mission 9:nostalgia memory ~出会いと別れの誕生日~
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夏休みも終わり、9月に入った。
ディーヴァは高校3年生
フレッシュマン、ソフモアときて、ジュニア生となった。
あわただしい学校生活のはじまりだ。
9月に入ってすぐ小テストやらホームカミングの準備やらでいきなり忙しくなった。
夏休みという2か月ほどの間は、そこまで怠惰に過ごしたわけではないはずなのに、なんだかとても疲れっぽい。
体には多少の負荷がかかり、ストレスを感じる。
友人と会うのは楽しいし、ランチタイムも楽しい。
しかし、勉強やら運動やら…。
時間時間に区切られた学校生活がなんだかとても面倒くさく感じた。
これはどうしてなんだろう。
ちなみに小テストの結果は、キチンと家庭学習だけはやっていたためか、総合順位は上位に入る事ができた。
え、大嫌いな数学はどうだったかって?
それは乙女の秘密。
「うー…小テストは終わったけど、10月に控えてるホームカミングの準備が面倒くさいよー」
勉強中、べたーっと体をテーブルに突っ伏して唸るディーヴァ。
「ホームカミング?」
「アメリカンフットボールの招待試合をする学校行事だよ。全校生徒で壮行会?みたいなことするの。
変な衣装着たり、試合の後にダンスパーティーしたり…」
「ダンス!?この間やったばっかりだろ?」
「うん、あれとは別に毎年やるんだー。この間みたいにキングとクイーンを決めるイベントもあるよー」
間延びした声で言う。
「高校ってイベント多いな……ってディーヴァは去年、そんなの参加してなかったよな?」
「去年は先生方があたしの精神面を心配してくれて、参加しなくてもいいよって言ってくださったの」
去年の9月末から10月と言えば…。
記憶を遡り、思い出してみるダンテ。
ああ、そうか。
ちょうどディーヴァが天使の力に目覚め、そして最愛の家族を失い……。
数日間とはいえ普通では耐えきれね孤独と恐怖を経験したあたり。
ダンテはゆっくりとした動作で、つっぷしたままのディーヴァをなでた。
「?…なんで撫でるの?」
「ん?そこに頭があるからだ」
「あっそう。…はぁ、今回は参加しないとまずいかも。こういうのって成績にも反映するし」
顔をゆるゆると上げ、ディーヴァはため息を吐き出す。
ダンテは参加する、というディーヴァの言葉にじと~っとした目線をよこした。
「ふーん、オレという物がありながらまぁた参加すんのかよ」
だが、ディーヴァはダンテの不平不満をすっぱり切り捨てる。
「ハイハイ、大丈夫ですからご心配なく~。
今回はこの間紹介した友達だけじゃなくって他の友達とも固まって行動するし、あたしは誘われても踊らないもん」
「踊らないってどうしてわかる。あれよあれよの間に気がついたらベッドの上で裸で踊ってる、なんてことになるかもしれないぜ?」
「裸でベッドの上で踊るなんて、よっぽどマヌケな人しかしないと思うよ」
クスクス笑うディーヴァ。
ほのめかして伝えたからか、今日もダンテの言葉はディーヴァに届かない。
ベッド上で全裸音頭だと勘違いしている。
それ…なんて葉っぱ隊ですか。
「あたしは裏で料理の運びかたをやる予定なの。だって踊るのとか面倒くさいし」
面倒くさい。
ディーヴァからそんなに頻繁に面倒くさいなんて言葉が出るとは思わなかった。
週休6日制面倒くさがり代表、ダンテに確実に影響されてきているのかもしれない。
「ディーヴァでも面倒くさくなったりするんだな」
「そりゃあ人間ですから。というよりは、ダンテみたいなだらだらと怠惰な人と一緒にいるからうつっちゃったんだよ」
あらら、ディーヴァも同じことを考えていたようである。
「人のせいにするなって」
ダンテは小さくディーヴァの脳天にチョップをした。
ディーヴァは高校3年生
フレッシュマン、ソフモアときて、ジュニア生となった。
あわただしい学校生活のはじまりだ。
9月に入ってすぐ小テストやらホームカミングの準備やらでいきなり忙しくなった。
夏休みという2か月ほどの間は、そこまで怠惰に過ごしたわけではないはずなのに、なんだかとても疲れっぽい。
体には多少の負荷がかかり、ストレスを感じる。
友人と会うのは楽しいし、ランチタイムも楽しい。
しかし、勉強やら運動やら…。
時間時間に区切られた学校生活がなんだかとても面倒くさく感じた。
これはどうしてなんだろう。
ちなみに小テストの結果は、キチンと家庭学習だけはやっていたためか、総合順位は上位に入る事ができた。
え、大嫌いな数学はどうだったかって?
