mission 4:invitation of promenade ~嫉妬と乱入~
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ディーヴァの気持ちに嬉しくなったダンテが、自分の居場所を伝えよう、そう思った時だった。
「ディーヴァ、いつまで壁の花になっているんだい?ダンスタイムはまだ終わってないよ」
戻ってきた先輩に腕を引かれ、ディーヴァは転びそうになりながら一歩前へ出る。
せっかく休めていた足にも再び痛みが現れた。
「ですが、一曲でいいと言う約束でしたよ」
「ボクが誘ったプロムでそんなのが通用するとでも?」
「あたし、もう踊りたくありません。足が…」
「足?美しいラインを描く靴を履いてるんだ。ちょっと痛くなるのは当たり前じゃないか。我慢してもらうよ」
「えぇ~っ!?」
さも当たり前のようにシレッと言ってのける先輩。
彼は嫌がるディーヴァをぐいぐいと引っ張った。
「そこまでだ」
ディーヴァは、気がつけば聞き慣れた声と腕の中にいた。
先程までそばにあった先輩の腕はたくましい腕に締め上げられている。
「ダンテッ!?」
「よう、さすがはオレのディーヴァ。この場にいる誰よりも綺麗だ」
こんな目立つ赤いコートを着ているのに気がつかなかった。
それだけこの場には色とりどりのドレスとタキシードが溢れているということか。
「いたたたっ!なんですか、キミはっ!?」
「ディーヴァのイイ人だよ。それよりディーヴァ、足は大丈夫か?」
「ダンテがこうやって抱えてくれてるから大丈夫」
靴擦れがひどいが、ダンテが持ち上げているおかげで幾分か楽である。
「この男がディーヴァを誘った先輩か?」
「うん、そうだよ」
なんだ、ディーヴァに触る不届き者かと思った。
ディーヴァの言葉に掴んでいた腕を放して向き直るダンテ。
「おいお前、女に服を贈るならな、見た目だけ良くても駄目だ。
裾を引き摺りすぎててこれじゃ歩きづらい。あと、靴擦れを起こすことまで考えてやらねーやつは紳士じゃねーぞ」
「そんなの…綺麗であればそれでい「あ゙?」ひぃっすみませんっ!」
ドスの利いた声で一喝すると、先輩は悲鳴を上げて謝った。
ダンテはディーヴァの靴を脱がせ、その素足を取り上げて先輩に噛みつくように言う。
「見ろ!ディーヴァの大事なあんよが赤くなっちまっただろっ!!」
くわっ!!
目を見開き言うダンテの顔が怖い。
「ひぃぃぃぃ!!」
「ダンテ、いいから…」
太ももまで露わになってしまい、ディーヴァは顔を赤くしながらダンテを注意した。
「でもな、ディーヴァ…」
「太もも恥ずかしいってば」
「あ、そういうこと」
ダンテは下に降ろすことはせず、足を隠すようにしてディーヴァをしっかりとその腕に抱え直す。
いわゆるお姫様抱っこだ。
そしてその状態で先輩に向き直る。
周りもなんだなんだと注目し始めているため、若干恥ずかしいことは否めない。
「先輩、お誘いいただきありがとうございました。とっても楽しかったです」
「ディーヴァ、きみ…。
優しいね、そこまでボクのことを…」
にっこりと笑って言うディーヴァに先輩は何を勘違いしているのか、自分側についてくれていると思ったようだ。
だがディーヴァのその笑顔は社交辞令である。
本物の笑顔をダンテに向けるディーヴァ。
「いいえ、あたしが好きなのはダンテ。この人だけです。…申し訳ありませんが、これにて先輩とのダンスは終了させていただきますね?
あ、ドレスはあとで洗ってお返しいたします」
「え、あ…う……わかったよ…」
早口で言ってのけたディーヴァのその言葉で振られたことが確定。
先輩はしょんぼりと首を垂れた。
「ディーヴァ、いつまで壁の花になっているんだい?ダンスタイムはまだ終わってないよ」
戻ってきた先輩に腕を引かれ、ディーヴァは転びそうになりながら一歩前へ出る。
せっかく休めていた足にも再び痛みが現れた。
「ですが、一曲でいいと言う約束でしたよ」
「ボクが誘ったプロムでそんなのが通用するとでも?」
「あたし、もう踊りたくありません。足が…」
「足?美しいラインを描く靴を履いてるんだ。ちょっと痛くなるのは当たり前じゃないか。我慢してもらうよ」
「えぇ~っ!?」
さも当たり前のようにシレッと言ってのける先輩。
彼は嫌がるディーヴァをぐいぐいと引っ張った。
「そこまでだ」
ディーヴァは、気がつけば聞き慣れた声と腕の中にいた。
先程までそばにあった先輩の腕はたくましい腕に締め上げられている。
「ダンテッ!?」
「よう、さすがはオレのディーヴァ。この場にいる誰よりも綺麗だ」
こんな目立つ赤いコートを着ているのに気がつかなかった。
それだけこの場には色とりどりのドレスとタキシードが溢れているということか。
「いたたたっ!なんですか、キミはっ!?」
「ディーヴァのイイ人だよ。それよりディーヴァ、足は大丈夫か?」
「ダンテがこうやって抱えてくれてるから大丈夫」
靴擦れがひどいが、ダンテが持ち上げているおかげで幾分か楽である。
「この男がディーヴァを誘った先輩か?」
「うん、そうだよ」
なんだ、ディーヴァに触る不届き者かと思った。
ディーヴァの言葉に掴んでいた腕を放して向き直るダンテ。
「おいお前、女に服を贈るならな、見た目だけ良くても駄目だ。
裾を引き摺りすぎててこれじゃ歩きづらい。あと、靴擦れを起こすことまで考えてやらねーやつは紳士じゃねーぞ」
「そんなの…綺麗であればそれでい「あ゙?」ひぃっすみませんっ!」
ドスの利いた声で一喝すると、先輩は悲鳴を上げて謝った。
ダンテはディーヴァの靴を脱がせ、その素足を取り上げて先輩に噛みつくように言う。
「見ろ!ディーヴァの大事なあんよが赤くなっちまっただろっ!!」
くわっ!!
目を見開き言うダンテの顔が怖い。
「ひぃぃぃぃ!!」
「ダンテ、いいから…」
太ももまで露わになってしまい、ディーヴァは顔を赤くしながらダンテを注意した。
「でもな、ディーヴァ…」
「太もも恥ずかしいってば」
「あ、そういうこと」
ダンテは下に降ろすことはせず、足を隠すようにしてディーヴァをしっかりとその腕に抱え直す。
いわゆるお姫様抱っこだ。
そしてその状態で先輩に向き直る。
周りもなんだなんだと注目し始めているため、若干恥ずかしいことは否めない。
「先輩、お誘いいただきありがとうございました。とっても楽しかったです」
「ディーヴァ、きみ…。
優しいね、そこまでボクのことを…」
にっこりと笑って言うディーヴァに先輩は何を勘違いしているのか、自分側についてくれていると思ったようだ。
だがディーヴァのその笑顔は社交辞令である。
本物の笑顔をダンテに向けるディーヴァ。
「いいえ、あたしが好きなのはダンテ。この人だけです。…申し訳ありませんが、これにて先輩とのダンスは終了させていただきますね?
あ、ドレスはあとで洗ってお返しいたします」
「え、あ…う……わかったよ…」
早口で言ってのけたディーヴァのその言葉で振られたことが確定。
先輩はしょんぼりと首を垂れた。