mission 3:carrot and …stick? ~赤点と再テスト~
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一方、ディーヴァの指が切れ血が出た瞬間だった。
ダンテ自体もそのディーヴァの血を感じ取ってざわざわしたのは否めない。
だが、元々学校という様々な気…良い気、悪い気どちらもが集まるような場所であるためか、暗がりから悪魔が形を成し始めていた。
いつもはたくさんの人間がいて活気にあふれるこの場所も、今日は人がいないため、陰と陽、その陰の気が強くなっているからかもしれない。
「ゲッ!!こんな時に悪魔かよ…」
現れた悪魔はじわじわとディーヴァのいる教室へ向かっているようだった。
ダンテは屋根から飛び降り、現れた悪魔を撃退すべく動いた。
エボニーとアイボリーは使わない。
背中に背負うリベリオンも使わないという、面倒くさいこと極まりなかったが、素手で全てをボコボコにのした。
剣で斬ることで学校の中を汚したくなかったのだ。
「フッ…テストを頑張るディーヴァの邪魔はさせねーぜ」
ダンテはファイティングポーズのまま、消えていく悪魔に言い放った。
自分がここにいることも、悪魔が現れたこともディーヴァにはばれてはいけない。
それでもその場に残る悪魔のなれの果て…砂をロッカーから拝借した箒で軽く掃く。
掃き掃除をしながらダンテは思う。
「しっかし、なんで悪魔が現れたんだ…?今までも学校に現れてた…わけないか。
そうだったとしたらディーヴァがオレに相談しないはずねぇしな」
うーむ。
箒を杖がわりに体重をかけ、唸る。
「あ。そういやあディーヴァに纏わせてた魔力…テメンニグルん時からそのままだった」
思い当たることといえばそれしかない。
つまり、ダンテがまとわせた悪魔よけの魔力は消えかけていた。
その上、ダンテでなくバージルの魔力がわずか残るだけという状態。
そのバージルは今魔界にいるため、効力はなさない。
ディーヴァは無防備な状態でいたのだ。
「よくぞここまで無防備なままでいて平気だったな…あとで纏わせ直さないと」
ダンテは青ざめ、ディーヴァが帰ったら急いで魔力による守りを施そうと決めた。
試験終了の鐘が鳴る。
「おっと、誰か来る前に帰らないとな。
誰かというか、ディーヴァに見つかりでもしたら大変だ」
見つかったら絶対怒られる。
怒られるくらいならいいが、口をきかないなんてことになりでもしたら…。
ダンテは想像して身震いした。
ともかく、何事もなく終了して良かった。
あとはディーヴァの試験が受かったという報告を待つのみ。
ディーヴァが試験をパスしないかもしれない?
それは絶対ありえない、そうダンテは考えているようだ。
その場を急いであとにするダンテだった。
ダンテ自体もそのディーヴァの血を感じ取ってざわざわしたのは否めない。
だが、元々学校という様々な気…良い気、悪い気どちらもが集まるような場所であるためか、暗がりから悪魔が形を成し始めていた。
いつもはたくさんの人間がいて活気にあふれるこの場所も、今日は人がいないため、陰と陽、その陰の気が強くなっているからかもしれない。
「ゲッ!!こんな時に悪魔かよ…」
現れた悪魔はじわじわとディーヴァのいる教室へ向かっているようだった。
ダンテは屋根から飛び降り、現れた悪魔を撃退すべく動いた。
エボニーとアイボリーは使わない。
背中に背負うリベリオンも使わないという、面倒くさいこと極まりなかったが、素手で全てをボコボコにのした。
剣で斬ることで学校の中を汚したくなかったのだ。
「フッ…テストを頑張るディーヴァの邪魔はさせねーぜ」
ダンテはファイティングポーズのまま、消えていく悪魔に言い放った。
自分がここにいることも、悪魔が現れたこともディーヴァにはばれてはいけない。
それでもその場に残る悪魔のなれの果て…砂をロッカーから拝借した箒で軽く掃く。
掃き掃除をしながらダンテは思う。
「しっかし、なんで悪魔が現れたんだ…?今までも学校に現れてた…わけないか。
そうだったとしたらディーヴァがオレに相談しないはずねぇしな」
うーむ。
箒を杖がわりに体重をかけ、唸る。
「あ。そういやあディーヴァに纏わせてた魔力…テメンニグルん時からそのままだった」
思い当たることといえばそれしかない。
つまり、ダンテがまとわせた悪魔よけの魔力は消えかけていた。
その上、ダンテでなくバージルの魔力がわずか残るだけという状態。
そのバージルは今魔界にいるため、効力はなさない。
ディーヴァは無防備な状態でいたのだ。
「よくぞここまで無防備なままでいて平気だったな…あとで纏わせ直さないと」
ダンテは青ざめ、ディーヴァが帰ったら急いで魔力による守りを施そうと決めた。
試験終了の鐘が鳴る。
「おっと、誰か来る前に帰らないとな。
誰かというか、ディーヴァに見つかりでもしたら大変だ」
見つかったら絶対怒られる。
怒られるくらいならいいが、口をきかないなんてことになりでもしたら…。
ダンテは想像して身震いした。
ともかく、何事もなく終了して良かった。
あとはディーヴァの試験が受かったという報告を待つのみ。
ディーヴァが試験をパスしないかもしれない?
それは絶対ありえない、そうダンテは考えているようだ。
その場を急いであとにするダンテだった。