」
「俺にもたくさん餓鬼がいてな、つい餓鬼には甘くなっちまうんだよ。
魔界の片隅に置いてきた家内…マネアラにも会いたいもんだ!」
先程ディーヴァが出てきたダイニングルーム。
そこに辿り着くと、大男はディーヴァを残して去っていった。
そっと入れば、言葉にせずとも心配していたらしい魔剣士がいた。
「どこに行っていた?」
「どこって言われても…わからない。けど、大きい人と細長い人に会いました」
「大きい人に細長い人…?歩きづらいからとヒトの姿をとった奴等か」
「名前は知らない。けど多分そう…強そうな悪魔さん」
貰った菓子をテーブルに置き、料理の置いてあるテーブル上、冷たそうな水差しを見る。
手に取り、ディーヴァはグラスに注いで、一気に飲んだ。
「おみず、美味しい…」
う●い棒関係なく(実際関係ありまくりだが)冷たく冷えた水は、人間界のものと変らず美味しかった。
肉料理に手をつける気はあまりないが、他の料理なら。
続いて、歪な角切りにカットされたリンゴに、爆発したのかと思うくらい下手な焼き方のベーコンエッグらしき物体に手をつける。
主食は少しだけ焦げたクロワッサン。
ダンテが焼いたときよりは焦げてない。許容範囲だ、大丈夫。
「!
食う気になったか。
血が絞れなくなればお前は喰われるだけだ。魂の一片も残さずな…」
「わかって、ます。…だから、こうして食べてるんだもの……!」
死ぬのも怖いけれど、死んでしまったらダンテが助けに来てくれたとしてもなんの意味もなくなる。
…ダンテが悲しむ。
ディーヴァは胃に入るだけの食事を、無理やりにでも詰め込んだ。
●あとがき
ダンテのシーンは比較的楽に進みます。一番難産なのは夢主のことを話にブッ込んだり、夢主の置かれている状況についてです。
次はかの雷剣のあのシーン(痛い)
