mission 15:desperate struggle ~コロシアム~
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休憩を取ったことで少しすっきりした。
あたしの起床を待っていたダンテと共に扉を開けると周りこそ暗くなってきているが、見覚えのある広場が広がっていた。
視界に入ってきたのは、そこをのしのしと我が物顔で闊歩する一つ目蜘蛛悪魔、サイクロプス。
バッチリ目が合った瞬間こちらに向かって突進してくる悪魔に悪寒が走り、開いた扉を閉じ直してしまったのは仕方ない事だと思う。
「なんで閉じた」
「ごめん、つい反射的に……わっ!?」
閉じた扉にサイクロプスがぶつかったのか、衝撃が走り、扉を押さえていたあたしの手にビリビリとその余波が伝わる。
つい、扉から手を離してしまった。
「はあ〜〜〜。離すくらいなら最初から閉じなくていい。すぐ倒すから開けさせろ。
相手はたかがサイクロプスだろー?」
「あたしにとってはたかがじゃない」
ギギギ、代わりに扉へと手をかけるダンテ。
その片手にはいつでも振るえるよう、アラストルが握られている。
それを見越していたかのように、開けた先からは巨大な岩の塊がこちらに向かって放たれていた。
「ぎゃー!潰される!!」
「おっと、手荒い歓迎ありがとよ!」
潰れたトマトになる前にダンテに抱えられ、気がつけば入り口の上部にあった足場に降ろされていた。
ここなら岩も来ないし、サイクロプスは上がって来られないらしい。
「すぐ終わるからディーヴァはここで待機な」
あたしを安全地帯に降ろし、そのまま踵を返してダンテは少し遠くに着地していった。
そのダンテへ、サイクロプスの更なる岩吐きが襲う。
ダンテはあたしというお荷物がなくなり、大きくサイドロールでかわしてから、宙へとダイブ。
強烈な兜割りを相手に叩きつけてみせた。
「相変わらず硬い装甲だ。
お前らときたら簡単に怯まないし、ガッツあるやつだよまったく!」
アラストルの刃が負けるような鈍い音が、ここまで響いてきたからその硬さはわかる。
圧し負けたそれをそのままに、ダンテが向かってきたサイクロプス二体に斬りつけるも、歩みは止まらず。
サイクロプスは、ダンテに向かって爪払いを繰り出す。
「面倒だ、まとめて処理してやるよ」
ダンテはそれらを宙返りしてかわしきり、魔人化した。
綺麗なのに、妖しくそして恐ろしいパープルネイビーの色彩が、魔の光と共に広がる。
天使の血を引くあたしにとって、恐怖を呼び起こすその姿は、相手がダンテでも未だに好きになりきれない。最近は少し慣れてきたけどね。
いつかは好きと言えるかな?
でも、仕方ない。これが一番手っ取り早い悪魔の対処法なのはわかっているから。
ダンテは突き出した手に紫の雷光を発生させ、真上を陣取るとサイクロプスに向かってそれらを数発打ち込んだ。
魔人化したダンテの力は凄まじく、悪魔の硬い装甲がいとも簡単に破壊され、赤い欠片が土塊とともに無数に散らばる。
「ディーヴァは魔人化嫌いだってのに、魔人化しちまって悪いな」
「ううん、ダンテが無事なら別にいいの」
殲滅できたのを確認したダンテが、魔人化を解いて戻ってきた。体にわずかついた土埃をぱんとはたくその姿に戦闘時の鋭い目はもう面影もない。
「にしても、結局はコロシアム前に繋がるのか。
あれだけの船旅させといて、島をぐるっと一周しただけとはな」
「あたしは死にかけたし、損した気分。
でもさ、こういう時こそ良い方に考えたいよね。綺麗な鍾乳洞見れでも良かった〜!とか」
「確かにそうだ」
ダンテと見た神秘的な鍾乳洞、初めて見たおっきな船、滝と夕陽。
あの景色があったから、溜飲を下げられたのよね。
そのことを話せば、ダンテも納得したように頷いていた。
「ディーヴァ。世界にはオレ達が見たことないような綺麗な景色が、もっとたくさんある。
また思い出増やすためにも、次にいくぞ。オレについてきてくれ」
「うん。いっぱい、いっぱい思い出作ろ。そのためにはどこまでだって、ダンテについていくよ。
だからあたしの事、これからも守ってね?」
繋ごうと伸びてきた手に指を絡め、その声に応える。
あらいけない、ひとつ追加しとかなくちゃ。
「あ。もちろん、どこにでもついて行くって言っても、危険がなければだけど」
守ってもらう立場とはいえ、最初から選べるのなら、出来るだけ危険な所には行きたくないもんね。
「……善処する」
善処なんて、難しい単語使ったなぁ。
