mission 27:cruel kind and patience ~本音と気遣い~
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ダンテもつられて起き上がり、ディーヴァと見つめ合った。
「ダンテの馬鹿…。だったらお願いだから我慢なんかしないで。
自分の気持ちに嘘はつかないで。ダンテの思いをあたしにぶつけて」
「ディーヴァ…」
ぎゅっ…。
感極まったダンテは、思いきりディーヴァを抱きしめた。
「きゃっ!ダンテ、苦しいよ……離して?」
「ダメだ。オレは今ディーヴァ不足だ。もう少し充電させてくれ」
ダンテの言葉に、ディーヴァはその背に手を回し、ぽんぽんとあやすように叩いた。
「ディーヴァ、オレ…次の機会があるなら、絶対もっと優しく、ゆっくりするからな」
「うん…でも、痛いのは変わらないって聞いた。
あたし…我慢するから、だから、気にしないで」
「ああ。なるべく痛くしないから安心しろ……ディーヴァを怖がらせない」
言い終えると再びディーヴァの充電に戻るダンテ。
ディーヴァの肩に頭を乗せ、全身でディーヴァを確かめるように包み込んで抱きしめる。
「フフッ!まるで子どもが母親に抱きついてるみたい」
「子どもじゃないだろ?恋人だ」
ディーヴァは「そうだね」とクスクス笑った。
クスクスと笑いながら、ディーヴァは気になっていたことを聞く。
「ねーダンテ。勃つ、って何?みんなその表現使うんだけどよくわかんないの」
「……今さらそれかよ…」
驚きに体を離し、ダンテはガシガシと頭を掻く。
言いづらそうにしながらも教えていけば、みるみる内に泣き出しそうなほど真っ赤になるディーヴァの表情。
…これはまだまだ教えることが多そうだ。
まあ、真っ白で純真無垢なディーヴァをオレ色に染め、オレ好みに調教していく過程なのだと、そう考えれば楽しみではあるが。
ディーヴァがダンテの体に身を預け、ホッと安堵のため息を漏らす。
「はふぅー…ダンテの腕の中。ここが一番落ち着く…」
耳をダンテの胸に押し当てれば、聞こえてくるダンテの鼓動。
今までも何度も聞いてきたこれが、ディーヴァにとって一番落ち着く子守唄に聞こえた。
「ずっと一緒にいたい。ずっと聞いていたい。幸せ…」
「オレも幸せだ」
「ダンテも?」
「ああ…」
見上げればすぐそこに、幸福の言葉を紡ぐダンテの唇。
ディーヴァはその唇に、指で触れた。
「前は断られちゃったけど、もう一回聞くよ。あたしからキス…したい。いいかな?」
「もちろんだ。ディーヴァからのキス…ほんとはずっと待ってた」
そのまま、ディーヴァは自らの唇をダンテの唇に重ねた。
「ん…んン…」
「ああ…、幸せ、だ…ディーヴァ…」
ダンテは幸福を感じているようで、キスの合間ごとに言葉を漏らしながら、目を潤ませていた。
ダンテが幸せに感じているなら、これ以上うれしいことはない。
ディーヴァは胸の内が暖かいものに満たされる気分だった。
●あとがき
愛してるからこそ、傷つけたくなくて、触れなかった。
「ダンテの馬鹿…。だったらお願いだから我慢なんかしないで。
自分の気持ちに嘘はつかないで。ダンテの思いをあたしにぶつけて」
「ディーヴァ…」
ぎゅっ…。
感極まったダンテは、思いきりディーヴァを抱きしめた。
「きゃっ!ダンテ、苦しいよ……離して?」
「ダメだ。オレは今ディーヴァ不足だ。もう少し充電させてくれ」
ダンテの言葉に、ディーヴァはその背に手を回し、ぽんぽんとあやすように叩いた。
「ディーヴァ、オレ…次の機会があるなら、絶対もっと優しく、ゆっくりするからな」
「うん…でも、痛いのは変わらないって聞いた。
あたし…我慢するから、だから、気にしないで」
「ああ。なるべく痛くしないから安心しろ……ディーヴァを怖がらせない」
言い終えると再びディーヴァの充電に戻るダンテ。
ディーヴァの肩に頭を乗せ、全身でディーヴァを確かめるように包み込んで抱きしめる。
「フフッ!まるで子どもが母親に抱きついてるみたい」
「子どもじゃないだろ?恋人だ」
ディーヴァは「そうだね」とクスクス笑った。
クスクスと笑いながら、ディーヴァは気になっていたことを聞く。
「ねーダンテ。勃つ、って何?みんなその表現使うんだけどよくわかんないの」
「……今さらそれかよ…」
驚きに体を離し、ダンテはガシガシと頭を掻く。
言いづらそうにしながらも教えていけば、みるみる内に泣き出しそうなほど真っ赤になるディーヴァの表情。
…これはまだまだ教えることが多そうだ。
まあ、真っ白で純真無垢なディーヴァをオレ色に染め、オレ好みに調教していく過程なのだと、そう考えれば楽しみではあるが。
ディーヴァがダンテの体に身を預け、ホッと安堵のため息を漏らす。
「はふぅー…ダンテの腕の中。ここが一番落ち着く…」
耳をダンテの胸に押し当てれば、聞こえてくるダンテの鼓動。
今までも何度も聞いてきたこれが、ディーヴァにとって一番落ち着く子守唄に聞こえた。
「ずっと一緒にいたい。ずっと聞いていたい。幸せ…」
「オレも幸せだ」
「ダンテも?」
「ああ…」
見上げればすぐそこに、幸福の言葉を紡ぐダンテの唇。
ディーヴァはその唇に、指で触れた。
「前は断られちゃったけど、もう一回聞くよ。あたしからキス…したい。いいかな?」
「もちろんだ。ディーヴァからのキス…ほんとはずっと待ってた」
そのまま、ディーヴァは自らの唇をダンテの唇に重ねた。
「ん…んン…」
「ああ…、幸せ、だ…ディーヴァ…」
ダンテは幸福を感じているようで、キスの合間ごとに言葉を漏らしながら、目を潤ませていた。
ダンテが幸せに感じているなら、これ以上うれしいことはない。
ディーヴァは胸の内が暖かいものに満たされる気分だった。
●あとがき
愛してるからこそ、傷つけたくなくて、触れなかった。