mission 16:named nightmare ~夕闇の城~
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「ぎゃっ!?」
慌てふためくディーヴァの腰を掴み、むにむにとつまんでみる。
いつもと変わらぬほどよい肉付き。しっとり滑らかな肌に、程よく柔らかな触り心地は食べ頃の桃のよう。美味しそうだ。
ちょっと意地悪してみるか。
「とはいえ、腰回りが最近ふっくらしてきたんじゃないか?」
「え」
「ここに連れ去られて多少やつれたかもしれないが、一度ついた脂肪はそう簡単に減らない。
オレのいない時、ディーヴァが菓子をこっそり食べてた事にオレが気がつかないとでも?」
ドーナッツに、アップルパイ、アイスクリームに、チーズタルト、カスタードプディング……甘くない系でいえばチップスにマッケンチーズ。
数えたらキリがない。
オレといる時しっかり食べるディーヴァだが、オレがいない時も食べている。
「成長しないので太らないもんっ!」
あっ即バレした。
よく知らない奴のために軽く説明すると、ディーヴァは16歳当時のまま成長していない。見た目はもちろん、背の高さや髪の長さ、そして体重もだ。
これはオレの血と、ディーヴァの血が作用しての事なのだが……。
やれやれ、いつになったらディーヴァの成長は元に戻るのだろうな。
そういうわけで、いくら食べようと太ることはない……不思議なことにニキビはできるみたいだが。
ま、バレようとオレがディーヴァを揶揄うのは止まらない。
「成長しなくても、もともとむちむちのイイ肉がココについてるもんな」
ディーヴァのむちむちのイイ肉を掌全体で覆い、そして揉み揉み。
その内側に心を覆い隠す、サイズFの双丘をだ。
「ひゃん!
はううう……ダンテひどい……!女の子に贅肉とか言っちゃいけないんだよ?」
贅肉とまでは言っていないんだが、謝っておこう。
機嫌を損ねるのはあまり得策とはいえない。
それよりオレに揉まれ慣れてるからかもしれないが、胸を揉むのはいいのだろうか?
「悪い悪い。
ディーヴァはどこもかしこも柔らかくて美味しいって意味だよ」
胸から手を離し、ディーヴァの脇に手を入れて子供にするように抱え上げる。
イメージは高い高いだ。
「美味しいとか嬉しくない」
ちっとは嬉しいくせにまたまた〜。
持ちあげられて無防備な姿を晒すディーヴァが、ふいとそっぽを向く。その顔が照れて赤くなってるのは、オレから丸見えなんだからな?
でも、そんなに気にするなら。
「体のためにも菓子はほどほどにしておけよ」
「……………、はぁい」
この返事の仕方、帰ったら早速『無事に帰れたことをお祝いするお菓子パーティー』しそうな気がする。
似たようなことはオレと2人きりでも、レディを交えての場でもやるだろうが、それとは別にひとりで、だ。
『いっぱい食べるきみが好き』ではあるがここ数年のディーヴァは食いしん坊具合に磨きがかかっている。
食いしん坊というか、食い意地が張っているというか。
昔はもう少しおしとやかで控えめだった気がするが。
誰だディーヴァをこんなふうに育てたやつ!オレだよ!!
その場にディーヴァをおろすと、彼女は無言で自分の胸に手を当て、そして自身の服の端をつまんで見つめていた。
ここにくるまでのやり取りで薄汚れてはいるが、元は白いワンピースだったはずのそれ。
「どした?」
「んー、ダンテは、さ……」
襟元を弄りながら、言いづらそうに小さく話す。
「ああいうお洋服、あたしにも着てほしかったりする?」
「は?」
「トリッシュさんの服みたいに、胸元がいっぱい開いてるお洋服」
「あー……」
モデル体型に、体にぴったりフィットした革製のビスチェにパンツ。
オレの母親そっくりな顔してるのに、豊満な乳を強調するあの格好……初めて会った時はどんな顔をして見たらいいのか迷った。
あの格好をしたディーヴァの姿を思い浮かべる。
似合う似合わないというより、小さい子供が親と似た服を着込む微笑ましい姿を想像した。
胸の質量、トリッシュとそう変わらんだろうに……。
「ディーヴァが着ない系統だと思うが……着てくれるんであれば、もちろん見てみたいと思うぜ?」
「ふーん」
誰しも一度は扇情的な衣装に憧れを抱く物である。男って悲しい。
それが、最初に想像した姿はとりあえず捨ておいて、好きなコが着てくれたオトナな姿の方を想像してみる。
やっぱりディーヴァのイメージとは真逆だが、下半身が勝手に元気になってしまうのは止められない。
ああほんと男って悲しい。
……おや?
見たい、と返したのに、なんでまだディーヴァはぶすったれてるんだ?
これはまさかの。
「なんだディーヴァ、まだ嫉妬してんのか?
