mission 29:exposure,denunciation ~悪魔だって傷つく~
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ディーヴァは、目の前の少年のダンテを思い切り抱きしめた。
何かを言おうと口を開きかけても、言う言葉が見つからない…何も言葉にならない。
ただ抱きしめて「もう大丈夫」と、そんな意味を込め、あやすことしかできなかった。
ダンテ自身は何も言わず静かに涙をこぼして抱きしめられているだけだったが、その表情が暗く沈んでいた物から徐々に、太陽が射したように明るくなっていく。
抱きしめていた手を離し、目線を合わせる。
泣いていたダンテは、いつの間にかいつもの大人のダンテに成長していた。
あれだけ固くこわばっていた顔も、柔らかで優しい笑顔に変わっている。
泣き止んだダンテが笑う。
「ありがとう、ディーヴァ」
そして、ダンテもディーヴァも…その世界のすべてが、周りの霧よりも真っ白な光に包まれた。
***
ダンテの目が、悪魔特有の赤いものから普段のアクアマリン色に戻り、吸血行為はそこで終了。
包帯も巻き直したディーヴァは、ダンテと2人、ゆっくりとソファで休んでいた。
ダンテの肩に頭を乗せるようにして、身を寄せ合い、お互いまどろむ。
疲れも溜まっていたか、とろとろと眠りに落ちる一歩手前のディーヴァの頭を撫でてやりながら、ダンテは呟くようにボソッと呟いた。
「オレ、色々考えてみた」
「なぁに?」
ぱちり。
眠かったはずのディーヴァの瞳が開いて、ダンテの顔を見た。
「なんだ、寝るんじゃなかったのかよ。せっかく、寝てる隙に話そうと思ったのによ」
「ダンテのお話は、いつだってちゃんと聞きたいよ。
ダンテは何を考えたの?」
興味津々、という風にダンテの膝の上に居座り青い瞳を覗き込むディーヴァに、秘密にはしておけないと悟ったか、ダンテは話した。
「今回の事で色々考えてな、目が覚めた。
誰に何を思われ、何を罵られようがもう構わないって…な。ディーヴァがいれば、それでいい」
「ダンテ…」
人に認められないのは悲しいものだ。
それでも、ディーヴァさえいればいい…そんな事言われたら恋人としては嬉しくなってしまうもの。
ディーヴァはぎゅっとダンテの胸元に抱きつき、落ち着く鼓動に耳を傾けた。
「愛してる…」
上から降り注ぐ愛の言葉に顔を上げれば、間髪を入れずされるキス。
「ん…っ……」
「…ディーヴァ、…ン…」
…そういえば。
あのいつぞやも経験したダンテの記憶や思い出をなぞる様な感覚、自分が白血球になったような謎の光景は、一体なんだろう…?
アレを経験するたびいつもそう思う。
そう思いながらも、ディーヴァはダンテから優しく施されるキスを受け入れた。
…その内、何かを考える余裕などなくなってしまったが。
キスが続けば続くほどに、気持ち良さが増していく。
激しく苦しい時もあるが、今日のキスはなんだかとっても、気持ち良かった。
「気持ちぃ…、ん、ふぁ…いつものこと、だけど…ダンテのキスのがあたしからするキスよりキモチイイ、ね…。
ダンテったら、…ン、キスがじょうずぅ…」
ダンテが、ふ…と笑みをこぼしてその答えを述べる。
「キスの上手い下手じゃない、愛が気持ち良く感じさせるのさ。
今日のキスには、オレの愛がたっぷりこもってるからな」
「ふぅ~ん?じゃああたしの愛っていつも足りてないのかしらねぇ?」
艶っぽく流し目で言うディーヴァ。
胸があれども、まだまだ色気を出すのはサマになっていない。
ダンテはいつものように、むぎゅっと小さな鼻をつまんだ。
「それは技術点がまだまだ低いのさ」
「んもう、キスのお上手なダンテと一緒にしないで。
だから…もっと、キスが上手くなるように教えて?」
