mission 23:bubble bath time ~裸の付き合い~
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「う~ん…」
そのまぶたが震え、エメラルドの双眸がゆっくりと覗いた。
「オハヨ、ディーヴァ」
「…何回目?」
「ラッキーセブン回」
「そう、七回も……」
気を失った回数七回、ちょっと多すぎである。
ディーヴァは深くため息を吐いた。
今までテメンニグルを昇ったり依頼に着いていったりなどダンテに巻き込まれ、死に直行するであろう恐怖を散々味わったディーヴァ。
だが、自身が体験しているわけでもない恐怖の方が恐ろしく感じるとはいったい誰が思っただろう。
情けなさに涙が出そうだ。
「んなにこわいなら、ホラ、こいよ」
「…ん」
ダンテが両手を広げて、その体にディーヴァを招く。
ディーヴァはいそいそと隣から移動して、ダンテの足の間に収まった。
すっぽりとダンテに包まれるディーヴァの小さな体。
「はふぅー…落ち着く…」
今度はため息でなく、ホッとした時の息が漏れた。
相変わらず、目の前の映像はおそろしくて背筋が凍るが、実際の背中にはダンテの体があり、自分を覆って守っている。
両隣とは言わないが横を見ればダンテの腕があり、守られているという実感で恐怖が薄れる。
絶対的な安心感がそこにはあった。
「あーあ、最初からこうしてればよかったよ」
「そうだな」
ぎゅ~とダンテの腕が腹部にまわされ、その顔が肩に乗せられる。
かかる吐息がくすぐったくてしょうがない。
「くすぐったいよ、ダンテ」
「悪い」
ケラケラ笑って身をよじるが、ダンテがそれをさせず、さらに抱きつく力を強くする。
「ディーヴァ…ん、」
「もう、ダンテったら…」
突き出されたダンテの唇。
ディーヴァは首をダンテの方へと回し、ちゅっと音を立てて今度は自分から唇を重ねた。
2人がキスする傍ら、テレビには雑誌のレビューや評論でも一番恐ろしいと言われる最後のシーンが映っている。
今、ディーヴァが前を向いたら卒倒するだろうそれ。
ぐい、とディーヴァの頭を固定し、ディーヴァが前を向かないようにして更なるキスを催促するダンテ。
「ん……もっと、してくれ…」
角度を変えて、唇と唇を重ね合う。
そっとダンテがチャンネルの音量を小さくし、2人は聞こえるリップ音だけに耳を傾けた。
「ダンテ、すき…」
「オレもだよ、ディーヴァ…」
そして、キスを終えると、いつのまにやら映画はエンドロールを迎えていたのだった。
そのまぶたが震え、エメラルドの双眸がゆっくりと覗いた。
「オハヨ、ディーヴァ」
「…何回目?」
「ラッキーセブン回」
「そう、七回も……」
気を失った回数七回、ちょっと多すぎである。
ディーヴァは深くため息を吐いた。
今までテメンニグルを昇ったり依頼に着いていったりなどダンテに巻き込まれ、死に直行するであろう恐怖を散々味わったディーヴァ。
だが、自身が体験しているわけでもない恐怖の方が恐ろしく感じるとはいったい誰が思っただろう。
情けなさに涙が出そうだ。
「んなにこわいなら、ホラ、こいよ」
「…ん」
ダンテが両手を広げて、その体にディーヴァを招く。
ディーヴァはいそいそと隣から移動して、ダンテの足の間に収まった。
すっぽりとダンテに包まれるディーヴァの小さな体。
「はふぅー…落ち着く…」
今度はため息でなく、ホッとした時の息が漏れた。
相変わらず、目の前の映像はおそろしくて背筋が凍るが、実際の背中にはダンテの体があり、自分を覆って守っている。
両隣とは言わないが横を見ればダンテの腕があり、守られているという実感で恐怖が薄れる。
絶対的な安心感がそこにはあった。
「あーあ、最初からこうしてればよかったよ」
「そうだな」
ぎゅ~とダンテの腕が腹部にまわされ、その顔が肩に乗せられる。
かかる吐息がくすぐったくてしょうがない。
「くすぐったいよ、ダンテ」
「悪い」
ケラケラ笑って身をよじるが、ダンテがそれをさせず、さらに抱きつく力を強くする。
「ディーヴァ…ん、」
「もう、ダンテったら…」
突き出されたダンテの唇。
ディーヴァは首をダンテの方へと回し、ちゅっと音を立てて今度は自分から唇を重ねた。
2人がキスする傍ら、テレビには雑誌のレビューや評論でも一番恐ろしいと言われる最後のシーンが映っている。
今、ディーヴァが前を向いたら卒倒するだろうそれ。
ぐい、とディーヴァの頭を固定し、ディーヴァが前を向かないようにして更なるキスを催促するダンテ。
「ん……もっと、してくれ…」
角度を変えて、唇と唇を重ね合う。
そっとダンテがチャンネルの音量を小さくし、2人は聞こえるリップ音だけに耳を傾けた。
「ダンテ、すき…」
「オレもだよ、ディーヴァ…」
そして、キスを終えると、いつのまにやら映画はエンドロールを迎えていたのだった。