mission 28:sleepy hollow ~都市伝説~
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死人の樹が見える他の樹の影に隠れ、様子をうかがうダンテとディーヴァ。
森のざわつきは治まらず、ダンテの感覚を刺激する。
「ブルルッ!」
鳴き声とともに青白く生暖かい呼気がダンテにかかる。
背後で、ゲリュオンが出現したのにも気がつかぬほど、目の前にばかり気をとられていた。
「うわ、なんだお前!勝手に出てくんなよ」
青い瞳で自身の背中と、ダンテの服の中に隠れるディーヴァを交互に見つめる。
「え、ディーヴァを乗せろってか?」
確かに今のままじゃ動きづらいし、願ったり叶ったりだ。
だが…。
「ケルピーのようにディーヴァを水中に引きずり込んで、食い散らかすわけじゃねぇだろうな」
んなわけあるかいっ!と、ダンテの頭にかじりつく。
「いてっ!…冗談だよ、ったく」
と、話していれば樹の方が一段とざわついた。
一際大きく、樹、そして森全体が蠢いたかと思うと、樹の根本がパカと開き、スリーピーホロウが出てきた。
下はその空気から察するに、地下ではなく死者の国と繋がっているようだ。
「おいでなすったか…」
ゲリュオンはでかい。
隠れていても相手から丸見えなため、ダンテとディーヴァがここにいるのはすぐばれる。
ダンテはしがみつくディーヴァをそのままに、銃を構えて相手の前に姿を見せた。
…次いでゲリュオンも。
スリーピーホロウの首のない体が、ダンテでもディーヴァでもなく、ゲリュオンに向けられる。
その瞬間、いままでにないくらいフルスピードで、こちらに向かって走ってきた。
首の無い騎士が全速力で向かってくる恐ろしさと言ったら!
逃げるのは性に合わないが、こちらにはこわがりのディーヴァがいるため、ダンテはディーヴァを抱えて逃げの道を選んだ。
「撒いた、か?」
「ダンテ、前ー!!」
撒いたと思ったら、今度は目の前にいた。
夜の暗闇で気がつかなかったが、背景の景色が透けて見えていた。
「よく見たら透けてるぅぅぅ!お、おばけー!」
「へぇ、悪魔であると同時に亡霊なのか。
ゲリュオン、ディーヴァを乗せて逃げとけ」
今さらだが、ゲリュオンにディーヴァを乗せて逃げるよう指示。
ダンテは仁王立ちで銃を構え、スリーピーホロウと対決すべく向かい合った。
だが、剣は構えど相手はダンテには見向きもせず、逃げた方を追っていった。
「って、なんでオレじゃなくてディーヴァの方に行くんだよ!」
それにギョッとしてディーヴァは叫ぶ。
ゲリュオンはその叫びで急いでかけるが、森の中は木の根が邪魔で走りづらい。
ディーヴァを乗せたまま、思いっきり転倒した。
「いたたたた…ぎ、ぎゃあああ!こないでぇぇ」
こっちに近づくスリーピーホロウ。
「幽霊嫌い!お化け嫌い!悪魔も嫌……うん?」
何かの情景が、記憶が、感情がディーヴァの中に流れ込んできた。
「これは、スリーピーホロウの記憶…?」
それによると、スリーピーホロウは昔、この辺り一帯を恐怖に陥れた悪霊だった。
生首はその犠牲者達である。
だが、もう昔の恨みつらみは果たしており、残虐性はなりをひそめ、性格もまるくなったようだ。
そのまま成仏してしまうことも考えた。
だが、人には怖いもの見たさ、という心理がある。
都市伝説とは時代時代ごとに、人々の生活の刺激として常に求められるものである。
そのため、ニューヨーク近郊の都市伝説として君臨していなければという思いから、とどまった。
…というお話。
ディーヴァは追い付いてきたダンテにもわかるようかいつまんで話を聞かせた。
「…ご苦労なこって」
「あ、あはは、幽霊も大変なんだねぇ…」
スリーピーホロウは、悪い人ではないようだ。
…人でもないが。
この話には続きがある。
少し前、今まで乗っていた光る目を持つ愛馬が、ちょっとした喧嘩別れをして成仏してしまい、乗馬に困っていたとのこと。
スリーピーホロウはデュラハンとも呼ばれるが、ヘッドレス・ホースマンという異名も持つ。
都市伝説として成り立たせるには、馬も必要。
乗る馬を探し、ここ最近さ迷っていたのだ。
だからこそ毎日目撃されていた、と…そういうわけ。