そう言って2人は、再びキスに戻った。
⚫︎あとがき
途中から何書いてるかよくわからなかったので、アレ?と思うところがあるかもしれません。
何かを言おうと口を開きかけても、言う言葉が見つからない…何も言葉にならない。
ただ抱きしめて「もう大丈夫」と、そんな意味を込め、あやすことしかできなかった。
ダンテ自身は何も言わず静かに涙をこぼして抱きしめられているだけだったが、その表情が暗く沈んでいた物から徐々に、太陽が射したように明るくなっていく。
抱きしめていた手を離し、目線を合わせる。
泣いていたダンテは、いつの間にかいつもの大人のダンテに成長していた。
あれだけ固くこわばっていた顔も、柔らかで優しい笑顔に変わっている。
泣き止んだダンテが笑う。
「ありがとう、ディーヴァ」
そして、ダンテもディーヴァも…その世界のすべてが、周りの霧よりも真っ白な光に包まれた。
***
ダンテの目が、悪魔特有の赤いものから普段のアクアマリン色に戻り、吸血行為はそこで終了。
包帯も巻き直したディーヴァは、ダンテと2人、ゆっくりとソファで休んでいた。
ダンテの肩に頭を乗せるようにして、身を寄せ合い、お互いまどろむ。
疲れも溜まっていたか、とろとろと眠りに落ちる一歩手前のディーヴァの頭を撫でてやりながら、ダンテは呟くようにボソッと呟いた。
「オレ、色々考えてみた」
「なぁに?」
ぱちり。
眠かったはずのディーヴァの瞳が開いて、ダンテの顔を見た。
「なんだ、寝るんじゃなかったのかよ。せっかく、寝てる隙に話そうと思ったのによ」
「ダンテのお話は、いつだってちゃんと聞きたいよ。
ダンテは何を考えたの?」
興味津々、という風にダンテの膝の上に居座り青い瞳を覗き込むディーヴァに、秘密にはしておけないと悟ったか、ダンテは話した。
「今回の事で色々考えてな、目が覚めた。
誰に何を思われ、何を罵られようがもう構わないって…な。ディーヴァがいれば、それでいい」
「ダンテ…」
人に認められないのは悲しいものだ。
それでも、ディーヴァさえいればいい…そんな事言われたら恋人としては嬉しくなってしまうもの。
ディーヴァはぎゅっとダンテの胸元に抱きつき、落ち着く鼓動に耳を傾けた。
「愛してる…」
上から降り注ぐ愛の言葉に顔を上げれば、間髪を入れずされるキス。
「ん…っ……」
「…ディーヴァ、…ン…」
…そういえば。
あのいつぞやも経験したダンテの記憶や思い出をなぞる様な感覚、自分が白血球になったような謎の光景は、一体なんだろう…?
アレを経験するたびいつもそう思う。
そう思いながらも、ディーヴァはダンテから優しく施されるキスを受け入れた。
…その内、何かを考える余裕などなくなってしまったが。
キスが続けば続くほどに、気持ち良さが増していく。
激しく苦しい時もあるが、今日のキスはなんだかとっても、気持ち良かった。
「気持ちぃ…、ん、ふぁ…いつものこと、だけど…ダンテのキスのがあたしからするキスよりキモチイイ、ね…。
ダンテったら、…ン、キスがじょうずぅ…」
ダンテが、ふ…と笑みをこぼしてその答えを述べる。
「キスの上手い下手じゃない、愛が気持ち良く感じさせるのさ。
今日のキスには、オレの愛がたっぷりこもってるからな」
「ふぅ~ん?じゃああたしの愛っていつも足りてないのかしらねぇ?」
艶っぽく流し目で言うディーヴァ。
胸があれども、まだまだ色気を出すのはサマになっていない。
ダンテはいつものように、むぎゅっと小さな鼻をつまんだ。
「それは技術点がまだまだ低いのさ」
「んもう、キスのお上手なダンテと一緒にしないで。
だから…もっと、キスが上手くなるように教えて?」
そう言って2人は、再びキスに戻った。
⚫︎あとがき
途中から何書いてるかよくわからなかったので、アレ?と思うところがあるかもしれません。