mission 0:new days ~そのあとの彼女とオレ~
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軽く夕飯を食べ終えた2人は、備え付けられた小さなソファに身を沈めていた。
まだろくに薪すらないため蝋燭の炎で暖を取り、毛布の中で寄り添い合う。
「備え付けだからしかたないけど、ベッドも狭かったね。しばらく一緒に眠れないかも」
ディーヴァが残念そうに言った。
ダンテにとっても残念なことだが、ダンテは違うことが気になっていた。
はたして、ディーヴァが1人で眠れるのか否か、その部分である。
「ディーヴァ…1人で眠れるのか?」
「失礼な!そんなにずっと子どものままじゃないもん。別に1人だって眠れ……」
そこではた、と気づく。
本当はダンテと一緒に寝たいが、自分はどうにでもなる。
問題があるのはむしろ、ダンテの方だったりするのかもしれない。
ましてや、今のダンテの心には影が落ちている。
「もしかしてダンテは1人じゃ眠れないとか」
「…さあな。でも寒いから、ベッドの中でもくっつけあえば眠れるだろ」
ダンテはディーヴァの肩をさらに引き寄せる。
「こうやってな」
引き寄せたことにより、隙間なくぴったりくっつき、2人は密着することとなる。
毛布の中ではお互いの心音がトクントクンとメロディを奏であっていた。
落ち着く…とても幸せだ。
ディーヴァは幸せをかみしめながら、ダンテの返答について考えていた。
1人で眠れないのはダンテの方ではないのか。
という問いに、てっきり違うと返されると思ったが、曖昧に返された。
これはまさかの図星ではなかろうか。
そうだとしても仕方がないことか。
悲しみで凍りつつあるダンテの心が、この体温でとけちゃえばいいのに。
そう思いながら、ダンテの胸に顔を押し付ける。
「こんなにくっついて寝たとしても、ダンテの体はベッドからはみ出ちゃうよ」
「ディーヴァさえちゃんと毛布に包まれてればいい。それだけでオレは十分あったかいさ」
「なにそれ、変なの…」
クスクスと笑い合っては少しずつ短くなっていく蝋燭の炎を見つめる。
「あ、アグニさんなら炎属性持ってたよね。アグニさんに暖房がわりになってもらうよう頼んだらどうかな」
「バッカ、せっかく借りたここが燃えちまうだろ。
でも…そうだな、熱源利用はできねーが人口密度が高けりゃあったけぇかもな」
ダンテは顔だけを毛布から覗かせ、そばに放置していた魔具達に呼びかけた。
「おいお前ら、ちょっと出て来いよ。どうせオレらの話聞いてるんだろー?」
主たるダンテの言葉に面倒くさそうに時間をかけて魔具達がそれぞれの姿を取り始める。
「ケル、みんな。お願ーい!」
しかしディーヴァの言葉の前には、ゆっくり…を止め、素早く形どった。
ちなみにクロだけはゆっくりも素早くも関係なく、ダンテの魔力によってすぐに人の形をとる。
「おいっ!お前ら、オレの話はめんどくさそうにするクセに、なんでディーヴァの言うことは即座に聞くんだよ」
「しかたない。それが人徳の差と言う物だ」
毛布の中にこもっていたダンテが、不満たらたらで立ち上がるも、ケルベロスがしれっと返答する。
そして、毛布が取り払われて寒いディーヴァ。
「うー、いきなり立たないでよ。寒いじゃん…」
「あ、悪い…」
すかさずディーヴァをあたためるようにその身の周りに毛皮のコートのようにすり寄るのはケルベロス。
「うわぁ…ケル、氷属性のはずなのにあったかぁぁい!」
「あたたかいなら何よりだ」
ディーヴァに抱きつかれ、その顔は犬の姿だというのにドヤ顔だった。
まだろくに薪すらないため蝋燭の炎で暖を取り、毛布の中で寄り添い合う。
「備え付けだからしかたないけど、ベッドも狭かったね。しばらく一緒に眠れないかも」
ディーヴァが残念そうに言った。
ダンテにとっても残念なことだが、ダンテは違うことが気になっていた。
はたして、ディーヴァが1人で眠れるのか否か、その部分である。
「ディーヴァ…1人で眠れるのか?」
「失礼な!そんなにずっと子どものままじゃないもん。別に1人だって眠れ……」
そこではた、と気づく。
本当はダンテと一緒に寝たいが、自分はどうにでもなる。
問題があるのはむしろ、ダンテの方だったりするのかもしれない。
ましてや、今のダンテの心には影が落ちている。
「もしかしてダンテは1人じゃ眠れないとか」
「…さあな。でも寒いから、ベッドの中でもくっつけあえば眠れるだろ」
ダンテはディーヴァの肩をさらに引き寄せる。
「こうやってな」
引き寄せたことにより、隙間なくぴったりくっつき、2人は密着することとなる。
毛布の中ではお互いの心音がトクントクンとメロディを奏であっていた。
落ち着く…とても幸せだ。
ディーヴァは幸せをかみしめながら、ダンテの返答について考えていた。
1人で眠れないのはダンテの方ではないのか。
という問いに、てっきり違うと返されると思ったが、曖昧に返された。
これはまさかの図星ではなかろうか。
そうだとしても仕方がないことか。
悲しみで凍りつつあるダンテの心が、この体温でとけちゃえばいいのに。
そう思いながら、ダンテの胸に顔を押し付ける。
「こんなにくっついて寝たとしても、ダンテの体はベッドからはみ出ちゃうよ」
「ディーヴァさえちゃんと毛布に包まれてればいい。それだけでオレは十分あったかいさ」
「なにそれ、変なの…」
クスクスと笑い合っては少しずつ短くなっていく蝋燭の炎を見つめる。
「あ、アグニさんなら炎属性持ってたよね。アグニさんに暖房がわりになってもらうよう頼んだらどうかな」
「バッカ、せっかく借りたここが燃えちまうだろ。
でも…そうだな、熱源利用はできねーが人口密度が高けりゃあったけぇかもな」
ダンテは顔だけを毛布から覗かせ、そばに放置していた魔具達に呼びかけた。
「おいお前ら、ちょっと出て来いよ。どうせオレらの話聞いてるんだろー?」
主たるダンテの言葉に面倒くさそうに時間をかけて魔具達がそれぞれの姿を取り始める。
「ケル、みんな。お願ーい!」
しかしディーヴァの言葉の前には、ゆっくり…を止め、素早く形どった。
ちなみにクロだけはゆっくりも素早くも関係なく、ダンテの魔力によってすぐに人の形をとる。
「おいっ!お前ら、オレの話はめんどくさそうにするクセに、なんでディーヴァの言うことは即座に聞くんだよ」
「しかたない。それが人徳の差と言う物だ」
毛布の中にこもっていたダンテが、不満たらたらで立ち上がるも、ケルベロスがしれっと返答する。
そして、毛布が取り払われて寒いディーヴァ。
「うー、いきなり立たないでよ。寒いじゃん…」
「あ、悪い…」
すかさずディーヴァをあたためるようにその身の周りに毛皮のコートのようにすり寄るのはケルベロス。
「うわぁ…ケル、氷属性のはずなのにあったかぁぁい!」
「あたたかいなら何よりだ」
ディーヴァに抱きつかれ、その顔は犬の姿だというのにドヤ顔だった。