「…なんじゃそりゃ。迷惑な話だな」
世界を巻き込んだ兄弟喧嘩をした、ダンテがいえることではない。
森のざわつきは治まらず、ダンテの感覚を刺激する。
「ブルルッ!」
鳴き声とともに青白く生暖かい呼気がダンテにかかる。
背後で、ゲリュオンが出現したのにも気がつかぬほど、目の前にばかり気をとられていた。
「うわ、なんだお前!勝手に出てくんなよ」
青い瞳で自身の背中と、ダンテの服の中に隠れるディーヴァを交互に見つめる。
「え、ディーヴァを乗せろってか?」
確かに今のままじゃ動きづらいし、願ったり叶ったりだ。
だが…。
「ケルピーのようにディーヴァを水中に引きずり込んで、食い散らかすわけじゃねぇだろうな」
んなわけあるかいっ!と、ダンテの頭にかじりつく。
「いてっ!…冗談だよ、ったく」
と、話していれば樹の方が一段とざわついた。
一際大きく、樹、そして森全体が蠢いたかと思うと、樹の根本がパカと開き、スリーピーホロウが出てきた。
下はその空気から察するに、地下ではなく死者の国と繋がっているようだ。
「おいでなすったか…」
ゲリュオンはでかい。
隠れていても相手から丸見えなため、ダンテとディーヴァがここにいるのはすぐばれる。
ダンテはしがみつくディーヴァをそのままに、銃を構えて相手の前に姿を見せた。
…次いでゲリュオンも。
スリーピーホロウの首のない体が、ダンテでもディーヴァでもなく、ゲリュオンに向けられる。
その瞬間、いままでにないくらいフルスピードで、こちらに向かって走ってきた。
首の無い騎士が全速力で向かってくる恐ろしさと言ったら!
逃げるのは性に合わないが、こちらにはこわがりのディーヴァがいるため、ダンテはディーヴァを抱えて逃げの道を選んだ。
「撒いた、か?」
「ダンテ、前ー!!」
撒いたと思ったら、今度は目の前にいた。
夜の暗闇で気がつかなかったが、背景の景色が透けて見えていた。
「よく見たら透けてるぅぅぅ!お、おばけー!」
「へぇ、悪魔であると同時に亡霊なのか。
ゲリュオン、ディーヴァを乗せて逃げとけ」
今さらだが、ゲリュオンにディーヴァを乗せて逃げるよう指示。
ダンテは仁王立ちで銃を構え、スリーピーホロウと対決すべく向かい合った。
だが、剣は構えど相手はダンテには見向きもせず、逃げた方を追っていった。
「って、なんでオレじゃなくてディーヴァの方に行くんだよ!」
それにギョッとしてディーヴァは叫ぶ。
ゲリュオンはその叫びで急いでかけるが、森の中は木の根が邪魔で走りづらい。
ディーヴァを乗せたまま、思いっきり転倒した。
「いたたたた…ぎ、ぎゃあああ!こないでぇぇ」
こっちに近づくスリーピーホロウ。
「幽霊嫌い!お化け嫌い!悪魔も嫌……うん?」
何かの情景が、記憶が、感情がディーヴァの中に流れ込んできた。
「これは、スリーピーホロウの記憶…?」
それによると、スリーピーホロウは昔、この辺り一帯を恐怖に陥れた悪霊だった。
生首はその犠牲者達である。
だが、もう昔の恨みつらみは果たしており、残虐性はなりをひそめ、性格もまるくなったようだ。
そのまま成仏してしまうことも考えた。
だが、人には怖いもの見たさ、という心理がある。
都市伝説とは時代時代ごとに、人々の生活の刺激として常に求められるものである。
そのため、ニューヨーク近郊の都市伝説として君臨していなければという思いから、とどまった。
…というお話。
ディーヴァは追い付いてきたダンテにもわかるようかいつまんで話を聞かせた。
「…ご苦労なこって」
「あ、あはは、幽霊も大変なんだねぇ…」
スリーピーホロウは、悪い人ではないようだ。
…人でもないが。
この話には続きがある。
少し前、今まで乗っていた光る目を持つ愛馬が、ちょっとした喧嘩別れをして成仏してしまい、乗馬に困っていたとのこと。
スリーピーホロウはデュラハンとも呼ばれるが、ヘッドレス・ホースマンという異名も持つ。
都市伝説として成り立たせるには、馬も必要。
乗る馬を探し、ここ最近さ迷っていたのだ。
だからこそ毎日目撃されていた、と…そういうわけ。
「…なんじゃそりゃ。迷惑な話だな」
世界を巻き込んだ兄弟喧嘩をした、ダンテがいえることではない。
