mission 31:we love amusement park ~王道の遊園地デート~
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「ダンテ?」
「あー、落ち着く。ずっとこうしてたい」
ダンテの前髪や息が首筋に当たってくすぐったい。
ディーヴァもダンテと同じ気持ちだったが、少し意地悪することにした。
「ふふふ、まるで恋人同士だね、まわりもカップルばっかりだし」
「おい、オレ達も恋人同士だろーが!」
「あ、そうだった。なーんてね!」
「ディーヴァ、そりゃきつすぎる冗談だな…」
「ごめんごめん」
「こいつめ、許さん~~~」
「ひゃー!」
柔らかいディーヴァを壊さぬような力加減ではあるが、先ほどより強くぎゅうぎゅうと抱きしめて仕返しする。
「やめて~潰れちゃう~!」
「胸がな」
「~~~違うっ!全部ッ!!」
抱きしめていた力を緩め、代わりに手をその胸へと持っていく。
「ひゃ!」
もみもみもみ………。
さすがにこれはいただけないと、ジタバタもがくディーヴァに合わせ揺れ動く舟。
そして舟の振動をも楽しむダンテ。
「あまり暴れると舟が転覆するぞ」
「ダンテがやめれば暴れないよ!」
「やなこった」
「一応ここ、人前~!そゆこと禁止ぃ~!!」
「他のカップルどもは舟の上という自分達だけの世界でイチャコラ…。オレ達のことなんか目に入らねぇよ。
あー、いい揉み心地だ」
「ひぃぃぃぃ~~~…」
本当はここで更に濃厚なキスでもかましてやりたかったが、今はこれくらいのお仕置きでいいか。
胸を揉めただけで満足満足。
陸地について舟を降りる頃には、ダンテはお肌艶々のゴキゲン、ディーヴァはすっかり疲弊しきっていた。
「ハァハァ…、お舟漕ぐより、疲れた…」
「お疲れさん。オレはたっぷり元気を貰ったぜ?」
「もう……!せっかくのデートなのに、 あーゆーことしちゃダメだからね」
「ディーヴァの体の奥に火がついて欲しくなるもんな~?」
「……何がよ」
「燃え上がる夜はまたあとで」
「はぁ、また変な事考えてる……やだやだ」
「わかってるくせして、かわいいやつだ」
真っ赤になりながら言うディーヴァの頭をぐりぐり撫で回しダンテは笑う。
ダンテの言う通り、その意味は少しはわかってるつもりだし、体も多少は期待してしまっている。
考え出すと火照りが止まらない頬をを冷まそうと、上を向き空を仰ぎ見る。
空は徐々に青から紫、紫から赤へと変わっていくところだ。
「もうちょいしたら夕暮れだね。あと乗れて1つかなぁ…」
「そうだな。あっちの方行こうぜ」
スッと差し出されたダンテの手に指を絡ませ、ディーヴァはぴったりとくっついて歩く。
どこへ連れて行ってくれる気なのだろう、絶叫マシンもホラーハウスも行った今は、もうディーヴァが怖がるものはない。
そうでなくても、ダンテと一緒ならどこだって楽しめる…。
そんな幸せな気持ちだ。
「ん。ダンテ、あれデビルダイブだって」
るんるん気分で歩く道すがら、デビルダイブなるバンジージャンプ形式のアトラクションを見つけた。
デビル、と聞くとダンテを結びつけてしまうのはしかたない事。
「へー。究極のスカイダイビングを体験、ね。ただのバンジージャンプと変わらないじゃねぇか」
「ちょっと違うような気もするけど…やらないの?ダンテ好きそうだよね」
「リアルでデビルダイブはしてるからいい」
「あー……、テメンニグルの外壁から飛び降りたっていうやつだね」
「そ、そ。大体やりたきゃいつでも出来る。それこそ、紐なしバンジーもな」
普通の人間には紐なしバンジーイコール自殺になるが、ダンテにとってはただの移動手段か遊び。
近道!とか言いながらその辺の高層ビルから平気で走り降りそうである。
