mission 15:desperate struggle ~コロシアム~
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戻ってみるとディーヴァがオレのコートを愛おしそうに着込んで頬擦りしていた。
よかった、頼んでいた任務は無事に果たしてくれたようだ……って、任務なんかどうでもいい!
オレのコートってとこが重要。それをうっとりと幸せそうに合わせ目を手繰り寄せたり、すんすんと嗅いだりしてるんだ。
心臓鷲掴み。
グッとくるだろ?嬉しいだろ?オレのディーヴァかわいいだろ?
見た瞬間抱きしめたオレ悪くない。
「本物が戻ってきたぞ」
「ぴゃあ!」
「ただいまディーヴァ」
後ろからコートごとディーヴァを抱きしめてみせ、驚かせる。
頭のてっぺんに小さくキスをすれば、驚きすぎて心臓バクバク落ち着かないディーヴァと目が合った。
「びっ………くりしたぁ。驚かせないでよー。
取りに行ったのは魔具的なものだっけ、何か良いものあった?」
「この通りだ」
手に入れたブツをディーヴァに見せる。
思った通りディーヴァはナイトメアβを、エイリアンみたいで気持ち悪いとこぼした。だろうな。
ディーヴァが名残惜しそうに返してきたオレのコートを受け取り、バサリと羽織る。
お、ディーヴァの体温移ってるな。マジであったかい。
そこにディーヴァの香りも混じっている。オレの匂いとディーヴァの匂いが混じるなんて、まぐわいの証みたいですごくそそる。
「随分とまぁ、ディーヴァはオレのコートを気に入ったようで。
いや、気に入ってたのはオレの匂いと温もりか?ん?」
「勝手に動く本物より、おとなしくしていてくれるコートのほうがいいもん」
そんな強がっても無駄だぞ。鼓動の速さと表情で照れ隠ししてるのがバレバレだ。
「さっきみたいに無理やりキスするよりイイだろ……?」
「わぁ!思い出させないでよ〜!」
強がるディーヴァに再び覆いかぶさり、耳元で囁いて遊ぶ。
簡単に赤くなるのが面白いが、あまりからかいすぎるのはやめておこう。拗ねてこっち見なくなっちまう。
ま、興奮して体温上がるならめっけもんだと思うけどな。
かわいいディーヴァを堪能した後、ほくほく顔でその場をあとにし、外へと出る。
が、途端に暗闇と悪魔の唸り声に包まれ、ふたり合わせて真顔に戻った。スンッ!
「きっとこの先、この島から出るまではずっと暗闇なんだろうねぇ」
「朝が来るまでの辛抱さ」
「朝までには脱出したい」
「長年の仇だぞ?そう簡単にいかんだろ……」
ともかく、気を取り直して次の目的地まで向かう。
扉の向こうはだだっ広いコロシアムの中だということはわかっている。場所的にもグラディエーターばりの戦闘になる展開待ったなしだ。
次こそ強い悪魔が待ち構えている事だろうて。
……気を引き締めていかなければ。
コロシアムへの重厚な扉にはレリーフとして、厳かなる騎士が対になって刻まれている。
その下の文字盤には前も見たように「光を放つ盾と対なる二本の槍、全ては戦いの場に繋がる」の文字。
盾はすでに両端の扉で使い終えて役目はない。
ならば残るは槍。
ちょうど槍を掛けられるようになっている場所へと、入手した槍をそっとかける。
ちなみに、ちょっと焦げてしまっていたのだが、問題はなかった。
カチリ、何かが外れるような音がし、扉が大きな音を立てて内側に開いていく。
荒廃したコロシアムから霧が立ち込めるさまは、まるでいいようのない悪意が手招きしているかのようだ。
ごくり。
ディーヴァの喉が鳴るのは恐怖から。
オレの喉が鳴るのはこれからの戦闘が楽しみだからか、それともディーヴァを守れるか不安だからか。
「……入るぜ」
足を竦ませるディーヴァの肩を叩き、歩みを促す。
たっぷり数十秒のたたらを踏んで踏み出したコロシアムは、普通とは少し違う部分がみてとれた。
「ここがコロシアム?」
