mission 21:attend and instinct ~優しさの裏の欲求~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
と、そうこうしているうちに電話相手が訪ねて来た。
「ハァイ、ディーヴァ」
年の頃はディーヴァとそう変わらないだろう、黒髪ショートの女性デビルハンター、レディだ。
「あ、レディ。良かった、早く来てくれて」
「天気がいいし外に出ようかと思って、元々準備してたのよ」
「そうだったんだ、ごめんね」
「いいのよ。特にどこに行くとか決めていたわけでもないしね」
「は…?何でレディがこんな朝っぱらからここに…どういうこった、ディーヴァ」
ディーヴァとレディは何やら約束をしていたか、話を進めているがダンテはその会話についていけないでいた。
わけがわからず2人の顔を見るばかり。
しかしいつもならば答えてくれるディーヴァはダンテを無視し、そっぽを向く。
「ディーヴァに電話をもらったから迎えに来たのよ」
「…?今から病院でも行くのか」
まさか実は朝から具合が悪すぎて病院に行きたいから迎えに来てほしい、などとレディに頼んだのだろうか。
現にレディは珍しくタクシーでここまで来ているようだった。
しかし、そうだとしたらレディに頼まず、自分に頼んでくるに決まっている。
やはり、ダンテのその考えはあたっていなかった。
「何言ってるの。うちに泊まりに来るのよ」
「何だって?え…?泊まり?はぁ!?」
素っ頓狂な声をあげ、ダンテはディーヴァの方を向いた。
「聞いてないぞ、んなこと!!」
そう言ってディーヴァの肩に触れるダンテ。
だが、バシッと音を立ててその手は振り払われてしまった。
「…っ」
極め付けにはぷいっと明後日の方向へ顔をやり、こちらには一瞥すら向けないという状態。
随分嫌われてしまったようだ。
「あらら…。貴方のお姫さまのご機嫌はよくないようだから、私から言わせてもらうわよ」
「おう…オレにもよくわかるように説明してくれ」
レディによると、朝、ディーヴァから電話がかかってきたらしい。
なるほど、あの電話か。
そして、風邪をひいている話、このタイミングでダンテと喧嘩してしまったから家に居づらいので泊めてほしい、という話をされたとのことだった。
「別に断ることもないし、いいわよって軽いノリで返事してここに迎えに来たってワケ。
ついでだからうちに来て風邪治すといいわ、ぎくしゃくしてたら治るものも治らないしね。……オーケー?」
「……オーケー」
「でも…なんだか喧嘩というよりは…ディーヴァが相当怒ってるだけみたいだけど、アンタいったい何したの?」
確かに喧嘩したというよりは、ディーヴァが怒っているだけにすぎない。
ダンテ自身はなーにも怒っていないし、むしろ怒るディーヴァすら愛しい、かわいいと恋愛末期状態である。
しょんぼりと眉根を下げたダンテが小さな声で喋る。
「オレはただちょっと…ごにょごにょ」
「ちょっと!?」
しかしディーヴァはちょっと、という言葉がお気に召さなかったようだ。
ダンテとは反対に眉根を釣り上げて怒っている。
「変にからかったり、風邪ひいてる時だっていうのに意識ないあたしにえっちなことしようとしてたじゃない!…汚らわしいッ!!」
ダボっとしたコートから小さく出した指先で、自分の体をダンテから隠すように守るディーヴァ。
その途端、ダンテを見るレディの目が変わった。
「アンタ…」
レディは事務所の机のペン立てに立てかけてあったハサミを手にした。
「いいわ、今すぐ諸悪の根源をやっつけてあげる」
「な、何する気だよ…」
「わかってるでしょ?ちょん切るの」
何をされるかわかったダンテは、サッと顔を青くして後ずさり、その逃走経路を目で確認した。
トリックスターの発動準備は出来ているため、いつでも逃げることは出来そうだ。
…逃げたあとが怖いが。
「レディ、何もしなくていいから。危ないからハサミ置いて?」
「え…あ、そう、ね」
半分冗談、半分本気のレディを止めたのは他でもない、ディーヴァ。
やはりダンテが傷つくのは嫌なのだろう。
レディが大人しくハサミを元あった場所に戻すと、ダンテの顔もホッとした表情に戻った。
「ディーヴァ、オレを許してくれたんだな」
「いや、許してないから。しばらくレディのとこにお世話になります」
ガーン。
キッパリ言われ、ダンテは落ち込んだ。
そんなダンテを放っておいて、ディーヴァはレディの方を向いた。
「レディはあたしがおうちに行ってもお邪魔じゃない?」
「もちろん大丈夫よ」
「よかったぁ……くちんっ!…う~、寒ぃ」
ダンテに向ける顔とは違って、レディには笑顔を見せるディーヴァだったが、やはり絶賛風邪真っ最中なのは変わらない。
ここにきてかわいらしいくしゃみ再び。
「大丈夫?ちゃんとあったかくして治さないとダメね」
まだ羽織っただけで開いたままだったディーヴァのコートの前に手をやり、そっとボタンを閉じていくレディ。
その様子はまるでお姉さんであり、姉妹にでもなった気分。
というか、年はそんなに変わらないはずであるがいつ見てもレディの方が年上にしか見えない。
童顔のせいであろうか…?
