mission 24:grown-up and alcohol ~酔ったのはどちら?~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ダイニングキッチンでの作業を終えた2人は、暖炉やテレビのあるリビングルームへと移動した。
もう離さないとばかりに、ぴったりとくっつきあってソファーに身を沈みこませる。
ダンテの胸板にそっと手を置いて寄りかかるディーヴァ。
もっと圧をかけても平気なのだが、ディーヴァがそれじゃ悪いからと、いつもそっと体重をかけるのが常だ。
ダンテは力持ちの半魔だ。
ディーヴァごときの重さなどまったく感じないというに…。
物足りないような、それでいて心地いいような重さがダンテにかかる。
「ダンテ、」
「ん~?」
「…いつもありがとう」
「何だよ、いきなりンなこと言って」
フ、と笑ってディーヴァの髪をやさしく梳いてやる。
「んーん、なんとなく!」
撫でる手を甘受し、ダンテが先ほどダイニングでしてきたように、ディーヴァも鼻先をダンテの皮膚に押し付ける。
ダンテの匂い、やっぱり落ち着く。
「くすぐってぇよ、ディーヴァ」
「ダンテだってさっき散々したことなんだから、おあいこだよ!…ダメ?」
「別にいいが、ディーヴァに渡したいモンあるってのにこのままじゃ渡せないな~」
そのダンテの言葉に、ちょっと残念そうにしながらも顔を上げるディーヴァ。
ダンテ自身も少し名残惜しそうにしつつ、離れていくディーヴァを見送り、そして立ち上がった。
「ちょっと待ってろ」という台詞とともにその場を後にしたダンテ。
十中八九誕生日プレゼントのことだろうと分かっているが、ダンテは何かある度にプレゼントを渡しすぎである。
「あたしは別にダンテがいてくれるだけでじゅうぶん幸せなんだけどなぁ」
それでも、ダンテはいつもディーヴァへ贈るプレゼントを、それはもう幸せそうに選ぶらしいので、ありがたく頂戴することにしている。
そうこうしているうちに、ダンテが戻ってきた。
「待たせたな。………ハッピーバースデー、受け取ってくれ」
ダンテがまるで手の甲に口付けるかのようにその場に傅いて、ディーヴァにプレゼントの箱を差し出す。
「ありがとう。…ねぇ、ダンテ。開けてみてもいい?」
「ああ、もちろんだ」
真っ白な小ぶりの箱を受け取ったディーヴァ。
かかっている紐を解いて蓋を開けると、そこには大きなリボンの縫い付けられた真っ赤なバンスが。
その中央にはキラキラと光を反射して輝く深紅のカットガラスがはめ込まれている。
「わあ、かわいいしすっごく綺麗!
この真ん中の石なんて、ダンテのアミュレットの色に似てておそろいみたいだね」
「だろ?オレとおそろいだ。
髪留めにしたのはディーヴァは髪が長いし、髪留めはいくつあってもいいと思ってな」
「うんっ!大事にするね!」
髪を纏め上げて、早速つけようとしている。
その手をやんわりと下げさせ、ダンテは髪留めを手にとった。
「後ろ向いてみ?」
そっとディーヴァの髪を束ね、ゆるく上に上げる。
ダンテは纏め上げられた天辺に、髪留めをしっかりと留めてこちら側を向かせた。
美しい銀緑の髪に、赤が映えている。
「よく似合ってる」
そのほめ言葉に、ディーヴァはほんのりと頬を朱に染め、はにかんだ。
もう離さないとばかりに、ぴったりとくっつきあってソファーに身を沈みこませる。
ダンテの胸板にそっと手を置いて寄りかかるディーヴァ。
もっと圧をかけても平気なのだが、ディーヴァがそれじゃ悪いからと、いつもそっと体重をかけるのが常だ。
ダンテは力持ちの半魔だ。
ディーヴァごときの重さなどまったく感じないというに…。
物足りないような、それでいて心地いいような重さがダンテにかかる。
「ダンテ、」
「ん~?」
「…いつもありがとう」
「何だよ、いきなりンなこと言って」
フ、と笑ってディーヴァの髪をやさしく梳いてやる。
「んーん、なんとなく!」
撫でる手を甘受し、ダンテが先ほどダイニングでしてきたように、ディーヴァも鼻先をダンテの皮膚に押し付ける。
ダンテの匂い、やっぱり落ち着く。
「くすぐってぇよ、ディーヴァ」
「ダンテだってさっき散々したことなんだから、おあいこだよ!…ダメ?」
「別にいいが、ディーヴァに渡したいモンあるってのにこのままじゃ渡せないな~」
そのダンテの言葉に、ちょっと残念そうにしながらも顔を上げるディーヴァ。
ダンテ自身も少し名残惜しそうにしつつ、離れていくディーヴァを見送り、そして立ち上がった。
「ちょっと待ってろ」という台詞とともにその場を後にしたダンテ。
十中八九誕生日プレゼントのことだろうと分かっているが、ダンテは何かある度にプレゼントを渡しすぎである。
「あたしは別にダンテがいてくれるだけでじゅうぶん幸せなんだけどなぁ」
それでも、ダンテはいつもディーヴァへ贈るプレゼントを、それはもう幸せそうに選ぶらしいので、ありがたく頂戴することにしている。
そうこうしているうちに、ダンテが戻ってきた。
「待たせたな。………ハッピーバースデー、受け取ってくれ」
ダンテがまるで手の甲に口付けるかのようにその場に傅いて、ディーヴァにプレゼントの箱を差し出す。
「ありがとう。…ねぇ、ダンテ。開けてみてもいい?」
「ああ、もちろんだ」
真っ白な小ぶりの箱を受け取ったディーヴァ。
かかっている紐を解いて蓋を開けると、そこには大きなリボンの縫い付けられた真っ赤なバンスが。
その中央にはキラキラと光を反射して輝く深紅のカットガラスがはめ込まれている。
「わあ、かわいいしすっごく綺麗!
この真ん中の石なんて、ダンテのアミュレットの色に似てておそろいみたいだね」
「だろ?オレとおそろいだ。
髪留めにしたのはディーヴァは髪が長いし、髪留めはいくつあってもいいと思ってな」
「うんっ!大事にするね!」
髪を纏め上げて、早速つけようとしている。
その手をやんわりと下げさせ、ダンテは髪留めを手にとった。
「後ろ向いてみ?」
そっとディーヴァの髪を束ね、ゆるく上に上げる。
ダンテは纏め上げられた天辺に、髪留めをしっかりと留めてこちら側を向かせた。
美しい銀緑の髪に、赤が映えている。
「よく似合ってる」
そのほめ言葉に、ディーヴァはほんのりと頬を朱に染め、はにかんだ。