mission 14:mouth-to-mouth ~キスの雨が降ってくる~
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壁や床の中から大きな歯車が回る音、そして地響きが聞こえてくる。
あっこれ絶対やばいやつ。
あたしの顔が青くなるのと、最初の針が床から飛び出すのは同時だった。
「!!?ふう、あっぶねー……」
「うぎゃー!あたしの読みが当たったあああああ!!」
間一髪、ダンテが横抱きにしてくれたから避けられた。しかし、あと少しで串刺し待ったなし。
想像して全身から冷や汗が噴き出した。
「わーん!ダンテのバカー!そういうのはあたしに了解とってから動かしてよー!!」
おかげで仕掛けが作動してしまったではないか。死ぬかと思った。
「だからすまんて。でもオレがディーヴァを守るし問題ないだろ?危ない時はオレが代わりに串刺しになるだけだ」
「はあ……」
そういう問題じゃない。けど、まあダンテが言いたいことはわかる。
ダンテなら多少串刺しになったところで、悪魔の驚異的な力で治る。けれどあたしはちょっとの刺し傷が命取りだものね。
それでもダンテに命の安売りはして欲しくないんだけどなぁ……。
言っても聞かないし、これについては黙っておこう。
「確かにダンテがいれば安心だし、ダンテのおかげで助かったけど……そもそもダンテがいじらなければ済んだよね」
『好奇心半魔も殺す!芋蔓式に天使も殺す!』
アラストルの言う通りだ。
ダンテごと串刺しにされたらどちらにせよジ・エンド。
この回廊はそういう危険もある。
会話しながらも、床からの針を避けていくダンテ。
体すれすれに下から打ち出された針に、何度ヒヤヒヤしたことか。
「ったく、下から突き上げて大事なトコロ狙うとは……なんてスケベな針だ」
「そんなこと考えつくダンテの方がよっぽどスケベだよ」
「ディーヴァのそこはオレにのみ許された聖域だ。トラップ如きが貫いていいシロモノじゃないだろ?」
「あー、はいはいそうですねー」
こんな状況でも下ネタに走るとは、ダンテったらずいぶん余裕がおありで。
横抱きにされながら、ダンテの下ネタ全開な呟きを聞き流す。
そんな事言っているからか。
「いでっ!?」
串刺しとまではいかなかったものの、ダンテの背中に針がちくりと当たった。
骸骨が刺さっている壁の針が、ダンテの背に迫っていたのだ。
「いてーな。なんで壁がこんな間近に」
「あれ?ダンテは気がつかなかったの?
ここね、下から針が飛び出してるだけじゃなくて、地面も動いてて立ち止まってると壁の針に刺されちゃうんだよ」
「そういうことは早く言えよ……!」
「気がついてると思ってたよ、ごめん」
床の穴を警戒してずっとそこに留まれば、いずれは壁の針へと誘導されて串刺し。
骸骨もきっとそのパターンで命を落としたのだ。
「おいおい、オレの頭脳はお前なんだぞ。頼りにしてるんだからしっかりしてくれ。
串刺しになるところだ。
それともディーヴァも恒例行事、オレと楽しんでみるか?」
チクッとするのは最初だけだぜ。などと冗談まじりに笑って言われたが、そんなの冗談でもごめんだ。
ダンテなりのアメリカンジョーク……ううん、デビルジョークだとは思うけど、その笑顔を殴りたくてたまらなかった。
「嫌ですぅー。ダンテだけでどうぞ!
あたしは安全地帯で見守っててあげるから」
「自分だけ安全なところにってか。
オレはいつもお前の無事ばっかり心配してるってのになぁ……」
飛び出す針をひょいひょいと避けながら、ダンテは針の来ない場所まで走り抜けていく。
穴の空いていない床まで来てしまえば、ひとまず安心だ。
『でもこれだけ大掛かりな仕掛けが動いてるってことは、鉄格子も降りたんじゃない?』
「あ、たぶんそうだね」
もしそうならどちらにしろ、このデンジャラスな仕掛けは作動させなくちゃいけなかったということ。
それでも、防衛手段を持たないあたしを安全地帯におろしてから挑んで欲しかった。
って思うのは悪いことだろうか?
