mission 17:true identity ~救出~
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「んっ……もう、いいの?」
「ああ」
唇を離せば気になるのはディーヴァの顔色。
「ディーヴァは大丈夫か?なんともない?」
「もちろん。大丈夫だしなんともないよ」
「本当の本当に、か?」
「本当の本当に!」
「嘘じゃないよな。本当の本当の本当……」
「ダンテしつこい」
パァン!
「痛い。ディーヴァひどい」
両方から頬を思い切り挟まれた。挟まれたというより、思い切り叩かれたぞ。
このオレにたこちゅーの顔させるとは、この夢主やりおる。
「よくなったならそれでいいじゃない。
別にあたしも具合悪くなってないし、ダンテに舐めてもらったことで少し治りが早くなったみたいだし」
オレが舐めたから治りが早い、だって?
ちょっと待て。そんなこと今まで一度もなかっただろ。
余計に不安に駆られ、心臓がバクバクと嫌な音を立てた。
串刺しでも眉間に一発でも死ななかったオレだが、ディーヴァの体の変化ひとつで無敵さは覆される。
いやしかし、実際ディーヴァはなんともなさそうだ。治りが早いならそれに越したことはない、……よな?
不安な気持ちを抑え、悪魔の結界が解けて進めるようになった扉をくぐり抜ける。
「お邪魔しまぁす」
「お邪魔しますってお前なあ……」
「だって、なんかそう言いたくなる雰囲気感じるんだもん」
ディーヴァにすら、これからなにかと対峙する予感がしていたようだ。
なぜだろうな、背筋がシャンと伸びる気持ちだ。
しかし、いったいどんな構造に変わってしまったのだろう。そこは長い回廊へと繋がっていた。
ピカピカゴロゴロドシャーン!暗闇の中常にひかる雷の音にまじり、カシャカシャカシャ!あの独特な音が響いてくる。
空中に闇の紋章を浮かび上がらせて降ってきたのは、大量の人形型の悪魔。
「ひぃ!お邪魔しました……!」
「いやいや、今来たところに戻るわけにゃいかんだろ?こいつらは雑魚だし片っ端から倒していくぞ」
「いやぁぁ〜〜〜………」
無限にわいてくるかのように立ち塞がるマリオネットやフェティッシュどもを端から薙ぎ払い、悪魔イヤイヤをするディーヴァを連れて最初の角を曲がる。
まっすぐいかないのかって?左から回る法則のアレだからな。
後ろに迫るマリオネットにイフリート装備の肘鉄をぶちかまし、目の前の扉に注目する。
固く閉ざされた扉の中央には、ベースボールほどの大きさの丸い穴が空いていた。
「穴……ふむ」
「あっダンテ変な顔してる!変なこと考えたでしょ」
「いや、珍しく考えてない。
その考えするディーヴァの方が変なこと考えてると思うぞ〜」
「バレちゃった?
普段のダンテが移ったんだと思うけど「おいこら」でも、そういうちょっと笑えちゃうこと考えてないとこわくて」
オレが移ったとは失礼な。だが、
だが言いながらも、オレのコートの端を掴む手はずっと震え続けているのだ。
ディーヴァがそういう冗談を言いたくなる気持ちはわかる。
「だよな。
扉には悪魔の装飾あるし、おかしいくらい雷が鳴ってるし、ほぼ真っ暗だし。
オレがお前ならクローゼットみたいな場所に引きこもってずっと泣いてるだろうな。お前は頑張ってる、えらいよディーヴァは」
ふんわりと抱きしめたディーヴァの頭を、何度も何度も撫でる。
本当ならばまだ一緒に暮らしていたはずの親のように、兄のように。家族のように。
いや、今はオレも家族なんだけどな?
