mission 33:devil castle ~悪魔だらけの依頼~
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城の中をぐるぅり一回りする勢いで巡れば、見つけた残党の悪魔がダンテを追って来た。
ディーヴァはダンテに抱えられているから疲れないが、いかんせん揺られて車酔い状態になるし、背後にちらつく悪魔の量が怖い。
「ダ、ダンテ、こんなにたくさんの悪魔集めるのはいいけど!一体どこで退治する気なの!」
「もう着く」
言った通り、ザッ!と踵を返し、立ち止まるダンテ。
場所は左右から玄関前ホールへ降りることの出来る階段途中の踊り場、少し広めのそのスペース。
「上からも下からもそして左右からも、悪魔が来そうなこんな袋小路でどうするのか?って思うだろ、ステンドグラスを背にすればまあまあ相手しやすいからな」
「あたしはそんな四方八方から襲われるの怖いけどねっ!」
「そら、第一陣、来るぞ!」
踊り場の壮大なステンドグラスを背後に背負い、ダンテは身構えた。
ディーヴァは非戦闘員。
耳もちゃんと塞いで、ダンテの背に隠れるように、抱きつくことで、やり過ごす。
ダンテは、両手に2丁拳銃を構え、左右からなだれ込んで来る悪魔共を次から次に撃ち倒していた。
それはもう楽しそうに時折奇声を上げながら。
ただ撃っただけの銃弾では悪魔は倒れないが、魔力をたんまり込めた弾で悪魔は倒れていく。
それでもかいくぐってくる悪魔はいる。
銃弾だけでは倒れずこちらの懐スレスレまで入ってくる悪魔には、リベリオンの洗礼をお見舞いする。
悪魔がどんなに作戦立ててダンテを襲おうと、ダンテの強さは悪魔を遙かに抜いていた。
パーティー会場と同じように、気がつけば屍累々…否、レッドオーブの山。
悪魔の血が固まった結晶体が、そこかしこに煌めいていた。
バリーーーンッッッ!!
「おっと!そっちから来るとは思わなかったな」
背後の大きなステンドグラスが盛大に割れ、悪魔が外から入ってきた。
割れたガラスが外からの風と来訪者で内側に吹き込む。
「けど、わかってたぜ」
軽く銃弾を悪魔に放ちながら、割れガラスが当たらぬよう、ディーヴァをしっかり抱き込み、ダンテは階段下の玄関ホールへと跳んだ。
ふわりとした浮遊感がディーヴァを襲う。
「きゃっ!いきなり跳ぶとかーっ!」
「悪いディーヴァ、ちょっと後ろで我慢な」
ホールには悪魔はもういないようだ。
今度はディーヴァを背後に下がらせ、ダンテは単身悪魔に向き直る。
ダンテの放った弾丸が目玉に当たったのだろう、隻眼となった目から赤い欠片を流し、悪魔は息を荒くしてダンテにのしのしと近づく。
ステンドグラスからの奇襲攻撃が失敗して、色々とおかんむりのようだ。
「なぜわかったかって?
フ…お前殺気を垂れ流しすぎなんだよ。そんなんじゃバレバレだ。獣臭ぇし」
雄叫びをあげて飛びかかってくる悪魔。
リベリオンを背から抜くダンテ。
「ーjackpotー」
勝負は一瞬だった。
ディーヴァが気がついた時には、悪魔が細切れに寸断され、床に落ちてゆくところだった。
肉の端から、血の一滴から、徐々にレッドオーブに変わっていく悪魔の成れの果てを背景に、ダンテがキラキラして見えた。
「…久しぶりにそのセリフ聞いた…」
「たまにはな。ほら、もう大丈夫だ、お手をどうぞ?」
「ありがと…」
手を取り立ち上がると、ダンテにそのまま抱きしめられた。
そのまま手を絡ませたかと思ったら、片方の手で腰をぐいと引き寄せられる。
「え、なに、…?」
「…月が綺麗だぜ、ディーヴァ。こんな月の下なら、曲なしで踊ってもイイかもな」
密着した体を更に寄せるように、耳に囁く言葉。
“月が綺麗”その言葉は時として“愛しています”という意味を持つ。
ダンテがそれを知っているのかどうかわからないが、少なくともディーヴァの頭の中はその意味の方で満ちている。
いつもダンテが言葉にする“愛してる”よりも詩的でロマンチックで、とても嬉しく感じ、ディーヴァはダンテの肩に手を置いた。
割れたステンドグラスから差し込む弦月の光。
ここに来た時の朧げで怖い感じは一つもなく、空は綺麗に澄んでいる。
そこに浮かぶ月は、煌々と神秘的に輝いていた。
ほんのすこしだけだったが、そんな月が見守る月下で踊ったダンテとディーヴァ。
そこには、先ほどまで悪魔との交戦の場だったのが嘘のような、清らかな空気が暫し流れる。
「よし、補給完了。苦戦してると大変だし、あいつを迎えに行くぞ」
「うん!ピーターのとこ行こ!
