mission 15:desperate struggle ~コロシアム~
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……今度はオレが率先して閉めた。
「?ダンテ今度はどうしたの?」
まさか自分と同じ、いきなり扉を閉めるなんてオレがするとはディーヴァも思わなかったのか、びっくりしてオレを見てくるディーヴァ。
内部構造を一瞬で確認したが、やはり回廊となっていて、動く床に壁の針は変わらず存在していた。
だが、それだけではなかった。外にもいた悪魔と同種のソレが浮かんでいたのだ。
「……さっきの部屋と同じ構造プラス、この中にシンサイズがいる……」
見つかる前に速攻閉めたからいいが、もしも気がつかれていたらあの悪魔のことだ。壁をすり抜けてここまでやってきそうだろ?
「針地獄に死神!?
死神にあたしが連れ去られる未来しか見えない……」
恐怖は恐怖だろうが、ディーヴァは今やそれを通り越してうんざりゲッソリしている。
ディーヴァには悪いが、恐怖で体温が下がるよりマシに感じる。
「ディーヴァ、ここの奥に隠れててくれるか?」
壁を壊し、樽だらけのそこへとディーヴァを抱き上げ連れて行く。
樽いっぱい積まれて影になったそこへ下ろされ、ディーヴァはちょっと不満そうだった。
「えっこんなに早くかくれんぼする機会が来るわけ!?」
「こんなに早くってなんだ」
「ううん、こっちの話。
……はぁ、またひとりにされちゃうのかぁ」
そうだな、誰だってひとりはいやだよな。ましてや暗いところも一人きりも大嫌いなディーヴァだからな。
目に見えて落ち込むディーヴァを抱きしめる。
「オレだって本当は、こんな状態のディーヴァをひとり置いていくのは不安だからいやなんだ。
けど、針が飛び出すような動きづらい場所で、シンサイズの相手をしながらディーヴァを守りきれるか正直、自信がない」
抱きしめる腕に力が入る。
苦しそうにするわけでもなく、ディーヴァはそれをすべて、全身で受け止めてくれた。
「自信ないなんて珍しいね」
「いや、守る自信はあるんだが、万が一を考えてだな。
それに、ディーヴァもついていくのに危険なところには、一緒に行かず待ってるって言ってたろ?今回はそれに頼らせてくれると嬉しいんだ」
今のディーヴァに、結界を張って自分を守れ、というのはきっと酷だろう。ただでさえ色々あって疲れ切っているのだから。
それにここに来て再会したディーヴァには、魔力の守りがうまく施しづらい。まるでどちらもループ面なベルクロ。
隠れられそうなここで待ってもらうのが一番いい。
入り口には、せめてもの魔除けとして、ホーリーウォーターあたりを置いておけばいいし。
「ダンテと一緒にいた方が安心できるのに……」
安心、か。
悪魔がいることと天秤にかけても、オレと一緒の方が安心できるなんて、なんと嬉しい言葉だろう。
魔除とは違うが、オレの代わりにもなりそうなディーヴァが安心できるものを置いて行く。
「わぷっ!?」
「すぐ戻ってくるから一張羅を温めておいてくれるか?これはディーヴァにしかやれないすごく大事な任務だ」
真っ赤なオレのコートをディーヴァにかぶせる。
こうして任務を与えておけば、律儀なディーヴァはしっかり温め作業をこなしてくれるだろう。
なにより匂いフェチなディーヴァにとって、オレの匂いにまみれたコートは安心できる最高の品だろうし。少々、悪魔の匂いがこびりついているかもしれんがな。
「そんな大層な任務じゃないと思うけど、わかっ、」
加えて、コートごと抱きしめたディーヴァに上から覆いかぶさり、全部食らいつくす、とでも言うかのようなキス。
「んん〜〜!!」
いきなりで、ディーヴァは目を白黒させていた。
なのに、暴れる事も拒否する事もなく、唇を受け入れてくれる。開いた唇に舌を滑り込ませて口内を荒らし、とろけそうなディーヴァの顔を見ながら名残惜しく唇を離す。