かわいいやつめ」
子犬でも相手にするかのように、わしゃわしゃとディーヴァの頭を撫でまわす。
「そりゃ嫉妬するよ。悪い?」
「悪くない」
こんなかわいい嫉妬されたら、嬉しくないわけがない!
思わず抱き潰す勢いで胸に閉じ込めてしまったのは仕方ないと思う。
そうこうしてるうち階段も終わり、城への橋がかかる入り口までたどり着いた。
墓場のように立ち並ぶ石碑の内容は未だ理解できなかったが、ひとつは運命の輪を手に入れたことで解決した。
わからない方は、赤き石が隠れてる秘密の空間は変わった行き方でたどり着けるってやつだ。
変わった行き方もよくわからんが、赤き石……。
思い浮かぶもので持っているものはアミュレットしかないが、昔からの石碑にスパーダの私物の事が載っているわけがない。
この島でスパーダが崇められていたとかなら別だが、まさか人間が悪魔を崇める場所なんてないだろうし関係してくるとは思えない。
橋へと向かい、地面の窪みに書かれた『運命の輪が始まりの地へ誘う』。
初めて見た時はなんのことかわからなかったが今ならわかる。手に入れたコレをはめればいいのだ。
はめる……違う意味のはめるがいいな。とディーヴァをチラッとみやる。
オレの脳内はいつだってトリックスターレベルマックス。ま、ここから先の妄想はR指定だな。
「来いって誘われてるみたいなのがなんとも怖いよね」
「行きは良い良い帰りは……ってやつ?」
「それはもういいよ。行きも怖かったもん。
今の方が怖いけどね」
夜の闇に怯えるディーヴァを撫でてから円形のプレートをはめればソレは回転を始め、かちりと音を立てる。
大掛かりにもみえる仕掛けが作動し始め、輪の上面が橋の反対側へと向いた。
エネルギーが輪へと集まり収束すると同時、強烈な光線が向こうへと発射された。
光線を受け止めた跳ね橋のロックが外れる。
壊れてしまいそうな激しい勢いで、跳ね橋が下がり、再び通行手段ができた。
「わあ!最初グレネードガンぶつけてたし壊れてたらどうしようかと思ったけど大丈夫そう。あと橋もダンテが壊れそうなことしたのに落ちないでかかってる!よかったね!」
「蒸し返すなよ」
言葉の幻影剣がチクチク痛い。
ディーヴァの嫌味を受け止めながら、オレたちは橋を渡った。
慌てふためくディーヴァの腰を掴み、むにむにとつまんでみる。
いつもと変わらぬほどよい肉付き。しっとり滑らかな肌に、程よく柔らかな触り心地は食べ頃の桃のよう。美味しそうだ。
ちょっと意地悪してみるか。
「とはいえ、腰回りが最近ふっくらしてきたんじゃないか?」
「え」
「ここに連れ去られて多少やつれたかもしれないが、一度ついた脂肪はそう簡単に減らない。
オレのいない時、ディーヴァが菓子をこっそり食べてた事にオレが気がつかないとでも?」
ドーナッツに、アップルパイ、アイスクリームに、チーズタルト、カスタードプディング……甘くない系でいえばチップスにマッケンチーズ。
数えたらキリがない。
オレといる時しっかり食べるディーヴァだが、オレがいない時も食べている。
「成長しないので太らないもんっ!」
あっ即バレした。
よく知らない奴のために軽く説明すると、ディーヴァは16歳当時のまま成長していない。見た目はもちろん、背の高さや髪の長さ、そして体重もだ。
これはオレの血と、ディーヴァの血が作用しての事なのだが……。
やれやれ、いつになったらディーヴァの成長は元に戻るのだろうな。
そういうわけで、いくら食べようと太ることはない……不思議なことにニキビはできるみたいだが。
ま、バレようとオレがディーヴァを揶揄うのは止まらない。
「成長しなくても、もともとむちむちのイイ肉がココについてるもんな」
ディーヴァのむちむちのイイ肉を掌全体で覆い、そして揉み揉み。
その内側に心を覆い隠す、サイズFの双丘をだ。
「ひゃん!
はううう……ダンテひどい……!女の子に贅肉とか言っちゃいけないんだよ?」
贅肉とまでは言っていないんだが、謝っておこう。
機嫌を損ねるのはあまり得策とはいえない。
それよりオレに揉まれ慣れてるからかもしれないが、胸を揉むのはいいのだろうか?
「悪い悪い。
ディーヴァはどこもかしこも柔らかくて美味しいって意味だよ」
胸から手を離し、ディーヴァの脇に手を入れて子供にするように抱え上げる。
イメージは高い高いだ。
「美味しいとか嬉しくない」
ちっとは嬉しいくせにまたまた〜。
持ちあげられて無防備な姿を晒すディーヴァが、ふいとそっぽを向く。その顔が照れて赤くなってるのは、オレから丸見えなんだからな?
