mission 22:The Gates of Hell ~天使と堕天使と悪魔~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
イチゴがなくなればあとは、ディーヴァの艶めく唇を覆い隠すものなど皆無だ。
最初は触れるだけのキスを、徐々に啄むようなキスを。
2人はどちらからでもなく交わしていく。
ディーヴァはダンテの首に手を回し、ダンテはディーヴァの腰をしっかりと引き寄せる。
密着の状況下では、お互いの小さな吐息の音すら聞こえた。
「今度はイチゴ味、だね」
「ああ、こんな味のキスならいくらでもしたいもんだ」
物欲しそうな熱視線をディーヴァに送るダンテは、再びキスをする。
ダンテの好きな、一番愛を感じる、お互いが深く繋がる深い深いキス。
合わさった唇を舌先でノックすれば、ゆるりと鍵のかかった扉――ディーヴァの唇が開く。
入室の許可が出たところで、舌先を潜り込ませ、ディーヴァの舌を自分の方へ導くように絡ませる。
湿潤したお互いの舌は、パズルのピースがカチリと合うようにしっかりと絡み合い、チュクチュクと卑猥にも聞こえる旋律を奏でていた。
「あぁ、…っ…」
満足したダンテが、しっとりねっとり念入りに歯列をなぞりあげると、ディーヴァからは甘い声が漏れる。
「んん、…だん、て…ハァッ」
「…ン、ディーヴァ……」
嗚呼、こうしてるだけで愛を感じる。
溢れんばかりのディーヴァからの、そして自分自身が放つ、愛。
これはディーヴァが天使だからか?
力を与えるだけでなく、愛をもそのキスは対象に与えてくるのだろうか?
そう錯覚してしまいそうなほど、ダンテはディーヴァとのキスに酔いしれていた。
未だフレンチキスでの呼吸法をマスターしきれていないディーヴァが、酸欠で意識を手放さぬよう、ダンテはある程度で解放した。
激しいキスの名残か、お互い口元がテラテラ濡れている。
「ダンテ…気持ちよかった……」
ダンテの胸元にすりよって甘えるディーヴァ。
彼女は今までキスについて、そんなにあからさまな感想を言ったことなんてなかったのに。
驚きと困惑が隠せないダンテに、ディーヴァは、先ほどキスしていた時よりも更に密着し、ぎゅーとすがりついた。
…胸がダイレクトに当たる。
「ディーヴァ、どうしたんだよ?」
まさかまた熱でもあるのだろうか。
あわててディーヴァの額に手をやるも、平熱のようだ。
むしろ体温の高いダンテより低くて、きもちいいひんやり感。
「ね、ダンテ。全身で抱きついていい?コアラみたいに」
「コアラ?」
コアラといえば、葉っぱを食べて木の上で生活するもふもふした動物だ。
たしか、子供をお腹にある袋で育てたり、お腹にしがみつかせて生活していたりする…だったか。
なるほど。
つまりディーヴァは、ダンテのお腹に子コアラのように全力で抱きつきたいということなのだろう。
「そのままダンテのお部屋まで運んで?」
「ああ、いいぜ」
かわいい彼女のお願いだ、誰が断るものか。
ダンテは2つ返事で許可した。
しっかりと抱きついて足をダンテの体に絡ませるディーヴァ。
押し付けられた胸はむぎゅうと形を変えてダンテに当たり、下半身やら太ももの肉感がダンテを嫌でも刺激する。
この体勢、コアラというよりは、かの有名な四十八手の櫓立ちや駅弁、いわゆる対面立位のそれだ。
いや、嬉しいけれど、今それを実行できるわけじゃないんだよな…。
そんなことをボーッと考えていると。
「ダンテがあたしとしたいことについて…少しだけ教えて?」
「…ずいぶんと積極的だな」
抱きついているディーヴァが耳元で小さく囁く。
至近距離から見つめられ、ダンテはディーヴァが落ちぬよう、その腰をしっかりと支えて移動を開始した。
このようにディーヴァもダンテの気持ちに歩み寄りの精神を見せ始めている。
譲歩し、ダンテの願いを必死に叶えようとして健気なものだ。
その気持ちは嬉しいが、抱えているディーヴァの心臓は、まるでヘル=レイスのように爆発してしまいそうなほど、早鐘をうっている。
様子を見るに今のディーヴァのコンディションは緊張…いや、恐怖か。
自分の部屋までたどり着いたダンテは、ゆっくりとディーヴァをベッドに下ろすと、こめかみに軽いキスを送った。
ちゅ。
その頭を撫でながら、ゆっくりとディーヴァの腰から手を離す。
「まだいいって。心臓がバクバクいってるぜ」
「ん…でも……」
「怖いんだろ?無理すんなって。オレはこんだけ待ったんだ、待とうと思えばまだまだ待てる……多分な」
怖いのは当たっている。
ダンテのその返答に、困ったように笑うディーヴァ。
「だけどどうしてもってんなら…そうだな、お言葉に少し甘えて……」
「甘えて?」
ドキドキしながら続きの言葉を待つ。
「お昼寝でもするとしますか」
再びディーヴァの腰に手を回して、2人仲良くベッドに倒れ込んだ。
最初は触れるだけのキスを、徐々に啄むようなキスを。
2人はどちらからでもなく交わしていく。
ディーヴァはダンテの首に手を回し、ダンテはディーヴァの腰をしっかりと引き寄せる。
密着の状況下では、お互いの小さな吐息の音すら聞こえた。
「今度はイチゴ味、だね」
「ああ、こんな味のキスならいくらでもしたいもんだ」
物欲しそうな熱視線をディーヴァに送るダンテは、再びキスをする。
ダンテの好きな、一番愛を感じる、お互いが深く繋がる深い深いキス。
合わさった唇を舌先でノックすれば、ゆるりと鍵のかかった扉――ディーヴァの唇が開く。
入室の許可が出たところで、舌先を潜り込ませ、ディーヴァの舌を自分の方へ導くように絡ませる。
湿潤したお互いの舌は、パズルのピースがカチリと合うようにしっかりと絡み合い、チュクチュクと卑猥にも聞こえる旋律を奏でていた。
「あぁ、…っ…」
満足したダンテが、しっとりねっとり念入りに歯列をなぞりあげると、ディーヴァからは甘い声が漏れる。
「んん、…だん、て…ハァッ」
「…ン、ディーヴァ……」
嗚呼、こうしてるだけで愛を感じる。
溢れんばかりのディーヴァからの、そして自分自身が放つ、愛。
これはディーヴァが天使だからか?