鉄格子が上がっているのが確認できた。
そこに設置されていた台座は、乗れば上へとあがることのできるエレベーターの役割をしていた。
歴史ある城のはずなのにハイテクだねと漏らせば、ダンテに古い魔術の一種だろうと返された。なるほど。魔術便利すぎる。
そうしてダンテと2人、上へとたどり着くと。
「ひゃっ!つめたっ!」
たどり着いたそこは屋外で、背面には水が豪快に流れ落ちる滝壺が雄大にもそびえていた。
霧状の水しぶきが体にかかり、冷たくてたまらない。
「せっかく乾いてきたのに、また濡れちまったな。寒くないか?」
「このくらい大丈夫だよ」
「一応ちゃんと拭いておこうな」
ダンテが甲斐甲斐しく湿った肌を優しく拭ってくれ、地面にたまった水で再び濡れないようだき抱えてくれた。
こういうところ、ほんと優しいんだから……。
外から見てみれば、今使った昇降機はガーデンガゼボのような形状をしていたらしい。
滝を目の前にマイナスイオンを浴びながら移動とは、この昇降機を作った者も上手いこと考えたものだ。
あっこれ絶対やばいやつ。
あたしの顔が青くなるのと、最初の針が床から飛び出すのは同時だった。
「!!?ふう、あっぶねー……」
「うぎゃー!あたしの読みが当たったあああああ!!」
間一髪、ダンテが横抱きにしてくれたから避けられた。しかし、あと少しで串刺し待ったなし。
想像して全身から冷や汗が噴き出した。
「わーん!ダンテのバカー!そういうのはあたしに了解とってから動かしてよー!!」
おかげで仕掛けが作動してしまったではないか。死ぬかと思った。
「だからすまんて。でもオレがディーヴァを守るし問題ないだろ?危ない時はオレが代わりに串刺しになるだけだ」
「はあ……」
そういう問題じゃない。けど、まあダンテが言いたいことはわかる。
ダンテなら多少串刺しになったところで、悪魔の驚異的な力で治る。けれどあたしはちょっとの刺し傷が命取りだものね。
それでもダンテに命の安売りはして欲しくないんだけどなぁ……。
言っても聞かないし、これについては黙っておこう。
「確かにダンテがいれば安心だし、ダンテのおかげで助かったけど……そもそもダンテがいじらなければ済んだよね」
『好奇心半魔も殺す!芋蔓式に天使も殺す!』
アラストルの言う通りだ。
ダンテごと串刺しにされたらどちらにせよジ・エンド。
この回廊はそういう危険もある。
会話しながらも、床からの針を避けていくダンテ。
体すれすれに下から打ち出された針に、何度ヒヤヒヤしたことか。
「ったく、下から突き上げて大事なトコロ狙うとは……なんてスケベな針だ」
「そんなこと考えつくダンテの方がよっぽどスケベだよ」
「ディーヴァのそこはオレにのみ許された聖域だ。トラップ如きが貫いていいシロモノじゃないだろ?」
「あー、はいはいそうですねー」
こんな状況でも下ネタに走るとは、ダンテったらずいぶん余裕がおありで。
横抱きにされながら、ダンテの下ネタ全開な呟きを聞き流す。
そんな事言っているからか。
「いでっ!?」
串刺しとまではいかなかったものの、ダンテの背中に針がちくりと当たった。
骸骨が刺さっている壁の針が、ダンテの背に迫っていたのだ。
「いてーな。なんで壁がこんな間近に」
「あれ?ダンテは気がつかなかったの?
ここね、下から針が飛び出してるだけじゃなくて、地面も動いてて立ち止まってると壁の針に刺されちゃうんだよ」
「そういうことは早く言えよ……!」
「気がついてると思ってたよ、ごめん」
床の穴を警戒してずっとそこに留まれば、いずれは壁の針へと誘導されて串刺し。
骸骨もきっとそのパターンで命を落としたのだ。
「おいおい、オレの頭脳はお前なんだぞ。頼りにしてるんだからしっかりしてくれ。
串刺しになるところだ。
それともディーヴァも恒例行事、オレと楽しんでみるか?」
チクッとするのは最初だけだぜ。などと冗談まじりに笑って言われたが、そんなの冗談でもごめんだ。
ダンテなりのアメリカンジョーク……ううん、デビルジョークだとは思うけど、その笑顔を殴りたくてたまらなかった。
「嫌ですぅー。ダンテだけでどうぞ!
あたしは安全地帯で見守っててあげるから」
「自分だけ安全なところにってか。
オレはいつもお前の無事ばっかり心配してるってのになぁ……」
飛び出す針をひょいひょいと避けながら、ダンテは針の来ない場所まで走り抜けていく。
穴の空いていない床まで来てしまえば、ひとまず安心だ。
『でもこれだけ大掛かりな仕掛けが動いてるってことは、鉄格子も降りたんじゃない?』
「あ、たぶんそうだね」
もしそうならどちらにしろ、このデンジャラスな仕掛けは作動させなくちゃいけなかったということ。
それでも、防衛手段を持たないあたしを安全地帯におろしてから挑んで欲しかった。
って思うのは悪いことだろうか?
鉄格子が上がっているのが確認できた。
そこに設置されていた台座は、乗れば上へとあがることのできるエレベーターの役割をしていた。
歴史ある城のはずなのにハイテクだねと漏らせば、ダンテに古い魔術の一種だろうと返された。なるほど。魔術便利すぎる。
そうしてダンテと2人、上へとたどり着くと。
「ひゃっ!つめたっ!」
たどり着いたそこは屋外で、背面には水が豪快に流れ落ちる滝壺が雄大にもそびえていた。
霧状の水しぶきが体にかかり、冷たくてたまらない。
「せっかく乾いてきたのに、また濡れちまったな。寒くないか?」
「このくらい大丈夫だよ」
「一応ちゃんと拭いておこうな」
ダンテが甲斐甲斐しく湿った肌を優しく拭ってくれ、地面にたまった水で再び濡れないようだき抱えてくれた。
こういうところ、ほんと優しいんだから……。
外から見てみれば、今使った昇降機はガーデンガゼボのような形状をしていたらしい。
滝を目の前にマイナスイオンを浴びながら移動とは、この昇降機を作った者も上手いこと考えたものだ。