ってか、今のダンスはダンテの体力回復の一端だったんだ?」
「さぁて、どう思う?」
ダンスのフォームを解き、2人、階段を登ろうと1段目に足をかける。
その時、ダンテの中の悪魔が何かを捉えた。
「待て、ディーヴァ。何か来る」
「え?」
ダンテ目掛け、一直線に矢のようなものが飛んできた。
「くっ!」
ディーヴァを連れ、後方へと飛び退く。
みれば、ダンテがいた床に深々と刺さる、青白く光る小さくも鋭い剣。
ダンテの飛んだ後をも追うように、何本も刺さっていた。
「避けたか」
いきなりの奇襲に恐怖したか、ホールに響く声にか、ディーヴァがダンテの陰に隠れて怯える。
「ダ、ダンテ…!」
「…大丈夫だ」
玄関ホールを上からぐるりと見下ろせる回廊、その階段近くに、依頼者だと思われる男がいた。
それよりも、ダンテが気になったのは床に刺さる剣の形状。
「敵がまだいるのはお忘れか?」
第二波が来た。
光る剣をこちらに飛ばしながら、階段をゆっくりと降りてくる御仁は、やはり依頼者その人。
ダンテはその剣をリベリオンで弾き返しつつ、依頼者を探った。
依頼してきた時には感じなかった悪魔の気配をその身に纏わせている。
ダンテによく似た魔の気配を。
ディーヴァはダンテに抱えられているから疲れないが、いかんせん揺られて車酔い状態になるし、背後にちらつく悪魔の量が怖い。
「ダ、ダンテ、こんなにたくさんの悪魔集めるのはいいけど!一体どこで退治する気なの!」
「もう着く」
言った通り、ザッ!と踵を返し、立ち止まるダンテ。
場所は左右から玄関前ホールへ降りることの出来る階段途中の踊り場、少し広めのそのスペース。
「上からも下からもそして左右からも、悪魔が来そうなこんな袋小路でどうするのか?って思うだろ、ステンドグラスを背にすればまあまあ相手しやすいからな」
「あたしはそんな四方八方から襲われるの怖いけどねっ!」
「そら、第一陣、来るぞ!」
踊り場の壮大なステンドグラスを背後に背負い、ダンテは身構えた。
ディーヴァは非戦闘員。
耳もちゃんと塞いで、ダンテの背に隠れるように、抱きつくことで、やり過ごす。
ダンテは、両手に2丁拳銃を構え、左右からなだれ込んで来る悪魔共を次から次に撃ち倒していた。
それはもう楽しそうに時折奇声を上げながら。
ただ撃っただけの銃弾では悪魔は倒れないが、魔力をたんまり込めた弾で悪魔は倒れていく。
それでもかいくぐってくる悪魔はいる。
銃弾だけでは倒れずこちらの懐スレスレまで入ってくる悪魔には、リベリオンの洗礼をお見舞いする。
悪魔がどんなに作戦立ててダンテを襲おうと、ダンテの強さは悪魔を遙かに抜いていた。
パーティー会場と同じように、気がつけば屍累々…否、レッドオーブの山。
悪魔の血が固まった結晶体が、そこかしこに煌めいていた。
バリーーーンッッッ!!
