mission 21:attend and instinct ~優しさの裏の欲求~
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ダンテは急いで今の発言を撤回する。
「いや、そうじゃなくって……今のは違うんだ!」
「どう違うの?さっきのがダンテの本心なんでしょ?状況次第で先に進む気満々だったんでしょ?」
「ゔっ…本心っちゃ本心、とも言えなくもない、か……。
確かに昨日は胸を揉んでディーヴァがイイ声で啼いて反応しめしてくれたら先に進めっかなぁ…とか期待したな。ふ、ふへへへ…」
昨日を思い出して、うっとりと悦に入るダンテ。
だが、これはディーヴァの誘導尋問。
「へぇー?」
「あ…!べべべ別に無理矢理やってやろうとかぜんっぜん考えてなかったぜ!
ディーヴァにダメか?って聞いてダメと言われたらすぐやめたし、返事がなかったら続きをしてただけだ!」
「…それってつまり、あたしは寝てたからお返事できないよね」
「あっ……」
誤解を解こうとして、慌ててしどろもどろになればなるほどに墓穴を掘ってしまうダンテ。
そのままディーヴァが誘導尋問していけば、他にも何かしようとしてたらしい話がポロポロ出るわ出るわ。
聞けば聞くほどに、よからぬ話の出てくるダンテだった。
再びディーヴァは憤慨して顔を赤くしたが、ぐっとこらえて感情の爆発をなんとか防ぐ。
表面上は怒りをあらわにしておらず、まるで地雷のスイッチを踏ませて爆発寸前のようにとても静かな怒り。
だが、内面は火薬たっぷりダンテを吹き飛ばしそうなほど、怒り狂っていた。
「あの、ディーヴァ…?」
墓穴を掘りまくってすでにズタボロなダンテが、おずおずといったようにディーヴァに聞く。
ディーヴァはにっこりと張り付けたような笑顔を浮かべ、ダンテがいるのを気にせずにクローゼットへ。
そのまま適当にあたたかそうな服を取り出すと着替えだした。
「なんと!生着替えかディーヴァ!?」
「……
始まったストリップショーにワクワクしだすダンテに対し、始終無言のガン無視なディーヴァ。
そしてササッと着替え終えたかと思えば、ディーヴァはなぜか私服と下着、パジャマ一式、他にも生活必需品らしきものをボストンバックに詰めて持つ。
最後に汚い物を見下すような目をダンテに向けると、ディーヴァは下へ降りていった。
この一連の行動を見て、誰が風邪で体調が悪いと思うのだろう。
ダンテはディーヴァから向けられた蔑みの目がたまらなく愛しく思えた。
嗚呼、その顔もディーヴァからの物だと思うとゾクゾクしてちょっぴり嬉しい。
「って…ディーヴァ!?」
しばらく悦に浸っていたダンテだが、ようやく意識を現実に呼び戻したらしい。
ディーヴァ同様階下へ向かうと、彼女はどこかへと電話していた。
「じゃあよろしくお願いします」
ディーヴァはちょうど電話が終わったらしく、受話器を置いたところのようだ。
「ディーヴァ、どこへ電話してたんだ?」
「………」
「なあ、ディーヴァ……」
「はぁ…。どこだっていいでしょ、ダンテには関係ない」
無視し続けようとも思ったのだが、ダンテが捨てられた子犬のような顔で見てくるのでディーヴァはついに答えた。
その返答はいささか辛辣であるが、ダンテが嫌いになったわけではなく、ただ怒っているからだ。
それにしても子犬、とは…ずいぶんとまぁ、でかい。
「許してくれよ、ダーリン…」
「触らないでくれる?」
ダンテがディーヴァを抱き締めようと手を伸ばしながら、許しを乞う。
その手を払うことすらなく、ディーヴァは笑顔だけで防いだ。
お触りは禁止なもよう。
ダンテはより一層悲しそうな顔でディーヴァを見つめ、あの手この手で許しを求める。
だが、ディーヴァはそっぽを向いたまま。
ダンテを許すことは決してなかった。
「いや、そうじゃなくって……今のは違うんだ!」
「どう違うの?さっきのがダンテの本心なんでしょ?状況次第で先に進む気満々だったんでしょ?」
「ゔっ…本心っちゃ本心、とも言えなくもない、か……。
確かに昨日は胸を揉んでディーヴァがイイ声で啼いて反応しめしてくれたら先に進めっかなぁ…とか期待したな。ふ、ふへへへ…」
昨日を思い出して、うっとりと悦に入るダンテ。
だが、これはディーヴァの誘導尋問。
「へぇー?」
「あ…!べべべ別に無理矢理やってやろうとかぜんっぜん考えてなかったぜ!
