mission 22:The Gates of Hell ~天使と堕天使と悪魔~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「TAーMAYAー!!」
日本人は花火を前にすると、こう発言するらしい。
今日は依頼の悪魔を殲滅するついでに、お待ちかねのアルテミスを見せに行こうと思っている。
そのままこれも預けかねないと思ったダンテは、攻撃の際にアルテミスのアシッドレインを連続でぶっ放した。
悪魔の皮膚を埋め尽くさんばかりに次々に刺さったそれに、悪魔が苦しみ悶えてのたうち回る。
相変わらず、反則的なほど高火力で大量な魔力の矢の雨だ。
一気に全滅した悪魔がレッドオーブになるのを確認し、ダンテはゲイツ・オブ・ヘルへと向かった。
広大なスラム街の中にある、とある廃屋。
開けてビックリ、外装の様式と内装の構造とが全く一致しないバーが、中には広がる。
ただ、招かれぬ客やここがただの廃屋だと思っている一般人には、その門扉を潜ることはできないことだけは言っておく。
最初はこんな場所に、悪魔の営むバーがあるなんて全く見当もつかなかった。
その時は、悪魔の気配に敏感なはずの自分が…と少し悔しく感じたのだが、店内は人間界と隔絶され、異空間にあるようなことをチラッと聞いた。
たぶん、切り離された空間と空間の間では悪魔の気配すらわからなくなるのだろう。
アルテミスを持っていくと、いつもと変わらぬ態度で手に持って魅入っていたが、心なしか弾んだ様子だった。
そのあとはお互いの銃の話をし、空腹を忘れて何時間も、銃談義に興じた。
ダンテもロダンも銃が好きだ。
好きな者同士が集まって話し出したら、そう簡単に止まらないのもしかたないだろう。
窓の外には異空間だからか、いつも通りのおどろおどろしい、暗い空気が渦巻いているのが見える。
ここから臨める外の景色はいつも変わらない。
そう、夜だろうが昼だろうが……。
「…っ!!い、今何時だっ!?」
時間にとらわれず過ごすためにと、時計が置かれていない店内。
ロダンは慌てだすダンテに、「もうすぐ明日に変わる時間だ」とだけサラッと伝えた。
嗚呼、おわった…。
ディーヴァに怒られる…。
初めて知ったのだが、実は空間の歪んだ店内からは、今が夜なのか昼なのか、雨が降っているのか…時間や天候がわからないのだった。
今まで知らなかったのは、ここまで長い時間滞在したことがないからに他ならない。
ダンテは帰るからつけといてくれ!とだけ言い残すと、トリックスターもビックリな速さで飛ぶようにして帰っていった。
***
外は真っ暗で大雨という悪天候で、ひっきりなしに雷鳴轟く嵐が吹き荒れていた。
時間はもうすぐシンデレラの魔法の解ける頃。
到着した家はまだ明かりこそついていたが、夕方に少し騒がしくなる魔具もいないためかシンと静まり返っていた。
この分では、ディーヴァはもう寝ているかもしれない。
全身びしょ濡れが気持ち悪く感じ、早くシャワーでさっぱりさせてしまいたい思いに駆られる。
ディーヴァにただいまを言いに行くのは、ベッドに潜り抱き締めたそのあとでもいいだろうと、ダンテはまずバスルームに向うことにした。
「ん?」
…と、奥に続く扉が数センチ開いているのに気がついた。
印象深い大きな緑色の瞳と、極々薄いグリーンの特徴的な髪がわずかに覗き、そこから恨みがましい視線と感情の矢がダンテに向いていた。
「おわっ!びっ………くりしたなぁ!ただいま、ディーヴァ」
扉の隙間から顔をすこーしだけ出し、こちらを覗くディーヴァだ。
家政婦は見た!状態である。
よくよく耳を澄ませば、呪いの言霊を吐きだしているように見受けられた。
「おかえりダンテ。アンチョビのかわりにオリーブ使ってパスタ作ってやる…砂糖の代わりに塩入れて紅茶淹れてやる…トマトジュースに大量のタバスコ入れてやるぅ……」
