mission 22:The Gates of Hell ~天使と堕天使と悪魔~
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やってきたケルベロスやベオウルフに連れられ、ダンテが奥の扉にあるらしい修練場に行ってしまった。
せっかくメンテナンスを粗方終えて、ベストコンディションに近い状態なのだ。
戦わなかったら悪魔じゃない!…とのことらしい。
そのタイミングを見計らってディーヴァは、ロダンに聞きたかった話を振った。
「あの…出会いはダンテを助けに入ったことだって聞きました。なんでダンテを助けてくれたんですか?
「気になるか?」
「ダンテは逆賊と呼ばれたスパーダさんの子孫です。今までの悪魔は全員、ダンテを見るや否や、すぐに滅ぼしにかかりました。
でも貴方は違った…何故ですか?」
「まだ警戒してるみたいだな。何か策略でもあると、そう思ってるんだな」
「すみません…」
ディーヴァ本人ではないが、レディが実の親に謀られたのを間近で体験したディーヴァ。
悪魔を簡単に信用するということほど、怖いものはない。
「なんのことない、気に入ったからだ」
「はへ?そ、それだけ?」
「そう、ただそれだけ」
サングラスに隠れているからなのか、はたまた今の答えでは、信用に足るものを得られなかったか、ディーヴァは未だにロダンを探っていた。
「うーん…わ、かりました…」
「まだ何か聞きたいようだな。いいぜ、答えられる範囲でならいくらでも答えてやる」
立ったままだったロダンが、ディーヴァの目の前にスツールを置いてどっかり腰を下ろす。
ディーヴァも、相手に聞き取りやすく自分が話しやすく座り直した。
「…なら遠慮なく。
魔界のガンスミス…ってことは、少なくとも今は悪魔、なんでしょうけど…元天使ってことは堕天使なんですよね?」
「それを聞いて、堕天して悪魔に転職したいのか?」
「いいえ」
潔いほどきっぱり言い切る。
悪魔は基本的に嫌いで苦手なディーヴァ
だ。
しかし、ケルベロスやネヴァン達のように気の許せる『例外』もいるし、目の前の相手は堕ちたにせよ『天使』だった存在だと言う。
「ただ、どういう反応していいか正直わからないだけです」
「理解するために、その歴史が知りたい、と?」
「まあ、そんなとこですね。それに…天使、堕天使、悪魔…何がどうちがうのかさっぱりです」
それを知って初めて、天使のことが少し理解できる気がする。
「天使が悪の道に染まれば翼は暗闇に染まり、堕天する。堕天して地獄に落ちたらそこからは悪魔に転職完了。それだけだ」
「それだと悪魔も天使も何もかも元は同じみたいですね。何だか余計わからなくなりそうです」
こめかみを抑え、残ったチーズに手を出す。
うん、オレンジピールがほのかに香って、とても美味しい。
「悪魔のような人間がいれば、人間のような悪魔がいる」
その隣のブラックペッパーが入ったチーズを口に含んだロダンがボソッと呟く。
ディーヴァはその言葉にハッとした。
「…これはわかるようだな。ま、愛する者が半分悪魔なんだからわかるか」
ダンテは人間の心を持った、優しい悪魔だ。
そしてきっと、バージルも。
「深く考えるな。自分の眼で見たままを判断するのが正解だ」
「ありがとうございます」
ディーヴァは素直に礼を述べた。
「さて、ここまで話したことだし、少し天使について話を聞かせてやるか。最終的にはそれが聞きたかったんだろう?」
バレバレだったようだ。
「特にお前さんの先祖にあたる『ミカエル』について少し話すか」
「!」
実はディーヴァは祖先の天使について、ほとんど知らない。
自分の祖先がどんな天使か…そんなのはほぼ聞いていないし、家のどこにも逸話が書かれた何かすら見つかっていないのだ。
ただわかるのは祖先である人間と大恋愛をした、ということと、肖像画に描かれたディーヴァとよく似た天使の姿だけだ。
多分、秘密を守るために口頭でのみ、伝わっていたのだろう。
家族が亡くなった今、知る術はない。
せっかくメンテナンスを粗方終えて、ベストコンディションに近い状態なのだ。
戦わなかったら悪魔じゃない!…とのことらしい。
そのタイミングを見計らってディーヴァは、ロダンに聞きたかった話を振った。
「あの…出会いはダンテを助けに入ったことだって聞きました。なんでダンテを助けてくれたんですか?