「ディーヴァこそやらないのか?オレの気持ちを味わう絶好の機会だぞ。気ン持ちいいぜ~」
「結構です」
ディーヴァだと心臓が止まってしまうかもしれない。
「ねぇ、結構歩いたけど乗るのは決まってるの?」
「最後にあれ載ろうと思ってな」
そう言ってダンテが指差したのは園内でも一位二位を争うほど大きな観覧車。
たくさんのゴンドラがゆっくりゆっくり回っていて、一周するのにも結構な時間がかかるという代物だ。
「あれ乗って2人っきりになろうぜ」
「ん……」
返事しつつと、きゅっと繋がれた指を握って『Yes』のサインを出す。
「あ、でも。さっきみたいな変な事はしないでよ?」
「誓って。変なことなんてしない」
「へぇぇぇえ~。じゃあ、朝の荷物チェックであんなもの持ち込んでて、いったい何をしようとしてたのかな~?」
「詳しく聞きたいか?」
ニマ~とイヤラシイ笑みを浮かべてこちらを見るダンテ。
「…別に聞きたくなんてありませんから」
観覧車に辿り着き、ちょうど到着したばかりのゴンドラに乗り込めば、すぐに完全密室。
2人だけの世界へと旅立った。
ゆっくりゆっくり上昇していくゴンドラ。
それに合わせてゆっくりゆっくりと変わっていく空の色と、小さくなっていく地上の風景。
「ひゃー。高いねぇ」
「そうだな~」
興奮気味に窓の外を眺めるディーヴァの細腰を、しっかり支えて共に眺めるダンテ。
安全ではあるが万が一ということもある。
「わ、建物があんなにちっちゃい!人もちっちゃい!」
楽しそうで何よりだ。
だが、どうしたことか、一通り楽しそうに見ていたというのに、今度は窓の外を見て小さくため息を吐いている。
窓に映るディーヴァの瞳は、泣き出しそうなくらい、ひどく憂いを帯びていた。
「ディーヴァ、どうしたんだ?」
「なんだか……」
「うん?」
「なんだか、こんなに大きな世界の中でこんなに小さく見えるところで生きてる自分の存在が、ひどくちっぽけなものに感じるなぁ……と思って」
そう言ってまたため息ひとつ。
「あー、落ち着く。ずっとこうしてたい」
ダンテの前髪や息が首筋に当たってくすぐったい。
ディーヴァもダンテと同じ気持ちだったが、少し意地悪することにした。
「ふふふ、まるで恋人同士だね、まわりもカップルばっかりだし」
「おい、オレ達も恋人同士だろーが!」
「あ、そうだった。なーんてね!」
「ディーヴァ、そりゃきつすぎる冗談だな…」
「ごめんごめん」
「こいつめ、許さん~~~」
「ひゃー!」
柔らかいディーヴァを壊さぬような力加減ではあるが、先ほどより強くぎゅうぎゅうと抱きしめて仕返しする。
「やめて~潰れちゃう~!」
「胸がな」
「~~~違うっ!全部ッ!!」
抱きしめていた力を緩め、代わりに手をその胸へと持っていく。
「ひゃ!」
もみもみもみ………。
さすがにこれはいただけないと、ジタバタもがくディーヴァに合わせ揺れ動く舟。
そして舟の振動をも楽しむダンテ。
「あまり暴れると舟が転覆するぞ」
「ダンテがやめれば暴れないよ!」
「やなこった」
「一応ここ、人前~!そゆこと禁止ぃ~!!」
「他のカップルどもは舟の上という自分達だけの世界でイチャコラ…。オレ達のことなんか目に入らねぇよ。
あー、いい揉み心地だ」
「ひぃぃぃぃ~~~…」
本当はここで更に濃厚なキスでもかましてやりたかったが、今はこれくらいのお仕置きでいいか。
胸を揉めただけで満足満足。
陸地について舟を降りる頃には、ダンテはお肌艶々のゴキゲン、ディーヴァはすっかり疲弊しきっていた。
「ハァハァ…、お舟漕ぐより、疲れた…」
「お疲れさん。オレはたっぷり元気を貰ったぜ?」
「もう……!せっかくのデートなのに、 あーゆーことしちゃダメだからね」
「ディーヴァの体の奥に火がついて欲しくなるもんな~?」