でも、そんなに気にするなら。
「体のためにも菓子はほどほどにしておけよ」
「……………、はぁい」
この返事の仕方、帰ったら早速『無事に帰れたことをお祝いするお菓子パーティー』しそうな気がする。
似たようなことはオレと2人きりでも、レディを交えての場でもやるだろうが、それとは別にひとりで、だ。
『いっぱい食べるきみが好き』ではあるがここ数年のディーヴァは食いしん坊具合に磨きがかかっている。
食いしん坊というか、食い意地が張っているというか。
昔はもう少しおしとやかで控えめだった気がするが。
誰だディーヴァをこんなふうに育てたやつ!オレだよ!!
その場にディーヴァをおろすと、彼女は無言で自分の胸に手を当て、そして自身の服の端をつまんで見つめていた。
ここにくるまでのやり取りで薄汚れてはいるが、元は白いワンピースだったはずのそれ。
「どした?」
「んー、ダンテは、さ……」
襟元を弄りながら、言いづらそうに小さく話す。
「ああいうお洋服、あたしにも着てほしかったりする?」
「は?」
「トリッシュさんの服みたいに、胸元がいっぱい開いてるお洋服」
「あー……」
モデル体型に、体にぴったりフィットした革製のビスチェにパンツ。
オレの母親そっくりな顔してるのに、豊満な乳を強調するあの格好……初めて会った時はどんな顔をして見たらいいのか迷った。
あの格好をしたディーヴァの姿を思い浮かべる。
似合う似合わないというより、小さい子供が親と似た服を着込む微笑ましい姿を想像した。
胸の質量、トリッシュとそう変わらんだろうに……。
「ディーヴァが着ない系統だと思うが……着てくれるんであれば、もちろん見てみたいと思うぜ?」
「ふーん」
誰しも一度は扇情的な衣装に憧れを抱く物である。男って悲しい。
それが、最初に想像した姿はとりあえず捨ておいて、好きなコが着てくれたオトナな姿の方を想像してみる。
やっぱりディーヴァのイメージとは真逆だが、下半身が勝手に元気になってしまうのは止められない。
ああほんと男って悲しい。
……おや?
見たい、と返したのに、なんでまだディーヴァはぶすったれてるんだ?
これはまさかの。
「なんだディーヴァ、まだ嫉妬してんのか?
かわいいやつめ」
子犬でも相手にするかのように、わしゃわしゃとディーヴァの頭を撫でまわす。
「そりゃ嫉妬するよ。悪い?」
「悪くない」
こんなかわいい嫉妬されたら、嬉しくないわけがない!
思わず抱き潰す勢いで胸に閉じ込めてしまったのは仕方ないと思う。
そうこうしてるうち階段も終わり、城への橋がかかる入り口までたどり着いた。
墓場のように立ち並ぶ石碑の内容は未だ理解できなかったが、ひとつは運命の輪を手に入れたことで解決した。
わからない方は、赤き石が隠れてる秘密の空間は変わった行き方でたどり着けるってやつだ。
変わった行き方もよくわからんが、赤き石……。
思い浮かぶもので持っているものはアミュレットしかないが、昔からの石碑にスパーダの私物の事が載っているわけがない。
この島でスパーダが崇められていたとかなら別だが、まさか人間が悪魔を崇める場所なんてないだろうし関係してくるとは思えない。
橋へと向かい、地面の窪みに書かれた『運命の輪が始まりの地へ誘う』。
初めて見た時はなんのことかわからなかったが今ならわかる。手に入れたコレをはめればいいのだ。
はめる……違う意味のはめるがいいな。とディーヴァをチラッとみやる。
オレの脳内はいつだってトリックスターレベルマックス。ま、ここから先の妄想はR指定だな。
「来いって誘われてるみたいなのがなんとも怖いよね」
「行きは良い良い帰りは……ってやつ?」
「それはもういいよ。行きも怖かったもん。
今の方が怖いけどね」
夜の闇に怯えるディーヴァを撫でてから円形のプレートをはめればソレは回転を始め、かちりと音を立てる。
大掛かりにもみえる仕掛けが作動し始め、輪の上面が橋の反対側へと向いた。
エネルギーが輪へと集まり収束すると同時、強烈な光線が向こうへと発射された。
光線を受け止めた跳ね橋のロックが外れる。
壊れてしまいそうな激しい勢いで、跳ね橋が下がり、再び通行手段ができた。
「わあ!最初グレネードガンぶつけてたし壊れてたらどうしようかと思ったけど大丈夫そう。あと橋もダンテが壊れそうなことしたのに落ちないでかかってる!よかったね!」
「蒸し返すなよ」
言葉の幻影剣がチクチク痛い。
ディーヴァの嫌味を受け止めながら、オレたちは橋を渡った。