ディーヴァの肌に粟立つ感覚が走ったのが、なんとなくわかった。オレもゾクゾクしたからな。
このなにかの儀式にも近い一連のキスが、ディーヴァの体温を下げないためのもうひとつのファクターだ。
ディーヴァのキスでオレが回復する時もあるが、今はこれでディーヴァが回復する。面白い現象だよな。
ここが家のベッドならなぁと何度思ったことか。しつこいくらい、ベッドを夢見るぜ。
「熱源は与えた。これで待てるよな?」
「〜〜〜っばか!!」
真っ赤になっちゃって、かわいいったらないぜ。
ディーヴァの照れ顔をバックに、扉に身を滑り込ませる。
わざと足音を立てて歩けば、回廊内に漂うシンサイズたちが得物を手に牙を向いた。
「ふーん。こいつらがいるから、発動が面倒な紋章ないのか。
さっさと行くぞ!」
さっさと行くの言葉通り、今回も短期決戦だ。
イフリートを装着し、魔人化して魔力を湯水のように行使する。
「地獄に戻ってネンネしな!」
動く床の上、すべてのシンサイズの攻撃が集まる瞬間を狙い、飛んでかわすと上から急降下して爆炎を一帯に放つ。
死神姿の悪魔にぴったりな、地獄への誘い。インフェルノ、地獄の業火だ。
それでも取りこぼして煙燻る個体には、個別指導でメテオの刑。
……ところで、これだけ回廊が焦げたのに、壁の針はまだ健在なんだな。
「トカゲ悪魔はいないのか。だが、なんだこの毒々しい空気?」
奥へ到着して下に降りると、胸が悪くなるような酷い臭気、いや、瘴気が漂っていた。
若干、空気が紫色をしてるような気もする。
『毒々しいんじゃなくて、まんま毒だよ!』
「へー、毒ガス。
ピーピー、ガスが漏れています!ってか?あの声って誰の声なんだろうな。初めて聞いたときは宇宙からの侵略かと思った」
『うわー、マスターは宇宙人なんか信じてるの?もっと現実見たほうがいいよ』
「おいこら宇宙人よりファンタジーな悪魔の存在を忘れてるぜ」
蠱毒を作るのにこちらの方がよっぽど適していそうな気がするそこを抜け、目的のものの前に到達する。
そこには、奇妙な形の武器が置かれ、テカテカと光を反射していた。
「?ダンテ今度はどうしたの?」
まさか自分と同じ、いきなり扉を閉めるなんてオレがするとはディーヴァも思わなかったのか、びっくりしてオレを見てくるディーヴァ。
内部構造を一瞬で確認したが、やはり回廊となっていて、動く床に壁の針は変わらず存在していた。
だが、それだけではなかった。外にもいた悪魔と同種のソレが浮かんでいたのだ。
「……さっきの部屋と同じ構造プラス、この中にシンサイズがいる……」
見つかる前に速攻閉めたからいいが、もしも気がつかれていたらあの悪魔のことだ。壁をすり抜けてここまでやってきそうだろ?
「針地獄に死神!?
死神にあたしが連れ去られる未来しか見えない……」
恐怖は恐怖だろうが、ディーヴァは今やそれを通り越してうんざりゲッソリしている。
ディーヴァには悪いが、恐怖で体温が下がるよりマシに感じる。
「ディーヴァ、ここの奥に隠れててくれるか?」
壁を壊し、樽だらけのそこへとディーヴァを抱き上げ連れて行く。
樽いっぱい積まれて影になったそこへ下ろされ、ディーヴァはちょっと不満そうだった。
「えっこんなに早くかくれんぼする機会が来るわけ!?」
「こんなに早くってなんだ」
「ううん、こっちの話。
……はぁ、またひとりにされちゃうのかぁ」
そうだな、誰だってひとりはいやだよな。ましてや暗いところも一人きりも大嫌いなディーヴァだからな。
目に見えて落ち込むディーヴァを抱きしめる。
「オレだって本当は、こんな状態のディーヴァをひとり置いていくのは不安だからいやなんだ。
けど、針が飛び出すような動きづらい場所で、シンサイズの相手をしながらディーヴァを守りきれるか正直、自信がない」
抱きしめる腕に力が入る。
苦しそうにするわけでもなく、ディーヴァはそれをすべて、全身で受け止めてくれた。
「自信ないなんて珍しいね」
