mission 15:desperate struggle ~コロシアム~
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「真ん中の扉だよね!?ここ怖いからはやく行こ!」
恐怖が限界突破してきているのか、ディーヴァがコートを掴む手の強いこと。
ぐいぐいと引っ張って、扉の前へとはやく行かせようと躍起になっている。
力入りすぎて逆にこれ以上体温下がらなさそうなやつだ。
悪魔はもちろんのこと、ディーヴァは暗闇が嫌いだ。これは初めて悪魔に襲われた時、ずっと暗闇でひとり震えるしかできなかったのが大きい。
ま、悪魔に襲われるようになるその前から暗闇は嫌いだったみたいだけどな。
なんも見えない暗い世界で、正体のわからない恐ろしい咆哮が聞こえたら、女の子ならそりゃこわいに決まってる。
必死な手をそっと上から撫でて、体を抱き寄せる。
その背中をゆっくりさすれば、借りてきた猫みたいに少し大人しくなるから不思議なものだ。
不思議というか、恋人であるオレだけに許された特権。かわいい。
「あー、怖がってるとこ悪いがまだ盾が青い扉に呼応してる。
あっちも行ってみていいか?」
「………。
槍があったところはコロシアムをぐるりと囲むようなお部屋だったし、たぶん次も同じ作りな気がする。
だからまたさっきみたいに待つことになりそうで正直恐怖だけど……ダンテが行きたいなら」
一瞬渋い顔してたから、嫌なんだろうなあ。コートを掴む手に、また力入った。
こわいのに譲歩してくれたディーヴァの頭を、感謝の意味を込めて数回撫でた。
「ありがとう。お前のことは安全なところに置くか、一緒に連れて行って守るよ」
「あっ針飛び出てきそうだから連れて行かなくていいです」
いきなり真顔で返ってきた。
「バッサリ言うなァ」
「悪魔も怖いけど、壁からの針も怖いもの。
なのに、まだいくなんて……。
正気とは思えない。次こそ串刺しにされちゃうかもしれないのに」
「明確な串刺しはもうありえないって」
針如きに簡単に串刺しにされるほどヤワな体してないし、もうすでにメインの串刺しイベントは一番最初に経験している。
事務所でトリッシュにやられたアレだ。
「どちらか一方の部屋に槍が置いてあって、今回は偶然当たりを引いただけなのかもよ?あっちの部屋、何もないと思う」
「いや、何かの気配がオレを呼んでる」
「えっ気配?悪魔……悪いもの??」
『どっちかっていうと、魔具みたいな感じするんでしょ?そういう力をビンビン感じるから』
例えるなら使役者を求める強力な武器。
そう、使い手が武器を選ぶんじゃない。武器が使い手を喚ぶのだ。
「ふーん。ダンテの力になってくれるならいいけどさ……」
本当に嫌なんだろうな。唇尖らせててかわいいやつめ。キスしたろか!
そんなディーヴァを連れて、青い盾の扉に入る。
同じ構造の部屋だろうとディーヴァが言った通り、そこは先ほどまでいた部屋とシンメトリーな造りをしているようだった。
出現する悪魔までシンメトリーになっているのか、入ってすぐの場所と階下で数匹のフェティッシュが待ち構える。
ディーヴァには見えづらかろうが、マリオネットより強い魔力と武器に灯す炎でオレからはバッチリ見えてるぜ?
「はいディーヴァはここで一瞬待機」
「ん、一瞬なに?」
ディーヴァが皆まで言う前に、飛び出すオレ。
暗闇に静かに身を躍らせ、相手をアサシネーション!
