mission 15:desperate struggle ~コロシアム~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「どこへ消えたァアア!」
体勢を立て直したのにオレの姿が消えたからか、怒り状態となったグリフォンが眼下に臨めた。
渡り廊下の構造をしたそこを駆け、アラストルを閃かせダイブ!
「上だぜ!その首もらったァ!」
「ッッ!?」
首を狙ったが、グリフォンの羽ばたきがオレを襲い、軌道が逸れる。
「うぉおっ!?」
狙いは外れて首ではなく翼の付け根をアラストルの刃は一閃していった。ダメージは入ったから悪くはない。
「ちっ、首の肉削ぎ落として焼き鳥にしてやろうかと思ったんだが」
「この俺を焼き鳥にだと!?
その首毟り取って、逆に焼き鳥にしてやるうううう!!」
「オレ鳥じゃないから焼き鳥は無理だな。しいていえば、焼き半魔ってやつか?」
首の肉、セセリは美味い。あ、オレはハツもボンジリも好きだぜ。テバもモモもいいよな。タレたっぷりがライスにもよく合って良い。
ただし、食いたかったらディーヴァに焼いてもらわねぇと食べられない。オレの国に焼き鳥文化はあまり浸透してないからだ。
おっと閑話休題。刃が逸れれば話も逸れるってやつな?
その羽ばたきひとつで暴風を吹かせ、オレを更に吹き飛ばすグリフォン。
距離を取ったところで、空高く舞い上がった奴は、急降下してきた。
「潰す!!」
その巨体とスピードでのしかかられたら、間違いなくオレの体は無事じゃない。
これがディーヴァなら最高なんだが……。
ディーヴァは大して重くないし、その胸でのしかかられてみろ?オレの一部分が良い意味で大変なことになる。
スピードつけて飛びつかれても、そこには幸せしかない。
そんなこと考えながらも、サイドロールで避けきる。
だが、避けられるのはわかっていたのか、素早く振り向いてきたグリフォンの次の動きにやられた。
畜生、その巨体でよく素早く振り向けたぜ……!
「ガハッ……!」
まさか巨大でドカドカと走ってきたグリフォンに、強靭な脚で思い切り蹴り飛ばされるとは思わなかった。
壁まで一直線に叩きつけられ、口からヒュッと空気が漏れる。
パラパラと壁の破片が頭上から降ってくる中、近づいてきたグリフォンによって地面に縫い止められてしまった。
「……くっ、」
「油断したなァ、その首掻っ切ってやろうか?ん??」
グリフォンの顔についた無数のクチバシが一斉に舌舐めずりしている。
中央の鋭く巨大なクチバシがブッ刺そうと迫ってくるが、オレがそう簡単にやられるわけないだろ?
間一髪それをアラストルで防ぎ、弾き飛ばす。
頭のどこかが切れたのか、流れる血が視界を染める。
邪魔くさいが血はすぐに止まるだろう。
口にまで入ってきたそれを、グリフォンがした仕草そのままに、ぺろりと舌で舐めとる。
「燃えろインフェルノォォゥ!!」
幸い奴は至近距離にいる。
グリフォンに向かって飛び上がり、赤い魔人へと変貌を遂げたオレは煉獄による地獄へのいざないを叩きつけた。
「ギャアアアアア!?」
激しく燃え上がり、勢いよく吹っ飛ぶグリフォン。
その無数の目が、白目を剥いた。
ゴロゴロと巨体が転がり一点で止まる。
地べたで痙攣しているグリフォンの胸が開き、そこからは青く光る珠が露出していた。
「これは焼いても不味そうなハツだぜ」
一部の魔族にはよくある、心臓代わりのコア。
これが粉々になるまで破壊されれば、立ち上がるどころではない。消滅してしまう大事な部分だ。
ぱち!
「うお起きた!」
さすがにこれを斬られるのは避けたかったのだろう、慌てて起き上がり、風を巻き起こして上空に逃げるグリフォン。その慌てよう、まさに鳥。
にしてもその翼邪魔だな。
「に、が、す、かっ!」
素早く魔人化し翼を広げる。
跳んで魔力の足場を作り、さらに高みへ飛び上がる。
足りない高度をそのまま上空へとエアレイドで稼ぎきると、軽くグリフォンの上をとれた。グリフォンの背中さえ足場として、くるりと宙返り。
回る視界の中装着したイフリートで、強烈なかかと落としをキめた。
「地を這え!セヤァ!!」
「グボォ!?」
オレの体ごとグリフォンの巨体が真っ逆さまに落ちていく。
その体は昇降機であがる渡り廊下にぶち当たり、重さに耐え切れず倒壊しながら落ちていく。
そのさなか、首の肉を斬り捌こうとして刃が当たった箇所、左の翼が根元からへし折れちぎれ飛び、そこら中を血で染めていた。
うわ痛そうだ……。
ディーヴァの翼が悪魔にもぎ取られてしまったあの時を思い出してしまった。ディーヴァと初めて会った、あの時だ。
いやいやいや、いいかオレ?相手は悪魔、ディーヴァは天使。全然違うぞ?
