mission 25:easy proposal ~太陽はいつか月と重なるもの~
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大量の触手に阻まれ、仕方なしに相手をしていたダンテ。
その中でも他の触手と色が違い、さらには大きさも桁違いの一体を見つけたのだ。
その一個体を守るようにしていたことからも、確信した。
こいつを倒せば、道が開けるに違いない、と。
そしてダンテの読んだ通りだった。
その個体を倒したところ、触手全体がバタバタと力なく倒れたのである。
それはディーヴァを苦しめていた触手も同じこと。
ダンテが触手悪魔を倒すと同時に、ディーヴァは触手の拘束から逃れ、糸が切れたマリオネットのように座り込んで動けなくなった。
今だからわかるが、あの触手達が消化吸収担当だったようだ。
あのままだったらディーヴァは危なかったろう……いろいろな意味で。
「大丈夫か、ディーヴァッ!!」
ダンテはディーヴァの元に駆け寄ると、その勢いのまま強く強く抱き締めた。
無言だったディーヴァは、今までに見たこともないくらいカタカタ震えて、ダンテにすがり付く。
「ディーヴァ…?」
「もぉやだ…っ、ぉうち、帰りたぃ……っ」
か細く消え入りそうな声で呟く。
「ああ、さっさとこんなとこ抜け出して帰ろうぜ」
触手の粘液やら体液でごわついてしまったディーヴァの髪を優しく撫でながら、ダンテは自分達を飲み込んだ悪魔の肉壁に剣を向けた。
「さあ、ここから地上に出るぞ。幸い、ここは壁が薄いみたいだからな」
ちょうどディーヴァが貼り付けられていた場所は、地上の風景が透けて見える場所だった。
ちなみに肛門ではない。
悪魔の体内というのは一体どんな構造をしているのだろうか。
横に切り裂いたはずなのに、いざ外界へ逃れてみれば、そこは巨大な悪魔のてっぺんだったようだ。
てっぺんから真っ二つに割れた悪魔はすでに虫の息。
その特性に戸惑って苦戦しただけであり、悪魔自体はいたって弱い雑魚レベル。
言葉を発する余裕なく、ダンテによりそのまま倒されてしまった。
そして、悪魔の亡骸が横たわるこの場所はテメンニグルの中腹。
どこに魔界へ繋がるひずみがあるのかはわからないが、今はそれどころではない。
テメンニグルの中ということで、現れる雑魚を倒しつつ、ダンテは震え続けるディーヴァを抱え、自宅へと急いで向かった。
その中でも他の触手と色が違い、さらには大きさも桁違いの一体を見つけたのだ。
その一個体を守るようにしていたことからも、確信した。
こいつを倒せば、道が開けるに違いない、と。
そしてダンテの読んだ通りだった。
その個体を倒したところ、触手全体がバタバタと力なく倒れたのである。
それはディーヴァを苦しめていた触手も同じこと。
ダンテが触手悪魔を倒すと同時に、ディーヴァは触手の拘束から逃れ、糸が切れたマリオネットのように座り込んで動けなくなった。
今だからわかるが、あの触手達が消化吸収担当だったようだ。
あのままだったらディーヴァは危なかったろう……いろいろな意味で。
「大丈夫か、ディーヴァッ!!」
ダンテはディーヴァの元に駆け寄ると、その勢いのまま強く強く抱き締めた。
無言だったディーヴァは、今までに見たこともないくらいカタカタ震えて、ダンテにすがり付く。
「ディーヴァ…?」
「もぉやだ…っ、ぉうち、帰りたぃ……っ」
か細く消え入りそうな声で呟く。
「ああ、さっさとこんなとこ抜け出して帰ろうぜ」
触手の粘液やら体液でごわついてしまったディーヴァの髪を優しく撫でながら、ダンテは自分達を飲み込んだ悪魔の肉壁に剣を向けた。
「さあ、ここから地上に出るぞ。幸い、ここは壁が薄いみたいだからな」
ちょうどディーヴァが貼り付けられていた場所は、地上の風景が透けて見える場所だった。
ちなみに肛門ではない。
悪魔の体内というのは一体どんな構造をしているのだろうか。
横に切り裂いたはずなのに、いざ外界へ逃れてみれば、そこは巨大な悪魔のてっぺんだったようだ。
てっぺんから真っ二つに割れた悪魔はすでに虫の息。
その特性に戸惑って苦戦しただけであり、悪魔自体はいたって弱い雑魚レベル。
言葉を発する余裕なく、ダンテによりそのまま倒されてしまった。
そして、悪魔の亡骸が横たわるこの場所はテメンニグルの中腹。
どこに魔界へ繋がるひずみがあるのかはわからないが、今はそれどころではない。
テメンニグルの中ということで、現れる雑魚を倒しつつ、ダンテは震え続けるディーヴァを抱え、自宅へと急いで向かった。