「気になるか?」
「ダンテは逆賊と呼ばれたスパーダさんの子孫です。今までの悪魔は全員、ダンテを見るや否や、すぐに滅ぼしにかかりました。
でも貴方は違った…何故ですか?」
「まだ警戒してるみたいだな。何か策略でもあると、そう思ってるんだな」
「すみません…」
ディーヴァ本人ではないが、レディが実の親に謀られたのを間近で体験したディーヴァ。
悪魔を簡単に信用するということほど、怖いものはない。
「なんのことない、気に入ったからだ」
「はへ?そ、それだけ?」
「そう、ただそれだけ」
サングラスに隠れているからなのか、はたまた今の答えでは、信用に足るものを得られなかったか、ディーヴァは未だにロダンを探っていた。
「うーん…わ、かりました…」
「まだ何か聞きたいようだな。いいぜ、答えられる範囲でならいくらでも答えてやる」
立ったままだったロダンが、ディーヴァの目の前にスツールを置いてどっかり腰を下ろす。
ディーヴァも、相手に聞き取りやすく自分が話しやすく座り直した。
「…なら遠慮なく。
魔界のガンスミス…ってことは、少なくとも今は悪魔、なんでしょうけど…元天使ってことは堕天使なんですよね?」
「それを聞いて、堕天して悪魔に転職したいのか?」
「いいえ」
潔いほどきっぱり言い切る。
悪魔は基本的に嫌いで苦手なディーヴァ
だ。
しかし、ケルベロスやネヴァン達のように気の許せる『例外』もいるし、目の前の相手は堕ちたにせよ『天使』だった存在だと言う。
「ただ、どういう反応していいか正直わからないだけです」
「理解するために、その歴史が知りたい、と?」
「まあ、そんなとこですね。それに…天使、堕天使、悪魔…何がどうちがうのかさっぱりです」
それを知って初めて、天使のことが少し理解できる気がする。
「天使が悪の道に染まれば翼は暗闇に染まり、堕天する。堕天して地獄に落ちたらそこからは悪魔に転職完了。それだけだ」
「それだと悪魔も天使も何もかも元は同じみたいですね。何だか余計わからなくなりそうです」
こめかみを抑え、残ったチーズに手を出す。
うん、オレンジピールがほのかに香って、とても美味しい。
「悪魔のような人間がいれば、人間のような悪魔がいる」
その隣のブラックペッパーが入ったチーズを口に含んだロダンがボソッと呟く。
ディーヴァはその言葉にハッとした。
「…これはわかるようだな。ま、愛する者が半分悪魔なんだからわかるか」
ダンテは人間の心を持った、優しい悪魔だ。
そしてきっと、バージルも。
「深く考えるな。自分の眼で見たままを判断するのが正解だ」
「ありがとうございます」
ディーヴァは素直に礼を述べた。
「さて、ここまで話したことだし、少し天使について話を聞かせてやるか。最終的にはそれが聞きたかったんだろう?」
バレバレだったようだ。
「特にお前さんの先祖にあたる『ミカエル』について少し話すか」
「!」
実はディーヴァは祖先の天使について、ほとんど知らない。
自分の祖先がどんな天使か…そんなのはほぼ聞いていないし、家のどこにも逸話が書かれた何かすら見つかっていないのだ。
ただわかるのは祖先である人間と大恋愛をした、ということと、肖像画に描かれたディーヴァとよく似た天使の姿だけだ。
多分、秘密を守るために口頭でのみ、伝わっていたのだろう。
家族が亡くなった今、知る術はない。
