mission 21:attend and instinct ~優しさの裏の欲求~
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ダンテは買い物も合格、調理も合格だった。
今は2人で暖かい部屋にてチーズフォンデュを食べている。
「はふはふ、あっつぅ…!」
串に刺したパンを熱々チーズに潜らせ、たっぷりチーズが絡み付いたそれを少し冷ましただけで急いでぱくり。
「美味いか?」
「うん!美味しいよありがとダンテ」
熱そうにしながらもとても嬉しそうにディーヴァはキラキラした笑みを浮かべる。
この笑顔が見られるなら、頑張ったかいがあるというものだ。
「そりゃよかった。火傷しないようにちゃんと冷ましてから食えよ」
「はーい」
ふー、ふー。
熱そうなそれがいい具合に冷めたところで口の中へと急がせる。
急がなくては、早く食べたい思いばかり先行してよだれが垂れてしまいそうだった。
と、口に投入する直前で食材からチーズがでろーんとこぼれた。
「あ、やだこぼれちゃった!」
よだれがこぼれなかっただけましか。
一滴も逃さないとでもいうようにディーヴァは、チーズを唇で啜り上げ、取りこぼしを手のひらに受ける。
「ひぇぇ、もったいない!」
「あーあ、拭くもの持ってくるから待ってろって」
とろり、ぽたり。
舐めきれなかったチーズが筋となって、口の端から流れ落ちた。
手のひらにまたひとしずく、とろりと落ちていく。
「ん…いいよ。舐めちゃうから」
「舐めるって……ッ!?」
ぺろぺろちゅぱちゅぱ。
口許から流れる白いチーズと、手のひらに受けた白いチーズを舐めとるディーヴァは、やけに扇情的にダンテの目に映った。
それはダンテにとって、よからぬ想像を働かせるには十分すぎる。
加えて。
風邪が治りきっていない上に、温かいものを摂取してほんのり赤く染まった頬である。
チーズフォンデュ、最高じゃねぇか!!
と、ダンテは思ったそうな。
「はぁ…美味しい。ダンテ、チーズは舐めるだけでも美味しかったよ~」
「そ、そうか…!………なぁディーヴァ」
「ん?なぁにダンテ」
ペロッと口の端のチーズを指でとって最後のひと舐めしながら聞く。
「一度『ダンテの美味しい!』って言いながら舐めて食べてくれるか」
「え、別にいいけど…。普通はダンテの作ったチーズフォンデュ美味しい、じゃない?略しすぎだよ」
「まあまあ」
なんか変だがいいか。
美味しいもの、しかも好物であるチーズを食べている時のディーヴァの気持ちは寛大だ。
ディーヴァはどこか怪しい顔のダンテを訝しげに思いながらも、皿の食材を手にした。
そしてダンテは食材の中にはソーセージがあるのを忘れていた。
ディーヴァはあろうことかこのタイミングで、ソーセージの刺さった串にチーズを絡ませ始めたではないか!
「ぐーるぐるかーらまーせ、チーズちゃんー」
機嫌がいいのかうきうき歌なんぞ歌いながらチーズフォンデュを楽しむディーヴァ。
「お前ホントに元気だな!まあ、まだ万全じゃないだろうから風邪薬は飲んでもらうぜ」
「もちろん。粉薬じゃなければいいよ!」
余談だが、苦いのが嫌いなディーヴァは粉薬が大嫌いである。
「さあさあ、ディーヴァ。そこについたチーズを舐めながら秘密の合言葉を!」
「はいはい」
ぺろぺろ、ほんのりソーセージの味がついたチーズがとても美味しい。
「はぁやっぱり美味しい…ダンテの(作ったチーズフォンデュ)濃厚でとっても美味しいよ、ありがとっ!」
「~~~っ!!」
ダンテ悦に入るの巻。
行動とセリフがミスマッチ・ゼロ!
すごく…、すごく合っている……!!