「さ、行きましょ」
そのままあれよあれよの間にディーヴァは外のタクシーの中へ。
レディもダンテへ、伝言を残し行ってしまった。
「風邪については気にしなくていいわよ。アンタがいるところじゃ色々心配で治らないだろうし、私が看病して治すから。
何があったかよく知らないけど、安心してディーヴァは任せて。落ち着いたら迎えの連絡入れるわ。
……ついでに詳しくいろいろ聞いといてあげる」
絶望じみた顔のままのダンテをその場に置いて…。
「ハァイ、ディーヴァ」
年の頃はディーヴァとそう変わらないだろう、黒髪ショートの女性デビルハンター、レディだ。
「あ、レディ。良かった、早く来てくれて」
「天気がいいし外に出ようかと思って、元々準備してたのよ」
「そうだったんだ、ごめんね」
「いいのよ。特にどこに行くとか決めていたわけでもないしね」
「は…?何でレディがこんな朝っぱらからここに…どういうこった、ディーヴァ」
ディーヴァとレディは何やら約束をしていたか、話を進めているがダンテはその会話についていけないでいた。
わけがわからず2人の顔を見るばかり。
しかしいつもならば答えてくれるディーヴァはダンテを無視し、そっぽを向く。
「ディーヴァに電話をもらったから迎えに来たのよ」
「…?今から病院でも行くのか」
まさか実は朝から具合が悪すぎて病院に行きたいから迎えに来てほしい、などとレディに頼んだのだろうか。
現にレディは珍しくタクシーでここまで来ているようだった。
しかし、そうだとしたらレディに頼まず、自分に頼んでくるに決まっている。
やはり、ダンテのその考えはあたっていなかった。
「何言ってるの。うちに泊まりに来るのよ」
「何だって?え…?泊まり?はぁ!?」
素っ頓狂な声をあげ、ダンテはディーヴァの方を向いた。
「聞いてないぞ、んなこと!!」
そう言ってディーヴァの肩に触れるダンテ。
だが、バシッと音を立ててその手は振り払われてしまった。
「…っ」
極め付けにはぷいっと明後日の方向へ顔をやり、こちらには一瞥すら向けないという状態。
随分嫌われてしまったようだ。
「あらら…。貴方のお姫さまのご機嫌はよくないようだから、私から言わせてもらうわよ」
「おう…オレにもよくわかるように説明してくれ」
レディによると、朝、ディーヴァから電話がかかってきたらしい。
なるほど、あの電話か。
そして、風邪をひいている話、このタイミングでダンテと喧嘩してしまったから家に居づらいので泊めてほしい、という話をされたとのことだった。
「別に断ることもないし、いいわよって軽いノリで返事してここに迎えに来たってワケ。
ついでだからうちに来て風邪治すといいわ、ぎくしゃくしてたら治るものも治らないしね。……オーケー?」
「……オーケー」
「でも…なんだか喧嘩というよりは…ディーヴァが相当怒ってるだけみたいだけど、アンタいったい何したの?」
確かに喧嘩したというよりは、ディーヴァが怒っているだけにすぎない。
ダンテ自身はなーにも怒っていないし、むしろ怒るディーヴァすら愛しい、かわいいと恋愛末期状態である。
しょんぼりと眉根を下げたダンテが小さな声で喋る。
「オレはただちょっと…ごにょごにょ」
「ちょっと!?」
しかしディーヴァはちょっと、という言葉がお気に召さなかったようだ。
ダンテとは反対に眉根を釣り上げて怒っている。
「変にからかったり、風邪ひいてる時だっていうのに意識ないあたしにえっちなことしようとしてたじゃない!…汚らわしいッ!!」
ダボっとしたコートから小さく出した指先で、自分の体をダンテから隠すように守るディーヴァ。
その途端、ダンテを見るレディの目が変わった。
「アンタ…」
レディは事務所の机のペン立てに立てかけてあったハサミを手にした。
「いいわ、今すぐ諸悪の根源をやっつけてあげる」
「な、何する気だよ…」
「わかってるでしょ?ちょん切るの」
何をされるかわかったダンテは、サッと顔を青くして後ずさり、その逃走経路を目で確認した。
トリックスターの発動準備は出来ているため、いつでも逃げることは出来そうだ。
…逃げたあとが怖いが。
「レディ、何もしなくていいから。危ないからハサミ置いて?」
「え…あ、そう、ね」
半分冗談、半分本気のレディを止めたのは他でもない、ディーヴァ。
やはりダンテが傷つくのは嫌なのだろう。
レディが大人しくハサミを元あった場所に戻すと、ダンテの顔もホッとした表情に戻った。
「ディーヴァ、オレを許してくれたんだな」
「いや、許してないから。しばらくレディのとこにお世話になります」
ガーン。
キッパリ言われ、ダンテは落ち込んだ。
そんなダンテを放っておいて、ディーヴァはレディの方を向いた。
「レディはあたしがおうちに行ってもお邪魔じゃない?」
「もちろん大丈夫よ」
「よかったぁ……くちんっ!…う~、寒ぃ」
ダンテに向ける顔とは違って、レディには笑顔を見せるディーヴァだったが、やはり絶賛風邪真っ最中なのは変わらない。
ここにきてかわいらしいくしゃみ再び。
「大丈夫?ちゃんとあったかくして治さないとダメね」
まだ羽織っただけで開いたままだったディーヴァのコートの前に手をやり、そっとボタンを閉じていくレディ。
その様子はまるでお姉さんであり、姉妹にでもなった気分。
というか、年はそんなに変わらないはずであるがいつ見てもレディの方が年上にしか見えない。
童顔のせいであろうか…?
「さ、行きましょ」
そのままあれよあれよの間にディーヴァは外のタクシーの中へ。
レディもダンテへ、伝言を残し行ってしまった。
「風邪については気にしなくていいわよ。アンタがいるところじゃ色々心配で治らないだろうし、私が看病して治すから。
何があったかよく知らないけど、安心してディーヴァは任せて。落ち着いたら迎えの連絡入れるわ。
……ついでに詳しくいろいろ聞いといてあげる」
絶望じみた顔のままのダンテをその場に置いて…。