「コロシアムって、競技場や闘技場のことだよな。なのに真ん中にでかい魔法陣あるぜ」
「変だよね、怪しい……」
コロシアム自体、馴染みのない施設だから普通というのがイマイチわからない。
が、中央に巨大な魔法陣が描かれているのは、異色の風景だった。
まるで、闘技場としての使用より、大規模な黒魔術にでも使うかのようだった。
魔法陣には触れず、コロシアムの中を調べてみたが、特になにもない。
悪魔との戦闘が始まると踏んでいたが、その期待を木っ端微塵にカリーナアンで吹っ飛ばされた気分だ。
……レディのやつ、少しは良くなってるといいが。
ディーヴァが戻るまでに回復してもらわないと困る。ディーヴァが悲しむからな。
「しかたない、魔法陣に近づいてみるか」
えっ!という顔をしていたが、オレの顔を見て覚悟を決めたかディーヴァがゆっくりと頷く。
近づくだけでは何もなく、先に進めず拉致があかないため上に乗ることにする。
やはりディーヴァはためらった。それでも取り残されるのは嫌なのか、結局抱き上げての参加だ。
おいおいこれじゃ、悪魔を攻撃できんぞ。
魔法陣に乗れば、それが正解だったのか、頭の中に直接囁き声が流れこんできた。
「コロシアムに生贄を捧げよ、贄の儀は運命の輪へと道を捧ぐ」、と。
ここに来るまで、一度聞いた生贄の言葉が脳裏に浮かぶ。
やはり生贄には物々しいという感情しか湧かないが、まさかこの魔法陣に生贄を置くと??
コロシアムでなにかと対峙し、負けた方が生贄になるという展開が浮かぶ。
ディーヴァが生贄になるよりはいいが……。いや、負けなければなんの問題もないな。
その時、風が変わった。
立ち込めた霧の向こう、赤い稲妻が空に走る。
そこから現れたのは、異常にバカでかく育ち過ぎたスズメにしか見えないあの悪魔だった。
よかった、頼んでいた任務は無事に果たしてくれたようだ……って、任務なんかどうでもいい!
オレのコートってとこが重要。それをうっとりと幸せそうに合わせ目を手繰り寄せたり、すんすんと嗅いだりしてるんだ。
心臓鷲掴み。
グッとくるだろ?嬉しいだろ?オレのディーヴァかわいいだろ?
見た瞬間抱きしめたオレ悪くない。
「本物が戻ってきたぞ」
「ぴゃあ!」
「ただいまディーヴァ」
後ろからコートごとディーヴァを抱きしめてみせ、驚かせる。
頭のてっぺんに小さくキスをすれば、驚きすぎて心臓バクバク落ち着かないディーヴァと目が合った。
「びっ………くりしたぁ。驚かせないでよー。
取りに行ったのは魔具的なものだっけ、何か良いものあった?」
「この通りだ」
手に入れたブツをディーヴァに見せる。
思った通りディーヴァはナイトメアβを、エイリアンみたいで気持ち悪いとこぼした。だろうな。
ディーヴァが名残惜しそうに返してきたオレのコートを受け取り、バサリと羽織る。
お、ディーヴァの体温移ってるな。マジであったかい。
そこにディーヴァの香りも混じっている。オレの匂いとディーヴァの匂いが混じるなんて、まぐわいの証みたいですごくそそる。
「随分とまぁ、ディーヴァはオレのコートを気に入ったようで。
いや、気に入ってたのはオレの匂いと温もりか?ん?」
「勝手に動く本物より、おとなしくしていてくれるコートのほうがいいもん」
そんな強がっても無駄だぞ。鼓動の速さと表情で照れ隠ししてるのがバレバレだ。
「さっきみたいに無理やりキスするよりイイだろ……?」
「わぁ!思い出させないでよ〜!」
強がるディーヴァに再び覆いかぶさり、耳元で囁いて遊ぶ。
簡単に赤くなるのが面白いが、あまりからかいすぎるのはやめておこう。拗ねてこっち見なくなっちまう。
ま、興奮して体温上がるならめっけもんだと思うけどな。
かわいいディーヴァを堪能した後、ほくほく顔でその場をあとにし、外へと出る。
が、途端に暗闇と悪魔の唸り声に包まれ、ふたり合わせて真顔に戻った。スンッ!
