mission 21:attend and instinct ~優しさの裏の欲求~
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さて。
ダンテを待っていたディーヴァは、布団をかぶってダンテがベッドに入ってくるのを待っていたようだ。
ダンテが布団内のあたたかい空気を逃さぬようにするりと入り込むと、すかさずギュッと抱きついてきた。
「うふふ、いらっしゃいませ~、ダンテ!」
「ああ。いらっしゃいました」
「やっぱりダンテって体温が少し高いからか、あったか~い…。冬には重宝するね」
湯たんぽ代わりになる、と擦り寄るディーヴァ。
擦り寄られるのは嬉しいが、なんだか少し聞き捨てならない。
「おい、まさか寒さ対策にオレを呼んだわけじゃないよな?」
「………そんなわけないじゃん」
「なんだその間。風邪ひいて寒いってのもあるんだろうからいいけどな。
さあさあ寝ろ寝ろ、治るもんも治んねぇぜ」
ポンポン、背中に回した腕で優しくはたきディーヴァを眠りにいざなうダンテ。
ディーヴァはとろとろとまぶたを下げてダンテに身を預けきった。
「ふにゃ、あたしをあっためてねダンテ。おやす…すぴー…」
「早っ」
おやすみ十秒。
一人きりから解放され、そばにあるあたたかさに安心したのかダンテに体をぴったりくっつけ素足を絡ませディーヴァは眠りに落ちた。
なるほど、足が冷えている。
ダンテは絡められたディーヴァの足に自らの足の熱を明け渡すように当てた。
しかし…胸が当たる。
その胸だけで。
ぴったりくっついた体…その衣服の内側へと意識を飛ばすだけで、自室で行っていたことが思い出される。
思い出せば鼓動が早くなり、体の一部分だけがとても熱く元気になる。
しかし、何もすることが出来ない。
何もしてはいけない。
否、するわけにはいかないのだ。
つらい、つらすぎる。
いわゆる蛇の生殺し、生き地獄と言うものだ。
なのに傍らの愛しい存在と来たら…スヤスヤと幸せそうにあどけない寝顔をこちらに向けている。
まぁ仕方ないか、まだそういった知識については子どもなのだから。
むしろ、極東に伝わる物語の人物、光源氏と同じ、自分好みの女を1から育てる…という男のロマンが味わえるのだ。
それについては喜ばしい。
それでも今の自分の本能と理性の葛藤を考えれば、ちとつらい。
「どんだけ我慢してると思ってんだよ、人の気も知らねぇで」
だからといって今さら別々に眠るわけにはいかない。
ディーヴァは暖を求めてくっついてくるし、その小さな手はダンテのシャツを掴み、足は絡んでいる。
小憎らしげにつんつんとつつくダンテ。
すると、ディーヴァの軽い体は、いとも簡単にころりと転がってしまった。
案外、手も足も弱い力でダンテにくっついていたようだ。
「おっと!」
あと数センチでベッドから落ちるという瞬間、ダンテは引き戻すようにディーヴァを支えた。
ぺらっ。
ディーヴァの来ているふわふわモコモコのパジャマがダイナミックにはだけてしまった。
そういえばディーヴァは、寝苦しいからと下着は着ないといっていなかったか。
つまりだ。
そのはだけた布地を、さらに上へと数センチ捲ってしまえば、白くやわらかく大きなお山があらわとなろう。
実物を見たことくらいある。
だがハプニングで一瞬見たのみで、まじまじとじっくり堪能したことなど皆無。
これはチャンスではないか?
いや、相手は寝ている。
そんな寝込みを襲うようなことは…。
うん、はだけたパジャマを直すふりをして見るだけなら、10秒だけ、いや20秒だけ、いやいや30秒だけ!
ドキドキしながら手を伸ばし、ダンテは欲望のまま突っ走った。
その目は興奮でギラついている。
衣服の隙間から手を侵入させ、胸に手が届こうとするその瞬間、ディーヴァのエメラルドの瞳がパチッと開いた。
ダンテは咄嗟のことで、体を固まらせた。
そしてすぐ状況を確認し、理解するディーヴァ。
「ダンテ…な、に…してるの…ッ!?ぃやっ!!
「こ、これには深いわけが…」
「いやあああ!あっちいって!変態っ!!」
バッチーン!
