mission 8:blood and growth ~反発し合う力~
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帰路についた2人。
ふと目に入る姿見に映ったダンテと自分の姿。
「やっぱりダンテ、髪の毛伸びたよね」
「ん、そうか?」
自分ではあまりわからない、鏡の前でダンテは首を傾げた。
「そう言えば…」
鏡をみてふと思い出した。
「あたし、昨日の帰りに学校に今回のことで寄ったんだけどさ…」
ディーヴァは、ダンテと兄によく似た天使が映っていた鏡の話を詳しく話した。
「ふーむ、ちょっとオレにはわからねぇな。悪い」
「いいの。ちゃんとした悪魔なら…ケルやネヴァンならわかるかな?」
「さあな、聞いてみろよ」
「そうだね、悪魔のしわざだといやだし聞いてみる!」
ダンテには全然わからないとのこと。
悪魔のしわざなら悪魔に聞け!
ディーヴァはケルベロスやネヴァンに聞くことにした。
「私はイイ男の悪魔にしか興味ないわ。他のなんてしらないわよ?それに、知っていたとしても味見させてくれないなら教えないわ」
「ひどっ!まあ、知らないみたいだしいいけど」
「悪魔ですもの。ただじゃ動かなくてよ」
ネヴァンはこんな感じ。
『『知らぬ』』
『それより肉体がないのに、ないはずの体がかゆくてたまらんのじゃ』
『ダンテに言ってなんとかならんか?』
双剣兄弟はこんな感じ。
そう。
誰も心当たりはないようでよくわからなかった。
ただ、ケルベロスだけは知らないと言うだけではなかった。
「ベオウルフに聞いてみてはどうか?あやつは天使とは違うが、属性が光だからな…何か知っているやもしれぬ」
「ありがとうケル!」
いつでも物置の奥にぽつねんと置かれたままのベオウルフ。
ディーヴァはその魔具を物置から出して、尋ねた。
「あの~…ベオウルフ?ちょっと聞いてもいい?」
『何か用か?』
ダンテにはキツい態度だが、ディーヴァとは1つの約束のこともありすぐに返事するベオウルフ。
ただ、その約束はいまだ果たされてはいない。
悪魔なのに待ち続けるとはベオウルフはなんと我慢強い……ダンテとは大違いである。
ベオウルフに事のあらましを言うと、しばらく思案してからダンテを呼ぶように言った。
「んだよ、なんか用かよ。ベオウルフ」
『我が名を呼ぶな、汚らわしいスパーダの血族!』
「なんだと!?てめぇが呼んだんだろ!勝負に敗れて逃げた負け犬のくせに生意気だ!!」
『我とて不完全な姿でなかったら貴様如きに負けぬわ!!』
ぎゃあぎゃあ!
開口一番に、言い合いが始まる。
「2人ともいい加減にして」
硬いベオウルフの籠手を両手で振り上げ、ダンテを殴りつける。
ゴーン!
いい音が響いた。
「いてぇ…」
『…っ』
「ベオウルフは何のためにダンテ呼んだか忘れないで。あと、ダンテはあまり煽らないの!」
「『………』」
天使、時に強し!
ピシャリと言い放つディーヴァに、ダンテもベオウルフも黙りこくる。
「今だけでいいから仲良くしなさい!ほら、あーくーしゅー!!」
籠手のベオウルフをダンテの目の前にずずいっと差し出す。
ダンテは握手がわりにと、そっとベオウルフの先っちょを指で握った。
ベオウルフも今はなにも言わず、されるがままだった。
ふと目に入る姿見に映ったダンテと自分の姿。
「やっぱりダンテ、髪の毛伸びたよね」
「ん、そうか?」
自分ではあまりわからない、鏡の前でダンテは首を傾げた。
「そう言えば…」
鏡をみてふと思い出した。
「あたし、昨日の帰りに学校に今回のことで寄ったんだけどさ…」
ディーヴァは、ダンテと兄によく似た天使が映っていた鏡の話を詳しく話した。
「ふーむ、ちょっとオレにはわからねぇな。悪い」
「いいの。ちゃんとした悪魔なら…ケルやネヴァンならわかるかな?」
「さあな、聞いてみろよ」
「そうだね、悪魔のしわざだといやだし聞いてみる!」
ダンテには全然わからないとのこと。
悪魔のしわざなら悪魔に聞け!
ディーヴァはケルベロスやネヴァンに聞くことにした。
「私はイイ男の悪魔にしか興味ないわ。他のなんてしらないわよ?それに、知っていたとしても味見させてくれないなら教えないわ」
「ひどっ!まあ、知らないみたいだしいいけど」
「悪魔ですもの。ただじゃ動かなくてよ」
ネヴァンはこんな感じ。
『『知らぬ』』
『それより肉体がないのに、ないはずの体がかゆくてたまらんのじゃ』
『ダンテに言ってなんとかならんか?』
双剣兄弟はこんな感じ。
そう。
誰も心当たりはないようでよくわからなかった。
ただ、ケルベロスだけは知らないと言うだけではなかった。
「ベオウルフに聞いてみてはどうか?あやつは天使とは違うが、属性が光だからな…何か知っているやもしれぬ」
「ありがとうケル!」
いつでも物置の奥にぽつねんと置かれたままのベオウルフ。
ディーヴァはその魔具を物置から出して、尋ねた。
「あの~…ベオウルフ?ちょっと聞いてもいい?」
『何か用か?』
ダンテにはキツい態度だが、ディーヴァとは1つの約束のこともありすぐに返事するベオウルフ。
ただ、その約束はいまだ果たされてはいない。
悪魔なのに待ち続けるとはベオウルフはなんと我慢強い……ダンテとは大違いである。
ベオウルフに事のあらましを言うと、しばらく思案してからダンテを呼ぶように言った。
「んだよ、なんか用かよ。ベオウルフ」
『我が名を呼ぶな、汚らわしいスパーダの血族!』
「なんだと!?てめぇが呼んだんだろ!勝負に敗れて逃げた負け犬のくせに生意気だ!!」
『我とて不完全な姿でなかったら貴様如きに負けぬわ!!』
ぎゃあぎゃあ!
開口一番に、言い合いが始まる。
「2人ともいい加減にして」
硬いベオウルフの籠手を両手で振り上げ、ダンテを殴りつける。
ゴーン!
いい音が響いた。
「いてぇ…」
『…っ』
「ベオウルフは何のためにダンテ呼んだか忘れないで。あと、ダンテはあまり煽らないの!」
「『………』」
天使、時に強し!
ピシャリと言い放つディーヴァに、ダンテもベオウルフも黙りこくる。
「今だけでいいから仲良くしなさい!ほら、あーくーしゅー!!」
籠手のベオウルフをダンテの目の前にずずいっと差し出す。
ダンテは握手がわりにと、そっとベオウルフの先っちょを指で握った。
ベオウルフも今はなにも言わず、されるがままだった。