意識せず、ダンテの中の何かがとても元気になる。
その場でディーヴァを押し倒して事に及んでしまいたかった、と後のダンテは語った。
しかし、ダンテは直後に顔を真っ青にすることとなる。
チーズをぺろぺろしていたディーヴァががぶり、とソーセージを噛み千切ったからだ。
おっと、これは痛い。
ダンテはディーヴァには見えないところで、小さく下の方を手で押さえた。
「うっ…!!それはないぜ、ディーヴァ」
「もぐもぐ、どして?美味しいよ?」
ダンテとディーヴァの色々と楽しく美味しい食事はこうして過ぎていった。
今は2人で暖かい部屋にてチーズフォンデュを食べている。
「はふはふ、あっつぅ…!」
串に刺したパンを熱々チーズに潜らせ、たっぷりチーズが絡み付いたそれを少し冷ましただけで急いでぱくり。
「美味いか?」
「うん!美味しいよありがとダンテ」
熱そうにしながらもとても嬉しそうにディーヴァはキラキラした笑みを浮かべる。
この笑顔が見られるなら、頑張ったかいがあるというものだ。
「そりゃよかった。火傷しないようにちゃんと冷ましてから食えよ」
「はーい」
ふー、ふー。
熱そうなそれがいい具合に冷めたところで口の中へと急がせる。
急がなくては、早く食べたい思いばかり先行してよだれが垂れてしまいそうだった。
と、口に投入する直前で食材からチーズがでろーんとこぼれた。
「あ、やだこぼれちゃった!」
よだれがこぼれなかっただけましか。
一滴も逃さないとでもいうようにディーヴァは、チーズを唇で啜り上げ、取りこぼしを手のひらに受ける。
「ひぇぇ、もったいない!」
「あーあ、拭くもの持ってくるから待ってろって」
とろり、ぽたり。
舐めきれなかったチーズが筋となって、口の端から流れ落ちた。
手のひらにまたひとしずく、とろりと落ちていく。
「ん…いいよ。舐めちゃうから」
「舐めるって……ッ!?」
ぺろぺろちゅぱちゅぱ。
口許から流れる白いチーズと、手のひらに受けた白いチーズを舐めとるディーヴァは、やけに扇情的にダンテの目に映った。
それはダンテにとって、よからぬ想像を働かせるには十分すぎる。
加えて。
風邪が治りきっていない上に、温かいものを摂取してほんのり赤く染まった頬である。
チーズフォンデュ、最高じゃねぇか!!
と、ダンテは思ったそうな。
「はぁ…美味しい。ダンテ、チーズは舐めるだけでも美味しかったよ~」
「そ、そうか…!………なぁディーヴァ」
「ん?なぁにダンテ」
ペロッと口の端のチーズを指でとって最後のひと舐めしながら聞く。
「一度『ダンテの美味しい!』って言いながら舐めて食べてくれるか」
「え、別にいいけど…。普通はダンテの作ったチーズフォンデュ美味しい、じゃない?略しすぎだよ」
「まあまあ」
なんか変だがいいか。
美味しいもの、しかも好物であるチーズを食べている時のディーヴァの気持ちは寛大だ。
ディーヴァはどこか怪しい顔のダンテを訝しげに思いながらも、皿の食材を手にした。
そしてダンテは食材の中にはソーセージがあるのを忘れていた。
ディーヴァはあろうことかこのタイミングで、ソーセージの刺さった串にチーズを絡ませ始めたではないか!
「ぐーるぐるかーらまーせ、チーズちゃんー」
機嫌がいいのかうきうき歌なんぞ歌いながらチーズフォンデュを楽しむディーヴァ。
「お前ホントに元気だな!まあ、まだ万全じゃないだろうから風邪薬は飲んでもらうぜ」
「もちろん。粉薬じゃなければいいよ!」
余談だが、苦いのが嫌いなディーヴァは粉薬が大嫌いである。
「さあさあ、ディーヴァ。そこについたチーズを舐めながら秘密の合言葉を!」
「はいはい」
ぺろぺろ、ほんのりソーセージの味がついたチーズがとても美味しい。
「はぁやっぱり美味しい…ダンテの(作ったチーズフォンデュ)濃厚でとっても美味しいよ、ありがとっ!」
「~~~っ!!」
ダンテ悦に入るの巻。
行動とセリフがミスマッチ・ゼロ!
すごく…、すごく合っている……!!
意識せず、ダンテの中の何かがとても元気になる。
その場でディーヴァを押し倒して事に及んでしまいたかった、と後のダンテは語った。
しかし、ダンテは直後に顔を真っ青にすることとなる。
チーズをぺろぺろしていたディーヴァががぶり、とソーセージを噛み千切ったからだ。
おっと、これは痛い。
ダンテはディーヴァには見えないところで、小さく下の方を手で押さえた。
「うっ…!!それはないぜ、ディーヴァ」
「もぐもぐ、どして?美味しいよ?」
ダンテとディーヴァの色々と楽しく美味しい食事はこうして過ぎていった。