撫でながらも後ろにまたマリオネットが湧いた。いい加減にしろよという意味を込めて、ラウンドトリップ、アラストルを投げつけて斬る。
「ダンテがクローゼット……?あんまり想像できないんだけど」
「あー、まあ例え話だ」
おとなしく撫でられながら、ディーヴァは不思議そうに見上げてくる。
そうだな。イメージ湧かないよな。
……オレにとっての、悪夢。
オレを隠し、悪魔から守ろうとした母。
生きている母を見たのはあれが最期だった。
あとはあたりに広がる炎の赤、血の赤。赤、赤、赤。
「……で、結局この穴には何を入れればいいんだ。どうせ鍵代わりの何か入れて開けるんだろ?」
『よくおわかりで。月の光を閉じ込める珠がどこかにあると思うよ〜』
マリオネットを倒し終え、勝手に背中に戻ってきたアラストルが答える。
小うるさいが情報を落としてくれる分、どっかの双子剣よりはマシなんだよな、コイツ。
「月の光?
光って何かに閉じ込められるような固形物だっけ」
「悪魔の世界だからそれくらいなんでもありだろ」
オレは先を急ぐためディーヴァを撫でるのをやめた。
この状況下でも艶々キューティクルは健在で、手を離すのが名残惜しく感じたけどな。
まだ行っていない回廊の奥へと進むと、突き当たりにはまた扉。
こちらは鍵がかかっておらず、思い切り開けて入る。
「は?なんだあれ」
「んー……ティラノサウルスの、骨みたい」
細長い部屋を一直線に進んだ先、真正面には大きな恐竜の骨格標本が据え置かれていた。
「うえー。ここはいつから博物館になったの?」
博物館ってのはあながち間違いじゃなさそうだ。
それを証拠に、周りにはこれでもかと美術品や胸像、絵画が所狭しと飾られているのだから。
「ダンテあたしアメリカ自然史博物館行きたーい」
「はいはい、帰ったら行こうな」
「あそこ一日で回るのは難しいくらい広いし、ちゃんとお泊まりコースでよろしく!」
「わかってるって……あ゛っ!?」
そんな会話をしながら前へ進んでいれば、視界に映る赤い光と熱気。
目の前の骨格標本が炎を吐いてきた!!
「ああ」
唇を離せば気になるのはディーヴァの顔色。
「ディーヴァは大丈夫か?なんともない?」
「もちろん。大丈夫だしなんともないよ」
「本当の本当に、か?」
「本当の本当に!」
「嘘じゃないよな。本当の本当の本当……」
「ダンテしつこい」
パァン!
「痛い。ディーヴァひどい」
両方から頬を思い切り挟まれた。挟まれたというより、思い切り叩かれたぞ。
このオレにたこちゅーの顔させるとは、この夢主やりおる。
「よくなったならそれでいいじゃない。
別にあたしも具合悪くなってないし、ダンテに舐めてもらったことで少し治りが早くなったみたいだし」
オレが舐めたから治りが早い、だって?
ちょっと待て。そんなこと今まで一度もなかっただろ。
余計に不安に駆られ、心臓がバクバクと嫌な音を立てた。
串刺しでも眉間に一発でも死ななかったオレだが、ディーヴァの体の変化ひとつで無敵さは覆される。
いやしかし、実際ディーヴァはなんともなさそうだ。治りが早いならそれに越したことはない、……よな?