けど善処するって事は、可能な限りそうなるよう努力するって意味。なんて曖昧な答えだろう。不安しかない。
まあ、ダンテはこの通り仕事上、悪魔に関わることが多いし、危険なくして人を連れ回すのは難しいだろう。
あたしは、苦笑するしかできなかった。
気を取り直して、沈んだ陽の名残に光る道を辿る。
あたし達が進むべき場所は、道に灯ったその青い炎が示してくれている。忌むべき悪魔の、揺らめく蒼炎。
導きに従って進めば、そこはコロシアム前の回廊。
中央の扉は未だ開いてはくれず、手に入れた盾の装飾品が呼応するのは両端の扉のようだ。
「さて、どっちの扉に行く?」
『どっちもあんまり変わらないよ』
「アラストルじゃない。ディーヴァに聞いてる」
『扱いがひどい!ぴえん!』
ダンテのアラストルの扱いの酷さがエスカレートしてきている気がする。
あたしがアラストルだったら、そろそろ『ぴえん』じゃなくて『ぱおん』が来るかもしれない。
「うーん、なら左回りの法則に従って左の青いとび、「右の赤だな」
……ダンテ、自分で決めるならあたしに聞かないでよ」
「青より赤!理由はわかってるくせに」
「はいはいどうぞお好きに」
イメージカラーが赤なら、ラッキーカラーも赤ということですねわかります。
赤い盾の扉の前に行き、小さな紋章の盾をかざすと、扉の盾が溶けるように消えていく。いつも思うがどういう仕掛けなんだろう。
某ゲーム的に表すなら、まじゅつのちからってすげー!ってやつかな?
「お邪魔しま〜〜わっ!?ほぼまっっっくら!こわいよぉ……」
施錠が解かれたのでゆっくり開けて中に入ると、そこには遠くにちい〜〜さな明かりがほわんと見えているだけの真っ暗な闇が広がっていた。
暗闇は大嫌いだ。
隣にいるであろうダンテに擦り寄ろうとすると……。
「こういうことされてもわからないから、」
べしん!
「か?……って、今のは見えたんだな」
「気配でわかっただけ」
ダンテの邪な気配を察知!した瞬間、口より先に手が飛んだ。
大方、あたしのおっぱいに手を伸ばしていたんだろうけど、魔の手が届く前にはたき落とすことに成功した。見えてないのにナイスあたしの手。
あたしの起床を待っていたダンテと共に扉を開けると周りこそ暗くなってきているが、見覚えのある広場が広がっていた。
視界に入ってきたのは、そこをのしのしと我が物顔で闊歩する一つ目蜘蛛悪魔、サイクロプス。
バッチリ目が合った瞬間こちらに向かって突進してくる悪魔に悪寒が走り、開いた扉を閉じ直してしまったのは仕方ない事だと思う。
「なんで閉じた」
「ごめん、つい反射的に……わっ!?」
閉じた扉にサイクロプスがぶつかったのか、衝撃が走り、扉を押さえていたあたしの手にビリビリとその余波が伝わる。
つい、扉から手を離してしまった。
「はあ〜〜〜。離すくらいなら最初から閉じなくていい。すぐ倒すから開けさせろ。
相手はたかがサイクロプスだろー?」
「あたしにとってはたかがじゃない」
ギギギ、代わりに扉へと手をかけるダンテ。
その片手にはいつでも振るえるよう、アラストルが握られている。
それを見越していたかのように、開けた先からは巨大な岩の塊がこちらに向かって放たれていた。
「ぎゃー!潰される!!」
「おっと、手荒い歓迎ありがとよ!」
潰れたトマトになる前にダンテに抱えられ、気がつけば入り口の上部にあった足場に降ろされていた。
ここなら岩も来ないし、サイクロプスは上がって来られないらしい。
「すぐ終わるからディーヴァはここで待機な」
あたしを安全地帯に降ろし、そのまま踵を返してダンテは少し遠くに着地していった。
そのダンテへ、サイクロプスの更なる岩吐きが襲う。
ダンテはあたしというお荷物がなくなり、大きくサイドロールでかわしてから、宙へとダイブ。
強烈な兜割りを相手に叩きつけてみせた。
「相変わらず硬い装甲だ。
お前らときたら簡単に怯まないし、ガッツあるやつだよまったく!」
アラストルの刃が負けるような鈍い音が、ここまで響いてきたからその硬さはわかる。
圧し負けたそれをそのままに、ダンテが向かってきたサイクロプス二体に斬りつけるも、歩みは止まらず。
サイクロプスは、ダンテに向かって爪払いを繰り出す。
「面倒だ、まとめて処理してやるよ」
ダンテはそれらを宙返りしてかわしきり、魔人化した。
綺麗なのに、妖しくそして恐ろしいパープルネイビーの色彩が、魔の光と共に広がる。
天使の血を引くあたしにとって、恐怖を呼び起こすその姿は、相手がダンテでも未だに好きになりきれない。最近は少し慣れてきたけどね。
いつかは好きと言えるかな?
