mission 7:scarlet full moon ~赤と紅と黒~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
重石による痛みはダンテにとって、拷問にはほど遠い微々たるものだった。
だが、説教されまくったことで精神的にキた。
まさか精神がすり減るほど、ここまで説教されるとは思わなかった。
今やダンテは、口からエクトプラズムがでかかっている。
「はい、お説教タイムはこれにてしゅーりょー!これに懲りたら次はしないでねっ!」
パン!と、両手を叩いて言うディーヴァ。
ダンテとは反対にディーヴァは非常にすっきり清々しい笑顔を浮かべている。
ダンテの上から本の山をどかしていき、白目をむいては「あ゙~…」と唸るダンテに手を伸ばす。
その手を取り、立ち上がるダンテ。
「あぁ、悪かったよ…もうしません。…っと、」
「きゃあ!?」
ぐい、力強く引っ張ってしまったようだ。
傾くディーヴァの体ごと床に倒れ込んでしまった。
ダンテがディーヴァを押し倒したような体勢。
お互い目を見開いて固まる。
精神面にも悪魔としてのダメージは蓄積するとでもいうのだろうか。
ダンテは強く抗いがたい喉の渇きを感じていた。
おまけに目の前でデコルテから僅かに覗くのは、ディーヴァの重力にも負けない豊満な胸。
興奮が抑えられない。
「悪いっ!すぐどく!!」
「いいよ。………ダンテ、まだ目がギラギラしてて悪魔そのものなんだね」
退こうとしたダンテの顔に腕を伸ばし、頬に触れるディーヴァ。
「ディーヴァ、早く離れねーと…お前を傷つけちまうかもしれねぇぞ」
言葉ではそう言いつつも、体は正直だ。
ダンテはより一層、飢えた悪魔の目をギラつかせてディーヴァを瞳に映した。
一度膨れ上がった力と血への欲望は留まることをしらない。
ダンテは悪魔としての自分の力、気持ちをまだ上手くコントロールできていないのだから…。
「ダンテ、いいんだよ?欲しいならそう言って」
「いや、怪我は治ってるんだ。ただちょっと貧血なだけなんだし、ディーヴァの血を頂くわけにも…」
チラッ。
言葉を発する度に動く喉元や、呼吸の度上下する胸が、何度も目に映り込む。
あああああ、でもやっぱほしいっ!!噛みつきたい、むしゃぶりつきたい!!
ついでにおっぱい揉ませてくれたり……ってそれはだめだろ悪魔の自分っ!!
くそ、オレの中に巣食う悪魔め…なんて変態なんだ!!
また悪魔のせいにしている。
変態なのは自分だろう。
おっぱいはともかく、血をもらうってことはだ。
ディーヴァをちょっととはいえ、傷つけなくちゃならないだろうが!そんなんダメだって!
「ふぬううううぅ…」
突如唸り出したと思ったら、今度は葛藤からかで、頭を抱えてごろごろごろごろ床を転がる。
「ダンテ、みっともないからやめなさいよ…埃もたつし」
立ち上がったディーヴァがやれやれとその光景を見る。
さらにシュールな光景再びだ。
注意を受けたダンテは、転がるのをやめ、服についた埃を払った。
「ディーヴァ、やっぱり我慢できそうにねぇよ。少しでいいからくれるか?」
眉を下げてそう懇願してくるダンテに、ため息を吐き頷き返す。
「それだけ赤い目をギラギラさせてるんだもん。そうだと思ったよ」
結局、欲しがるダンテ。
怪我は直っているが、悪魔のダンテは血が欲しいまま回復していないのだ。
ダンテがディーヴァのことを、悪魔として本気で襲いたくなる時は、ダンテ自身が怪我や貧血で弱り切ってる時、そして満月の時。
今回はどちらも重なっているのだから当たり前と言えよう。
まあ、弱り切ってはいないのだけれども。
「結局我慢できないんだから、素直に欲しいっていえばいいのよ」
ディーヴァにずびし、と指摘される。
ショボーン。
そんな効果音をたててダンテは俯いた。
「でも、ま。どーぞ?」
「ありがと、悪い…。すぐ終わらせる。そしたら今日はもう寝よう」
「うん。今日はそれぞれの部屋でね。
満月の日は、あたしと寝るのはまだつらいでしょ?ベッド買っておいてよかったと思うよ」
