mission 6:hot summer vacation ~熱はさめない~
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夏になった。
ダンテが心待ちにしていたらしい、ディーヴァの学校の夏休みがやってきた。
心待ちにしていたのは、毎日の学校生活というものに、ディーヴァとの甘い時間を邪魔されずにすむからに他ならない。
ディーヴァ本人は夏休み前の試験もパスし、次に学校に行った時ははれて高校3年生!
今は羽根を伸ばしてしばし学生の休息の時だ。
ディーヴァの場合、実際に天使の羽根があるので本当の意味で羽根を伸ばすことになるだろう。
上手いこと言った気がするので、ダンテに座布団10枚!
ダンテと共にいれて嬉しい気持ちもあるが、勉強や家事の邪魔をされて早数日。
…正直困りつつある。
そうでなくても、ディーヴァは今すぐ学校に行きたい気持ちでいっぱいだった。
外はうだるような暑さが続く。
カラッカラに道の水分は干上がり、アスファルトには蜃気楼という熱が立ち上っていた。
炎天下の下にいたら一時間と持たないであろう、弱い者など確実に熱中症で病院行き。
そしてその炎天下の温度とはどっこいどっこい。
ダンテとディーヴァのいる事務所の温度は外とそんなに変わらなかった。
日差しがないぶん幾分かマシなくらいか。
反対に学校は常時、空調設備が完全完備状態。
地球温暖化に拍車をかけるほどに、ガンガン冷房を利かせていること間違いなしだ。
冷え性になるほど体を冷やしたいわけではないが、さすがにこの事務所はつらいと感じディーヴァはうんざりした。
そしてこの暑いのにたまに抱きついてくるダンテ。
非常に暑くるしいことこの上ない。
ダンテの方が暑がりだとばかり思っていたのに、なんということでしょう!
ダンテも暑いとは言ってはいるのだが、ディーヴァの方が多く『暑い』を連呼していた。
「なあディーヴァ」
でろー。
汗を垂らしては溶けそうになりながら机に突っ伏すディーヴァにダンテが話しかける。
ディーヴァは顔も上げずに返事した。
「なによ…」
「暑いなら脱げばいいじゃねーか。そのでっけぇ胸が暑そうだしな」
脱ぐ、イコール下着になるという意味。
今のディーヴァの格好は薄いキャミソールワンピースをペロンと着ているだけだからだ。
さすがのディーヴァもそのダンテの変態な発言に顔をあげて非難する。
「いーやーでーすー。ダンテのスケベバカ変態脳筋いかれぽんち」
「脳筋…いかれぽんち……?なんか、あんまりにも言われると腹立つなぁ…」
ニッコリと笑みを浮かべてはいるダンテだが、その口元はひきつっている。
やば…あたし、言い過ぎたかも!?
暑さからくる汗でなく、嫌な予感がする時に出る冷や汗がディーヴァの喉を伝う。
一瞬ののち、ダンテの怒りが爆発した。
「無理矢理脱がしてやる!」
「きゃあ!ケ、ケルッ助けてー!」
かけっこは遅いし運動神経はほとんど皆無なデディーヴァだが、逃げ足だけは速い。
余談だが、他になんとか得意と言えなくもない競技は水泳のみ。
水の中にぷかぷか浮かぶのが好きなんだと、本人はそう言っている。
そしてその逃げ足を使ったディーヴァは、ダンテの魔の手を上手くすり抜けると階段横の物置へと走った。
ダンテが心待ちにしていたらしい、ディーヴァの学校の夏休みがやってきた。
心待ちにしていたのは、毎日の学校生活というものに、ディーヴァとの甘い時間を邪魔されずにすむからに他ならない。
ディーヴァ本人は夏休み前の試験もパスし、次に学校に行った時ははれて高校3年生!
今は羽根を伸ばしてしばし学生の休息の時だ。
ディーヴァの場合、実際に天使の羽根があるので本当の意味で羽根を伸ばすことになるだろう。
上手いこと言った気がするので、ダンテに座布団10枚!
ダンテと共にいれて嬉しい気持ちもあるが、勉強や家事の邪魔をされて早数日。
…正直困りつつある。
そうでなくても、ディーヴァは今すぐ学校に行きたい気持ちでいっぱいだった。
外はうだるような暑さが続く。
カラッカラに道の水分は干上がり、アスファルトには蜃気楼という熱が立ち上っていた。
炎天下の下にいたら一時間と持たないであろう、弱い者など確実に熱中症で病院行き。
そしてその炎天下の温度とはどっこいどっこい。
ダンテとディーヴァのいる事務所の温度は外とそんなに変わらなかった。
日差しがないぶん幾分かマシなくらいか。
反対に学校は常時、空調設備が完全完備状態。
地球温暖化に拍車をかけるほどに、ガンガン冷房を利かせていること間違いなしだ。
冷え性になるほど体を冷やしたいわけではないが、さすがにこの事務所はつらいと感じディーヴァはうんざりした。
そしてこの暑いのにたまに抱きついてくるダンテ。
非常に暑くるしいことこの上ない。
ダンテの方が暑がりだとばかり思っていたのに、なんということでしょう!
ダンテも暑いとは言ってはいるのだが、ディーヴァの方が多く『暑い』を連呼していた。
「なあディーヴァ」
でろー。
汗を垂らしては溶けそうになりながら机に突っ伏すディーヴァにダンテが話しかける。
ディーヴァは顔も上げずに返事した。
「なによ…」
「暑いなら脱げばいいじゃねーか。そのでっけぇ胸が暑そうだしな」
脱ぐ、イコール下着になるという意味。
今のディーヴァの格好は薄いキャミソールワンピースをペロンと着ているだけだからだ。
さすがのディーヴァもそのダンテの変態な発言に顔をあげて非難する。
「いーやーでーすー。ダンテのスケベバカ変態脳筋いかれぽんち」
「脳筋…いかれぽんち……?なんか、あんまりにも言われると腹立つなぁ…」
ニッコリと笑みを浮かべてはいるダンテだが、その口元はひきつっている。
やば…あたし、言い過ぎたかも!?
暑さからくる汗でなく、嫌な予感がする時に出る冷や汗がディーヴァの喉を伝う。
一瞬ののち、ダンテの怒りが爆発した。
「無理矢理脱がしてやる!」
「きゃあ!ケ、ケルッ助けてー!」
かけっこは遅いし運動神経はほとんど皆無なデディーヴァだが、逃げ足だけは速い。
余談だが、他になんとか得意と言えなくもない競技は水泳のみ。
水の中にぷかぷか浮かぶのが好きなんだと、本人はそう言っている。
そしてその逃げ足を使ったディーヴァは、ダンテの魔の手を上手くすり抜けると階段横の物置へと走った。