mission 21:attend and instinct ~優しさの裏の欲求~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「風邪治ってもダンテとしばらく寝ない」
翌朝、ディーヴァの部屋に入ったらおはようの言葉の前に、そんなことを言われてしまった。
ベッドの中で体育座りをし、ディーヴァは壁を向いてダンテの方を一切見ずに言う。
何やら怒っているようで、壁側に歩み寄ってダンテが顔を覗き込めば、ぷくーと頬を膨らませていた。
理由は言わずともわかる。
だが、ディーヴァはひとりぼっちが嫌いなはずだ。
「は…?お前、1人じゃ寝れないくせに何バカなこと言ってんだ?」
「満月の夜は1人で寝てますぅー」
ダンテがディーヴァの体を自分の方に向けて問えば、ディーヴァは逃げるようにして反対を向く。
「それに1人で寝るよりも、ダンテの変態行為の方が危険だとあたしの本能が察知しました。あんな、飢えた獣みたいに……信じらんない」
「いつも一緒に寝てるだろ!?オレのどこが飢えた獣だって?」
「全部です、全部」
「はぁ……」
今までどれだけお預けを食らっているか、どれだけ我慢をしているか……ディーヴァは男の気持ちを全くもってわかっちゃいない。
昨日も、アレくらいですんでよかった。
他の男なら我慢せず、最後までいたしているだろう状況だった。
オレはかなり我慢しているほうだと、自分でも思うんだが……間違ってないよな?な?
「ため息つきたいのはこっちだよ。病人に手を出すなんて…寝てて意識のない人の胸を揉もうとするなんて、ダンテったら何考えてるの?」
ほーら、やっぱりだ。
自分がオレにどれだけの我慢を強いているのか、今だってわかっちゃいない。
実際、風邪ひいたディーヴァに手を出そうとしたオレも悪いんだけど。
「未遂だったんだしあんまり気にするなよ。心配しすぎるとハゲるぞ」
「ハ、ハゲ……ッ!?」
おいおいダンテ、夢主にハゲるはないだろ、ハゲるは。
「怒るとまた熱が上がるぞ」
「一体誰のせいだと思ってるのー!?」
ディーヴァは顔を真っ赤にしてムキーッと怒っている。
ちっとも怖くない。
ダンテはそんなディーヴァすらかわいいと思いながら、考えてみる。
むしろディーヴァの部屋にいく前にしていたアレがバレなくてよかった。
ダンテの言う『アレ』とは、自分の部屋での一連の行動。
ディーヴァがするのは見てみたいものだが、自分側のソレを見られるか知られるかするのはたまったもんじゃない。
あの行動は、なるべく秘密にして墓まで持っていこう。
「あたしが寝てるのをいいことに何か他にしなかったでしょうね…?」
「胸だけだよ、まだ触ってもいなかった。マジで服に手ぇ突っ込んだだけだって」
「ふーん…」
布団を顔の半分まで持ち上げてジト~と、様子をうかがうようにダンテを見るディーヴァ。
ずいぶんと信用がなくなったものだ。
「確認したいんだけどさ、いつも一緒に寝てる時も、なーんにも変なことしてないよね?」
そしてここにきて、今さらな質問。
「なーんにもしてない。目の前の天使様に誓ってもいいぜ」
「なんか信用できないんだけど…うーん」
へらりと笑って言うダンテが逆に怪しく感じるのは、今のディーヴァがダンテをあまり信用していないからかもしれない。
「それとも他に違和感でもあるってのか?」
「違和感って?」
「そうだな…例えば下半身の方に何かを挿れられた痕跡があるだとか、着衣が著しく乱れてるだとか、腰が痛くて立てねぇだとかな」
「……!」
そんな言い方をされれば、疎いディーヴァにもさすがにどういった意味なのか理解できた。
さらには、ダンテが布団の上からディーヴァの下腹部付近をするりと撫でている。
「意味、わかったんだな?」
少し顔をニヤつかせながらからかうように言えば、怒りからではなく、恥ずかしさからディーヴァの顔は朱に染まった。
顔の水分が沸騰したように熱い。
その様子がかわいすぎて、ダンテの中には悪戯心がむくむくとわいた。
「昨日だって胸だけでよかったと思えよ~?