ダンテの頬には少しの間、例によって真っ赤な紅葉が散った。
1人じゃ寝れないことの多いディーヴァも、今回ばかりは1人で眠ったらしい。
ダンテを待っていたディーヴァは、布団をかぶってダンテがベッドに入ってくるのを待っていたようだ。
ダンテが布団内のあたたかい空気を逃さぬようにするりと入り込むと、すかさずギュッと抱きついてきた。
「うふふ、いらっしゃいませ~、ダンテ!」
「ああ。いらっしゃいました」
「やっぱりダンテって体温が少し高いからか、あったか~い…。冬には重宝するね」
湯たんぽ代わりになる、と擦り寄るディーヴァ。
擦り寄られるのは嬉しいが、なんだか少し聞き捨てならない。
「おい、まさか寒さ対策にオレを呼んだわけじゃないよな?」
「………そんなわけないじゃん」
「なんだその間。風邪ひいて寒いってのもあるんだろうからいいけどな。
さあさあ寝ろ寝ろ、治るもんも治んねぇぜ」
ポンポン、背中に回した腕で優しくはたきディーヴァを眠りにいざなうダンテ。
ディーヴァはとろとろとまぶたを下げてダンテに身を預けきった。
「ふにゃ、あたしをあっためてねダンテ。おやす…すぴー…」
「早っ」
おやすみ十秒。
一人きりから解放され、そばにあるあたたかさに安心したのかダンテに体をぴったりくっつけ素足を絡ませディーヴァは眠りに落ちた。
なるほど、足が冷えている。
ダンテは絡められたディーヴァの足に自らの足の熱を明け渡すように当てた。
しかし…胸が当たる。
その胸だけで。
ぴったりくっついた体…その衣服の内側へと意識を飛ばすだけで、自室で行っていたことが思い出される。
思い出せば鼓動が早くなり、体の一部分だけがとても熱く元気になる。
しかし、何もすることが出来ない。
何もしてはいけない。
否、するわけにはいかないのだ。
つらい、つらすぎる。
いわゆる蛇の生殺し、生き地獄と言うものだ。
なのに傍らの愛しい存在と来たら…スヤスヤと幸せそうにあどけない寝顔をこちらに向けている。
まぁ仕方ないか、まだそういった知識については子どもなのだから。
むしろ、極東に伝わる物語の人物、光源氏と同じ、自分好みの女を1から育てる…という男のロマンが味わえるのだ。
それについては喜ばしい。
それでも今の自分の本能と理性の葛藤を考えれば、ちとつらい。
「どんだけ我慢してると思ってんだよ、人の気も知らねぇで」
だからといって今さら別々に眠るわけにはいかない。
ディーヴァは暖を求めてくっついてくるし、その小さな手はダンテのシャツを掴み、足は絡んでいる。
小憎らしげにつんつんとつつくダンテ。
すると、ディーヴァの軽い体は、いとも簡単にころりと転がってしまった。
案外、手も足も弱い力でダンテにくっついていたようだ。
「おっと!」
あと数センチでベッドから落ちるという瞬間、ダンテは引き戻すようにディーヴァを支えた。
ぺらっ。
ディーヴァの来ているふわふわモコモコのパジャマがダイナミックにはだけてしまった。
そういえばディーヴァは、寝苦しいからと下着は着ないといっていなかったか。
つまりだ。
そのはだけた布地を、さらに上へと数センチ捲ってしまえば、白くやわらかく大きなお山があらわとなろう。
実物を見たことくらいある。
だがハプニングで一瞬見たのみで、まじまじとじっくり堪能したことなど皆無。
これはチャンスではないか?
いや、相手は寝ている。
そんな寝込みを襲うようなことは…。
うん、はだけたパジャマを直すふりをして見るだけなら、10秒だけ、いや20秒だけ、いやいや30秒だけ!
ドキドキしながら手を伸ばし、ダンテは欲望のまま突っ走った。
その目は興奮でギラついている。
衣服の隙間から手を侵入させ、胸に手が届こうとするその瞬間、ディーヴァのエメラルドの瞳がパチッと開いた。
ダンテは咄嗟のことで、体を固まらせた。
そしてすぐ状況を確認し、理解するディーヴァ。
「ダンテ…な、に…してるの…ッ!?ぃやっ!!
「こ、これには深いわけが…」
「いやあああ!あっちいって!変態っ!!」
バッチーン!
ダンテの頬には少しの間、例によって真っ赤な紅葉が散った。
1人じゃ寝れないことの多いディーヴァも、今回ばかりは1人で眠ったらしい。