mission 1:mallet island ~美女とパペットと謎解きと~
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幾度となくため息を吐き出しながらホールに戻り、鍵を使って扉を開けはなつ。
鍵は一度使ったら壊れてしまった。ポイ捨てぽーい。
ディーヴァがいたらやらない。
天使と思えないくらい、悪魔みたいに怒るからだ。
そういうところめんどくさい、オレの天使様。
開けたそこは武器倉庫。
だが、武器よりも目立っているのは、その真ん中で存在をこれでもかと主張する複葉機だった。
部屋の大半を埋めている。
例によって何年も整備されていないようなので、これでは飛ぶことはできないだろう。
大空を舞うために生まれたであろう、機体が少し寂しそうに見えた。
「せっかくのイカした赤い機体だってのに、勿体ねぇな…」
周りに置いてあった整備用のエンジンも、工具箱も、そのほとんどに分厚い埃が積もり、ついでに完全に壊れてしまっていた。
いや、もしかしたらマリオネットを動かす悪魔の要領で、魔力を注ぎ込めばワンチャンある……かも?
やはり、男は大空を飛ぶ職業などに一度は憧れるものだ。例に漏れず、ダンテも幼い頃そんな夢を思い描いた。
「うげ。ここにもマリオネット共…」
そして天井に吊り下がる、無数のマリオネット。
あれをすべて相手にするのは面倒臭い。
たくさんの悪魔を相手取りたい。それに近い事は言ったが、ダンテが相手をしたいのは手応えのある相手。
ただの雑魚に用事はない。
たしかにその雑魚も、多ければ脅威ではあるが…。
そして続く扉に近づけば、頭に響いてくる言葉。
『我が主は17体の人形達。彼らある限り開くことを拒まん』
「おいおい。
魔力の糸は切れない。動かぬ人形は破壊されることを拒む。触れることすら出来ない。そんな状態で、マリオネット倒すったって、動かないそれをどう倒す気だ。
もう少しわかりやすく説明するのが招いた奴の仕事ってもんだろ」
今は動かぬマリオネットに、試しに銃弾をお見舞いする。
やはり、うんともすんとも言わなかった。
もっとよく周りを見渡せば、壁に怪しい紋章が。
怪しい、怪しすぎる…!
その前に鎮座する甲冑をフォースエッジでぶち壊し、顕となった青き紋章を見つめる。
「これもデジャヴ感じるぞ」
時空神像同様、似たようなものをやはり、テメンニグルでごまんと見た。
たしかあれは…。
「サクッと点灯ッッ!」
フォースエッジ乱れ斬りッ!乱れ、雪、月、花!!
ネタがわかった奴はオレと悪魔狩り行こうぜ!
とまあ、高速で斬り伏せてみれば、案の定。
梵字によく似た文字が点灯していき、紋章の装置が起動した。
「お、お、おお!?」
足元が揺れ動く。
そのまま立っていれば、なんと!足場が地下へと下がっていくではないか。
「まさかのエレベーターシステムッ!
そんなところだけ近代化してるとか暇人だな?」
しかして移動したそこには、兵士達が日夜訓練していたのだろう、地下闘技場であった。
ダンテを下ろし、地上へと無情にも戻る足場。
一瞬だけショックな顔を晒すダンテが、とりあえずその中に足を踏み入れると、前、そして左右の小部屋からマリオネットの大群が雪崩れ込んできた。
「へぇ、こいつらを倒し終わるまでにがさねぇ気だな?