「きっとこの先、この島から出るまではずっと暗闇なんだろうねぇ」
「朝が来るまでの辛抱さ」
「朝までには脱出したい」
「長年の仇だぞ?そう簡単にいかんだろ……」
ともかく、気を取り直して次の目的地まで向かう。
扉の向こうはだだっ広いコロシアムの中だということはわかっている。場所的にもグラディエーターばりの戦闘になる展開待ったなしだ。
次こそ強い悪魔が待ち構えている事だろうて。
……気を引き締めていかなければ。
コロシアムへの重厚な扉にはレリーフとして、厳かなる騎士が対になって刻まれている。
その下の文字盤には前も見たように「光を放つ盾と対なる二本の槍、全ては戦いの場に繋がる」の文字。
盾はすでに両端の扉で使い終えて役目はない。
ならば残るは槍。
ちょうど槍を掛けられるようになっている場所へと、入手した槍をそっとかける。
ちなみに、ちょっと焦げてしまっていたのだが、問題はなかった。
カチリ、何かが外れるような音がし、扉が大きな音を立てて内側に開いていく。
荒廃したコロシアムから霧が立ち込めるさまは、まるでいいようのない悪意が手招きしているかのようだ。
ごくり。
ディーヴァの喉が鳴るのは恐怖から。
オレの喉が鳴るのはこれからの戦闘が楽しみだからか、それともディーヴァを守れるか不安だからか。
「……入るぜ」
足を竦ませるディーヴァの肩を叩き、歩みを促す。
たっぷり数十秒のたたらを踏んで踏み出したコロシアムは、普通とは少し違う部分がみてとれた。
「ここがコロシアム?」
「コロシアムって、競技場や闘技場のことだよな。なのに真ん中にでかい魔法陣あるぜ」
「変だよね、怪しい……」
コロシアム自体、馴染みのない施設だから普通というのがイマイチわからない。
が、中央に巨大な魔法陣が描かれているのは、異色の風景だった。
まるで、闘技場としての使用より、大規模な黒魔術にでも使うかのようだった。
魔法陣には触れず、コロシアムの中を調べてみたが、特になにもない。
悪魔との戦闘が始まると踏んでいたが、その期待を木っ端微塵にカリーナアンで吹っ飛ばされた気分だ。
……レディのやつ、少しは良くなってるといいが。
ディーヴァが戻るまでに回復してもらわないと困る。ディーヴァが悲しむからな。
「しかたない、魔法陣に近づいてみるか」
えっ!という顔をしていたが、オレの顔を見て覚悟を決めたかディーヴァがゆっくりと頷く。
近づくだけでは何もなく、先に進めず拉致があかないため上に乗ることにする。
やはりディーヴァはためらった。それでも取り残されるのは嫌なのか、結局抱き上げての参加だ。
おいおいこれじゃ、悪魔を攻撃できんぞ。
魔法陣に乗れば、それが正解だったのか、頭の中に直接囁き声が流れこんできた。
「コロシアムに生贄を捧げよ、贄の儀は運命の輪へと道を捧ぐ」、と。
ここに来るまで、一度聞いた生贄の言葉が脳裏に浮かぶ。
やはり生贄には物々しいという感情しか湧かないが、まさかこの魔法陣に生贄を置くと??
コロシアムでなにかと対峙し、負けた方が生贄になるという展開が浮かぶ。
ディーヴァが生贄になるよりはいいが……。いや、負けなければなんの問題もないな。
その時、風が変わった。
立ち込めた霧の向こう、赤い稲妻が空に走る。
そこから現れたのは、異常にバカでかく育ち過ぎたスズメにしか見えないあの悪魔だった。
