mission 6:hot summer vacation ~熱はさめない~
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『承知!どいていろ、ディーヴァ!』
ドアを勢いよく開けると凍てつくような氷霧が中から吹き荒ぶ。
次いで出てきたのは、三氷棍から犬の姿へと身を転じ終えたらしいケルベロスだ。
「ケル、変態は消毒しちゃって!」
「あいわかった、氷結消毒するぞ!」
「ちょっと待っ…!ぎゃあああああ!!」
レトリバーの黒い目から赤い目へと変わったケルが、氷霧をものすごい勢いで吐き出す。
そういえば対決した時、ケルベロスは赤目の頭が氷霧を担当していたっけ…。
すべての氷霧がダンテの体に叩きつけられ、ダンテは氷に埋もれる。
真夏だと言うのにその一画だけが真っ白銀世界、真冬へと変貌していた。
気づいた時にはタイトル『氷漬けの変態』というオブジェが出来上がっていた。
「ほぇぇ…立派なオブジェになったねぇ。助けてくれてありがとう、ケル」
「ディーヴァの頼みだからな」
くぅん。
ひと鳴きして擦り寄ってくるケルベロスをお礼の意味をこめて抱き締めるディーヴァ。
ケルベロスはダンテが力任せに撫でる方よりも、ディーヴァに撫でられる方が好きだった。
「あ。ケル、ひんやりしてるね」
ただの犬の姿の時は基本的に暖かいが、自分の意思で体温を冷たくすることもできる。
その体は抱き締めると氷枕のように冷えていて気持ちよかった。
そして氷像として鎮座しているダンテに向き直る。
いい気味ではあるが、少し可哀想な気もする。
ディーヴァは「脳筋とか色々言ってごめんね」と氷ごとダンテの体を抱き締めた。
「わあ、ケルに負けず劣らずひんやり気持ちいい!涼がとれるし、ダンテは夏の間ずっとこの姿の方がいいかも!」
いい考え!と本気で考え出すディーヴァの目の前でパキパキと氷の彫像に亀裂が入ってゆく。
気づいたケルベロスがアイスエイジというバリアを展開した。
「うりゃー!」
瞬間、両手を広げたダンテがバリーンと氷を破って中から出てきた。
割れた氷のつぶてはケルベロスのおかげか、ディーヴァに降り注ぐことはない。
ダンテは、一瞬悪魔の姿になったところを見るに、デビルトリガーを発動させたようだ。
お陰さまで全く水分が体にも服にも付着していない。
なんと便利な。
ドアを勢いよく開けると凍てつくような氷霧が中から吹き荒ぶ。
次いで出てきたのは、三氷棍から犬の姿へと身を転じ終えたらしいケルベロスだ。
「ケル、変態は消毒しちゃって!」
「あいわかった、氷結消毒するぞ!」
「ちょっと待っ…!ぎゃあああああ!!」
レトリバーの黒い目から赤い目へと変わったケルが、氷霧をものすごい勢いで吐き出す。
そういえば対決した時、ケルベロスは赤目の頭が氷霧を担当していたっけ…。
すべての氷霧がダンテの体に叩きつけられ、ダンテは氷に埋もれる。
真夏だと言うのにその一画だけが真っ白銀世界、真冬へと変貌していた。
気づいた時にはタイトル『氷漬けの変態』というオブジェが出来上がっていた。
「ほぇぇ…立派なオブジェになったねぇ。助けてくれてありがとう、ケル」
「ディーヴァの頼みだからな」
くぅん。
ひと鳴きして擦り寄ってくるケルベロスをお礼の意味をこめて抱き締めるディーヴァ。
ケルベロスはダンテが力任せに撫でる方よりも、ディーヴァに撫でられる方が好きだった。
「あ。ケル、ひんやりしてるね」
ただの犬の姿の時は基本的に暖かいが、自分の意思で体温を冷たくすることもできる。
その体は抱き締めると氷枕のように冷えていて気持ちよかった。
そして氷像として鎮座しているダンテに向き直る。
いい気味ではあるが、少し可哀想な気もする。
ディーヴァは「脳筋とか色々言ってごめんね」と氷ごとダンテの体を抱き締めた。
「わあ、ケルに負けず劣らずひんやり気持ちいい!涼がとれるし、ダンテは夏の間ずっとこの姿の方がいいかも!」
いい考え!と本気で考え出すディーヴァの目の前でパキパキと氷の彫像に亀裂が入ってゆく。
気づいたケルベロスがアイスエイジというバリアを展開した。
「うりゃー!」
瞬間、両手を広げたダンテがバリーンと氷を破って中から出てきた。
割れた氷のつぶてはケルベロスのおかげか、ディーヴァに降り注ぐことはない。
ダンテは、一瞬悪魔の姿になったところを見るに、デビルトリガーを発動させたようだ。
お陰さまで全く水分が体にも服にも付着していない。
なんと便利な。