あまりの衝撃と出血、落ちた時の脳震盪でか、しばし痙攣を繰り返し気をやっていたグリフォンだったが、それでも奴の心は折れていなかった。
呼吸を乱しながらも、片翼など元からなかったかのようなそぶりで、なお立ち上がり向かってきた。
「アンタどこか必死だな?これまでの戦いかたとは明らかに違うぜ。余裕が全く感じられない」
「フッ……貴様のようなぬるま湯に浸かって生きる奴にはわからんだろう……。
俺にはあとがない!」
「一番の腹心のくせにあとがないとか。ずいぶん自信ないことで」
あとがないというのは、今回ディーヴァを連れて行くことができなかったら上の者ーー魔帝に酷い目に合わされるのだろうと想像がつく。
悪魔の世界はシビアだ。弱いものは目をかけた部下だろうと、簡単に斬り捨てる。切り捨てるのではない、斬り捨てるのだ。
鞭打ち?いや、この悪魔は鳥だ。きっとオレが考えていたように、お仕置きにあぶり焼きチキンにされるのかもしれない。
「うるさいうるさいうるさいコロスコロスコロスコロス!まっっっ黒コゲにしてやる!!」
通常よりも太い電撃の帯が、V字になって次々に迫りくる。
「はぁ、まだ戦う気とはな。魔剣士と同じくらいガッツあんじゃねぇか」
「ネロアンジェロの事だな!アレと俺を一緒にするなァ!」
「ふぅん?オレはいいぞ。まだやる気だってんならとことん付き合ってやるよ」
なお、相手が必死すぎて、負ける気は全くしない。
体勢を立て直したのにオレの姿が消えたからか、怒り状態となったグリフォンが眼下に臨めた。
渡り廊下の構造をしたそこを駆け、アラストルを閃かせダイブ!
「上だぜ!その首もらったァ!」
「ッッ!?」
首を狙ったが、グリフォンの羽ばたきがオレを襲い、軌道が逸れる。
「うぉおっ!?」
狙いは外れて首ではなく翼の付け根をアラストルの刃は一閃していった。ダメージは入ったから悪くはない。
「ちっ、首の肉削ぎ落として焼き鳥にしてやろうかと思ったんだが」
「この俺を焼き鳥にだと!?
その首毟り取って、逆に焼き鳥にしてやるうううう!!」
「オレ鳥じゃないから焼き鳥は無理だな。しいていえば、焼き半魔ってやつか?」
首の肉、セセリは美味い。あ、オレはハツもボンジリも好きだぜ。テバもモモもいいよな。タレたっぷりがライスにもよく合って良い。
ただし、食いたかったらディーヴァに焼いてもらわねぇと食べられない。オレの国に焼き鳥文化はあまり浸透してないからだ。
おっと閑話休題。刃が逸れれば話も逸れるってやつな?
その羽ばたきひとつで暴風を吹かせ、オレを更に吹き飛ばすグリフォン。
距離を取ったところで、空高く舞い上がった奴は、急降下してきた。
「潰す!!」
その巨体とスピードでのしかかられたら、間違いなくオレの体は無事じゃない。
これがディーヴァなら最高なんだが……。
ディーヴァは大して重くないし、その胸でのしかかられてみろ?オレの一部分が良い意味で大変なことになる。
スピードつけて飛びつかれても、そこには幸せしかない。
そんなこと考えながらも、サイドロールで避けきる。
だが、避けられるのはわかっていたのか、素早く振り向いてきたグリフォンの次の動きにやられた。
畜生、その巨体でよく素早く振り向けたぜ……!