見るだけ、と思ってやってた行動だけど、あわよくばディーヴァの胸をそのまま揉みしだき、先までどんどん進んでやろう、とか少し考えてたからな!HAHAHAHAHA!!」
ベラベラとよく動く口だ。
「………」
ディーヴァ、絶句。
あ、やべ。
と思った時には遅い。
つい調子にのって口を滑らせ、余計なことまでしゃべり過ぎた。
翌朝、ディーヴァの部屋に入ったらおはようの言葉の前に、そんなことを言われてしまった。
ベッドの中で体育座りをし、ディーヴァは壁を向いてダンテの方を一切見ずに言う。
何やら怒っているようで、壁側に歩み寄ってダンテが顔を覗き込めば、ぷくーと頬を膨らませていた。
理由は言わずともわかる。
だが、ディーヴァはひとりぼっちが嫌いなはずだ。
「は…?お前、1人じゃ寝れないくせに何バカなこと言ってんだ?」
「満月の夜は1人で寝てますぅー」
ダンテがディーヴァの体を自分の方に向けて問えば、ディーヴァは逃げるようにして反対を向く。
「それに1人で寝るよりも、ダンテの変態行為の方が危険だとあたしの本能が察知しました。あんな、飢えた獣みたいに……信じらんない」
「いつも一緒に寝てるだろ!?オレのどこが飢えた獣だって?」
「全部です、全部」
「はぁ……」
今までどれだけお預けを食らっているか、どれだけ我慢をしているか……ディーヴァは男の気持ちを全くもってわかっちゃいない。
昨日も、アレくらいですんでよかった。
他の男なら我慢せず、最後までいたしているだろう状況だった。
オレはかなり我慢しているほうだと、自分でも思うんだが……間違ってないよな?な?
「ため息つきたいのはこっちだよ。病人に手を出すなんて…寝てて意識のない人の胸を揉もうとするなんて、ダンテったら何考えてるの?」
ほーら、やっぱりだ。
自分がオレにどれだけの我慢を強いているのか、今だってわかっちゃいない。
実際、風邪ひいたディーヴァに手を出そうとしたオレも悪いんだけど。
「未遂だったんだしあんまり気にするなよ。心配しすぎるとハゲるぞ」
「ハ、ハゲ……ッ!?」
おいおいダンテ、夢主にハゲるはないだろ、ハゲるは。
「怒るとまた熱が上がるぞ」
「一体誰のせいだと思ってるのー!?」
ディーヴァは顔を真っ赤にしてムキーッと怒っている。
ちっとも怖くない。
ダンテはそんなディーヴァすらかわいいと思いながら、考えてみる。
むしろディーヴァの部屋にいく前にしていたアレがバレなくてよかった。
ダンテの言う『アレ』とは、自分の部屋での一連の行動。
ディーヴァがするのは見てみたいものだが、自分側のソレを見られるか知られるかするのはたまったもんじゃない。
あの行動は、なるべく秘密にして墓まで持っていこう。
「あたしが寝てるのをいいことに何か他にしなかったでしょうね…?」
「胸だけだよ、まだ触ってもいなかった。マジで服に手ぇ突っ込んだだけだって」
「ふーん…」
布団を顔の半分まで持ち上げてジト~と、様子をうかがうようにダンテを見るディーヴァ。
ずいぶんと信用がなくなったものだ。
「確認したいんだけどさ、いつも一緒に寝てる時も、なーんにも変なことしてないよね?」
そしてここにきて、今さらな質問。
「なーんにもしてない。目の前の天使様に誓ってもいいぜ」
「なんか信用できないんだけど…うーん」
へらりと笑って言うダンテが逆に怪しく感じるのは、今のディーヴァがダンテをあまり信用していないからかもしれない。
「それとも他に違和感でもあるってのか?」
「違和感って?」
「そうだな…例えば下半身の方に何かを挿れられた痕跡があるだとか、着衣が著しく乱れてるだとか、腰が痛くて立てねぇだとかな」
「……!」
そんな言い方をされれば、疎いディーヴァにもさすがにどういった意味なのか理解できた。
さらには、ダンテが布団の上からディーヴァの下腹部付近をするりと撫でている。
「意味、わかったんだな?」
少し顔をニヤつかせながらからかうように言えば、怒りからではなく、恥ずかしさからディーヴァの顔は朱に染まった。
顔の水分が沸騰したように熱い。
その様子がかわいすぎて、ダンテの中には悪戯心がむくむくとわいた。
「昨日だって胸だけでよかったと思えよ~?
見るだけ、と思ってやってた行動だけど、あわよくばディーヴァの胸をそのまま揉みしだき、先までどんどん進んでやろう、とか少し考えてたからな!HAHAHAHAHA!!」
ベラベラとよく動く口だ。
「………」
ディーヴァ、絶句。
あ、やべ。
と思った時には遅い。
つい調子にのって口を滑らせ、余計なことまでしゃべり過ぎた。