「……何がよ」
「燃え上がる夜はまたあとで」
「はぁ、また変な事考えてる……やだやだ」
「わかってるくせして、かわいいやつだ」
真っ赤になりながら言うディーヴァの頭をぐりぐり撫で回しダンテは笑う。
ダンテの言う通り、その意味は少しはわかってるつもりだし、体も多少は期待してしまっている。
考え出すと火照りが止まらない頬をを冷まそうと、上を向き空を仰ぎ見る。
空は徐々に青から紫、紫から赤へと変わっていくところだ。
「もうちょいしたら夕暮れだね。あと乗れて1つかなぁ…」
「そうだな。あっちの方行こうぜ」
スッと差し出されたダンテの手に指を絡ませ、ディーヴァはぴったりとくっついて歩く。
どこへ連れて行ってくれる気なのだろう、絶叫マシンもホラーハウスも行った今は、もうディーヴァが怖がるものはない。
そうでなくても、ダンテと一緒ならどこだって楽しめる…。
そんな幸せな気持ちだ。
「ん。ダンテ、あれデビルダイブだって」
るんるん気分で歩く道すがら、デビルダイブなるバンジージャンプ形式のアトラクションを見つけた。
デビル、と聞くとダンテを結びつけてしまうのはしかたない事。
「へー。究極のスカイダイビングを体験、ね。ただのバンジージャンプと変わらないじゃねぇか」
「ちょっと違うような気もするけど…やらないの?ダンテ好きそうだよね」
「リアルでデビルダイブはしてるからいい」
「あー……、テメンニグルの外壁から飛び降りたっていうやつだね」
「そ、そ。大体やりたきゃいつでも出来る。それこそ、紐なしバンジーもな」
普通の人間には紐なしバンジーイコール自殺になるが、ダンテにとってはただの移動手段か遊び。
近道!とか言いながらその辺の高層ビルから平気で走り降りそうである。
「ディーヴァこそやらないのか?オレの気持ちを味わう絶好の機会だぞ。気ン持ちいいぜ~」
「結構です」
ディーヴァだと心臓が止まってしまうかもしれない。
「ねぇ、結構歩いたけど乗るのは決まってるの?」
「最後にあれ載ろうと思ってな」
そう言ってダンテが指差したのは園内でも一位二位を争うほど大きな観覧車。
たくさんのゴンドラがゆっくりゆっくり回っていて、一周するのにも結構な時間がかかるという代物だ。
「あれ乗って2人っきりになろうぜ」
「ん……」
返事しつつと、きゅっと繋がれた指を握って『Yes』のサインを出す。
「あ、でも。さっきみたいな変な事はしないでよ?」
「誓って。変なことなんてしない」
「へぇぇぇえ~。じゃあ、朝の荷物チェックであんなもの持ち込んでて、いったい何をしようとしてたのかな~?」
「詳しく聞きたいか?」
ニマ~とイヤラシイ笑みを浮かべてこちらを見るダンテ。
「…別に聞きたくなんてありませんから」
観覧車に辿り着き、ちょうど到着したばかりのゴンドラに乗り込めば、すぐに完全密室。
2人だけの世界へと旅立った。
ゆっくりゆっくり上昇していくゴンドラ。
それに合わせてゆっくりゆっくりと変わっていく空の色と、小さくなっていく地上の風景。
「ひゃー。高いねぇ」
「そうだな~」
興奮気味に窓の外を眺めるディーヴァの細腰を、しっかり支えて共に眺めるダンテ。
安全ではあるが万が一ということもある。
「わ、建物があんなにちっちゃい!人もちっちゃい!」
楽しそうで何よりだ。
だが、どうしたことか、一通り楽しそうに見ていたというのに、今度は窓の外を見て小さくため息を吐いている。
窓に映るディーヴァの瞳は、泣き出しそうなくらい、ひどく憂いを帯びていた。
「ディーヴァ、どうしたんだ?」
「なんだか……」
「うん?」
「なんだか、こんなに大きな世界の中でこんなに小さく見えるところで生きてる自分の存在が、ひどくちっぽけなものに感じるなぁ……と思って」
そう言ってまたため息ひとつ。