mission 28:sleepy hollow ~都市伝説~
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次の日、ダンテとディーヴァは今回の最大の目的であるカップケーキの店に足を運んでいた。
ダンテと一緒に行きたい場所、ダンテと一緒に見たいもの、ダンテと一緒に食べたいもの、たくさんたくさんある。
だが、どんな観光より今回の目的はカップケーキ、そこは譲らない。?ね
さすが人気の店だけあって混んでいたが、並んで待っている間に、アイシングを絞る工程などが見れて楽しめた。
「ディーヴァも作れんじゃねぇか?よく見といて、あとで作ってみろよ」
「あんなに綺麗にかわいくできるわけないでしょ」
と、アイシング作業の隣にあるのはクリームチーズの塊ではないか。
よく見たら、チーズケーキを作っているようだった。
「チーズケーキもある!」
「メニューによるとライムチーズケーキってやつらしいな」
キラキラした瞳でそれを眺めるディーヴァに、ダンテは何か嫌な予感がした。
「って、まさかディーヴァ…」
「あたしこれにしようかな」
やっぱり!
「おいおい、カップケーキ食べたかったんだろう。ここまで来てチーズケーキか?」
「だってチーズゥ…。
でもカップケーキ…うぬぅ、どっちも買いたい。ダメ?」
「…はぁ、いいけどいっぺんに食うなよ?」
「はーい」
ディーヴァのおねだりにはとことん甘いダンテ。
特に、こういったわがままは叶えてしまう傾向が強い。
それからすぐに自分達の番になってくれた。
様々な味、様々な色のカップケーキが目の前に並んで目移りしてしまう。
実物は雑誌よりかわいく、美味しそうだ。
「きゃーっおいしそうっ!
チーズ味のクリームのカップケーキもあるよ!どうしよダンテ、全部かわいいし美味しそうだよーっ!チーズチーズゥ!」
「だー、もう!ちょっと落ち着け!んで、たまにはチーズ味以外も食えっての」
甘いもの、それも大好きな味の連続にはしゃぐディーヴァと、その歯止め役のダンテ。
いつもなら反対の立ち位置だ。
「お断りしま~す!」
「…ったく」
横目でそんなディーヴァを見てから、ダンテは選ぼうと目の前のメニューを眺める。
「ダンテみたいな名前のカップケーキがある…デビルフード、だって」
「イケメンカップケーキなんて名前のかと思った。
それはチョコレートだらけのやつだよな。…面倒だし、オレのはディーヴァに任せる」
「お任せ…?」
キラーン!
ディーヴァの目が再び輝いた。
「じゃあ全種類買いま~す」
「こらー!」
「嘘嘘、好きな味を買って食べて、あとはお土産にアソートセット買っておしまい!」
バニラカップケーキのアソートは、薄いパステルカラーのアイシングがとてもかわいく、雑誌でそれにしようと決めていたのだ。
ようやく選び、会計を終えたダンテとディーヴァは、頼んだ物を手にテラス席へ移動した。
「カップケーキは美味しいし、天気はいいし、なんか幸せーっ!」
「だな」
のんびりお茶とスイーツを楽しみ、初夏の過ごしやすい日差しを堪能する。
ただ、道行く人は皆お洒落だがせかせかしており、ビジネスマンやキャリアウーマンだらけで少し残念だ。
ダンテも同じことを考えていたらしい。
「ウチの州とは大違い。
やっぱニューヨークなんだよな。生き急ぎやがって…」
「ふふ、ダンテは普段のんびりしすぎなの」
お茶を一口流し込み、周りを今一度見渡す。
「こうしてみると、悪魔の事件はあんまり起きなさそうだよね」
「そうか?前にセントラルパークで遭遇しただろ」
マラソンの応援に行った時の事を言っているようだ。
だか、あの悪魔は…。
「弱かったでしょ」
「オレからすればだけどな」
「ふーん。ダンテは、あたしが最弱って言いたいのかな?」
「当たってるだろ」
「ぬゎんですってぇ…!」
と、言い合いに発展しそうになったところで、乱入者が。
「悪魔の事件かどうか知らんが、ある問題なら今、起きてるぞ」
ダンテと一緒に行きたい場所、ダンテと一緒に見たいもの、ダンテと一緒に食べたいもの、たくさんたくさんある。
だが、どんな観光より今回の目的はカップケーキ、そこは譲らない。?ね
さすが人気の店だけあって混んでいたが、並んで待っている間に、アイシングを絞る工程などが見れて楽しめた。
「ディーヴァも作れんじゃねぇか?よく見といて、あとで作ってみろよ」
「あんなに綺麗にかわいくできるわけないでしょ」
と、アイシング作業の隣にあるのはクリームチーズの塊ではないか。
よく見たら、チーズケーキを作っているようだった。
「チーズケーキもある!」
「メニューによるとライムチーズケーキってやつらしいな」
キラキラした瞳でそれを眺めるディーヴァに、ダンテは何か嫌な予感がした。
「って、まさかディーヴァ…」
「あたしこれにしようかな」
やっぱり!
