mission 27:cruel kind and patience ~本音と気遣い~
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浴槽にじゅうぶんお湯が溜まった。
ダンテは、それを確認してディーヴァに呼び掛ける。
「風呂入れるようになったぞ」
「はぁーい。…よいしょ」
元気に片手をあげたディーヴァは、その場で脱ぎ始める。
一気に脱いだ上半身…といってもブラジャーは着用しているのだが、ダンテの目の前に現れるディーヴァの素肌。
「だから脱衣所で脱げっての…」
「だーいじょーぶ!」
酔いは醒めたのか、肌の赤みはとれている。
ただ…少し言葉の呂律は怪しい。
「風呂、マジで大丈夫か?」
「大丈夫大丈夫、なんならダンテも一緒に入るぅ~?」
「ああ入…いや、入らない」
意識はしっかりしてきたが、本当に大丈夫かよ…。
と不安に思うダンテだが、今回はディーヴァの言葉を信用することにした。
「お風呂、入ってきまぁす!」
「はいはい、溺れないでくださいませお姫様」
ディーヴァはダンテにギューッと抱きつくと、腕を背中に回す。
ダンテもそう言って軽くハグを返した。
その腕で強く抱き締めようと思いながらも、やはりやめてそっと元の位置に戻したのをディーヴァは知らない。
「………」
体や髪を洗い終え湯船に浸かってしばらく、ディーヴァは顔を手で覆って後悔していた。
ああ、なんてこと。
自分はあまりお酒を飲むのに向いていないに違いない。
また、ダンテに迷惑をかけてしまった。
今さら意識が、酔いが完全に醒めたのだ。
前回はあまり覚えてないが、今回は帰ってからのこと…、ほぼ覚えている。
「はぁ~…」
ぶくぶくぶくと、泡を吐き出しながら思うのはダンテのこと。
どうすればいいのだろうか、どうすればダンテが元の変態に…いやいやいや、あまり変態に戻られても困る。
しかし、いきなりスキンシップが少なくなるのはこちらとしても戸惑うし、……さみしい。
まさかとは思うが、ダンテ…今さら押してダメなら引いてみろ、なんていう作戦に出たとかではなかろうか。
ダンテに限ってそんなことあるわけない。
「……まさかね」
その時、ディーヴァのすぐ横に、湯船の中に、天井から何か黒い物が、ぴちょん!と落ちて入った。
悪魔ではない。
が、ディーヴァにしてみれば、悪魔にも等しいであろう存在が、天井に張り付いていて、湯気で滑って落ちてきたのだ。
「へ?……きっ…」
その正体を視界に映したディーヴァの表情が固まり、それから…。
「きゃあああああ!」
思いきり叫んだ。
恐怖がキャパオーバーしたか、そのままなあは気を失って溺れそうになった。
ダンテは、それを確認してディーヴァに呼び掛ける。
「風呂入れるようになったぞ」
「はぁーい。…よいしょ」
元気に片手をあげたディーヴァは、その場で脱ぎ始める。
一気に脱いだ上半身…といってもブラジャーは着用しているのだが、ダンテの目の前に現れるディーヴァの素肌。
「だから脱衣所で脱げっての…」
「だーいじょーぶ!」
酔いは醒めたのか、肌の赤みはとれている。
ただ…少し言葉の呂律は怪しい。
「風呂、マジで大丈夫か?」
「大丈夫大丈夫、なんならダンテも一緒に入るぅ~?」
「ああ入…いや、入らない」
意識はしっかりしてきたが、本当に大丈夫かよ…。
と不安に思うダンテだが、今回はディーヴァの言葉を信用することにした。
「お風呂、入ってきまぁす!」
「はいはい、溺れないでくださいませお姫様」
ディーヴァはダンテにギューッと抱きつくと、腕を背中に回す。
ダンテもそう言って軽くハグを返した。
その腕で強く抱き締めようと思いながらも、やはりやめてそっと元の位置に戻したのをディーヴァは知らない。
「………」
体や髪を洗い終え湯船に浸かってしばらく、ディーヴァは顔を手で覆って後悔していた。
ああ、なんてこと。
自分はあまりお酒を飲むのに向いていないに違いない。
また、ダンテに迷惑をかけてしまった。
今さら意識が、酔いが完全に醒めたのだ。
前回はあまり覚えてないが、今回は帰ってからのこと…、ほぼ覚えている。
「はぁ~…」
ぶくぶくぶくと、泡を吐き出しながら思うのはダンテのこと。
どうすればいいのだろうか、どうすればダンテが元の変態に…いやいやいや、あまり変態に戻られても困る。
しかし、いきなりスキンシップが少なくなるのはこちらとしても戸惑うし、……さみしい。
まさかとは思うが、ダンテ…今さら押してダメなら引いてみろ、なんていう作戦に出たとかではなかろうか。
ダンテに限ってそんなことあるわけない。
「……まさかね」
その時、ディーヴァのすぐ横に、湯船の中に、天井から何か黒い物が、ぴちょん!と落ちて入った。
悪魔ではない。
が、ディーヴァにしてみれば、悪魔にも等しいであろう存在が、天井に張り付いていて、湯気で滑って落ちてきたのだ。
「へ?……きっ…」
その正体を視界に映したディーヴァの表情が固まり、それから…。
「きゃあああああ!」
思いきり叫んだ。
恐怖がキャパオーバーしたか、そのままなあは気を失って溺れそうになった。