それは乙女の秘密。
「うー…小テストは終わったけど、10月に控えてるホームカミングの準備が面倒くさいよー」
勉強中、べたーっと体をテーブルに突っ伏して唸るディーヴァ。
「ホームカミング?」
「アメリカンフットボールの招待試合をする学校行事だよ。全校生徒で壮行会?みたいなことするの。
変な衣装着たり、試合の後にダンスパーティーしたり…」
「ダンス!?この間やったばっかりだろ?」
「うん、あれとは別に毎年やるんだー。この間みたいにキングとクイーンを決めるイベントもあるよー」
間延びした声で言う。
「高校ってイベント多いな……ってディーヴァは去年、そんなの参加してなかったよな?」
「去年は先生方があたしの精神面を心配してくれて、参加しなくてもいいよって言ってくださったの」
去年の9月末から10月と言えば…。
記憶を遡り、思い出してみるダンテ。
ああ、そうか。
ちょうどディーヴァが天使の力に目覚め、そして最愛の家族を失い……。
数日間とはいえ普通では耐えきれね孤独と恐怖を経験したあたり。
ダンテはゆっくりとした動作で、つっぷしたままのディーヴァをなでた。
「?…なんで撫でるの?」
「ん?そこに頭があるからだ」
「あっそう。…はぁ、今回は参加しないとまずいかも。こういうのって成績にも反映するし」
顔をゆるゆると上げ、ディーヴァはため息を吐き出す。
ダンテは参加する、というディーヴァの言葉にじと~っとした目線をよこした。
「ふーん、オレという物がありながらまぁた参加すんのかよ」
だが、ディーヴァはダンテの不平不満をすっぱり切り捨てる。
「ハイハイ、大丈夫ですからご心配なく~。
今回はこの間紹介した友達だけじゃなくって他の友達とも固まって行動するし、あたしは誘われても踊らないもん」
「踊らないってどうしてわかる。あれよあれよの間に気がついたらベッドの上で裸で踊ってる、なんてことになるかもしれないぜ?」
「裸でベッドの上で踊るなんて、よっぽどマヌケな人しかしないと思うよ」
クスクス笑うディーヴァ。
ほのめかして伝えたからか、今日もダンテの言葉はディーヴァに届かない。
ベッド上で全裸音頭だと勘違いしている。
それ…なんて葉っぱ隊ですか。
「あたしは裏で料理の運びかたをやる予定なの。だって踊るのとか面倒くさいし」
面倒くさい。
ディーヴァからそんなに頻繁に面倒くさいなんて言葉が出るとは思わなかった。
週休6日制面倒くさがり代表、ダンテに確実に影響されてきているのかもしれない。
「ディーヴァでも面倒くさくなったりするんだな」
「そりゃあ人間ですから。というよりは、ダンテみたいなだらだらと怠惰な人と一緒にいるからうつっちゃったんだよ」
あらら、ディーヴァも同じことを考えていたようである。
「人のせいにするなって」
ダンテは小さくディーヴァの脳天にチョップをした。