即、足へと装着したイフリートの強烈なかかと落としからの、手に構えたアラストルの連続突きに、人形の関節部分にめり込ませたショットガン銃口で魔力解放ゼロ距離着弾。
たぶんディーヴァからは、部屋の奥で何か爆発したようにしか見えなかったろう。
「おしまい。お待たせディーヴァ」
「え??え?」
「ま、気にするな」
階下の二匹はともかく、これでここにいる邪魔な一匹は滅された。
ディーヴァのまぁるい頭に手を置き、指通りの心地良い髪を梳くと、戦闘後の変に昂った気持ちが落ち着くのを感じる。……嗚呼、癒し。
少しだけ堪能して満足すると、探索に取り掛かる。
「ふむ。こっちもこの先は進めず結局階下に行く事になる、と」
こちら側ならば、先が崩れておらずにまだ見ぬ場所へ行けると踏んだが……そう簡単には行かないようだ。
勝手な想像で申し訳ないが、この崩れた先が観客用の入り口だったところかと想像していてな。
「あ。また魔光石あるー」
蛍のように小さく照らす存在に気がついたか。まあ、すでに一つ持っているから、光の種類でさすがにわかるよな。
「よーし、今度こそダンテのお尻に……」
「ディーヴァ?」
「なんでもなーい!」
嬉々として石をそこから取り出そうとするディーヴァに、にっこりと笑いかける。
力が足りずに外れないこともあり、本格的にオレから怒られる前に、ディーヴァは石から手を離した。
「でもダンテにも持ってて欲しいな。暗いより明るい方がいいでしょ?」
「ごもっとも」
たしかに槍の部屋では、ディーヴァに魔光石を持たせてしまって少し暗かったのは否めない。
普通の人間なら、何も見えずに針に貫かれ、大穴には落ち、悪魔に喰い殺されていただろう。
暗闇でも見えるとはいえ、オレだって、半分は人間だ。明るい中で動いた方が事の運びもスムーズなのだから。
壁にくっついているようなディーヴァには取れない魔光石を、むんずと掴みそこから外す。
先ほどのように、階下のフェティッシュを倒してから、二人揃って下の階へと向かう。
どこまでも一緒の間取りなのか、こちら側にも壁には亀裂が走り、樽や鎧甲冑の保管された場所が隠れているのがわかった。
「それでこの先は多分あの……」
「十中八九そうだろうな」
鋭い針が獲物の血を求めて作動し続ける音が、壁を通してここまで聞こえてくる。
動く床の手前までは一緒に行っても平気だろうと、扉を開け放ち。
恐怖が限界突破してきているのか、ディーヴァがコートを掴む手の強いこと。
ぐいぐいと引っ張って、扉の前へとはやく行かせようと躍起になっている。
力入りすぎて逆にこれ以上体温下がらなさそうなやつだ。
悪魔はもちろんのこと、ディーヴァは暗闇が嫌いだ。これは初めて悪魔に襲われた時、ずっと暗闇でひとり震えるしかできなかったのが大きい。
ま、悪魔に襲われるようになるその前から暗闇は嫌いだったみたいだけどな。
なんも見えない暗い世界で、正体のわからない恐ろしい咆哮が聞こえたら、女の子ならそりゃこわいに決まってる。
必死な手をそっと上から撫でて、体を抱き寄せる。
その背中をゆっくりさすれば、借りてきた猫みたいに少し大人しくなるから不思議なものだ。
不思議というか、恋人であるオレだけに許された特権。かわいい。
「あー、怖がってるとこ悪いがまだ盾が青い扉に呼応してる。
あっちも行ってみていいか?」
「………。
槍があったところはコロシアムをぐるりと囲むようなお部屋だったし、たぶん次も同じ作りな気がする。
だからまたさっきみたいに待つことになりそうで正直恐怖だけど……ダンテが行きたいなら」
一瞬渋い顔してたから、嫌なんだろうなあ。コートを掴む手に、また力入った。
こわいのに譲歩してくれたディーヴァの頭を、感謝の意味を込めて数回撫でた。
「ありがとう。お前のことは安全なところに置くか、一緒に連れて行って守るよ」
「あっ針飛び出てきそうだから連れて行かなくていいです」
いきなり真顔で返ってきた。
「バッサリ言うなァ」
「悪魔も怖いけど、壁からの針も怖いもの。
なのに、まだいくなんて……。
正気とは思えない。次こそ串刺しにされちゃうかもしれないのに」
「明確な串刺しはもうありえないって」
針如きに簡単に串刺しにされるほどヤワな体してないし、もうすでにメインの串刺しイベントは一番最初に経験している。
事務所でトリッシュにやられたアレだ。
「どちらか一方の部屋に槍が置いてあって、今回は偶然当たりを引いただけなのかもよ?あっちの部屋、何もないと思う」
「いや、何かの気配がオレを呼んでる」
「えっ気配?悪魔……悪いもの??」
『どっちかっていうと、魔具みたいな感じするんでしょ?そういう力をビンビン感じるから』
例えるなら使役者を求める強力な武器。
そう、使い手が武器を選ぶんじゃない。武器が使い手を喚ぶのだ。
「ふーん。ダンテの力になってくれるならいいけどさ……」
本当に嫌なんだろうな。唇尖らせててかわいいやつめ。キスしたろか!