力を与えるだけでなく、愛をもそのキスは対象に与えてくるのだろうか?
そう錯覚してしまいそうなほど、ダンテはディーヴァとのキスに酔いしれていた。
未だフレンチキスでの呼吸法をマスターしきれていないディーヴァが、酸欠で意識を手放さぬよう、ダンテはある程度で解放した。
激しいキスの名残か、お互い口元がテラテラ濡れている。
「ダンテ…気持ちよかった……」
ダンテの胸元にすりよって甘えるディーヴァ。
彼女は今までキスについて、そんなにあからさまな感想を言ったことなんてなかったのに。
驚きと困惑が隠せないダンテに、ディーヴァは、先ほどキスしていた時よりも更に密着し、ぎゅーとすがりついた。
…胸がダイレクトに当たる。
「ディーヴァ、どうしたんだよ?」
まさかまた熱でもあるのだろうか。
あわててディーヴァの額に手をやるも、平熱のようだ。
むしろ体温の高いダンテより低くて、きもちいいひんやり感。
「ね、ダンテ。全身で抱きついていい?コアラみたいに」
「コアラ?」
コアラといえば、葉っぱを食べて木の上で生活するもふもふした動物だ。
たしか、子供をお腹にある袋で育てたり、お腹にしがみつかせて生活していたりする…だったか。
なるほど。
つまりディーヴァは、ダンテのお腹に子コアラのように全力で抱きつきたいということなのだろう。
「そのままダンテのお部屋まで運んで?」
「ああ、いいぜ」
かわいい彼女のお願いだ、誰が断るものか。
ダンテは2つ返事で許可した。
しっかりと抱きついて足をダンテの体に絡ませるディーヴァ。
押し付けられた胸はむぎゅうと形を変えてダンテに当たり、下半身やら太ももの肉感がダンテを嫌でも刺激する。
この体勢、コアラというよりは、かの有名な四十八手の櫓立ちや駅弁、いわゆる対面立位のそれだ。
いや、嬉しいけれど、今それを実行できるわけじゃないんだよな…。
そんなことをボーッと考えていると。
「ダンテがあたしとしたいことについて…少しだけ教えて?」
「…ずいぶんと積極的だな」
抱きついているディーヴァが耳元で小さく囁く。
至近距離から見つめられ、ダンテはディーヴァが落ちぬよう、その腰をしっかりと支えて移動を開始した。
このようにディーヴァもダンテの気持ちに歩み寄りの精神を見せ始めている。
譲歩し、ダンテの願いを必死に叶えようとして健気なものだ。
その気持ちは嬉しいが、抱えているディーヴァの心臓は、まるでヘル=レイスのように爆発してしまいそうなほど、早鐘をうっている。
様子を見るに今のディーヴァのコンディションは緊張…いや、恐怖か。
自分の部屋までたどり着いたダンテは、ゆっくりとディーヴァをベッドに下ろすと、こめかみに軽いキスを送った。
ちゅ。
その頭を撫でながら、ゆっくりとディーヴァの腰から手を離す。
「まだいいって。心臓がバクバクいってるぜ」
「ん…でも……」
「怖いんだろ?無理すんなって。オレはこんだけ待ったんだ、待とうと思えばまだまだ待てる……多分な」
怖いのは当たっている。
ダンテのその返答に、困ったように笑うディーヴァ。
「だけどどうしてもってんなら…そうだな、お言葉に少し甘えて……」
「甘えて?」
ドキドキしながら続きの言葉を待つ。
「お昼寝でもするとしますか」
再びディーヴァの腰に手を回して、2人仲良くベッドに倒れ込んだ。