mission 23:bubble bath time ~裸の付き合い~
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一番の恐怖シーンを見なかったとはいえ、じゅうぶんすぎる恐怖をディーヴァに植え付けていった映画。
暗闇や雷、一人で過ごす時間が、更にトラウマになってしまった気がする。
「…で。なんであんな映画を見たあとに限って、あたしはトイレに起きちゃったんだろうね?」
自嘲気味に自分に問いかけてみる。
ディーヴァは夜中にトイレに起きるなど、ほとんどない。
きっと映画鑑賞の際に飲んでいたアイスティーがいけないのだ。
恐怖で喉がカラカラに乾き、思えばけっこうな量をがぶ飲みしていた気がする。
「はぁ…暗いなぁ」
鳥目というほどではないが、ディーヴァは暗闇で目が利かない方である。
じっと目を凝らして、壁のスイッチを探すディーヴァ。
もうしばらくしたら夜が明ける。
太陽が顔を出し始めたら、少し陽が入って廊下も明るくなろう。
それを待てばいいが、そこまで我慢できる気がしない。
「映画のせいだ…うぅ、こわいよ~」
目を凝らしてみてもよくわからないし、真っ暗だといらぬ想像をしてしまい、余計に恐怖が増す。
壁をつたい、スイッチを探して歩く間も、真っ暗闇を睨み付けるディーヴァ。
「電気つければなんとか…こわさも半減する……はず」
早くスイッチを見つけなければ。
心臓がどきどきしているのがよくわかる。
ああ、こわい…どうしよう。
あの数メートル先の暗闇からゾンビやら恐ろしいモンスターか出てきたら?
古井戸からではないが、廊下の曲がり角から黒髪の女幽霊が出てきたら?
我が家にはダンテがいる。
悪魔やらモンスター、お化けが家にやってきたらすぐわかる。
でも、ダンテの悪魔サーチャーが利かなかったら?
掻い潜って自分のところまで来てしまったら?
こわい。
考えれば考えるほどこわい。
…恥ずかしい話だが、漏れてしまいそうだ。
ドキドキどころか、心臓がバクバクして飛び出しそう。
……パチ。
スイッチにようやく手が届き、廊下の電気がカチカチと音をたててついた。
ホッと胸を撫で下ろし、やっとこさ安心する。
夜だし変な映画を見たせいで、こわいことには変わりないが、明かりさえつけばこっちのものだ。
トイレがあるのは階下。
そそくさと階段を降りてゆくディーヴァ。
バチッ…!
……ブゥン…。
「え゙」
電球が切れたような音がし、明かりが消えた。
再び目の前が暗闇に包まれる。
「うそーん!このタイミングで!?」
そのまま急いで降りて下の電気をつければいいのに、恐怖で何も考え付かないディーヴァは、あろうことかぴゅー、とダンテと共に眠る部屋へと戻った。
「ひぃぃぃぃ!ダンテー!!」
ものすごくはやい!
さすが逃げ足だけはトリックスター並みの天使!
暗闇や雷、一人で過ごす時間が、更にトラウマになってしまった気がする。
「…で。なんであんな映画を見たあとに限って、あたしはトイレに起きちゃったんだろうね?」
自嘲気味に自分に問いかけてみる。
ディーヴァは夜中にトイレに起きるなど、ほとんどない。
きっと映画鑑賞の際に飲んでいたアイスティーがいけないのだ。
恐怖で喉がカラカラに乾き、思えばけっこうな量をがぶ飲みしていた気がする。
「はぁ…暗いなぁ」
鳥目というほどではないが、ディーヴァは暗闇で目が利かない方である。
じっと目を凝らして、壁のスイッチを探すディーヴァ。
もうしばらくしたら夜が明ける。
太陽が顔を出し始めたら、少し陽が入って廊下も明るくなろう。
それを待てばいいが、そこまで我慢できる気がしない。
「映画のせいだ…うぅ、こわいよ~」
目を凝らしてみてもよくわからないし、真っ暗だといらぬ想像をしてしまい、余計に恐怖が増す。
壁をつたい、スイッチを探して歩く間も、真っ暗闇を睨み付けるディーヴァ。
「電気つければなんとか…こわさも半減する……はず」
早くスイッチを見つけなければ。
心臓がどきどきしているのがよくわかる。
ああ、こわい…どうしよう。
あの数メートル先の暗闇からゾンビやら恐ろしいモンスターか出てきたら?
古井戸からではないが、廊下の曲がり角から黒髪の女幽霊が出てきたら?
我が家にはダンテがいる。
悪魔やらモンスター、お化けが家にやってきたらすぐわかる。
でも、ダンテの悪魔サーチャーが利かなかったら?
掻い潜って自分のところまで来てしまったら?
こわい。
考えれば考えるほどこわい。
…恥ずかしい話だが、漏れてしまいそうだ。
ドキドキどころか、心臓がバクバクして飛び出しそう。
……パチ。
スイッチにようやく手が届き、廊下の電気がカチカチと音をたててついた。
ホッと胸を撫で下ろし、やっとこさ安心する。
夜だし変な映画を見たせいで、こわいことには変わりないが、明かりさえつけばこっちのものだ。
トイレがあるのは階下。
そそくさと階段を降りてゆくディーヴァ。
バチッ…!
……ブゥン…。
「え゙」
電球が切れたような音がし、明かりが消えた。
再び目の前が暗闇に包まれる。
「うそーん!このタイミングで!?」
そのまま急いで降りて下の電気をつければいいのに、恐怖で何も考え付かないディーヴァは、あろうことかぴゅー、とダンテと共に眠る部屋へと戻った。
「ひぃぃぃぃ!ダンテー!!」
ものすごくはやい!
さすが逃げ足だけはトリックスター並みの天使!