「おいおい、カップケーキ食べたかったんだろう。ここまで来てチーズケーキか?」
「だってチーズゥ…。
でもカップケーキ…うぬぅ、どっちも買いたい。ダメ?」
「…はぁ、いいけどいっぺんに食うなよ?」
「はーい」
ディーヴァのおねだりにはとことん甘いダンテ。
特に、こういったわがままは叶えてしまう傾向が強い。
それからすぐに自分達の番になってくれた。
様々な味、様々な色のカップケーキが目の前に並んで目移りしてしまう。
実物は雑誌よりかわいく、美味しそうだ。
「きゃーっおいしそうっ!
チーズ味のクリームのカップケーキもあるよ!どうしよダンテ、全部かわいいし美味しそうだよーっ!チーズチーズゥ!」
「だー、もう!ちょっと落ち着け!んで、たまにはチーズ味以外も食えっての」
甘いもの、それも大好きな味の連続にはしゃぐディーヴァと、その歯止め役のダンテ。
いつもなら反対の立ち位置だ。
「お断りしま~す!」
「…ったく」
横目でそんなディーヴァを見てから、ダンテは選ぼうと目の前のメニューを眺める。
「ダンテみたいな名前のカップケーキがある…デビルフード、だって」
「イケメンカップケーキなんて名前のかと思った。
それはチョコレートだらけのやつだよな。…面倒だし、オレのはディーヴァに任せる」
「お任せ…?」
キラーン!
ディーヴァの目が再び輝いた。
「じゃあ全種類買いま~す」
「こらー!」
「嘘嘘、好きな味を買って食べて、あとはお土産にアソートセット買っておしまい!」
バニラカップケーキのアソートは、薄いパステルカラーのアイシングがとてもかわいく、雑誌でそれにしようと決めていたのだ。
ようやく選び、会計を終えたダンテとディーヴァは、頼んだ物を手にテラス席へ移動した。
「カップケーキは美味しいし、天気はいいし、なんか幸せーっ!」
「だな」
のんびりお茶とスイーツを楽しみ、初夏の過ごしやすい日差しを堪能する。
ただ、道行く人は皆お洒落だがせかせかしており、ビジネスマンやキャリアウーマンだらけで少し残念だ。
ダンテも同じことを考えていたらしい。
「ウチの州とは大違い。
やっぱニューヨークなんだよな。生き急ぎやがって…」
「ふふ、ダンテは普段のんびりしすぎなの」
お茶を一口流し込み、周りを今一度見渡す。
「こうしてみると、悪魔の事件はあんまり起きなさそうだよね」
「そうか?前にセントラルパークで遭遇しただろ」
マラソンの応援に行った時の事を言っているようだ。
だか、あの悪魔は…。
「弱かったでしょ」
「オレからすればだけどな」
「ふーん。ダンテは、あたしが最弱って言いたいのかな?」
「当たってるだろ」
「ぬゎんですってぇ…!」
と、言い合いに発展しそうになったところで、乱入者が。
「悪魔の事件かどうか知らんが、ある問題なら今、起きてるぞ」