いいぜ、来いよ!」
闇の底よりやってくる無数の赤い目。殺気。
恐怖と、そして絶望を与えるため、マリオネットがダンテを取り囲み、それぞれの武器を手に取る。
短剣だけではない、半月刀やショットガンを装備する個体もいる。
ここまでいるなら、愛銃だけでは物足りない。
ダンテはここで初めて悪魔相手にフォースエッジをその背より取り出した。
のそのそ動くマリオネット。
その動きが素早くなるのは攻撃の瞬間だ。
球体関節の手首をくるくると回すのは準備運動なのか、その直後に遠距離武器を放ってくる。
もはや止まって見えるそれらを軽くかわすと、ダンテはマリオネットの懐に飛び込んだ。
のち、フォースエッジの一閃。
袈裟懸けに斬り伏せ、左から右へと振り切るように斬り、そしてアッパーの要領で下から斬りあげる。
あっさりとまとめて打ち上がるマリオネットの体に、鉛玉をお見舞いした。
倒れたマリオネットがレッドオーブとなって散らばった。
後方にもいたマリオネットの斬りつけ攻撃を、コートを翻してひらりとかわすダンテ。
その瞬間、更に後方にいたらしい銃を使うマリオネットが放った銃弾が、仲間のマリオネットに当たり、体が砕けた。
知性があれば、仲間割れに発展しそうなそれにも無反応。
やはり雑魚は雑魚。心も持たぬ殺戮人形だったか。
遠慮する必要はないと、ダンテは(もともとひとつも遠慮などしていないが)連続でフォースエッジを穿ち、そこにいる全てを屠った。
「上から観戦してる奴に報告しな。いくら雑魚を差し向けても無駄。無駄無駄無駄無駄ァ!!ってな!!」
壁にぶち当たり、粉々に壊れる木の体。
血の代わりにぶちまけられる、レッドオーブ。
「…って、ぶっ壊れちまうテメェら雑魚は報告どころじゃなかったか」
敵を倒し終えたことでエレベーターの足場が戻ってきた。なんだろうか…やはり誰かが上から見ているんじゃないかと思ってしまう。
よく気がついたなダンテェイ…我々読み手が見ているゾ。
「準備運動にもなりゃしねぇ」
コートについたであろう埃を払い、ダンテは足場に飛び乗る。
この戦闘…埃はついたが、ダンテに汗ひとつかかせることはなかった。
だが、戻った複葉機の部屋にも悪魔。
それはそうか、次の部屋に行くには17体の人形を倒さなくてはならない上、この部屋には大量のマリオネットが吊り下がっている。
しかしさすがにマリオネット相手はお腹いっぱいだ。
ダンテはうんざりしながら得物を手にした。
「お前はマリオネットの中でも強い方か?」
マリオネットを相手取る中、普通のマリオネットとは違う個体がいるのに気がついた。
染料代わりに血を使った赤黒い衣装を着たマリオネット、さながら都市伝説のブラッディマリーのようなマリオネットがダンテの前に立ち塞がる。
「なかなかの魔力をお持ちのようで。オレと踊っていただけませんか血まみれマリー?」
血とは魔力の源だ。
魔力を纏ったその衣装を着ることで、脆い人形の体を魔術的にコートしている。耐久力が格段に上だった。
からかい混じりにそう言ってフォースエッジを向ける。
振り下ろしたその切っ先が届くその前に、ブラッディマリーが奇声をあげた。
「あ?お歌の時間ってか??キタネー歌声晒すんじゃ、ゴフッ!?」
奇声で空間が歪み、ダンテは糸で吊られた宙づりになる。
すかさず抱きついてきて、そして無抵抗のまま斬りつけられた。
吹き出す血飛沫に、頭に油断の文字が浮かぶ。
「はっ…、ンだよ、そんな攻撃も持ってたってことか…。
やるな糞マリー!だがオレに抱きついていいのはテメェじゃねぇ!!!」
すでに血まみれマリーでなく、糞マリーに呼び名が変わっている。
ディーヴァにしか許されぬ行為をしたやつなぞ、糞呼びでいい。
流血構わず無理やり糸を引きちぎり逃れたダンテが、ブラッディマリーを蜂の巣にした。
「ちっ、複葉機が邪魔してちと戦いづらいぜ」
それでも減らぬ敵の前、思いついたダンテは、足に力をこめて飛び上がる。
軽い音を立てて降り立ったのは、複葉機の翼の上だ。ダンテの重みにグラグラ揺れるが、落ちるまではいかないようで安心する。
「安全マージン取るのは基本だ」
ゆったりと翼の上を散歩しながら、ダンテはエボニーとアイボリーを連射する。
時折飛んでくる攻撃は、軽く首を傾け、体を捻るだけで楽にかわす。
ここにテレビとピザとストロベリーサンデー、それにジントニックでもあれば完璧だ。
でも、実際にそれらが用意されていようとディーヴァがいなければ完璧とはいえないのを思い出す。
そのことを思い出したダンテは、残ったマリオネットを屠るべく、落下しながら奴らの頭にフォースエッジを叩きつける。
静寂が訪れたのを確認し、ようやくその部屋を後にしたのだった。
鍵は一度使ったら壊れてしまった。ポイ捨てぽーい。
ディーヴァがいたらやらない。
天使と思えないくらい、悪魔みたいに怒るからだ。
そういうところめんどくさい、オレの天使様。
開けたそこは武器倉庫。
だが、武器よりも目立っているのは、その真ん中で存在をこれでもかと主張する複葉機だった。
部屋の大半を埋めている。
例によって何年も整備されていないようなので、これでは飛ぶことはできないだろう。
大空を舞うために生まれたであろう、機体が少し寂しそうに見えた。
「せっかくのイカした赤い機体だってのに、勿体ねぇな…」
周りに置いてあった整備用のエンジンも、工具箱も、そのほとんどに分厚い埃が積もり、ついでに完全に壊れてしまっていた。
いや、もしかしたらマリオネットを動かす悪魔の要領で、魔力を注ぎ込めばワンチャンある……かも?