「いや、守る自信はあるんだが、万が一を考えてだな。
それに、ディーヴァもついていくのに危険なところには、一緒に行かず待ってるって言ってたろ?今回はそれに頼らせてくれると嬉しいんだ」
今のディーヴァに、結界を張って自分を守れ、というのはきっと酷だろう。ただでさえ色々あって疲れ切っているのだから。
それにここに来て再会したディーヴァには、魔力の守りがうまく施しづらい。まるでどちらもループ面なベルクロ。
隠れられそうなここで待ってもらうのが一番いい。
入り口には、せめてもの魔除けとして、ホーリーウォーターあたりを置いておけばいいし。
「ダンテと一緒にいた方が安心できるのに……」
安心、か。
悪魔がいることと天秤にかけても、オレと一緒の方が安心できるなんて、なんと嬉しい言葉だろう。
魔除とは違うが、オレの代わりにもなりそうなディーヴァが安心できるものを置いて行く。
「わぷっ!?」
「すぐ戻ってくるから一張羅を温めておいてくれるか?これはディーヴァにしかやれないすごく大事な任務だ」
真っ赤なオレのコートをディーヴァにかぶせる。
こうして任務を与えておけば、律儀なディーヴァはしっかり温め作業をこなしてくれるだろう。
なにより匂いフェチなディーヴァにとって、オレの匂いにまみれたコートは安心できる最高の品だろうし。少々、悪魔の匂いがこびりついているかもしれんがな。
「そんな大層な任務じゃないと思うけど、わかっ、」
加えて、コートごと抱きしめたディーヴァに上から覆いかぶさり、全部食らいつくす、とでも言うかのようなキス。
「んん〜〜!!」
いきなりで、ディーヴァは目を白黒させていた。
なのに、暴れる事も拒否する事もなく、唇を受け入れてくれる。開いた唇に舌を滑り込ませて口内を荒らし、とろけそうなディーヴァの顔を見ながら名残惜しく唇を離す。
ディーヴァの肌に粟立つ感覚が走ったのが、なんとなくわかった。オレもゾクゾクしたからな。
このなにかの儀式にも近い一連のキスが、ディーヴァの体温を下げないためのもうひとつのファクターだ。
ディーヴァのキスでオレが回復する時もあるが、今はこれでディーヴァが回復する。面白い現象だよな。
ここが家のベッドならなぁと何度思ったことか。しつこいくらい、ベッドを夢見るぜ。
「熱源は与えた。これで待てるよな?」
「〜〜〜っばか!!」
真っ赤になっちゃって、かわいいったらないぜ。
ディーヴァの照れ顔をバックに、扉に身を滑り込ませる。
わざと足音を立てて歩けば、回廊内に漂うシンサイズたちが得物を手に牙を向いた。
「ふーん。こいつらがいるから、発動が面倒な紋章ないのか。
さっさと行くぞ!」
さっさと行くの言葉通り、今回も短期決戦だ。
イフリートを装着し、魔人化して魔力を湯水のように行使する。
「地獄に戻ってネンネしな!」
動く床の上、すべてのシンサイズの攻撃が集まる瞬間を狙い、飛んでかわすと上から急降下して爆炎を一帯に放つ。
死神姿の悪魔にぴったりな、地獄への誘い。インフェルノ、地獄の業火だ。
それでも取りこぼして煙燻る個体には、個別指導でメテオの刑。
……ところで、これだけ回廊が焦げたのに、壁の針はまだ健在なんだな。
「トカゲ悪魔はいないのか。だが、なんだこの毒々しい空気?」
奥へ到着して下に降りると、胸が悪くなるような酷い臭気、いや、瘴気が漂っていた。
若干、空気が紫色をしてるような気もする。
『毒々しいんじゃなくて、まんま毒だよ!』
「へー、毒ガス。
ピーピー、ガスが漏れています!ってか?あの声って誰の声なんだろうな。初めて聞いたときは宇宙からの侵略かと思った」
『うわー、マスターは宇宙人なんか信じてるの?もっと現実見たほうがいいよ』
「おいこら宇宙人よりファンタジーな悪魔の存在を忘れてるぜ」
蠱毒を作るのにこちらの方がよっぽど適していそうな気がするそこを抜け、目的のものの前に到達する。
そこには、奇妙な形の武器が置かれ、テカテカと光を反射していた。