ディーヴァにダメか?って聞いてダメと言われたらすぐやめたし、返事がなかったら続きをしてただけだ!」
「…それってつまり、あたしは寝てたからお返事できないよね」
「あっ……」
誤解を解こうとして、慌ててしどろもどろになればなるほどに墓穴を掘ってしまうダンテ。
そのままディーヴァが誘導尋問していけば、他にも何かしようとしてたらしい話がポロポロ出るわ出るわ。
聞けば聞くほどに、よからぬ話の出てくるダンテだった。
再びディーヴァは憤慨して顔を赤くしたが、ぐっとこらえて感情の爆発をなんとか防ぐ。
表面上は怒りをあらわにしておらず、まるで地雷のスイッチを踏ませて爆発寸前のようにとても静かな怒り。
だが、内面は火薬たっぷりダンテを吹き飛ばしそうなほど、怒り狂っていた。
「あの、ディーヴァ…?」
墓穴を掘りまくってすでにズタボロなダンテが、おずおずといったようにディーヴァに聞く。
ディーヴァはにっこりと張り付けたような笑顔を浮かべ、ダンテがいるのを気にせずにクローゼットへ。
そのまま適当にあたたかそうな服を取り出すと着替えだした。
「なんと!生着替えかディーヴァ!?」
「……
始まったストリップショーにワクワクしだすダンテに対し、始終無言のガン無視なディーヴァ。
そしてササッと着替え終えたかと思えば、ディーヴァはなぜか私服と下着、パジャマ一式、他にも生活必需品らしきものをボストンバックに詰めて持つ。
最後に汚い物を見下すような目をダンテに向けると、ディーヴァは下へ降りていった。
この一連の行動を見て、誰が風邪で体調が悪いと思うのだろう。
ダンテはディーヴァから向けられた蔑みの目がたまらなく愛しく思えた。
嗚呼、その顔もディーヴァからの物だと思うとゾクゾクしてちょっぴり嬉しい。
「って…ディーヴァ!?」
しばらく悦に浸っていたダンテだが、ようやく意識を現実に呼び戻したらしい。
ディーヴァ同様階下へ向かうと、彼女はどこかへと電話していた。
「じゃあよろしくお願いします」
ディーヴァはちょうど電話が終わったらしく、受話器を置いたところのようだ。
「ディーヴァ、どこへ電話してたんだ?」
「………」
「なあ、ディーヴァ……」
「はぁ…。どこだっていいでしょ、ダンテには関係ない」
無視し続けようとも思ったのだが、ダンテが捨てられた子犬のような顔で見てくるのでディーヴァはついに答えた。
その返答はいささか辛辣であるが、ダンテが嫌いになったわけではなく、ただ怒っているからだ。
それにしても子犬、とは…ずいぶんとまぁ、でかい。
「許してくれよ、ダーリン…」
「触らないでくれる?」
ダンテがディーヴァを抱き締めようと手を伸ばしながら、許しを乞う。
その手を払うことすらなく、ディーヴァは笑顔だけで防いだ。
お触りは禁止なもよう。
ダンテはより一層悲しそうな顔でディーヴァを見つめ、あの手この手で許しを求める。
だが、ディーヴァはそっぽを向いたまま。
ダンテを許すことは決してなかった。