命に別状のなさそうな呪いだが、正直勘弁してほしい。
地味に傷つく。
日本人は花火を前にすると、こう発言するらしい。
今日は依頼の悪魔を殲滅するついでに、お待ちかねのアルテミスを見せに行こうと思っている。
そのままこれも預けかねないと思ったダンテは、攻撃の際にアルテミスのアシッドレインを連続でぶっ放した。
悪魔の皮膚を埋め尽くさんばかりに次々に刺さったそれに、悪魔が苦しみ悶えてのたうち回る。
相変わらず、反則的なほど高火力で大量な魔力の矢の雨だ。
一気に全滅した悪魔がレッドオーブになるのを確認し、ダンテはゲイツ・オブ・ヘルへと向かった。
広大なスラム街の中にある、とある廃屋。
開けてビックリ、外装の様式と内装の構造とが全く一致しないバーが、中には広がる。
ただ、招かれぬ客やここがただの廃屋だと思っている一般人には、その門扉を潜ることはできないことだけは言っておく。
最初はこんな場所に、悪魔の営むバーがあるなんて全く見当もつかなかった。
その時は、悪魔の気配に敏感なはずの自分が…と少し悔しく感じたのだが、店内は人間界と隔絶され、異空間にあるようなことをチラッと聞いた。
たぶん、切り離された空間と空間の間では悪魔の気配すらわからなくなるのだろう。
アルテミスを持っていくと、いつもと変わらぬ態度で手に持って魅入っていたが、心なしか弾んだ様子だった。
そのあとはお互いの銃の話をし、空腹を忘れて何時間も、銃談義に興じた。
ダンテもロダンも銃が好きだ。
好きな者同士が集まって話し出したら、そう簡単に止まらないのもしかたないだろう。
窓の外には異空間だからか、いつも通りのおどろおどろしい、暗い空気が渦巻いているのが見える。
ここから臨める外の景色はいつも変わらない。
そう、夜だろうが昼だろうが……。
「…っ!!い、今何時だっ!?」
時間にとらわれず過ごすためにと、時計が置かれていない店内。
ロダンは慌てだすダンテに、「もうすぐ明日に変わる時間だ」とだけサラッと伝えた。
嗚呼、おわった…。
ディーヴァに怒られる…。
初めて知ったのだが、実は空間の歪んだ店内からは、今が夜なのか昼なのか、雨が降っているのか…時間や天候がわからないのだった。
今まで知らなかったのは、ここまで長い時間滞在したことがないからに他ならない。
ダンテは帰るからつけといてくれ!とだけ言い残すと、トリックスターもビックリな速さで飛ぶようにして帰っていった。
***
外は真っ暗で大雨という悪天候で、ひっきりなしに雷鳴轟く嵐が吹き荒れていた。
時間はもうすぐシンデレラの魔法の解ける頃。
到着した家はまだ明かりこそついていたが、夕方に少し騒がしくなる魔具もいないためかシンと静まり返っていた。
この分では、ディーヴァはもう寝ているかもしれない。
全身びしょ濡れが気持ち悪く感じ、早くシャワーでさっぱりさせてしまいたい思いに駆られる。
ディーヴァにただいまを言いに行くのは、ベッドに潜り抱き締めたそのあとでもいいだろうと、ダンテはまずバスルームに向うことにした。
「ん?」
…と、奥に続く扉が数センチ開いているのに気がついた。
印象深い大きな緑色の瞳と、極々薄いグリーンの特徴的な髪がわずかに覗き、そこから恨みがましい視線と感情の矢がダンテに向いていた。
「おわっ!びっ………くりしたなぁ!ただいま、ディーヴァ」
扉の隙間から顔をすこーしだけ出し、こちらを覗くディーヴァだ。
家政婦は見た!状態である。
よくよく耳を澄ませば、呪いの言霊を吐きだしているように見受けられた。
「おかえりダンテ。アンチョビのかわりにオリーブ使ってパスタ作ってやる…砂糖の代わりに塩入れて紅茶淹れてやる…トマトジュースに大量のタバスコ入れてやるぅ……」
命に別状のなさそうな呪いだが、正直勘弁してほしい。
地味に傷つく。