やはり、男は大空を飛ぶ職業などに一度は憧れるものだ。例に漏れず、ダンテも幼い頃そんな夢を思い描いた。
「うげ。ここにもマリオネット共…」
そして天井に吊り下がる、無数のマリオネット。
あれをすべて相手にするのは面倒臭い。
たくさんの悪魔を相手取りたい。それに近い事は言ったが、ダンテが相手をしたいのは手応えのある相手。
ただの雑魚に用事はない。
たしかにその雑魚も、多ければ脅威ではあるが…。
そして続く扉に近づけば、頭に響いてくる言葉。
『我が主は17体の人形達。彼らある限り開くことを拒まん』
「おいおい。
魔力の糸は切れない。動かぬ人形は破壊されることを拒む。触れることすら出来ない。そんな状態で、マリオネット倒すったって、動かないそれをどう倒す気だ。
もう少しわかりやすく説明するのが招いた奴の仕事ってもんだろ」
今は動かぬマリオネットに、試しに銃弾をお見舞いする。
やはり、うんともすんとも言わなかった。
もっとよく周りを見渡せば、壁に怪しい紋章が。
怪しい、怪しすぎる…!
その前に鎮座する甲冑をフォースエッジでぶち壊し、顕となった青き紋章を見つめる。
「これもデジャヴ感じるぞ」
時空神像同様、似たようなものをやはり、テメンニグルでごまんと見た。
たしかあれは…。
「サクッと点灯ッッ!」
フォースエッジ乱れ斬りッ!乱れ、雪、月、花!!
ネタがわかった奴はオレと悪魔狩り行こうぜ!
とまあ、高速で斬り伏せてみれば、案の定。
梵字によく似た文字が点灯していき、紋章の装置が起動した。
「お、お、おお!?」
足元が揺れ動く。
そのまま立っていれば、なんと!足場が地下へと下がっていくではないか。
「まさかのエレベーターシステムッ!
そんなところだけ近代化してるとか暇人だな?」
しかして移動したそこには、兵士達が日夜訓練していたのだろう、地下闘技場であった。
ダンテを下ろし、地上へと無情にも戻る足場。
一瞬だけショックな顔を晒すダンテが、とりあえずその中に足を踏み入れると、前、そして左右の小部屋からマリオネットの大群が雪崩れ込んできた。
「へぇ、こいつらを倒し終わるまでにがさねぇ気だな?