そんなディーヴァを連れて、青い盾の扉に入る。
同じ構造の部屋だろうとディーヴァが言った通り、そこは先ほどまでいた部屋とシンメトリーな造りをしているようだった。
出現する悪魔までシンメトリーになっているのか、入ってすぐの場所と階下で数匹のフェティッシュが待ち構える。
ディーヴァには見えづらかろうが、マリオネットより強い魔力と武器に灯す炎でオレからはバッチリ見えてるぜ?
「はいディーヴァはここで一瞬待機」
「ん、一瞬なに?」
ディーヴァが皆まで言う前に、飛び出すオレ。
暗闇に静かに身を躍らせ、相手をアサシネーション!
即、足へと装着したイフリートの強烈なかかと落としからの、手に構えたアラストルの連続突きに、人形の関節部分にめり込ませたショットガン銃口で魔力解放ゼロ距離着弾。
たぶんディーヴァからは、部屋の奥で何か爆発したようにしか見えなかったろう。
「おしまい。お待たせディーヴァ」
「え??え?」
「ま、気にするな」
階下の二匹はともかく、これでここにいる邪魔な一匹は滅された。
ディーヴァのまぁるい頭に手を置き、指通りの心地良い髪を梳くと、戦闘後の変に昂った気持ちが落ち着くのを感じる。……嗚呼、癒し。
少しだけ堪能して満足すると、探索に取り掛かる。
「ふむ。こっちもこの先は進めず結局階下に行く事になる、と」
こちら側ならば、先が崩れておらずにまだ見ぬ場所へ行けると踏んだが……そう簡単には行かないようだ。
勝手な想像で申し訳ないが、この崩れた先が観客用の入り口だったところかと想像していてな。
「あ。また魔光石あるー」
蛍のように小さく照らす存在に気がついたか。まあ、すでに一つ持っているから、光の種類でさすがにわかるよな。
「よーし、今度こそダンテのお尻に……」
「ディーヴァ?」
「なんでもなーい!」
嬉々として石をそこから取り出そうとするディーヴァに、にっこりと笑いかける。
力が足りずに外れないこともあり、本格的にオレから怒られる前に、ディーヴァは石から手を離した。
「でもダンテにも持ってて欲しいな。暗いより明るい方がいいでしょ?」
「ごもっとも」
たしかに槍の部屋では、ディーヴァに魔光石を持たせてしまって少し暗かったのは否めない。
普通の人間なら、何も見えずに針に貫かれ、大穴には落ち、悪魔に喰い殺されていただろう。
暗闇でも見えるとはいえ、オレだって、半分は人間だ。明るい中で動いた方が事の運びもスムーズなのだから。
壁にくっついているようなディーヴァには取れない魔光石を、むんずと掴みそこから外す。
先ほどのように、階下のフェティッシュを倒してから、二人揃って下の階へと向かう。
どこまでも一緒の間取りなのか、こちら側にも壁には亀裂が走り、樽や鎧甲冑の保管された場所が隠れているのがわかった。
「それでこの先は多分あの……」
「十中八九そうだろうな」
鋭い針が獲物の血を求めて作動し続ける音が、壁を通してここまで聞こえてくる。
動く床の手前までは一緒に行っても平気だろうと、扉を開け放ち。