不安な気持ちを抑え、悪魔の結界が解けて進めるようになった扉をくぐり抜ける。
「お邪魔しまぁす」
「お邪魔しますってお前なあ……」
「だって、なんかそう言いたくなる雰囲気感じるんだもん」
ディーヴァにすら、これからなにかと対峙する予感がしていたようだ。
なぜだろうな、背筋がシャンと伸びる気持ちだ。
しかし、いったいどんな構造に変わってしまったのだろう。そこは長い回廊へと繋がっていた。
ピカピカゴロゴロドシャーン!暗闇の中常にひかる雷の音にまじり、カシャカシャカシャ!あの独特な音が響いてくる。
空中に闇の紋章を浮かび上がらせて降ってきたのは、大量の人形型の悪魔。
「ひぃ!お邪魔しました……!」
「いやいや、今来たところに戻るわけにゃいかんだろ?こいつらは雑魚だし片っ端から倒していくぞ」
「いやぁぁ〜〜〜………」
無限にわいてくるかのように立ち塞がるマリオネットやフェティッシュどもを端から薙ぎ払い、悪魔イヤイヤをするディーヴァを連れて最初の角を曲がる。
まっすぐいかないのかって?左から回る法則のアレだからな。
後ろに迫るマリオネットにイフリート装備の肘鉄をぶちかまし、目の前の扉に注目する。
固く閉ざされた扉の中央には、ベースボールほどの大きさの丸い穴が空いていた。
「穴……ふむ」
「あっダンテ変な顔してる!変なこと考えたでしょ」
「いや、珍しく考えてない。
その考えするディーヴァの方が変なこと考えてると思うぞ〜」
「バレちゃった?
普段のダンテが移ったんだと思うけど「おいこら」でも、そういうちょっと笑えちゃうこと考えてないとこわくて」
オレが移ったとは失礼な。だが、
だが言いながらも、オレのコートの端を掴む手はずっと震え続けているのだ。
ディーヴァがそういう冗談を言いたくなる気持ちはわかる。
「だよな。
扉には悪魔の装飾あるし、おかしいくらい雷が鳴ってるし、ほぼ真っ暗だし。
オレがお前ならクローゼットみたいな場所に引きこもってずっと泣いてるだろうな。お前は頑張ってる、えらいよディーヴァは」
ふんわりと抱きしめたディーヴァの頭を、何度も何度も撫でる。
本当ならばまだ一緒に暮らしていたはずの親のように、兄のように。家族のように。
いや、今はオレも家族なんだけどな?
撫でながらも後ろにまたマリオネットが湧いた。いい加減にしろよという意味を込めて、ラウンドトリップ、アラストルを投げつけて斬る。
「ダンテがクローゼット……?あんまり想像できないんだけど」
「あー、まあ例え話だ」
おとなしく撫でられながら、ディーヴァは不思議そうに見上げてくる。
そうだな。イメージ湧かないよな。
……オレにとっての、悪夢。
オレを隠し、悪魔から守ろうとした母。
生きている母を見たのはあれが最期だった。
あとはあたりに広がる炎の赤、血の赤。赤、赤、赤。
「……で、結局この穴には何を入れればいいんだ。どうせ鍵代わりの何か入れて開けるんだろ?」
『よくおわかりで。月の光を閉じ込める珠がどこかにあると思うよ〜』
マリオネットを倒し終え、勝手に背中に戻ってきたアラストルが答える。
小うるさいが情報を落としてくれる分、どっかの双子剣よりはマシなんだよな、コイツ。
「月の光?
光って何かに閉じ込められるような固形物だっけ」
「悪魔の世界だからそれくらいなんでもありだろ」
オレは先を急ぐためディーヴァを撫でるのをやめた。
この状況下でも艶々キューティクルは健在で、手を離すのが名残惜しく感じたけどな。
まだ行っていない回廊の奥へと進むと、突き当たりにはまた扉。
こちらは鍵がかかっておらず、思い切り開けて入る。
「は?なんだあれ」
「んー……ティラノサウルスの、骨みたい」
細長い部屋を一直線に進んだ先、真正面には大きな恐竜の骨格標本が据え置かれていた。
「うえー。ここはいつから博物館になったの?」
博物館ってのはあながち間違いじゃなさそうだ。
それを証拠に、周りにはこれでもかと美術品や胸像、絵画が所狭しと飾られているのだから。
「ダンテあたしアメリカ自然史博物館行きたーい」
「はいはい、帰ったら行こうな」
「あそこ一日で回るのは難しいくらい広いし、ちゃんとお泊まりコースでよろしく!」
「わかってるって……あ゛っ!?」
そんな会話をしながら前へ進んでいれば、視界に映る赤い光と熱気。
目の前の骨格標本が炎を吐いてきた!!