「おっと!そっちから来るとは思わなかったな」
背後の大きなステンドグラスが盛大に割れ、悪魔が外から入ってきた。
割れたガラスが外からの風と来訪者で内側に吹き込む。
「けど、わかってたぜ」
軽く銃弾を悪魔に放ちながら、割れガラスが当たらぬよう、ディーヴァをしっかり抱き込み、ダンテは階段下の玄関ホールへと跳んだ。
ふわりとした浮遊感がディーヴァを襲う。
「きゃっ!いきなり跳ぶとかーっ!」
「悪いディーヴァ、ちょっと後ろで我慢な」
ホールには悪魔はもういないようだ。
今度はディーヴァを背後に下がらせ、ダンテは単身悪魔に向き直る。
ダンテの放った弾丸が目玉に当たったのだろう、隻眼となった目から赤い欠片を流し、悪魔は息を荒くしてダンテにのしのしと近づく。
ステンドグラスからの奇襲攻撃が失敗して、色々とおかんむりのようだ。
「なぜわかったかって?
フ…お前殺気を垂れ流しすぎなんだよ。そんなんじゃバレバレだ。獣臭ぇし」
雄叫びをあげて飛びかかってくる悪魔。
リベリオンを背から抜くダンテ。
「ーjackpotー」
勝負は一瞬だった。
ディーヴァが気がついた時には、悪魔が細切れに寸断され、床に落ちてゆくところだった。
肉の端から、血の一滴から、徐々にレッドオーブに変わっていく悪魔の成れの果てを背景に、ダンテがキラキラして見えた。
「…久しぶりにそのセリフ聞いた…」
「たまにはな。ほら、もう大丈夫だ、お手をどうぞ?」
「ありがと…」
手を取り立ち上がると、ダンテにそのまま抱きしめられた。
そのまま手を絡ませたかと思ったら、片方の手で腰をぐいと引き寄せられる。
「え、なに、…?」
「…月が綺麗だぜ、ディーヴァ。こんな月の下なら、曲なしで踊ってもイイかもな」
密着した体を更に寄せるように、耳に囁く言葉。
“月が綺麗”その言葉は時として“愛しています”という意味を持つ。
ダンテがそれを知っているのかどうかわからないが、少なくともディーヴァの頭の中はその意味の方で満ちている。
いつもダンテが言葉にする“愛してる”よりも詩的でロマンチックで、とても嬉しく感じ、ディーヴァはダンテの肩に手を置いた。
割れたステンドグラスから差し込む弦月の光。
ここに来た時の朧げで怖い感じは一つもなく、空は綺麗に澄んでいる。
そこに浮かぶ月は、煌々と神秘的に輝いていた。
ほんのすこしだけだったが、そんな月が見守る月下で踊ったダンテとディーヴァ。
そこには、先ほどまで悪魔との交戦の場だったのが嘘のような、清らかな空気が暫し流れる。
「よし、補給完了。苦戦してると大変だし、あいつを迎えに行くぞ」
「うん!ピーターのとこ行こ!
ってか、今のダンスはダンテの体力回復の一端だったんだ?」
「さぁて、どう思う?」
ダンスのフォームを解き、2人、階段を登ろうと1段目に足をかける。
その時、ダンテの中の悪魔が何かを捉えた。
「待て、ディーヴァ。何か来る」
「え?」
ダンテ目掛け、一直線に矢のようなものが飛んできた。
「くっ!」
ディーヴァを連れ、後方へと飛び退く。
みれば、ダンテがいた床に深々と刺さる、青白く光る小さくも鋭い剣。
ダンテの飛んだ後をも追うように、何本も刺さっていた。
「避けたか」
いきなりの奇襲に恐怖したか、ホールに響く声にか、ディーヴァがダンテの陰に隠れて怯える。
「ダ、ダンテ…!」
「…大丈夫だ」
玄関ホールを上からぐるりと見下ろせる回廊、その階段近くに、依頼者だと思われる男がいた。
それよりも、ダンテが気になったのは床に刺さる剣の形状。
「敵がまだいるのはお忘れか?」
第二波が来た。
光る剣をこちらに飛ばしながら、階段をゆっくりと降りてくる御仁は、やはり依頼者その人。
ダンテはその剣をリベリオンで弾き返しつつ、依頼者を探った。
依頼してきた時には感じなかった悪魔の気配をその身に纏わせている。
ダンテによく似た魔の気配を。