でも、仕方ない。これが一番手っ取り早い悪魔の対処法なのはわかっているから。
ダンテは突き出した手に紫の雷光を発生させ、真上を陣取るとサイクロプスに向かってそれらを数発打ち込んだ。
魔人化したダンテの力は凄まじく、悪魔の硬い装甲がいとも簡単に破壊され、赤い欠片が土塊とともに無数に散らばる。
「ディーヴァは魔人化嫌いだってのに、魔人化しちまって悪いな」
「ううん、ダンテが無事なら別にいいの」
殲滅できたのを確認したダンテが、魔人化を解いて戻ってきた。体にわずかついた土埃をぱんとはたくその姿に戦闘時の鋭い目はもう面影もない。
「にしても、結局はコロシアム前に繋がるのか。
あれだけの船旅させといて、島をぐるっと一周しただけとはな」
「あたしは死にかけたし、損した気分。
でもさ、こういう時こそ良い方に考えたいよね。綺麗な鍾乳洞見れでも良かった〜!とか」
「確かにそうだ」
ダンテと見た神秘的な鍾乳洞、初めて見たおっきな船、滝と夕陽。
あの景色があったから、溜飲を下げられたのよね。
そのことを話せば、ダンテも納得したように頷いていた。
「ディーヴァ。世界にはオレ達が見たことないような綺麗な景色が、もっとたくさんある。
また思い出増やすためにも、次にいくぞ。オレについてきてくれ」
「うん。いっぱい、いっぱい思い出作ろ。そのためにはどこまでだって、ダンテについていくよ。
だからあたしの事、これからも守ってね?」
繋ごうと伸びてきた手に指を絡め、その声に応える。
あらいけない、ひとつ追加しとかなくちゃ。
「あ。もちろん、どこにでもついて行くって言っても、危険がなければだけど」
守ってもらう立場とはいえ、最初から選べるのなら、出来るだけ危険な所には行きたくないもんね。
「……善処する」
善処なんて、難しい単語使ったなぁ。
けど善処するって事は、可能な限りそうなるよう努力するって意味。なんて曖昧な答えだろう。不安しかない。
まあ、ダンテはこの通り仕事上、悪魔に関わることが多いし、危険なくして人を連れ回すのは難しいだろう。
あたしは、苦笑するしかできなかった。
気を取り直して、沈んだ陽の名残に光る道を辿る。
あたし達が進むべき場所は、道に灯ったその青い炎が示してくれている。忌むべき悪魔の、揺らめく蒼炎。
導きに従って進めば、そこはコロシアム前の回廊。
中央の扉は未だ開いてはくれず、手に入れた盾の装飾品が呼応するのは両端の扉のようだ。
「さて、どっちの扉に行く?」
『どっちもあんまり変わらないよ』
「アラストルじゃない。ディーヴァに聞いてる」
『扱いがひどい!ぴえん!』
ダンテのアラストルの扱いの酷さがエスカレートしてきている気がする。
あたしがアラストルだったら、そろそろ『ぴえん』じゃなくて『ぱおん』が来るかもしれない。
「うーん、なら左回りの法則に従って左の青いとび、「右の赤だな」
……ダンテ、自分で決めるならあたしに聞かないでよ」
「青より赤!理由はわかってるくせに」
「はいはいどうぞお好きに」
イメージカラーが赤なら、ラッキーカラーも赤ということですねわかります。
赤い盾の扉の前に行き、小さな紋章の盾をかざすと、扉の盾が溶けるように消えていく。いつも思うがどういう仕掛けなんだろう。
某ゲーム的に表すなら、まじゅつのちからってすげー!ってやつかな?
「お邪魔しま〜〜わっ!?ほぼまっっっくら!こわいよぉ……」
施錠が解かれたのでゆっくり開けて中に入ると、そこには遠くにちい〜〜さな明かりがほわんと見えているだけの真っ暗な闇が広がっていた。
暗闇は大嫌いだ。
隣にいるであろうダンテに擦り寄ろうとすると……。
「こういうことされてもわからないから、」
べしん!
「か?……って、今のは見えたんだな」
「気配でわかっただけ」
ダンテの邪な気配を察知!した瞬間、口より先に手が飛んだ。
大方、あたしのおっぱいに手を伸ばしていたんだろうけど、魔の手が届く前にはたき落とすことに成功した。見えてないのにナイスあたしの手。
