mission 8:blood and growth ~反発し合う力~
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とうとうディーヴァの名前が呼ばれた。
保護者役と言うことにして、ダンテは無理矢理付き添いという形で共に入る。
「本日はどうなされましたか?」
女医が、カチリと眼鏡の位置を直しながら聞いてくる。
ディーヴァはダンテの手前、言いづらそうにもしながら背が伸びず体重が増えず、まったく成長しないこと、そして生理が止まったままなことを伝えた。
「無成長ですか。そちらについては血をとって調べてみましょう。
月経の方は…まず妊娠しているかどうか調べましょうね」
妊娠。その言葉にすっとんきょうな声をあげるダンテとディーヴァ。
「「に、妊娠!?」」
「パートナーはそちらの方ではないのですか?最近は若くして母親になる方も多いですよ」
「あ、あの…経験はナイデス……」
真っ赤になって答える。
ダンテはあさっての方向を向いてなぜかぷくくくく、と笑いをこらえた。
失礼なやつだ。
「あら、そうでしたか。では血をとって話はそれからですね」
ディーヴァが恥じていることすら気にせずテキパキと採血の準備を進める女医。
ディーヴァは血を採られるその前に、思い出したように聞いた。
「あ、そうでした!今日の診療はいくらくらいになりますか?」
「診療代ですか…」
「ディーヴァ、そんなのあとでよくないか」
「ダンテは黙ってて」
提示された値段は普通よりも安いものの、やはり医療費だから高く感じる。
交渉しなかったらさらに高いのだ。
事前に交渉してよかった。
こちらのお国では医療費の値段はとにかく高い。
前もって話しておく必要があったりするのだが、ダンテはそれをしらなかった。
それよりも、血を採られるディーヴァの姿にダンテはまたも口が乾く。
こればかりはどうしようもないが、病院で見たくない光景ワースト3の中に入ってしまうだろう。
「じゃあ、中も見せてください」
「「えっ?」」
血を採り終えたディーヴァに内診の言葉がかけられた。
2人の声が揃う。
「ああ、内診は初めてですか?カーテンの向こうで下をすべて脱いで専用の椅子に腰かけてください」
「「す、すべて…」」
つまり下は裸になれ、ということか。
ディーヴァは恥ずかしさから赤くなり、ダンテは違う意味で顔を赤くしてゴクリと唾を飲み込んだ。
鼻血が出そうだ。
覚悟を決めて移動するディーヴァの後ろにつき、ダンテはさも当たり前のように一緒に入ろうとした。
「あの…付き添いの方はこちらでお待ちくださいね?」
苦笑する女医に、ディーヴァが初めて後ろを振り返ると、そこにはダンテ。
「変態……」
叫ぶわけにもいかないので、ディーヴァは低い声と白い目をダンテに残した。
保護者役と言うことにして、ダンテは無理矢理付き添いという形で共に入る。
「本日はどうなされましたか?」
女医が、カチリと眼鏡の位置を直しながら聞いてくる。
ディーヴァはダンテの手前、言いづらそうにもしながら背が伸びず体重が増えず、まったく成長しないこと、そして生理が止まったままなことを伝えた。
「無成長ですか。そちらについては血をとって調べてみましょう。
月経の方は…まず妊娠しているかどうか調べましょうね」
妊娠。その言葉にすっとんきょうな声をあげるダンテとディーヴァ。
「「に、妊娠!?」」
「パートナーはそちらの方ではないのですか?最近は若くして母親になる方も多いですよ」
「あ、あの…経験はナイデス……」
真っ赤になって答える。
ダンテはあさっての方向を向いてなぜかぷくくくく、と笑いをこらえた。
失礼なやつだ。
「あら、そうでしたか。では血をとって話はそれからですね」
ディーヴァが恥じていることすら気にせずテキパキと採血の準備を進める女医。
ディーヴァは血を採られるその前に、思い出したように聞いた。
「あ、そうでした!今日の診療はいくらくらいになりますか?」
「診療代ですか…」
「ディーヴァ、そんなのあとでよくないか」
「ダンテは黙ってて」
提示された値段は普通よりも安いものの、やはり医療費だから高く感じる。
交渉しなかったらさらに高いのだ。
事前に交渉してよかった。
こちらのお国では医療費の値段はとにかく高い。
前もって話しておく必要があったりするのだが、ダンテはそれをしらなかった。
それよりも、血を採られるディーヴァの姿にダンテはまたも口が乾く。
こればかりはどうしようもないが、病院で見たくない光景ワースト3の中に入ってしまうだろう。
「じゃあ、中も見せてください」
「「えっ?」」
血を採り終えたディーヴァに内診の言葉がかけられた。
2人の声が揃う。
「ああ、内診は初めてですか?カーテンの向こうで下をすべて脱いで専用の椅子に腰かけてください」
「「す、すべて…」」
つまり下は裸になれ、ということか。
ディーヴァは恥ずかしさから赤くなり、ダンテは違う意味で顔を赤くしてゴクリと唾を飲み込んだ。
鼻血が出そうだ。
覚悟を決めて移動するディーヴァの後ろにつき、ダンテはさも当たり前のように一緒に入ろうとした。
「あの…付き添いの方はこちらでお待ちくださいね?」
苦笑する女医に、ディーヴァが初めて後ろを振り返ると、そこにはダンテ。
「変態……」
叫ぶわけにもいかないので、ディーヴァは低い声と白い目をダンテに残した。