「ああ、そうだな。悪魔として襲いたくなる時のこの気持ち…まだまだ慣れないしな」
買うときはかなりもめてしまったベッドだが、買っておいて良かった…今ならそう思う。
だが、説教されまくったことで精神的にキた。
まさか精神がすり減るほど、ここまで説教されるとは思わなかった。
今やダンテは、口からエクトプラズムがでかかっている。
「はい、お説教タイムはこれにてしゅーりょー!これに懲りたら次はしないでねっ!」
パン!と、両手を叩いて言うディーヴァ。
ダンテとは反対にディーヴァは非常にすっきり清々しい笑顔を浮かべている。
ダンテの上から本の山をどかしていき、白目をむいては「あ゙~…」と唸るダンテに手を伸ばす。
その手を取り、立ち上がるダンテ。
「あぁ、悪かったよ…もうしません。…っと、」
「きゃあ!?」
ぐい、力強く引っ張ってしまったようだ。
傾くディーヴァの体ごと床に倒れ込んでしまった。
ダンテがディーヴァを押し倒したような体勢。
お互い目を見開いて固まる。
精神面にも悪魔としてのダメージは蓄積するとでもいうのだろうか。
ダンテは強く抗いがたい喉の渇きを感じていた。
おまけに目の前でデコルテから僅かに覗くのは、ディーヴァの重力にも負けない豊満な胸。
興奮が抑えられない。
「悪いっ!すぐどく!!」
「いいよ。………ダンテ、まだ目がギラギラしてて悪魔そのものなんだね」
退こうとしたダンテの顔に腕を伸ばし、頬に触れるディーヴァ。
「ディーヴァ、早く離れねーと…お前を傷つけちまうかもしれねぇぞ」
言葉ではそう言いつつも、体は正直だ。
ダンテはより一層、飢えた悪魔の目をギラつかせてディーヴァを瞳に映した。
一度膨れ上がった力と血への欲望は留まることをしらない。
ダンテは悪魔としての自分の力、気持ちをまだ上手くコントロールできていないのだから…。
「ダンテ、いいんだよ?欲しいならそう言って」
「いや、怪我は治ってるんだ。ただちょっと貧血なだけなんだし、ディーヴァの血を頂くわけにも…」
チラッ。
言葉を発する度に動く喉元や、呼吸の度上下する胸が、何度も目に映り込む。
あああああ、でもやっぱほしいっ!!噛みつきたい、むしゃぶりつきたい!!
ついでにおっぱい揉ませてくれたり……ってそれはだめだろ悪魔の自分っ!!
くそ、オレの中に巣食う悪魔め…なんて変態なんだ!!
また悪魔のせいにしている。
変態なのは自分だろう。
おっぱいはともかく、血をもらうってことはだ。
ディーヴァをちょっととはいえ、傷つけなくちゃならないだろうが!そんなんダメだって!
「ふぬううううぅ…」
突如唸り出したと思ったら、今度は葛藤からかで、頭を抱えてごろごろごろごろ床を転がる。
「ダンテ、みっともないからやめなさいよ…埃もたつし」
立ち上がったディーヴァがやれやれとその光景を見る。
さらにシュールな光景再びだ。
注意を受けたダンテは、転がるのをやめ、服についた埃を払った。
「ディーヴァ、やっぱり我慢できそうにねぇよ。少しでいいからくれるか?」
眉を下げてそう懇願してくるダンテに、ため息を吐き頷き返す。
「それだけ赤い目をギラギラさせてるんだもん。そうだと思ったよ」
結局、欲しがるダンテ。
怪我は直っているが、悪魔のダンテは血が欲しいまま回復していないのだ。
ダンテがディーヴァのことを、悪魔として本気で襲いたくなる時は、ダンテ自身が怪我や貧血で弱り切ってる時、そして満月の時。
今回はどちらも重なっているのだから当たり前と言えよう。
まあ、弱り切ってはいないのだけれども。
「結局我慢できないんだから、素直に欲しいっていえばいいのよ」
ディーヴァにずびし、と指摘される。
ショボーン。
そんな効果音をたててダンテは俯いた。
「でも、ま。どーぞ?」
「ありがと、悪い…。すぐ終わらせる。そしたら今日はもう寝よう」
「うん。今日はそれぞれの部屋でね。
満月の日は、あたしと寝るのはまだつらいでしょ?ベッド買っておいてよかったと思うよ」
「ああ、そうだな。悪魔として襲いたくなる時のこの気持ち…まだまだ慣れないしな」
買うときはかなりもめてしまったベッドだが、買っておいて良かった…今ならそう思う。