いいぜ、来いよ!」
闇の底よりやってくる無数の赤い目。殺気。
恐怖と、そして絶望を与えるため、マリオネットがダンテを取り囲み、それぞれの武器を手に取る。
短剣だけではない、半月刀やショットガンを装備する個体もいる。
ここまでいるなら、愛銃だけでは物足りない。
ダンテはここで初めて悪魔相手にフォースエッジをその背より取り出した。
のそのそ動くマリオネット。
その動きが素早くなるのは攻撃の瞬間だ。
球体関節の手首をくるくると回すのは準備運動なのか、その直後に遠距離武器を放ってくる。
もはや止まって見えるそれらを軽くかわすと、ダンテはマリオネットの懐に飛び込んだ。
のち、フォースエッジの一閃。
袈裟懸けに斬り伏せ、左から右へと振り切るように斬り、そしてアッパーの要領で下から斬りあげる。
あっさりとまとめて打ち上がるマリオネットの体に、鉛玉をお見舞いした。
倒れたマリオネットがレッドオーブとなって散らばった。
後方にもいたマリオネットの斬りつけ攻撃を、コートを翻してひらりとかわすダンテ。
その瞬間、更に後方にいたらしい銃を使うマリオネットが放った銃弾が、仲間のマリオネットに当たり、体が砕けた。
知性があれば、仲間割れに発展しそうなそれにも無反応。
やはり雑魚は雑魚。心も持たぬ殺戮人形だったか。
遠慮する必要はないと、ダンテは(もともとひとつも遠慮などしていないが)連続でフォースエッジを穿ち、そこにいる全てを屠った。
「上から観戦してる奴に報告しな。いくら雑魚を差し向けても無駄。無駄無駄無駄無駄ァ!!ってな!!」
壁にぶち当たり、粉々に壊れる木の体。
血の代わりにぶちまけられる、レッドオーブ。
「…って、ぶっ壊れちまうテメェら雑魚は報告どころじゃなかったか」
敵を倒し終えたことでエレベーターの足場が戻ってきた。なんだろうか…やはり誰かが上から見ているんじゃないかと思ってしまう。
よく気がついたなダンテェイ…我々読み手が見ているゾ。
「準備運動にもなりゃしねぇ」
コートについたであろう埃を払い、ダンテは足場に飛び乗る。
この戦闘…埃はついたが、ダンテに汗ひとつかかせることはなかった。
だが、戻った複葉機の部屋にも悪魔。
それはそうか、次の部屋に行くには17体の人形を倒さなくてはならない上、この部屋には大量のマリオネットが吊り下がっている。
しかしさすがにマリオネット相手はお腹いっぱいだ。
ダンテはうんざりしながら得物を手にした。
「お前はマリオネットの中でも強い方か?」
マリオネットを相手取る中、普通のマリオネットとは違う個体がいるのに気がついた。
染料代わりに血を使った赤黒い衣装を着たマリオネット、さながら都市伝説のブラッディマリーのようなマリオネットがダンテの前に立ち塞がる。
「なかなかの魔力をお持ちのようで。オレと踊っていただけませんか血まみれマリー?」
血とは魔力の源だ。
魔力を纏ったその衣装を着ることで、脆い人形の体を魔術的にコートしている。耐久力が格段に上だった。
からかい混じりにそう言ってフォースエッジを向ける。
振り下ろしたその切っ先が届くその前に、ブラッディマリーが奇声をあげた。
「あ?お歌の時間ってか??キタネー歌声晒すんじゃ、ゴフッ!?」
奇声で空間が歪み、ダンテは糸で吊られた宙づりになる。
すかさず抱きついてきて、そして無抵抗のまま斬りつけられた。
吹き出す血飛沫に、頭に油断の文字が浮かぶ。
「はっ…、ンだよ、そんな攻撃も持ってたってことか…。
やるな糞マリー!だがオレに抱きついていいのはテメェじゃねぇ!!!」
すでに血まみれマリーでなく、糞マリーに呼び名が変わっている。
ディーヴァにしか許されぬ行為をしたやつなぞ、糞呼びでいい。
流血構わず無理やり糸を引きちぎり逃れたダンテが、ブラッディマリーを蜂の巣にした。
「ちっ、複葉機が邪魔してちと戦いづらいぜ」
それでも減らぬ敵の前、思いついたダンテは、足に力をこめて飛び上がる。
軽い音を立てて降り立ったのは、複葉機の翼の上だ。ダンテの重みにグラグラ揺れるが、落ちるまではいかないようで安心する。
「安全マージン取るのは基本だ」
ゆったりと翼の上を散歩しながら、ダンテはエボニーとアイボリーを連射する。
時折飛んでくる攻撃は、軽く首を傾け、体を捻るだけで楽にかわす。
ここにテレビとピザとストロベリーサンデー、それにジントニックでもあれば完璧だ。
でも、実際にそれらが用意されていようとディーヴァがいなければ完璧とはいえないのを思い出す。
そのことを思い出したダンテは、残ったマリオネットを屠るべく、落下しながら奴らの頭にフォースエッジを叩きつける。
静寂が訪れたのを確認し、ようやくその部屋を後にしたのだった。
