mission 9:nostalgia memory ~出会いと別れの誕生日~
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はらぺこあおむしのように、お腹を壊してもいいから何か食べたい…。
ダンテに今おやつとして与えているプティング食べたい…。
ダンテがひとさじひとさじプルプルしたプティングを口に運ぶのをチラと見、机に顔を横たえてため息ひとつ。
「はぁ…」
「なあディーヴァ…なんかあったのか」
「…どして?」
「ここ3日くらい、食欲ないみたいに見える。いきなり食べなくなったよな」
具合悪いのか?
そう心配するダンテは、自分の手をディーヴァの額に当てて熱があるかどうか計ろうと伸ばした。
ぱくっ。
その手に飛び付くようにして、口に含むディーヴァ。
うん、指の味しかしない。
「えーと、ディーヴァ?」
「ダンテ、おなか空いた…」
ぐーきゅるるるる…。
「へ?」
大きくディーヴァの腹の虫が鳴いた。
具合が悪いわけではなかったようで安心するが、同時に呆れる。
「ったく、紛らわしいな。腹減ったなら食えばいいだろうが。特に甘い物は食べなくなったよな。どうしたんだよ」
甘い物が好きなディーヴァが珍しい。
ダンテにはおやつやデザートと称して、サンデーやらケーキやらを提供しているのにも関わらず、自分は全く食べない。
アップルパイやプティングすらも。
ディーヴァは口を尖らせた。
「だってダンテ、脅したじゃない?…太るぞ!って」
確かに数日前にそんな感じでいじわるく言ったが。
「えー…本気にとったのかよ」
「ネヴァンやケルにも言われたの。『『牛になるぞ』』って」
「あいつら…」
自分だけならいいが、他のやつらまで言うのはなんとなく癪に触る。
ダンテは拳をふるふると震わせた。
「そんなわけで手始めに、おっきくなっちゃった胃を小さくしようとしてるの…」
「でも、いきなりサラダだけとか…倒れるぞ」
「いいの!大丈夫だから、ダンテは気にせずおやつ食べて!!」
気にするなと言われてもその物欲しそうな視線、非常に気になる。
これがベッドの上での視線ならいいのに。
ダンテはしばらく無言でディーヴァを見たあと……。
「あ、そう。ふーん…」
呟いて、目の前でものすごーく美味しそうにプティングを食べ出した。
「あー!美味いなあ!あまーいあまーいカラメルソースがかかったこのプリン!弾力があってプルプルしてるのに、口に入れると舌の上で溶けてくなぁー!バニラビーンズがきいてるなぁー!!すっごくうまいなぁー!」
あーん。
大きな口を開けて口にゆっくりゆっくり、見せつけるように運ぶ。
「うわーん!ばかーっ!ダンテずるいぃぃ!!」
ダンテの様子に耐えきれなくなったディーヴァは、ダンテが口にいれようとしたスプーンを強奪し、自分の口へと入れた。
そのスピードたるや、トリックスターもびっくりな速さ!
「もういい!もう食べる!」
「動きもはやいが諦めんのはやっ!」
「違うもん、今日だけだもん!明日から本気出す!ていうかただ食事量減らすだけにする!」
ダイエットにしろ何にしろ明日から、という言葉ほど信用できないものはない。
ディーヴァはそれを知っているので、サラダだけの食生活をすっぱりきっぱりやめることにした。
「短いダイエットだったな…」
ダンテはやれやれと肩をすくめた。
ダンテに今おやつとして与えているプティング食べたい…。
ダンテがひとさじひとさじプルプルしたプティングを口に運ぶのをチラと見、机に顔を横たえてため息ひとつ。
「はぁ…」
「なあディーヴァ…なんかあったのか」
「…どして?」
「ここ3日くらい、食欲ないみたいに見える。いきなり食べなくなったよな」
具合悪いのか?
そう心配するダンテは、自分の手をディーヴァの額に当てて熱があるかどうか計ろうと伸ばした。
ぱくっ。
その手に飛び付くようにして、口に含むディーヴァ。
うん、指の味しかしない。
「えーと、ディーヴァ?」
「ダンテ、おなか空いた…」
ぐーきゅるるるる…。
「へ?」
大きくディーヴァの腹の虫が鳴いた。
具合が悪いわけではなかったようで安心するが、同時に呆れる。
「ったく、紛らわしいな。腹減ったなら食えばいいだろうが。特に甘い物は食べなくなったよな。どうしたんだよ」
甘い物が好きなディーヴァが珍しい。
ダンテにはおやつやデザートと称して、サンデーやらケーキやらを提供しているのにも関わらず、自分は全く食べない。
アップルパイやプティングすらも。
ディーヴァは口を尖らせた。
「だってダンテ、脅したじゃない?…太るぞ!って」
確かに数日前にそんな感じでいじわるく言ったが。
「えー…本気にとったのかよ」
「ネヴァンやケルにも言われたの。『『牛になるぞ』』って」
「あいつら…」
自分だけならいいが、他のやつらまで言うのはなんとなく癪に触る。
ダンテは拳をふるふると震わせた。
「そんなわけで手始めに、おっきくなっちゃった胃を小さくしようとしてるの…」
「でも、いきなりサラダだけとか…倒れるぞ」
「いいの!大丈夫だから、ダンテは気にせずおやつ食べて!!」
気にするなと言われてもその物欲しそうな視線、非常に気になる。
これがベッドの上での視線ならいいのに。
ダンテはしばらく無言でディーヴァを見たあと……。
「あ、そう。ふーん…」
呟いて、目の前でものすごーく美味しそうにプティングを食べ出した。
「あー!美味いなあ!あまーいあまーいカラメルソースがかかったこのプリン!弾力があってプルプルしてるのに、口に入れると舌の上で溶けてくなぁー!バニラビーンズがきいてるなぁー!!すっごくうまいなぁー!」
あーん。
大きな口を開けて口にゆっくりゆっくり、見せつけるように運ぶ。
「うわーん!ばかーっ!ダンテずるいぃぃ!!」
ダンテの様子に耐えきれなくなったディーヴァは、ダンテが口にいれようとしたスプーンを強奪し、自分の口へと入れた。
そのスピードたるや、トリックスターもびっくりな速さ!
「もういい!もう食べる!」
「動きもはやいが諦めんのはやっ!」
「違うもん、今日だけだもん!明日から本気出す!ていうかただ食事量減らすだけにする!」
ダイエットにしろ何にしろ明日から、という言葉ほど信用できないものはない。
ディーヴァはそれを知っているので、サラダだけの食生活をすっぱりきっぱりやめることにした。
「短いダイエットだったな…」
ダンテはやれやれと肩をすくめた。