「ガハッ……!」
まさか巨大でドカドカと走ってきたグリフォンに、強靭な脚で思い切り蹴り飛ばされるとは思わなかった。
壁まで一直線に叩きつけられ、口からヒュッと空気が漏れる。
パラパラと壁の破片が頭上から降ってくる中、近づいてきたグリフォンによって地面に縫い止められてしまった。
「……くっ、」
「油断したなァ、その首掻っ切ってやろうか?ん??」
グリフォンの顔についた無数のクチバシが一斉に舌舐めずりしている。
中央の鋭く巨大なクチバシがブッ刺そうと迫ってくるが、オレがそう簡単にやられるわけないだろ?
間一髪それをアラストルで防ぎ、弾き飛ばす。
頭のどこかが切れたのか、流れる血が視界を染める。
邪魔くさいが血はすぐに止まるだろう。
口にまで入ってきたそれを、グリフォンがした仕草そのままに、ぺろりと舌で舐めとる。
「燃えろインフェルノォォゥ!!」
幸い奴は至近距離にいる。
グリフォンに向かって飛び上がり、赤い魔人へと変貌を遂げたオレは煉獄による地獄へのいざないを叩きつけた。
「ギャアアアアア!?」
激しく燃え上がり、勢いよく吹っ飛ぶグリフォン。
その無数の目が、白目を剥いた。
ゴロゴロと巨体が転がり一点で止まる。
地べたで痙攣しているグリフォンの胸が開き、そこからは青く光る珠が露出していた。
「これは焼いても不味そうなハツだぜ」
一部の魔族にはよくある、心臓代わりのコア。
これが粉々になるまで破壊されれば、立ち上がるどころではない。消滅してしまう大事な部分だ。
ぱち!
「うお起きた!」
さすがにこれを斬られるのは避けたかったのだろう、慌てて起き上がり、風を巻き起こして上空に逃げるグリフォン。その慌てよう、まさに鳥。
にしてもその翼邪魔だな。
「に、が、す、かっ!」
素早く魔人化し翼を広げる。
跳んで魔力の足場を作り、さらに高みへ飛び上がる。
足りない高度をそのまま上空へとエアレイドで稼ぎきると、軽くグリフォンの上をとれた。グリフォンの背中さえ足場として、くるりと宙返り。
回る視界の中装着したイフリートで、強烈なかかと落としをキめた。
「地を這え!セヤァ!!」
「グボォ!?」
オレの体ごとグリフォンの巨体が真っ逆さまに落ちていく。
その体は昇降機であがる渡り廊下にぶち当たり、重さに耐え切れず倒壊しながら落ちていく。
そのさなか、首の肉を斬り捌こうとして刃が当たった箇所、左の翼が根元からへし折れちぎれ飛び、そこら中を血で染めていた。
うわ痛そうだ……。
ディーヴァの翼が悪魔にもぎ取られてしまったあの時を思い出してしまった。ディーヴァと初めて会った、あの時だ。
いやいやいや、いいかオレ?相手は悪魔、ディーヴァは天使。全然違うぞ?
あまりの衝撃と出血、落ちた時の脳震盪でか、しばし痙攣を繰り返し気をやっていたグリフォンだったが、それでも奴の心は折れていなかった。
呼吸を乱しながらも、片翼など元からなかったかのようなそぶりで、なお立ち上がり向かってきた。
「アンタどこか必死だな?これまでの戦いかたとは明らかに違うぜ。余裕が全く感じられない」
「フッ……貴様のようなぬるま湯に浸かって生きる奴にはわからんだろう……。
俺にはあとがない!」
「一番の腹心のくせにあとがないとか。ずいぶん自信ないことで」
あとがないというのは、今回ディーヴァを連れて行くことができなかったら上の者ーー魔帝に酷い目に合わされるのだろうと想像がつく。
悪魔の世界はシビアだ。弱いものは目をかけた部下だろうと、簡単に斬り捨てる。切り捨てるのではない、斬り捨てるのだ。
鞭打ち?いや、この悪魔は鳥だ。きっとオレが考えていたように、お仕置きにあぶり焼きチキンにされるのかもしれない。
「うるさいうるさいうるさいコロスコロスコロスコロス!まっっっ黒コゲにしてやる!!」
通常よりも太い電撃の帯が、V字になって次々に迫りくる。
「はぁ、まだ戦う気とはな。魔剣士と同じくらいガッツあんじゃねぇか」
「ネロアンジェロの事だな!アレと俺を一緒にするなァ!」
「ふぅん?オレはいいぞ。まだやる気だってんならとことん付き合ってやるよ」
なお、相手が必死すぎて、負ける気は全くしない。
