mission 8:blood and growth ~反発し合う力~
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「なぜかわからないけど成長は確かに止まってるみたいです。生理も来る気配はまったくないですね。
このままだと将来的に子どもも産めないでしょう。…効かないでしょうがホルモンバランスの薬は要りますか?」
「いえ、効かないなら結構です」
結果は散々だった。
「結局なーんにもわかんなかったけど、なんで病院来たんだ?支払い損だよな」
「うぅ…言わないでよ」
帰り道をトボトボと歩きながら会話する。
支払い損、とか言われるとさらに落ち込みが加速するのを止められない。
「オレ、ディーヴァが結婚を拒否したら、最終的に出来ちゃった結婚にしようって狙ってたのに…」
「ダンテ、もう一回言ってみてくれるかな~?」
「すみません、何でもないです」
ダンテのとんでもない企みにまっくろな笑みで返すディーヴァ。
ダンテは即座に謝った。
「ふう…。こうやってお金はかかるし、ダンテは相変わらず借金まみれだし病院なんて行きたくなかったよ?
けどさ、やっぱり女としては月の物が止まったままなのって気になるところだもん」
「ディーヴァ…お前、そこまでオレとの子どもを欲しがってくれていたのか…」
じ~ん。
目頭が熱くなる。
「違うから。ホルモンバランス悪くなりたくないからだから。成長したいからだからね?」
すっぱり否定するディーヴァだが、ダンテは聞かず感動の涙を流すのだった。
「髪の毛も伸びなくなったよね~。美容室行かなくてすむからいいけど」
自分の長い髪の毛を手に取り、じっと睨むように見る。
あれからまったく伸びない自分の髪。
反対にダンテの髪は出会った頃より若干伸びて肩につきそうなほどだった。
「髪の毛…切るとどうなるんだろ。成長しないかわりに、切った分だけ伸びたりして」
「んなわけないだろ。…いいか、絶対に切るなよ?」
ディーヴァの神秘性すら感じる、長い髪の毛が大好きなダンテ。
それを切るのは、髪の持ち主たるディーヴァが許してもダンテが許さなかった。
ダンテはディーヴァの両肩をつかみ、鬼気迫る表情で言い聞かせた。
「う、嘘だよ~。それにダンテが言うなら切らないってば」
切る気は結構あったのだが、ダンテの迫力に負け、切ることを諦めるディーヴァだった。
このままだと将来的に子どもも産めないでしょう。…効かないでしょうがホルモンバランスの薬は要りますか?」
「いえ、効かないなら結構です」
結果は散々だった。
「結局なーんにもわかんなかったけど、なんで病院来たんだ?支払い損だよな」
「うぅ…言わないでよ」
帰り道をトボトボと歩きながら会話する。
支払い損、とか言われるとさらに落ち込みが加速するのを止められない。
「オレ、ディーヴァが結婚を拒否したら、最終的に出来ちゃった結婚にしようって狙ってたのに…」
「ダンテ、もう一回言ってみてくれるかな~?」
「すみません、何でもないです」
ダンテのとんでもない企みにまっくろな笑みで返すディーヴァ。
ダンテは即座に謝った。
「ふう…。こうやってお金はかかるし、ダンテは相変わらず借金まみれだし病院なんて行きたくなかったよ?
けどさ、やっぱり女としては月の物が止まったままなのって気になるところだもん」
「ディーヴァ…お前、そこまでオレとの子どもを欲しがってくれていたのか…」
じ~ん。
目頭が熱くなる。
「違うから。ホルモンバランス悪くなりたくないからだから。成長したいからだからね?」
すっぱり否定するディーヴァだが、ダンテは聞かず感動の涙を流すのだった。
「髪の毛も伸びなくなったよね~。美容室行かなくてすむからいいけど」
自分の長い髪の毛を手に取り、じっと睨むように見る。
あれからまったく伸びない自分の髪。
反対にダンテの髪は出会った頃より若干伸びて肩につきそうなほどだった。
「髪の毛…切るとどうなるんだろ。成長しないかわりに、切った分だけ伸びたりして」
「んなわけないだろ。…いいか、絶対に切るなよ?」
ディーヴァの神秘性すら感じる、長い髪の毛が大好きなダンテ。
それを切るのは、髪の持ち主たるディーヴァが許してもダンテが許さなかった。
ダンテはディーヴァの両肩をつかみ、鬼気迫る表情で言い聞かせた。
「う、嘘だよ~。それにダンテが言うなら切らないってば」
切る気は結構あったのだが、ダンテの迫力に負け、切ることを諦めるディーヴァだった。